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【高橋昌之のとっておき】菅政権誕生、「脱小沢」に潜む小沢戦略
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投稿者 cleveland 日時 2010 年 6 月 06 日 15:58:59: BjWp3GWo.b7r2
 

【高橋昌之のとっておき】菅政権誕生、「脱小沢」に潜む小沢戦略
2010.6.6 12:00 MSN 産経ニュース 

 今週は鳩山由起夫前首相が突然退陣し、菅直人政権が誕生するという、めまぐるしい1週間でした。その中では、やはり民主党内最大勢力の小沢一郎前民主党幹事長とそのグループがどう動くかが、注目されました。結果的に小沢氏は幹事長を辞任、菅政権は「脱小沢」のイメージを打ち出そうとしているわけですが、なぜか小沢氏やそのグループに敗北感や悲壮感がありません。

 その理由は、小沢氏周辺によると、「小沢氏には復活に向けた戦略がある」からだそうです。それは簡単にいうと、この場はいったん表舞台から引くものの、参院選の結果を見ながら、9月に行われる民主党代表選では、「復活」に向けて勝負をかけるという戦略のようです。

 小沢氏は4日、盛岡市で開かれた民主党県連の決起集会に、菅首相誕生後に収録したビデオメッセージを寄せました。その中で、小沢氏は「参院選で勝利し、政権を安定させることで初めて本当の意味の改革ができる。そのとき自分自身が先頭に立って頑張りたい」と述べました。まさに先の戦略を裏付ける内容の発言です。

 今回の鳩山前首相退陣、菅首相誕生の一連の動きで、小沢氏にとってのキーワードは「局面の転換」だったといえます。鳩山・小沢体制のまま乗り切れれば、小沢氏にとってそれにこしたことはなかったでしょう。しかし、「政治とカネ」「普天間飛行場移設問題の迷走」などで鳩山内閣の支持率は2割を切り、社民党が連立を離脱、過半数ぎりぎりとなった参院から「鳩山降ろし」の動きが出たことで、鳩山首相のまま局面を打開することは不可能な事態になりました。

 そこで、小沢氏は鳩山氏とともに自らも辞め、首相を変えて新たなスタートを切ることを決断しました。首相を変える目的はあくまで参院選で勝利することですから、「民主党は変わった」と印象づけることが重要です。そのためにも、小沢氏はいったん表舞台から身を引くことにしました。

 しかし、これはあくまで「いったん」ということです。夏の参院選の結果や、菅首相の対応をみながら、小沢氏は9月の民主党代表選で、自らの「復活」に向けて動く考えのようです。

 4日の民主党代表選での小沢氏とそのグループの動きは、それを予感させるものでした。小沢グループは最終的に自主投票としましたが、菅氏と闘った樽床伸二氏は129票を獲得しました。樽床氏の自前の勢力は30〜40人程度ですから、小沢氏のグループから樽床氏に一定の票が入ったことが分かります。

 小沢氏周辺はこれについて、「小沢氏が本気で樽床氏支持で動いていたら、200票を超えて勝っていた。しかし、本当に勝ってしまったら、『小沢傀儡(かいらい)』といわれ、反小沢勢力との間にもしこりが残り、本来の目的である挙党一致態勢は作れない。そこで、ここはあえて自主投票にすることによって、菅政権にはニュートラルで臨む一方、小沢グループを敵に回すと政権は持たないぞというプレッシャーを与えることができた」と解説します。

 つまり、小沢氏は自らがいったん身を引くことによって、まずは参院選で民主党が勝てる態勢を作る。しかし、9月の民主党代表選では、「復活」に向けて動くということを、党内外に印象づけたというわけです。

 菅首相は主要ポストである官房長官に仙谷由人氏、幹事長に枝野幸男氏という、いわば反小沢勢力の筆頭格を起用し、「脱小沢」を打ち出そうとしています。一見、小沢氏にとっては面白くない状況のように見えますが、小沢氏は「民主党が変わった」と印象づけて参院選で勝利するには「自分がひと休みするのも仕方がない」と容認しているようです。

 小沢氏は今夏の参院選を「最終決戦」と位置づけ、勝利に向けて全力を挙げてきました。それは参院選で勝利して、民主党政権が本格政権にならないと、本当の改革は断行できないと考えてきたからです。そのためなら、自分がいったん身を引くこともやむをえないと考えたのでしょう。
 しかし、参院選が終わり、民主党政権が本格的 に政策を断行していく段階になれば、話は別です。小沢氏はあくまで自らが中心となって、これまで目標としてきた政策を実行しようと動くはずです。

