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ついにアメリカは露骨な援護射撃を始めたゾ! / 小泉に次ぐ第二のポチ菅に続投させねば・・ (晴れのち曇り、時々パリ)
http://www.asyura2.com/10/senkyo91/msg/699.html
投稿者 純一 日時 2010 年 8 月 01 日 17:57:24: MazZZFZM0AbbM
 

http://blog.goo.ne.jp/veritas21/e/795bc2e2bce2bf26238511c5c6e69e3e


2010-07-30 00:01:01

国際関係なりふり構わず。

と言うよりも、別に「何の気兼ねもなく」か。

属国の首相は、一も二もなく「言う通りに」動かねばならない。
変に<反抗的>姿勢を見せる人間には、勤まらない。


政権交代で、やや行く先を心配したアメリカだったが、鳩は大事に至る前に撃ち落とした。

小沢だけは阻止せねばならない。
手下の検察やら報道やらで、徹底的に叩かせているので、大丈夫。

そして、菅直人。

ふらふら、足下の定まらない奴め。
しかし、名誉欲をくすぐって、地位を安泰にする鼻薬を嗅がせれば、総て言う通りに動き出す小物よ。

参院選でのドジで、一旦終わったかに思えたが、ここで小沢に出られたら、多少めんどくさい事になる。

小物だが、ここは一つ<てこ入れ>して、続けさせてやらねばならんだろう。

▶「首相がすぐ交代すると信頼構築は難しい」 米国務次官補が異例の発言(産経見出し)


「異例の発言!」


>キャンベル米国務次官補は27日の米下院軍事委員会の公聴会に出席し、2年間で4人の首相が生まれた日本の政治について、「首相や閣僚がすぐに交代すると、政府間に必要な信頼関係の構築が非常に難しくなる」と語った。


普通、外国の政権の首班の事に、言及しますか?


>鳩山政権時代、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設をめぐり、「両国関係の修復に尽力した」キャンベル氏が、日本の内政に関して発言するのは極めて異例だ。

>同氏の発言は、スナイダー議員(民主党)から「2年間で4人の首相が生まれた日本にとって、どういう安全保障上の問題が生じるか」と質問されたのに対して答えたものだ。

>キャンベル氏は「同盟国の内政に、あからさまにコメントしない方がいい」と断ってはいるものの、「政府とは組織の問題だが、個人の問題でもある」とも述べた。一方で、「日米同盟関係だけでなく、経済やその他の重要課題を解決するためにも、日本には政治の継続性に大いに期待している」と強調した。

【産經新聞/2010/07/28 11:00/イザより転載】

何とまあ。
かつての自民党の代表質問の如く、決まっている答えを言わせる質問。


更にだめ押し。


▶海兵隊移転グアム移転先送り 米議員が日本酷評(産経見出し)

>マケオン下院議員(共和党)は27日、米下院軍事委員会の公聴会で、在沖縄米海兵隊のグアム移転に関連し、「中国は軍事的、経済的に急速に増強して日本の不吉な脅威となっているのに、日本は米軍のありがたみが分かっていない」などと不満を表明した。

およよ!

「米軍のありがたみ」と来た!
「戦争中毒のアメリカ(欧州の消化器科医様の表現)」が世界中の人々を殺しまくる為の基地なくせして、<ありがたみ>だと!?


>米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題にも触れ「新首相が11月まで移設の先送りを決めたとの新聞記事は読むに堪えない」と日本側の対応を批判した。

>マケオン氏の発言は、グアムにおけるインフラ未整備とそれに伴う海兵隊移転の遅れの一因が日本側にあることを物語っている。海兵隊のグアム移転とセットである普天間移設が進まなければ、グアム移転も宙に浮いてしまうからだ。

>実際、米政府の移転費用要求に関し、米議会は14年までに完了するとした計画の実現性に疑念を持ち、満額回答を出そうとしていない。上院歳出委員会は7月の報告書で、参院選敗北による民主党政権の弱体化を考慮し、移転費の満額予算化について「時期尚早」と指摘している。


総て日本頼みの米経済。


>2014年までに完了するとした在沖縄海兵隊のグアム移転に遅れが生じる見通しとなり、日米の外交・防衛両当局が懸念していた軍再編全体計画への影響が確実となった。中国が遠洋での作戦能力向上を図るなど不透明な軍拡を進める中、移転計画の遅れは日本を取り巻く安全保障環境に暗い影を落としそうだ。
【産經新聞/7月29日7時59分配信】

