http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100530/1275182598
2010-05-30 10:23

沖縄独立戦争論(一)

普天間問題に関して鳩山首相は、アメリカ、マスコミ、防衛・外務官僚、その他の「日米安保マフィア」たちの情報工作と恫喝に屈する形で、「最低でも県外・・・」と言っていた約束を反故にして、完全に腰砕けに終わったが、そこまではある程度、予想していたことだが、しかしあくまでも「県外・国外」にこだわり、連立を組む福島瑞穂社民党党首を「罷免」するという強引な決断を、つまり連立政権の仲間の党首を「切捨てる」という形で、「日米共同声明」を優先し、結果的に連立政権の枠組みをも破壊しかねず、また沖縄県民や徳之島住民の意思を無視し、神経を逆撫でするような暴力的な政治の方向へ舵を切ったことは、鳩山首相、あるいは鳩山内閣の政治生命が終わりに近づいてきたことを意味していると、僕は考える。鳩山首相退陣後、民主党政権がいつまで続くかどうか分からないが、またポスト鳩山に「亀井」か「前原」か、あるいは「小沢」か、その他の名前が登場してきたにしろ、僕は民主党政権にそれほどの関心はないが、ここではっきりしてきたことは、自民党から公明党、あるいは「みんなの党」あたりに、つまり現在の野党に、何の期待も興味も感じないということだ。特に「みんなの党」は、国民的人気が上昇中らしいが、この党の幹事長の江田憲司が、普天間問題に関して、鳩山首相が破壊してしまった「沖縄県民との信頼関係」を力説・強調しているのを見て(ＮＨＫ討論番組、5/30)、江田は普天間基地移設をどう考えているのか、不思議に思ったので、あらためて江田の話を聞いてみたのだが、どうも江田憲司は、自分も計画立案に参画したらしい自民党案である「辺野古」への移設が最善だったのに、それをぶち壊してしまった・・・、今更、鳩山首相が「辺野古」と言っても、ここまで沖縄県民の信頼を失った以上、「辺野古」案は無理になったしまった・・・と怒っているらしいことが分かった。つまり江田憲司も、ホンネは、沖縄県民の悲願であるはずの沖縄米軍基地の「県外・国外移設」なんて念頭にないということであり、鳩山首相が「県外・国外」を力説して、「寝た子であった沖縄県民」を起こしてしまったことが問題だと言いたいらしいことが分かった。つまり、江田憲司も「みんなの党」も、「米軍基地は沖縄に押し付けよう・・・」という、いわゆる「沖縄米軍基地容認論(「沖縄ゴミ捨て場論」)」だということだ。江田憲司が、偉そうに鳩山首相や鳩山内閣を批判できる話ではない。江田憲司こそ、根っからの従米属国派であり、奴隷根性の持ち主ということだろう。というわけで、自民党や「みんなの党」には、民主党や鳩山内閣以上に期待できない。沖縄県民は民主党には失望しているが、自民党には絶望している・・・という話があるが、「みんなの党」も自民党と同じで、沖縄県民は絶望せざるをえないだろう。いずれにしろ、沖縄県民は、今や、日本政府からの「独立戦争」覚悟の上で、米軍基地移設問題に取り組む段階に来たと言っていい。

