★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK90 > 140.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
小沢昭一的相撲論 (永田町異聞)
http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/140.html
投稿者 亀ちゃんファン 日時 2010 年 7 月 07 日 18:40:46: GqNtjW4//076U
 

http://ameblo.jp/aratakyo/day-20100707.html
2010年07月07日(水)
小沢昭一的相撲論 

「大相撲もクリーンとやらの仲間入りか。寂しいなぁ」 


今日の朝日新聞のオピニオン面で、俳優の小沢昭一さんが語る大相撲論に唸った。「小沢昭一的こころ」たっぷりの、一席である。


「僕がこどものころ、ひいきの力士がおりました。・・・ちょっとした縁があって相撲部屋の宴席へ母親と寄せてもらいました」


その場に後援会長がいた。名古屋の大きな遊郭の女将だ。女将が言う。


「関取、大たぶさを崩して汚い格好で勝ってもだめだよ。負けてもいいから、様子よくやっておくれよ」


こんな色っぽい相撲甚句があるそうだ。「相撲は負けてもけがさえなけりゃ 晩に私が負けてやる」


大相撲は芸能、見せ物からスタートしている。そう、小沢さんは語る。


「やぐらに登って太鼓たたいてお客を集めるというのも芝居小屋の流儀でしょう・・・芸能の魅力というのは、一般の常識社会と離れたところの、遊びとしての魅力じゃないでしょうか」


「中世的な価値観をまとった由緒正しい芸能のひとつである」と小沢さんが評する大相撲。その眼から見れば、もともと相撲に一般常識をあてはめるほうがおかしいのである。


「本質を知らない方が、スポーツとか国技とかいう観点からいろいろおっしゃる。・・・大相撲は公明なスポーツとして社会の範たれと、みなさん言う」


善人ヅラしてきれいごとを並べるテレビのコメンテーターたちを意識した痛烈な批判といえる。


「大相撲も歌舞伎も日本の伝統文化はすべて閉じられた社会で磨き上げられ、鍛えられてきたものじゃないですか。・・今や開かれた社会が素晴らしいんだ、もっと開け、と求められる。文化としての独自性を考えると、それは良い方向なのか」


むろん、小沢昭一さんの指摘は時代錯誤かもしれない。外国の力士が参加し、国際的なスポーツとなった大相撲は、こどもに夢を与える美しい存在でなければならないのかもしれない。


「芸能的な由緒正しさの終幕」と小沢昭一さんが嘆息するのは、東洋的寛容さがあった古き良き時代との訣別を強く感じるからでもあろう。


しかし、親方一人と現役大関を追放してコトを収めようとする相撲協会や、名古屋場所の中継を取りやめたNHKの対応など、一連のセレモニーに、どこかウソっぽさがないだろうか。


クリーンで開かれた体質への改善をめざす相撲界、善良な視聴者のためのNHK。


そうした姿勢を演出する儀式によって、ひとまず国民を納得させ、ほとぼりが冷めるのをみはからってすべて元通り、という筋立てが見え透いてはいまいか。


NHKにとっては、力士はつねにヒーローでなくてはならないのである。放送中止は、相撲協会を見舞った嵐が過ぎ去るまでの時間稼ぎのようにも思える。


むしろNHKは名古屋場所を実況放映して、現役の大関が追放され謹慎休場力士続出でボロボロになった大相撲の現実を、あるがまま世間に伝えるべきであった。


客席がガラガラでも、予想外の盛況でも、そこに真実が見えてくる。力士の表情、動作、態度に何らかの影が感じられるのか、それとも普段どおりなのか。


こんなときこそ、「相撲界はけしからん」で終わらせず、ナマの人間の集団として、しっかり見つめなおす必要がある。


「飲む打つ買う」という遊びの誘惑を、ほどほどにして断ち切るというのは若い力士にとってたやすいことではなかろう。そこにヤクザのつけいるスキがある。


部屋を牢獄のように閉ざすこともできず、親方が一人一人の私生活を監視しきることも難しいだろう。


そうした現実を踏まえつつ、相撲協会は「膿を出す」をスローガンで終わらせない対策を立てねばならない。


新 恭  (ツイッターアカウント:aratakyo)
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2010年7月08日 00:27:48: pp0EWQcIBU
いつか寿司屋で大トロ5個連続して頼んでる爺さんがいて、すごい精力爺だと思ったら、
この人(小沢)だった。

02. 2010年7月08日 12:35:12: ZsUNOgGnko
賭博力士・親方「証拠隠滅」の悪あがき メール消去しメモ廃棄
2010/7/ 8 12:17

警視庁はきのう(7日)、野球賭博に関わる三十数か所(4都府県)を賭博開帳図利の疑いで一斉捜索した。7日は奇しくも1500年前、日本で相撲が始まった日とされる(日本書紀)のだそうだ。

捜索は阿武松、時津風、宮城野、武蔵川、九重などの留守部屋と名古屋の宿舎など。朝稽古のあと踏み込まれた阿武松親方は、「すみません、申しわけありません」を繰り返すばかり。

胴元への突き上げ捜査
家宅捜索の狙いはどのあたりなのだろう。元東京地検特捜部の若狭勝弁護士は「賭博の胴元の特定だ」と解説する。賭博の申し込み、連絡などはすべて携帯電話で行われていたことがわかっているため、まずは通話記録の確認になる。また、仲介役が掛け金の額や日時を記したメモの類いもある。しかし、一部報道によると、すでにメールを消去するなど、証拠隠滅の動きがあるという。メモも破棄されたものがありそうだ。


捜索のタイミングとしては、「協会の処分が出たあとの本場所までの間」と言うことでは、きのうか今日しかなかった。場所中だと影響が大きすぎるからだ。ただ、大嶽親方や琴光喜の立件は、場所後になるだろうという。

では、胴元にたどり着くことはできるのか。

若狭はこう見る。

「相撲部屋の仲介役が連絡していたのが本当の胴元かどうか。末端からたどるのを『突き上げ捜査』というのだが、これはなかなか難しい。
本当の胴元は間に人をかませている。これを解明するには、仲介人が全部本当のことをしゃべらないといけない。『全部面倒みるから、オレの名前は出すなよ』と言われているかもしれない」
司会のみのもんた「映画みたいですね。だれかが罪をかぶって……」

上へいくほどその世界なのだから、しゃべったら生きていけない。アメリカのように「司法取引」もできないし、これから警視庁も大変だろう。
http://www.j-cast.com/tv/2010/07/08070600.html


03. 2010年7月08日 18:58:18: ZsUNOgGnko
賜杯辞退、両陛下に報告=「経過ご存じと思う」―宮内庁
7月8日18時29分配信 時事通信

 日本相撲協会が大相撲名古屋場所で幕内優勝力士への天皇賜杯贈呈を取りやめたことについて、宮内庁の羽毛田信吾長官は8日の定例記者会見で、天皇、皇后両陛下が侍従を通じて報告を受けられたことを明らかにした。
 羽毛田長官によると、両陛下からは特に質問はなかったとした上で、大相撲の野球賭博問題について「経過はご存じだと思う」と述べた。同協会からは7日に連絡を受けたという。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100708-00000115-jij-soci

天皇、皇后両陛下と愛子さまは相撲ファンなのにね・・・


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 コメントの2重投稿は禁止です。  URL紹介はタイトル必須
ペンネームの新規作成はこちら←
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK90掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK90掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