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日本人の正統性、復活のために 今こそ、日本人の誇りを取り戻す教育を 『日本国民に告ぐ 誇りなき国家は滅亡する』 小室直樹
http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/136.html
投稿者 インビクタス 日時 2010 年 8 月 08 日 22:55:50: hgdWItVuGl3tY
 

『日本国民に告ぐ』
著者 小室直樹
2005年12月14日初版発行
発行所 ワック株式会社 WAC
本書は、平成8年12月23日クレスト社より出版された「日本国民に告ぐ」を改訂したものです。


 第6章 日本人の正統性、復活のために
 17項 今こそ、日本人の誇りを取り戻す教育を

 平成七年が「戦後五〇年」に当たることから、再び、日本の「侵略戦争」を非難したり、日本はアジアに謝非すべきだとする論調が活発になった。こうした論調を掲げているのは、ほとんどが、昨日までマルキスト、「進歩的文化人」、「戦後民主主義者」を自称してきた連中である。
しかし、マルキシズムが滅び、ソ連邦が崩壊し彼らの後ろ盾がなくなった。言うべきことがなくなった。だから、以前にも増して猛烈に日本の歴史は罪悪の歴史であると言いはじめたのである。
 戦後半世紀以上も続いたアメリカのマインド・コントロールから脱却するためには、事実に即した正確な歴史観を持つことが必要である。
 敗戦によって、戦後日本人はGHQに完全に洗脳されてしまった。アメリカの罠にはまってしまった。いわゆる「東京裁判史観」、GHQが作成した「太平洋戦争史観」を植え付けられた。「南京大虐殺」があったと信じこまされ、完全にマインド・コントロールされている。
 その結果、アノミーが生まれた。日本人は信じていた皇軍に裏切られた。皇軍が大虐殺をしたと教えられた。天皇陛下は人間となった。村落共同体は崩壊し、企業が戦後日本の共同体となった。アメリカ資本主義の輸入はマインド・コントロールを定着させた。
 学制改革の歪みがもたらした受験戦争は「急性アノミー」を拡大再生臆した。友だちはすべて、敵となった。完全な無連覇、無規範を生み出した。 アノミーでは、正常人間が狂者となる。新左翼しかり、カルト教団しかり。
 今、子どもたちの未来は風前の灯火である。

注)投稿者
アノミー:[フランスanomie]@社会的規範が失われ、社会が乱れて無統制になった状態。ある社会の解体期に発生する。
社会学者デュルケームが用い始めた語。
A高度に技術化・都市化した社会で、親密感が欠けることによって起こる疎外感。
「大辞泉」

 ルソーは、「人間は二度生まれる。一度目が誕生、二度目が青春だ」と語った。
 ゲーテは、「すべて偉大なるものは青春において作られる。その後の人生は注釈にすぎない」と言った。
 人間にとって、青春期とは、何ものにも掛け替えのない貪重な時期である。それが受験、受験、受験。学校に行けばいじめ≠ェあり、家に帰れば、親子の断絶、家庭内暴力。授業で教わることは、GHQが残していった「東京裁判史観」。日本人であることに誇りを持てず、心を許せる友だちもいない。人生の目標は「一流大学」に合格することだけだ。完全なアノミーである、無規範、無連帯ではないか。
 このままでは、子ともたちが危ない。日本人が危ない。放っておけば、みな、狂者、いや狂者より狂的になってしまう。一日も早く、アメリカのマィンド・コントロールから脱却しなければならない。大東亜戦争は本当に「侵略戦争」だったのか。「南京大虐殺」は本当にあったのか。日本軍は「従軍慰安婦」を「強制連行」したのか。
伝統主義から脱却し、合理的に考え、判断してみれば、誰にでも分かることだ。
 だが、冒頭で紹介したように、中学校の社会科(歴史)の教科書には、ついに「従軍慰安婦」の記述が盛り込まれるようになった。「南京大虐殺」の被害者数も誇大な数字が一人歩きしている。教育現場は自虐的な暗黒史観に染まっている。
 最近の学生は、日本史の授業が始まると「ああ、また日本の悪口か」とつぶやくそうだ(『教科書が教えない歴史』)。
 もし、あなたが父親なら、家にあっては、父親としての権威を保つべきだ。何が正しいことで、何が間違っているのかを子どもに教えなければならない。日本人であることに誇りを持ち、それを子に伝えなければならない。
 メディアを「進歩的文化人」や「進歩的マスコミ人」が独占し、教育現場を日教組と文部省の談合政治が動かしている今、どうしてまともな日本人が育ってこようか。
 本来なら友だちとなるべき人びとを敵と看倣し、アノミーを起こしながら、ひたすら暗黒史観を頭に叩き込んだ連中が、拡大再生産されている。その中で暗黒史観を最もしっかり記憶した者がエリートとなって、この国の中枢に入っていく。
日本よ、汝の日は数えられたり。