 その場面が9月の民主党代表選です。小沢氏とそのグループは民主党内で最大勢力ですから、代表選で菅政権が続くのか、あるいは首相を変えるかは、やはり小沢氏とそのグループが握っている状況に変わりはありません。小沢氏はおそらく自らの「復活」に向けて動くことになるでしょう。

 以上、私の取材と分析に基づき、「小沢氏の戦略」について書いてきました。これからは参院選の結果がどうなるか、菅首相がどう動くのかなど、不確定要素があり、小沢氏が本当にどう動くのかは、まだ読み切れない部分もあります。ただ、ひとつ言えることは「小沢一郎はまだ終わっていない」ということです。
 

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コメント
 
01. 2010年6月06日 16:50:10: jAzbWkm5Fk

正論

02. 2010年6月06日 17:39:50: uwO9xRsHBk
サンケイってしつこいなー
お前らが何を言ってもここでは無視

03. 2010年6月06日 22:06:19: IhU1dbbcew
(小沢を排除して民主党がアメリカへ貢ぐクンに変身)マスゴミが前原ら新自由主義派を応援する理由が解ります。前原(凌雲会)・野田(花斉会)らの天国となったので、アメリカが日本の財貨を継続的に吸上げる仕組みが完成します。万々歳。

04. 2010年6月07日 18:57:07: xtlWVCU5v6
菅の小沢外し

これが菅・小沢による戦略なのか、
菅・反小沢派によるものなのか・・・。

参院選・9月の任期まで目が離せません。


05. 2010年6月07日 23:45:17: umGix03Bsg
小沢さんの戦略など私ごときに理解出来る筈はありません。
しかし、9月の代表選挙では、菅(新政権、新執行部)には負ける気がしません。
一つは、沖縄問題から菅は逃げたからです。
当たり障りない発言に終始し、鳩山が辞任した主因に対し新政権として明確なメッセージを発信出来なかったのは、前政権の閣僚であり、日米合意に署名したからであるが、その事そのものがアキレス腱になのです。鳩山は「出来たら国外、最低でも県外」を主張し政権交代し首相になった事の重要性を関係閣僚(平野、岡田、北澤、前原)は理解するどころか、早々と官僚に囲い込まれ、未だ言い続けている首相を前に県外すら不可能と発言を繰り返し、閣僚自らが首相を追込んだ事実は戦犯として拭い去る事など出来ない。これは補佐すべき立場である副首相の菅も我関せずと逃げまくった事実も同罪であり、新政権の閣僚として留任させた事も命取りである。
小沢さんのお考えなどわかる筈もないが、今回の鳩山が辞任もやむなしと判断された一番の問題は、恐らくここにあるのではないか。
政治主導を掲げ新政権をスタートしながら、トップである首相の指示を閣僚自ら覆してしまっては、政権は立ち行かない。そんな基本的な事も理解出来ない閣僚も問題だがそれ以上にそれを放置し、仕舞には日米合意では筋も通らなければ、政権そのものが機能していない事に、小沢さんは危機感を覚えたのではないかと、推察しました。
その根本的な部分を前党員に向けて訴え、政治主導について改めて理解を求める事だけでも十分だが、沖縄から逃げず、日米合意はあっても、沖縄、日米間の将来的構想を訴えれば尚更ではないかと考えております。沖縄は言うまでもなく「我が国日本」なのだと心から訴えて見ていただきたい。

もう一つは、消費税論議についてである。
「消費税論議から逃げてはならない」とした風潮から、国債残高や財源不足からバラマキを問題視する論調が目立ち、参院選マニフェストを修正するようだが、それこそが問題だと小沢さんは思っているのではないか。
小沢さんは代表当時「各都道府県知事に財源(権限も)を渡したら今のどれくらいあればやっていけるか聞いたが、その殆どが7から8割程度あれば十分だと言っている」という話しをよくしていたと記憶します。前政権は所謂「事業仕分け」で名を馳せたが、特定財源の切り込みは勿論必要ではあるものの、その事で財源を捻出すると小沢さんが代表の頃そう言ったとは思えません。
今までとは全く違うやり方で財源は生まれるのだとした、小沢論を前も現政権(党全体)も全く理解しておらず、ここのところを丁寧に訴えるだけで、国民は理解出来る筈である。

「正攻法」で臨まれれば、必ず明日が見える筈です。
小沢が生きている限り、応援する覚悟は出来ております。


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