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コメント
01. 2010年5月30日 15:09:25: 8zuIThQTUk どうも、現政権にかかわらず、日本の針路の決定が、東京発なんだよね。 与党、野党を問わずだ。だから現地のことが、さっぱりわかっていない。 北の問題もはずみになってか、あっさり辺野古が決まってしまった。その間、県外や国外を検討した気配すらない。 岡田とか、北沢などは当初から落ち着くところに、おちついたという感じである。 「これで日本面子もたった。」そんな安堵感すら見える。クリントンと岡田とは抱擁も辞さない信頼振りだ? こうなったら、沖縄は日本の自治区になって、半独立化することだ。基地の決定権も沖縄政府に任せたらいい。さすれば基地化による利権マニヤも影を潜め、莫大な基地使用量をふんだくればいい。 それくらいのことやらねば、大方の日本国民の目は覚めないぞ。みんな心の中ではほっとしているのではないか。 石原などは知事会も途中で退出するくらい、何の感傷すら示さない。 ただ一人、大阪の知事だけが、沖縄の現状を憂えて、「沖縄の痛みを分かち合おうじゃないか。」と言明したのには、年は若いのにいうじゃないかと見直す気分だ。知事たちの目は保身と中央に目が走っている。 九州知事会、も音なしのかまえだ。確かに「政治は沖縄問題だけ手はない。」 だが、沖縄問題ひとつもてあましていて、政治ができるだろうか。
02. 2010年5月30日 16:48:02: Ii0CnH6z3w この山崎ってのは、曲者だね。
03. 2010年5月30日 18:16:56: MXTWSaKiZc ニュース・スパイラル 【録画放送中】沖縄基地問題トークライブ　田中良紹×宮崎学×喜納昌吉より http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/05/post_574.html 辺野古に基地は造れません。ジュゴン訴訟で許可が出ません。 喜納さんかっこいい。！
04. 2010年5月31日 00:05:55: iIcph7ego0 　おいおい「亀ちゃんファン」ブロガ―さん、あんたまでもかい、「独立」とか「戦争」とかの扇情的な言葉に踊らされてさ、こんなしょうもない山崎行太郎ブログ引っ張り出してきて、全くもう・・・ 　 　沖縄の誰も、山崎なる御仁に「沖縄独立戦争」の扇動者（アジテーター）頼んだつもりないぞ！　我が身は安全地帯に身をおいて、気安く「独立戦争」なんて言葉使わないでくれないかなあ？　山崎ブログのぞく趣味もないから、投稿主さんから山崎氏に重々伝えてよ！ 　 　東京の政局と絡めて沖縄独立を持ち出してくるところなんぞ、全く以て論評が上っ面をすべるだけの軽い言説でしかない。 　 　ずぶずぶにぽしゃってしまった７０年安保闘争、成田三里塚闘争の延長で「沖縄独立戦争」を夢見ている、「たそがれ人士」の戯言に付き合うほど、沖縄は浮世離れした風流夢人の住む風土とでも、思っているのかえ？ 　 　大戦後、沖縄が米軍の占領統治下の苦渋から脱却する方策として、一旦切り離された日本への回帰（復帰）と、沖縄独立という２つの選択肢があった。これで傍若無人の米軍統治から解放されると、力一杯日の丸を振り期待と希望で勝ち取ったはずの日本復帰であったはずだった。 　 　その結果はどうだったか？　コメントするのも詮ないので止めるが、日本本土自体、名目独立国を謳ってはいるものの、米国の統治の下にあり、実態は米国の従属国でしかなかった。 　 　で山崎行太郎さんよ、沖縄の独立運動はどこに向かえば良いのだ？　期待を裏切った日本にかい？それとも占領支配している米国にかい？沖縄はよしんば独立の道を選択するにしても、独立戦争という流血の手段は愚策も良いところであり、また武装闘争を継続できる地勢にもない。 　 　武に訴えずとも、まずは日本政府に対し、自治権の拡大〜一国二制度の適用等々から着手した方が余程良い方策であろう。中国で�ｹ小平が香港、深センを経済特区に指定、以後中国の爆発的発展が開始されるずいぶん前から、沖縄はこれを東京政府になんど懇願してきたことか・・・　 　 　在沖米軍基地が雇用創出機能もなく、付加価値も生まないため、地元経済活性化を目論み外国資本、製造業誘致せんとした地元の努力も、日本国内企業と競合するということで、通産省（現経産省）に潰され、、結果基地経済への依存、振興策という、利権がらみの東京からの交付金に依存せざるを得ない構造を意図的に作られてきた経緯がある。 　政治信条なんか後付けでしかない。なんとか自前でお飯が食べれるようにしたいだけなのだ、沖縄は。基地は邪魔者いがいの何物でもないこと、分かってもらえるかな？　抑止力談義なんぞ、沖縄では誰も聞く耳持っていないからね。 　山崎行太郎氏が煽る独立沖縄の姿がどういうものなのか、イメージがさっぱりわかないが、ここ沖縄で構想されている独立沖縄のイメージは、周辺諸国（日本、朝鮮半島国家、米国、中国、台湾、その他諸外国）にも開放された貿易国家、一度は滅びた琉球王国（今度は共和制）の復活が、これからの独立国家沖縄のイメージである。（御先祖達がやっていた通りのことをするだけ、何も無茶するわけでも、ないものねだりする訳でもない）こんな穏やかな海洋貿易国家である。 （沖縄から）

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