 自虐教育がアノミーを激化させる

 このアノミーが、歴史始まって以来、比較も前例も絶して、いかに恐ろしいものか。
 棲述(るじゅつ)してきたが、その「恐ろしさ」は繰り返しすぎることはない。ここに、本書の論旨をまとめて開陳しておきたい。
 本書が上梓される所以は、「謝罪外交が教育にまで侵入した」からである。日本の謝罪外交が本格的にスタートを切ったのは、昭和五十七年の「侵略1進出¥荘ヨえ誤報事件」以後である。それから後は、日本は外国に内政干渉のされっぱなし。中国、韓国などの外国が日本人の「歴史観が悪い」と言ってくると、何がなんでも「ご無理、ごもっとも」とストレートに謝罪してしまう。このパターンが定着した。
 これを見て反日的日本人がつけあがった。「あることないこと」ではない。ないことをあることとして捏造して反日史観をぶちあげる。挙げ句の果てには、日本政府が平目よりもヒラヒラと謝って、反日史観が拡大再生産される。この謝罪外交は、日本の主権と独立を否定する。その謝罪外交が、ついに教科書に侵入した。
 日本の教科書は、共産党の「三二年テーゼ」と、日本は罪の国とした「東京裁判史観」によって書き貫かれている。占領軍とマルキシズムによる日本人のマインド・コントロールは、ここに完成を見たのであった。

 史上、前例を見ない急性アノミーが、これまた前例を見ない規模と深さにおいて昂進(こうしん)することは確実である。戦後日本における急性アノミーは、天皇の人間宣言と、大日本帝国陸海軍の栄光の否定から端を発した。これほどの絶望的急性アノミーは、どこかで収束されなければならない。
 収束の媒体となったのが、一つにはマルキシズムであり、もう一つは、企業、官僚(組織)などの機能集団であった。初めの外傷があまりにも巨大であったため、急性アノミーは猖獗(しょうけつ)をきわめた。
 これを利用したのが占領軍である。占領軍は、日本の対米報復戦を封じ、日本を思うままに操縦するために、空前の急性アノミーをフルに利用すべく戦術を立てたのであった。アメリカ占領軍は、社会科学を少しは知っていた。日本人は、昔も今も、まったくの社会科学音痴いや無知である。これでは、勝負にも何にもなりっこない。
猖獗する急性アノミーで呆然自失、巨大な精神的外傷(トラウマ)で精神分裂症を起こしかけていた日本人に、マインド・コントロールがかけられた。
「巧妙な」と評する人が、あるいは、いるかもしれないが、実は「巧妙」でも何でもない。「公式どおり」のマインド・コントロールであった。だが、公式どおりのマインド・コントロールでも、急性アノミーの渦中にいる科学無知の日本人にはズバリ効いた。受験勉強しか知らない偏差値秀才にカルト教団のマインド・コントロールが効くように───。ただし、占領軍によるマインド・コントロールは、「日本の歴史は汚辱の歴史である」と教育したために、日本の急性アノミーを、さらに昂進させた。
 終戦後、当初の急性アノミーを吸収するはずであったマルキシズムは、昂進しすぎた急性アノミーによって解体されることになった。マルキシズムは、日本共産党を見棄てて新左翼に突入することによって、無目的殺人、無差別殺人にまで至る──これらはその後、特殊日本的カルト教団に引き継がれる──。前代未聞のことである。