煽ってくれますねえ、産経さん。

アメリカのポチの、そのまたポチ。
ワンワン、きゃんきゃん、うるさい事。

しかし、これでまた、一般輿論がうるさくなるのだろう。
実に効率のいいバック・アップで有る事よ。


それにしても。
日本に金を恵んでもらわなければ、自国の基地の整備も出来ない『貧乏国アメリカ(同じく欧州の消化器科医様の表現)』の分際で、何をほざくか。

「盗人猛々しい」にも程が有る。

彼らは必死だ。

とにかく、無条件で金を出し、無条件で基地を作る『日本』が、方向転換してくれると困るのだ。


転売不可の国債をたっぷり買わせる。
庶民の貴重な蓄財で有る『郵貯』を、外資(=アメリカ)へ還流させる。
実質駐留経費の75%を負担させる。

アフガンの前線で民間人を殺し、トラウマの残りそうな若い米兵に、好きな様に少女達をレイプさせて、精神的にガス抜きさせる基地の町を、永久に維持させる。

その上更に、「思いやり(!)予算」を増やさせる。


それで始めて、世界帝国アメリカは、欧州や他の地域でのプレゼンスを図れる余裕が持てるのだ。


つべこべ言うな。
菅直人でいけ。
「上意である!」


ってな訳で。。。
代表選にお出ましだそうです。

 

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コメント
 
01. 2010年8月01日 18:23:23: O5oWpOi6Us
7月のテロ死者、過去2年で最悪=米撤退控え政治空白懸念―イラク
8月1日5時31分配信 時事通信

 【カイロ時事】イラクの国防と内務、保健の各省が31日まとめた7月のテロ
など暴力事件による死者数は535人となり、2008年5月以来最悪となった。
AFP通信が伝えた。
 死者の内訳は、民間人396人、警官89人、兵士50人で、負傷者の数は1043人
に上った。イラクでは3月の連邦議会選以降、約5カ月が経過するが、新政権
発足のめどが立っておらず、駐留米軍撤退も控えて「政治空白」への懸念が
生じている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100801-00000013-jij-int

世界の警察から世界の強盗殺人者になった米軍との協力は本当に虚しい。


02. 2010年8月01日 19:05:12: d9BmEDlhbE
こんな属国の政界操作にうつつ抜かしている場合ではないでしょう
ご主人様
いつひっくり返るか分らない経済・財政状況
出口の全く見えないイラク・アフガン情勢
収拾の目処すら立たないメキシコ湾原油流出事故
貴方の足元は今や火の車
私どもはいつでも貴方の道ずれですが
私どもや貴方方だけではなく全地球規模に及ぶ危機の到来が心配です
普天間ごときで私ども奴隷に「思いやり」金をたかってばかりいないで
全地球的危機に対処なされたらどうですか

03. 2010年8月01日 19:17:33: o2klNsQx7I
国会が始まると 馴れ合い国会になるの?

04. 2010年8月01日 19:25:28: XRdMqdhvPo

>普天間ごときで私ども奴隷に「思いやり」金をたかってばかりいないで
全地球的危機に対処なされたらどうですか

今回の観続投至上絶対命令は一重に郵政民営化の一本でまずまちがいないんじゃないか。 経済規模ではカリフォルニアも

http://iptrizusit.exblog.jp/9908165/

でも二回目の以下のような危機が間近に迫って

http://uskeizai.com/article/157874424.html#more

もう誰も安定的に米国債を買ってくれないということは好きなだけドル紙幣を刷れないから、この件は奴等も国家の存続がかかっている一大スキームであろう...
普天間問題はおまけでしょうか?


