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【菅首相】 所信表明演説の前に異議あり ! (老人党リアルグループ「護憲+」ブログ)
http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/544.html
投稿者 純一 日時 2010 年 6 月 14 日 21:50:49: MazZZFZM0AbbM
 

http://blog.goo.ne.jp/rojinto_goken/e/5ad44ea6fba283b5a8bb188065100ed3


2010-06-14 15:52:08

これまで菅首相は庶民の意見を聞いて丁寧に処してきた大衆政治家のように思ってきたが、今回首相に就任するやいなや沖縄県民、徳之島島民の声を無視して、普天間移設に関する日米共同声明を無条件で追認したことには正直失望させられた。

またマニフェスト最優先であり、無駄の排除が最優先と言っていたと思うが、いつの間にか財務官僚に取り込まれ、財政規律論者に変心しているのも気に入らない。前副総理兼財務大臣として事業仕分けに満足するのではなく、予算の組み替えを主導し、独立行政法人そのものを廃止統合して貰いたかった。


ところで、これまで安倍、福田、麻生、鳩山の各首相は皆短命であったが、その原因は所信表明演説の内容や達成度ではなさそうである。むしろ首相としての言動、状況判断、価値判断、公約等に対する嘘、ぶれる言動、毀誉褒貶、官僚的答弁等が主因となり、政治信条、決断力、洞察力、リーダシップ、内閣・与党内でのガバナンス、使命感の欠如等が露呈し、自ら信用を失墜し、国民の信頼を失ってしまったところに短命の原因がありそうである。

そのような面から菅首相を観ると、早くも不安要因が露呈している。

先ず第一に今回衆議院まで通過していた法案を会期延長して成立させなかったことである。このことは前副総理としても、新総理としてもおかしい。

なぜなら夏の参議員選挙の結果で連立政権の枠組みが替われば、完全に廃案になる可能性もあり、内閣の使命を何んと理解しているのか疑わざるを得ない。また首相に就任してすぐに国民新党と交わした公党間の約束不履行は、人間菅直人の信用を失い、信頼を揺るがす問題である。

次の問題は、鳩山前首相が辞任する直接の原因となった普天間移設と政治と金の問題に付いて、副総理でありながら総理に助言や諫言をすることなく、傍観者的であったと思われる点である。
更に、沖縄県民と徳之島島民が県内移転に反対しているにも拘わらず、総理就任早々に日米共同声明を追認したことは、国民主権の無視であり、市民政治家としてのイメージが損なわれた。

そしてもうひとつの不安要因は、自ら辞任した小沢氏を露骨な言動で排除し、150人と言われる小沢グループと参院民主党の小沢シンパの感情を逆撫して自ら溝を作ってしまったことである。

巷間 菅首相は参院選挙日程を優先し会期延長に反対したと言われているが、それは建前であり、実態は反小沢の菅首相、仙谷官房長官、枝野幹事長3人が束になっても小沢シンパの参議院民主党を「会期延長の方向」で説得できなかったと観るべきであろう。

結果として、改正郵便法や労働者派遣法等の重要法案等を成立させられず、国民新党の亀井党首との約束不履行を招き、自らの信用と信頼を損ねたといえる。


菅首相は所信表明の最後で『国民の皆様が「よし、やってみろ」と私を信頼して下さるかどうかで、リーダシップを持つことができるかどうかが決まります・・ぜひとも私を信頼していただきたいと思います。』と述べているが、それは自ら信頼を失う可能性を内包しているとの認識からの発言であろう。

今回会期を延長して重要法案を成立させられなかったように、ひとつ舵取りを誤れば、参議院選後も自前の政策を党内に説得し、国会で法案成立に漕ぎ着けるのは前途多難である。

それは、今回の前原国交大臣の高速道路料金法案が廃案になった例を見れば明らかである。例え世論の支持率が高かろうとも、党内に敵を作れば党内は動かせないことを、菅首相を担いだ面々は肝に銘じておくべきであろう。

余談であるが、民主党も今回若手議員の要望を入れて政務調査会を復活したが、野党時代の政調と違って、与党の政調は政府予算の編成と絡んでおり、必ず業界が票と金をちらつかせて利権を求めて議員へ要望を出し、そこに族議員が生まれる宿命がある。

小沢氏は自民党の政調でその弊害(利権と票と金)を熟知し、結果予算の分捕り合戦が族議員間で発生し、毎年各業界向けの予算が固定化し、国民生活第一への予算が薄く成るとの判断から、政権与党となった時点で、民主党の政調を廃止したと思われる。

そのような弊害を知ってか知らずか、玄葉氏が肝いりで政調を復活したが、小沢氏の政調不要論にも一理あるだけに、新たな政務調査会での政策立案も前途多難が予想される。

何れにしろ小沢グループを敵に回しては国会運営と党内運営は上手く機能しなくなり、菅政権は支持率が下がり、メディアの民主党潰しの罠にはまり込むだけであろう。菅政権の浮沈の鍵は小沢グループへの対応次第である。

「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年
 

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