 新左翼が下火になってきた頃から、「家庭内暴力」さらにすすんで「いじめ」が跳梁(ちょうりょう)をきわめるようになる。いずれも根は同じ。ますます昂進してゆく急性アノミーである。急性アノミーの激化を助長したものは何か。一つには、友人をすべて敵とする受験戦争である。しかし、決定的なものは何か。致命的なものは何か。
「日本の歴史は汚辱の歴史である」「日本人は罪人である」「日本人は殺人者」であるとの自虐教育である。古今東西を通じて前例を見ない徹底した自虐教育である。
 占領下で自虐教育を受けた人びとが、成長して今や要路にいる。これらの人びとが、内においては、無目的・無差別殺人を敢行し、外においては平謝り外交を盲目的に続けている。「親子殺し合いの家庭内暴力」「自殺に至るいじめ″」を生んだのもこれらの人びとである。
 平成九年度から行われる究極的自虐教育。急性アノミーはどこまで進むであろうか。
 どのような日本人を生み出すであろうか。p-333

───

 旧版まえがき

 日本の行方はどうなる。行く末は。
 平成七年、阪神大震災で日本政府に危機管理能力が少しもないことが明らかになった。世界でいちばん安全だと思われていた日本だが、カルト教団が無差別殺人を起こし、世界で最も危険な国であることを証明した。
 平成八年、厚生省が殺人省であることが分かった。また、大蔵官僚をトップとする経済官僚が、経済と経済学を少しも分かっていないことが判明した。日本の舵取りは、なんとゾンビの群≠ェ行なっていたのである。

 平成九年には、はるかに致命的なことが待ち構えている。徹頭徹尾、嘘でかためたソ連共産党の「三二年テーゼ」に基づく、このうえもなく反目的・自虐教科書が日本中で使われるのである。この「三二年テーゼ」とは、一九三二年(昭和七年)、コミンテルンが日本共産党に与えた指令書である。日本を強盗的・封建的帝国主義と規定したこの「テーゼ」は、反日的日本人の聖典≠ニなった。そして今、教科書をも侵蝕した。これで、日本の行く末は決まった。
 かつて福沢諭吉は「政治上の失策は影響は大きいが、それに気づいて改めれば鏡面の曇りをぬぐうのと同じで痕跡は残らない。しかし、教育の場合は、阿片のように全身に毒がまわって表面にあらわれるまでは歳月を要し、回復には幾多の歳月を要する」
(「教育の方針変化の結果」──「時事新報」明治二十五年十一月三十日付社説)と述べた。
 阿片どころではない。ヴィールスが脳髄に入って、日本の命数は尽きつつある。死に至る病たる謝罪外交が、ついに日本の最奥部・教育にまで侵入した。国民が誇りを失えば、国は必ず滅亡する。病膏膏肓(こうこう)に入る。
「反日史観」拡大再生産の悪循環過程はパターン化した。
 自虐史観を肥大化させようと、手ぐすねを引いている日本の反日史家が虚構を捏造して騒ぎ立てる。虎視眈々と日本攻撃のチャンスを狙っている外国政府がこれに飛びつき、マスコミが放列を敷く。データも証拠も何もない。だが、そんなものは日本の反日史家がデツチ上げてくれる。日本のマスコミは一犬虚に吠えて万犬実を伝う≠フ喩えどおり、外国政府の言い分をそのまま追従し、付和雷同の暴風雨が吹き荒れる。謝り人形の日本政府は、この嘘をみんな承認して公式に謝罪する。
 このことがどれほど恐ろしいことなのか、本当に気づく者は鮮(すくな)い。
 謝罪は責任(債務)をともなう。賠償、補償を求めて外国が蝟集することは目に見えている。援助ももっと増やせと要求してくる。すでに日本のODAはずばぬけて世界一であるのに、また財政危機も世界一深刻な日本なのに、外国に献上する金額は年々鰻登り。日本破産は決まった。
 ずっと恐ろしいことは、究極的反日教科書によって日本の若者の心は蝕まれ、急性アノミーは最終的となる。自分の親や祖父が犯罪者だと、繰り返し曝し立てられた人間の心はどうなる。しかも、それは無実の罪なのだ。この無連帯国家・日本に、無差別・無目的大規模殺人よりずっと恐ろしいことが、旦夕に迫っている。
 では、なぜこんなことが近代国家であるはずの日本の中から湧いてくるのか。実は、明治維新における大日本帝国成立の秘密まで掘り下げて分析しないと、この真実は明らかにされない。
 かつてフィヒテは、フランス占領下のベルリンで『ドイツ国民に告ぐ』と題する講演を行ない、国家的危機を乗り越えんとした。筆者は、本書で「自虐史観」「反日史観」発症の根源を解明することによって、日本人らしさとは何かを読者とともに、もう一度、考え直してみたいと思う。
 真相を洞察せぬかぎり、根本治療は不可能だからである。355頁