05. 2010年8月01日 20:51:55: xgQrEp1sYs
いよいよアメリカの「地獄の黙示録」が大詰めかい。
ドラン橋から奥へ二十キロの鳩山-小沢の根拠地へ、まずは痴犬特捜部のキャメルコートのアンちゃんを飛ばしたが、逆に「冤罪事件起訴常習者」の「烙印」を押されて満身創痍で帰ってきた。怪しげなジャーナリスト-マスゴミはまだ篭絡されていない。東工大学生運動で相手を告訴し、沖縄問題がわけが解らずに市川房江の婦民運動に逃げ込んだ菅がまだ政権についている間に篭絡-落城せねば、と言うヤツなんだな。
小泉は日本では狡軍鶏なんて恐れられていたが、プレスリーの物まね付きでブッシュにひれ伏した男。菅が追い詰められて、ケツヲ捲って、おっカァのパンツ穿いているのがいまさらわかっても仕様がないのだろう。
「二代目襲名」を急がねばというやつか。しかし、「暗愚の国務相」・クリントンババアなどと言う「雌鶏」がガタガタすると、稲川会四代目-五代目騒動のようになって、結局 実務派−実力派が「政権に付く」様なことになってはというヤツだな。
新聞社でお茶汲み修行をしたマイケルグリーンは少しは日本社会の市場を知っているようだ。
キッシンジャーがウェストフェリア体制はなくなったと言い、国家主権の問題はグローバリズムの進展でなくなった、チャラだと言い、アメリカのご都合に合わせない事は、「内政干渉」という語句がアメリカの軍事力の「偉大さ-強大さ」で死語であると強弁するのに合わせて、小官僚ドモが騒ぎ立てる。
「キッシンジャーが口ごもりながら「借金は返さねばならないが・・・・」と言うことの裏には、借金は強奪してしまえということだ。他国の財政問題に手を突っ込んで、「財政再建を促す、消費税増税せよ」何て言っているのは、米国債は破綻する、デフォールトを掛けるが覚悟せよの「言い換え」なのであろう。ご親切なこった。
そして、世界の軍事支配といえば、アフガニスタンはもう第二の「ソ連化」、イラクとて傀儡支配が破綻寸前。
天安艦沈没事件でドジを踏んだ米軍の四ッ星と李明博も必死になって、朝鮮半島情勢を掻き立てて、李明博の残り任期のレームダック化を阻止するのに必死。
垣間見た米韓演習もステルス宣伝に必死だが、まさかMig21、23、などで北朝鮮の金正日が対抗するなんて思えない。北はアンダーグランドハイウェイ。じ゜っと、米韓地上軍を引きずり込むのを待ち、「存在論的核抑止」は沖縄−嘉手納、日本-三沢と米空母打撃群のど真ん中へ「ピカドン」を狙う。
勝手のような核戦略体制-攻撃態勢の論争の中で「空母不要論」を唱えられて必死に巻き返した海軍の四ッ星たちが東アジアの海軍力プレゼンスの強化などと、喚きまわるのもうなづける。
だから、アサヒ-舟橋などはペニンシュラクェスチョンの深さに慄き、思考停止に陥り、マスゴミも新自由主義の肩を持ちながらもその市場原理-価格競争、不要なものは買わないに新聞の奈落の底を見て恐れおののく。 
駅売店、コンビニに山盛り残る新聞紙の山を見よ。というやつだ。


06. 2010年8月01日 21:20:40: FCqgaGIeAQ
露骨な援護?
選挙であれだけ負けさせといて?

07. 2010年8月01日 23:06:14: 0GqFLTiYFk
菅首相も枝野幹事長も自身の進退に関してすでに当事者能力はないと見られる。

「お前ら、このまま辞任して小沢系が民主党の主導権をとったらどないなるかわかっとやるな」
「これだけ応援してやっているのに根性入れて頑張らんかい。新聞もテレビも財界も、わしらもどれだけお前らのけつ押してきたと思っとるんか」

といった状況ではないか。このわしらとは誰か。はたして。


08. 2010年8月01日 23:32:25: kbjD6Oqr1Y

空き缶と汚物狸は、死に体。


電通とマスコミの援護で、生きている。


09. 2010年8月02日 05:33:28: ZsUNOgGnko
【日本よ】石原慎太郎 歴史の報復
2010.8.2 03:40

 人間のさまざまな意欲の所産である歴史は、その流れの中で多くの歪(ひず)みを生んではきたが、長い目で見るとそれを修正し結果として『ある意味で』公平な帰結をもたらしているようにも思える。

 かつて十九世紀から二十世紀にかけて歴史を支配した食うか食われるかの帝国主義の原理は、有色人種の中で唯一近代化に成功した日本が、白人の列強に伍して引き金を引いた第二次世界大戦の結果覆され多くの植民地は解放されて独立を果たし、かつての宗主国は彼の地に埋蔵されている資源にしきりに媚(こ)びざるをえないようになった。

 世界が時間的空間的に狭小なものとなり、多くの情報によって人間たちの欲望が膨張氾濫(はんらん)し、それをあがなう技術が進展し、生存の舞台である自然の破壊は進み、世界は温暖化という、意識はされても確かな対処の方法を取りきれぬ危機に晒(さら)されている。そしてこの未曾有の問題への適格な対処を、私たちは過去のいかなる歴史からも学ぶことは出来はしない。

