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2010年7月12日 (月)
嘉手納から、読谷村の、ちびちりがまへ。
第二次大戦時、集団強制死の舞台となった洞窟。
84人が自決を強制された。
ここにある「世代を結ぶ平和の像」という彫刻を、
遺族とともに、作った彫刻家・金城実氏を訪ねた。
続き。
二時から、今まで、金城さんの話が続いている。
ビデオの記憶容量が
いっぱいに。民衆とともに作る抵抗の芸術について。
沖縄に同情はいらない、必要なのは抵抗だ、と咆哮。
話の続きは、明日また取材。
続き。
８時過ぎ、金城さん馴染みの店へ。
食事しながら、金城さんの話の続きを
聞き続ける。
ここのママさんは、ゾルゲ事件に関与としたとして
摘発された沖縄出身の芸術家・宮城与徳と尾崎秀実が会談した、
奈良の猿沢池で、長年、店を構えていた方。
あちこちで人のご縁が繋がってゆく。
先ほど、ホテルへ戻る。
金城さんの泡盛の飲み方、70代の飲み方ではない。
怪物的な飲み方。面喰らいました。
選挙速報をざっと観る。菅民主党の惨敗は、当然の結果。
予想していた通り。とはいえ、非常に複雑。
続き。
菅首相の記者会見始まる。敗戦の結果を消費税について、
自分が触れたためであると、分析。 それはその通り。
しかしその後、
ギリシャ危機を持ち出す。
私は、選挙前から何度も批判してきたが、
ギリシャと日本の財政を混同するのは、大間違いである。
続き。
ギリシャと日本の財政を混同すること、
また、政治的には超党派での議論を
呼びかけたこと、
この根本的な誤謬を改めない限り、
菅政権に未来もないし、価値もない。
続き。
しかし、菅首相は、財務省主導の消費税増税、
そのための自民党への
「ラブコール」も取り下げない姿勢を明らかに。
新しいスタートラインに立ったと強調。
内閣改造については、
「念頭にはない」と。
続き。
これほどまでの大敗を喫しておきながら、
敗北を招いた原因について
直視しない菅首相の姿勢は
「異常」である。
ギリシャの例を持ちだしての、消費税増税議論について、
民主党内にも、強い批判があるのに、党内の異論派との対話より、
自民党との「超党派の議論」を優先する姿勢。おかしすぎる。
続き。
選挙前から言ってきたことだが、
現在の民主党は、
事実上、二つの政党の連立で、
その亀裂は深まる一方。
続き。
菅政権を支える「反小沢・増税」のオリジナル民主党は、
民主党を敗北に導いておきながら、
「強気」の姿勢を崩さないのは、
いざとなれば党を割り、「小沢派」を切って、
自民党と連立するという切り札が残されているから。
官僚依存という点でも、
オリジナル民主と自民党は共通する。
続き。
消費税増税について、
「財務大臣を直近までやっていたため」と、
はからずも、
自ら、財務省の影響を
強く受けてきたことを、明らかにした。
菅政権の本質は、もはや明白である。
官僚依存、
そして自民党との連立を期待する
政治勢力である、
ということ。この二点である。
続き。
公職選挙法の縛りも解けたので、
今まで書かずにきたことも書く。
選挙前から、何人かの与党関係者が、
同じ言葉を口にするのを耳にした。
「菅政権は、民主党最後の政権となる」。
今までなら、小沢氏が党を割るのがパターンだが、
その可能性は低い、という。
自民党の中に再編で結びつくカウンターパートが
見つからないからである。
修正。
参院改選第一党は自民党であり、衆参のねじれは決定的。
現在の与野党の組み合わせでは
解消されず、
新たな連立の模索、政界再編への動きは
避けられない。
与党ゆえ働いていた求心力は弱まり、
遠心力が強まる可能性がある
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