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ゲンダイ的考察日記
2010/06/17(木) 07:59:14
（日刊ゲンダイ　2010/06/16 掲載）

[国土交通] 《ふざけるな》ＪＡＬ！　割増退職金の大盤振る舞い
リストラ損失　１兆円
この会社は本当に変われるのか――。

会社更生法手続き中のＪＡＬが、総額１兆円を超える巨額リストラ費用を取引銀行団に提示した。ジャンボ機の燃費のいい小型機に交換するために出費がかさむというのだが、２万人近い早期退職応募者への「割増退職金」でも３０００億円以上の追加損失が出るという。これには「ちょっとおかしいんじゃない？」の異論が噴出している。

「ＪＡＬの経営を圧迫していたのは、早期退職に殺到した年収３０００万円ともいわれるパイロットや、年収１０００万円超の熟女スッチーの高額報酬です。税金投入に納得していない国民も多いのに、今回の早期退職者には月給の６カ月分以上の割増金が上積みされているらしい。ＪＡＬはその詳細を明らかにしていませんが、４０歳のスッチーで１０００万円を超えているという。パイロットは最高額クラスになると、５０００万円は下らないといわれています。本当の金額を知ったら、庶民は卒倒するんじゃないか」（航空業界事情通）

パイロット、熟女スッチー　“焼け太り”に怒りの声

ちなみに、国民の９割が働いている中小企業の退職金の相場をご存知か。定年を目前にした５５歳の大卒社員が会社都合で退職する場合、従業員１００〜３００人未満の中小企業で１２８５万円。５０〜１００人未満の会社では９７３万円だ（中小企業退職金共済事業ＨＰから）。これが庶民の感覚なのである。

さすがに、身内からも恨み節が聞こえてくる。
「ＪＡＬを食い物にした世代がベラボーな退職金をつかんで“勝ち逃げ”する一方、３５歳以上を対象にした早期退職にも応募できない若い社員たちは地獄です。そもそも入社当初から給料を抑えられているのに、ボーナスは昨冬に続いて、今年も夏・冬ゼロ。加えて業績加算手当など手当も廃止される。やる気を失っています」（関係者）

彼らの士気が低下すれば、空の安全も脅かされる。これでいいのか。

（日刊ゲンダイ　2010/06/16 掲載）

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◆日航、リストラ費用１兆円超　人員削減や大型機処分
　（⇒2010/06/15 47ﾆｭｰｽ）（http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010061401000972.html ）

これほどデカイ会社は、潰すのも再生させるのも大きな負担と犠牲が必要です。
それなのに、退職金を上乗せしていいのか。その上、金額も公表なしでは、何のために透明性がある法的整理を選んだのか！―といいたい。
稲盛さんの手腕に期待せざるを得ませんが、それにしても自民党政治は、大きな”負の遺産”を残してくれたものです。奴らが政治を続けていたら、この問題はどうしていたでしょう。
民主批判ばかりしているんじゃねぇー！

（コメント）
　あの稲盛さんは、腐りきった自民党既得権益勢力と戦っておられることと思います。 それにしても前原誠司の再選だけは許せません。
　

コメント
01. 2010年6月18日 23:21:26: vfQl3Z6gsS だから破産、させなければいけないのでしょう。 割り増し退職金なんてもってのほか、破産して本当の姿を明らかにして再建するほかはない。 飛行機さえ飛ばせれば、国民生活には困らない、仮に飛行機便が減っても全日空が飛ばせばよいだけ出し、海外のやすい航空会社に来てもらえば澄む。破産してまず高給パイロットの首を切れ、できないと言うのは稲盛の首も切れ。 銀行もしっかりしろ政府の顔色を窺って、債権放棄して預金者の利益を損ねると言うのはおかしい。それなら銀行の役員も連座して自分の給料、報酬を減らせ。
02. 2010年6月19日 00:54:00: 1lyXQZvUm6 　放漫経営で破綻した会社に、何故、割増し退職金を出すのか不思議です。それも、大赤字国家の税金で支給するのです。JALの社員は殆どが富裕層です。 退職金はゼロにすべきです。 　前原大臣は何故、倒産させなかったのでしょうか。倒産の原因も分析せず、競争力もなく、税金をいくらつぎ込んでも退職金や、給料に消えます。本当に無能な大臣です。一刻も早く倒産処理すべきです。
03. 2010年6月19日 09:28:01: F7RW5rxiO6 稲盛さんを信頼しているので、前原さんを見どころのある人だろうと思っていました。今は、不信感が大半を占めています。ＪＡＬの結果で判断しようと注視しているところです。素人考えですが、税金を投入した会社が、たとえ早期退職とは言え、割増は、おかしすぎる。伝説の経営者がすることでしょうか？上記のコメントの方と同じで、一度倒産させて、再出発がすっきりします。末端の社員にいたるまで、こうなった責任と無関係であろうはずはない。可哀相なら、ＯＢを含めた国交省の役人が善意の積立をしてＪＡＬ社員を救ったらいかがですか。充分過ぎるほどの責任があると思いますよ。
04. 2010年6月20日 19:10:24: fEYiVE3nvI 稲盛さんは、誠実てあり、百戦錬磨です。 がんばってください。
05. 2010年6月20日 19:47:24: sUpHQ8Q75g >>02 >放漫経営で破綻した会社に、何故、割増し退職金を出すのか不思議です。 JALは一般の企業とは異なり国策会社でしょ？ 元国策会社のJRと大きく異なるのは JRは民営化の際に大量の赤字を国に引き取らせた JRは地方の赤字路線を容赦なく廃止していった っていうことでしょ？ ANAがTDAを引き取らなかったから TDA（地方路線維持のため）をJALに吸収させたんじゃないの？ JAL本体の経営戦略から出た戦略的吸収合併ではなく 国交省と政治屋の介入による消極的吸収合併じゃなかったの？ TDAの経営が立ち行かなくなった原因を取り除かずに ただ吸収したんじゃ重荷が増えるだけだけど JAL側は万一経営危機が本格化した時には 全ての経緯を知っている政府（国交省）が 葵の印籠をかざして銀行団と調整してくれるはず と甘い期待を抱いていた それがあっさり裏切られただけなんじゃないかな？ JALがTDAを引き取った直後から 赤字の大きい地方路線を廃止できたのに怠った とでも言うのなら放漫経営に該当するのかも知らんが 国交省や政治屋が地方路線廃止に口を挟まないんなら TDAを解体しちまった方が合理的だったでしょ？

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