 私が三十年ほど前に聞いたあのブラックホールの発見者ホーキングの、「文明が進みすぎた惑星の運命は皆同じで、宇宙時間からすればほとんど瞬間的、地球時間からすれば百年たらずで生命は消滅するだろう」という予告は段々信憑(しんぴょう)性を帯びてきた。

 しかし現代における人間たちの絶対的な価値基準は、どうやらどこの国においても所詮(しょせん)物欲、金銭欲でしかありはしない。そして政治はそれに媚びざるを得ない。それを抑制出来るのは『神』しかあるまいが人間の作り出した『神』もまたこの事態に所詮沈黙せざるをえない。

 さらに厄介なのは、その肝心の神様が人間たちを角逐(かくちく)に追いこむ体たらくだ。人間が作り出したものなのに、いったん人間の手を離れると『神』はいたずらに絶対化され、その本質を逸脱してしまうようだ。私には、いわゆる一神教同士のいがみ合いがどうにも理解できない。多神教というか、むしろ氾神論社会ともいえるこの日本でいう『我が仏は尊し』というくらいの心情なら理解も出来るが、歴史的には同根ともいわれるユダヤ教、キリスト教、イスラム教の間の激しい摩擦は理解に遠い、というより『神』の立場からすれば許しがたいものに違いない。彼等は自ら造った『神』たちを自らの手で殺そうとしているのだろうか。

 しかしその背景にはやはり人間の歴史がもたらした所以(ゆえん)がある。宗教の独善がもたらした中世における、エルサレムの占拠を巡っての十字軍なる愚挙が歴史の中に長い尾を引いて、さらにキリスト教圏の白人によるイスラム教圏の民族への植民地支配がかの地での抑圧と憎しみを増殖し心理的に深い溝を造成してきた。そしてそれが今日の世界での激しい対立意識を加速している。自らの国に住む異教徒の女性の衣装を禁じるような愚かさ。

                   ◇

 私は、あのペンタゴンとニューヨークの貿易センター・ビルへの多発テロが行われた時ワシントンにいて、昨日訪れたアメリカの防衛中枢である国防総省が炎上するのを目にして強い感慨を禁じ得なかった。あの出来事を象徴する出来事がすでにかなり以前に在ったことを、アメリカ人の奢(おご)りからくる鈍感さは気づいてはいなかった。

 かつてベトナム戦争当時、アメリカの国民的英雄だったヘビー・ウエート級ボクシングの世界チャンピオンカシアス・クレイは、その名前をモハメド・アリと変えて従軍を拒否して有名となった。もっともベトナム戦争そのものが国内で否定されたことで彼は市民として復権したが、彼のとった行動の根底にあったものをアメリカの白人たちは見逃していた。

 私から見れば非寛容としかいいようのない一神教同士の角逐は、その現代的な要因としてのパレスチナ問題が第二次大戦後のイギリスの三枚舌の嘘(うそ)にも発していることもあって、とても容易には治まるまい。というよりも宗教的な信条としてテロによる死を恐れぬ、歴史を背にした死を賭しての報復の遂行を無上の光栄とする、襲われる側からすれば狂信的な、攻撃側の姿勢は今後も防ぎようあるまい。ことは長引こうが、結果は見えているような気がする。

 これは日米戦争の末期、飛行機を駆って自爆する神風攻撃に震撼(しんかん)させられたアメリカ艦船の乗員の恐怖にも似ていようが、基本的に異なるものがある。第一に日本の特攻隊員は神格化された天皇のために死んだものなど一人もいはしない。宗教的な狂信などはどこにもなかった。第二に、彼等の攻撃対象はあくまで敵艦であって、無差別に一般市民をも巻き添えにすることなど決してありはしなかった。その証左に、敗戦を知らずに最期に出撃した特攻機は、攻撃の目的のアメリカ軍基地で彼等が戦勝の祝賀のパーティーを開いているのを確かめ、近くの海に自爆している。

 いずれにせよ現代の世界は、文明の進展がもたらした環境破壊とそれを防ぎきれぬ人間たちの物欲の氾濫、そして一神教同士の憎しみ合い、いわば過去の歴史が育(はぐく)んだ歴史的事実からの報復を受けているといえるだろう。

 かつてアインシュタインもインドの詩人タゴールも、やがて行き詰まった世界を救うのは日本人の抱く独自の、人間的に優れた価値観だろうとはいってくれたが、金銭フェティシズムに溺(おぼ)れている現今の日本人に、はたしてその役割が果たせるだろうか。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100802/plc1008020315003-n1.htm


10. 2010年8月02日 07:52:29: ZsUNOgGnko
【正論】終戦から65年 文芸批評家 都留文科大学教授・新保祐司
2010.8.2 03:10

 ■欺瞞を脱し「本来の日本」再建を

 敗戦から65年目の夏を迎える。

 私が生まれたのは、昭和28年の5月で、サンフランシスコ講和条約により日本の主権が回復した昭和27年4月28日の1年後ということになる。

 だから、「占領下」のことは体験として知らない。しかし、昭和30年代初頭からの半世紀余りの時空間の変遷についても、その中で生きてきたにもかかわらず、何か不思議と実感がないのである。

 たしかに、東京オリンピックも見たし、大阪万博にも行った。オイルショックも体験したし、バブルの時代も知っている。しかし、私は、いつも日本である「かのよう」な日本に生きているという感じを抱いてきたのであった。

 ◆日本人の精神の宿命を超えて

 今、日本である「かのよう」な日本という少し変な言い方をしたが、これは明治の文豪・森鴎外の作品「かのように」から思いついたものである。

 この小説は、明治45年、鴎外が50歳のときに発表されたもので、鴎外その人の述懐としても重要な位置を占めているが、近代の日本、あるいは日本人の精神の宿命を示唆している問題作である。

 聡明(そうめい)な懐疑主義者として、鴎外はドイツの哲学者「ファイヒンゲル」の『かのようにの哲学』を参考にしながら、自由とか義務とか絶対とかは存在しないが、それらが存在する「かのように」考えなければ、人間の倫理は成りたたない、という。そうなると、社会は崩壊してしまうから、自由とか義務とか絶対とかがある「かのように」考えるというのである。

 近代日本における最高の宗教哲学者・波多野精一は、このような考え方を「自覚された虚偽の世界」「欺瞞(ぎまん)の態度」と批判したが、この「かのように」見なして生きる態度は、鴎外個人を超えて、近代の日本人の精神の底に潜んでいる。

 私は、戦後の日本に、このような「自覚された虚偽」「欺瞞の態度」を強く感じるのである。昭和27年4月28日に、日本は独立した。しかし、その後の日本は、自主独立の国家であろうか。独立した国家である「かのよう」な国家ではないか。

 「占領下」に現行憲法は作られた。独立後も、この憲法を日本人が作った憲法である「かのように」思い込もうとしている。

 このように根本のところで「かのよう」なものの「欺瞞」をしている国家は、結局国家である「かのよう」な国家であり、その中で生きている日本人も日本人である「かのような」国民にすぎなくなる。さらには、そういう国では、人間は生きている「かのよう」な人間になっていってしまうのではないか。今日、流行している文化は、そのような人間にふさわしいものである。

 今、必要なのは、この趨勢(すうせい)を逆転して日本である「かのよう」な日本を、本来の日本に立て直すことである。

 ◆「勇ましい高尚なる生涯」

 国家がそういう確固としたものに回復するのには、まず国民一人一人が、住民や市民、あるいは地球人といった虚(むな)しい存在から脱却して、本来の日本人という国民にならなければならない。

 そのための一つの道しるべとして、私は内村鑑三の『後世への最大遺物』を夏休みの読書として読むことをすすめたいと思う。これを一人でも多くの日本人が読み、何か一つでも行動に移していけば、日本人は、あるいは日本という国家は「かのよう」な存在であることから、本来の自主独立した存在へと脱却していくであろう。

 『後世への最大遺物』は、明治27年、鑑三が33歳のときに箱根で行った講演である。現在、岩波文庫に『デンマルク国の話』とともに一冊になっている。

 人間が遺(のこ)すものに、金や事業や思想がある。しかし、これらは何人にも遺すことができるものでもないし、また「最大遺物」でもない。鑑三は「それならば最大遺物とは何であるか。私が考えて見ますに人間が後世に遺す事の出来る、そうして是は誰にも遺す事の出来るところの遺物で利益ばかりあって害のない遺物である。それは何であるかならば勇ましい高尚なる生涯であると思います。是が本当の遺物ではないかと思う」と語っている。

 金、事業、思想といったものよりも「勇ましい高尚なる生涯」の方が「最大」なのだという逆説を分かっている日本人が、日本という国家を支えてきた国民であった。鑑三は、この講演を「我々は後世に遺すものは何にもなくても、我々に後世の人に是ぞと云うて覚えられるべきものは何にもなくとも、あの人は此の世の中に活(い)きて居る間は真面目(まじめ)なる生涯を送った人であると云われるだけの事を後世の人に遺したいと思います」と結んでいる。

 「勇ましい高尚なる生涯」を志す人間は、日本である「かのよう」な国家に生きていることに耐えることができない。今や、日本であることにしっかりと根差した本来の日本の再建にとりかかるべき秋(とき)である。(しんぽ ゆうじ)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100802/plc1008020312002-n1.htm


11. 2010年8月02日 10:20:19: 7vQ9t26PPY
ポチ菅とは良くぞ言ったものだ。
日本が鬼畜米国の植民地化から脱却する時代は永遠に来ないのか?
賽はニポン国民に投げられている。

12. 2010年8月02日 14:17:44: FDbx4KobQk

コメント欄への産経記事貼り付け、最近急増ですが、いい加減やめてほしい。
邪魔。


13. 2010年8月02日 14:45:31: InQmSaIjEg
自民公明みんなの党が、
中国軍が動き回っていると煽っているけれど、
今日本中に、腐るほど、米軍基地があるじゃないか。
米軍基地があるのに、中国軍が日本のまわりをうごめいているのであれば、米軍基地は何の役にも立たないということになるよね。
自民公明みんなの党もアメリカ自体も、米軍基地は役に立たないことを認めてることになるよ

アメリカ軍はなぜ中国軍と戦争しないんだ?

>中国が遠洋での作戦能力向上を図るなど不透明な軍拡を進める中、移転計画の遅れは日本を取り巻く安全保障環境に暗い影を落としそうだ。


14. 2010年8月02日 15:09:43: o8BvOB3ZVI
クソアメの国旗は鼻かむのには丁度いいよなwwwww

15. 2010年8月02日 15:10:54: o8BvOB3ZVI
>>12
腐れ産経のクソ記者だろうw
日テロの社員みたいに遺体で見つかればいいwwwww

16. 2010年8月02日 16:55:48: x7R9v7IodM
日本を恫喝しアメリカの要望に隷属させるのに最も効果的一言。「基地問題などで言うことを聞かなければ明日にでも仮想敵国からの侵攻があるぞよ」いつもそれで総理や日本人を思考停止させる。舐められたものです。なんのための 自衛隊だろう。侵攻が有れば、陸、海。空。自衛隊で邀撃するとなぜ言わぬ。全戦線で数十万人の志願兵も集まるだろう。それで反撃すればいい。「どこの国でも侵攻されたら抵抗するのではないか》自民党の連中などのアメリカのポチたちが二言目には《抑止力だのなんだのと」米軍事基地容認するとき必ず持ち出す《敵侵攻論」の欺瞞性をバクロし真の日本独立のためへの志を持つべきだ。今は事実上無い自国の軍事。外交。の支配。指揮権。を日本の手に取り戻すべきです。全面核戦争が万一有るなら普天間基地一つ、海兵隊などの有無関係ない。侵攻云々での恫喝は止めるべきです。文春7月号掲載《日本人に告ぐ」藤原正彦さん、の論文のとうり、日本人の魂を取り戻してほしい。

17. 2010年8月02日 17:27:49: GhA73ALjnM
大政翼賛政治の新しいスタイルが始まった。
自公みんが重石となって菅を支え、小沢が出れば叩くという体制。
郵政改革法案も潰す気だろう。

アリコやアフラックなど米国に博打の金貢いでる人、
すぐ契約解除して、こんな集金マシンとは縁を切りましょう。

日本人の懐ばかり当てにしている米と拝金主義者どもに
いまこそ「No!」を突きつけてやりましょう。

こうなったら首相交代のギネス記録に挑戦し、
何も決まらない国会運営で、米が破綻するのを待てばいい。



18. 2010年8月03日 02:11:29: V0mtFp4FAE
16番に賛成
内容、非常にいい、当然の事ですが。当然が当然でない今の日本。魂を上手く引っこ抜かれて、そろそろ取り戻しましょうや 魂を、大和もくっつけて。

19. 2010年8月03日 22:45:00: K6AEu7ybNI
> 中国は軍事的、経済的に急速に増強して日本の不吉な脅威となっているのに

…えーと、そんな中国相手にG2とか抜かしてた間抜けな国があったと思うが
それはどこだっけなぁ?なぁプリオンどもよ。

貴様らの言うことが正しいとするなら
G2って「アメリカは悪魔と手を組もうとした」と考えていいんだよな。


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