                平成八年師走 小室直樹

 

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コメント
 
01. 2010年8月08日 23:17:28: EsueFIliGY
それよりもマクロ経済政策だ。
一般庶民にとっては、右翼イデオロギーなど飯の種にもならん。
右翼イデオロギーは、しょせん金持ちの“道楽”。


02. 2010年8月08日 23:26:56: GG80JEPkhQ
違うと思う。今起きている問題は戦前も起きていたはずである。
現象として論じるから、今起きつつある事象という新たなる難題を小難しく言う羽目になる。
戦前にもあったであろうこの国の教育界、社会、政治含めた問題が戦前には戦後のように取り上げられなかった理由はひとえにマスコミと特にテレビのせいだと思う。

珍奇、怪奇、猟奇これらの言葉は戦前の社会問題、犯罪を形容されるときかならず着いた枕言葉だが、いかにも覗き趣味のおどろおどろしい事件だけが取り扱われ、衆目の目を集めるためにこれでもかと書きたてられたかを物語っている。
事実、戦前の性犯罪殺人史を表した書物には現在と変わらない官吏や警察の汚職、教師と教え子の不倫や同性愛心中、朝鮮人蔑視から抗議に発展した事件などが驚くほど多くが記録されている。

戦後になればテレビの登場によって情報の即応性と発信力は新聞雑誌と相俟って、さらにこうした覗き趣味の犯罪事件への傾斜を加速させた。
それに輪をかけたのが学者のこうした発言である。
情報の過多は先入観を生み、情緒主義を帰って強化し懐かしい昔への郷愁を美しく整然とした日本人の心のふるさと戦前の昭和というイメージへと誘う。

しかしそんなものは単なる幻想でしかない。勿論、今起きる現実を昔からあることだから放っておけと言っているのではない。
解決せねばなるまいし、問題として浮上させねばなるまい。
だが教科書が改定され真実が知らされることと国民の資質の改善はほとんど関係がないと思っている。


03. 偽の友をあばけ 2010年8月08日 23:57:03: XxD1rrfsbD1ZU: Rndhprszjo
所詮、小室直樹センセはC層インテリの軍国少年でしかあらしまへんな。
「天皇陛下の人間宣言」によってやで、当時のB層のオバチャンたちは歓喜したんやがな。
「これで天皇陛下と八紘一宇の有り方が中国のモノマネから、日本の伝統に合わせたローマ教皇庁的な姿に戻ってくれてよかったよかった」でっせ。
確信犯的に小室センセが「南京大虐殺のまぼろし」を執筆されはった鈴木明センセに華をもたせる
分業と団結の行動を採用なさってはる可能性を否定するもんやおまへんがな。

04. 2010年8月08日 23:59:57: EsueFIliGY
■2010-05-12 幸福実現党と大江康弘と小池百合子と芦屋
大江は2001年の参院選で自由党から出馬して初当選。
その後自由党が民主党に合流したため、3年前の参院選で、民主党公認候補として比例区で当選。
一昨年に福田康夫首相(当時)が辞意を表明する直前に「改革クラブ」を結成したが、姫井由美子に逃げられて政党要件を満たせず恥をかいた。
和歌山県の出身だが、兵庫県にある芦屋大学を卒業している。
この芦屋大学というのは、関西で大金持ちの家に育ちながら、あまり勉強のできない学生が入る大学として知られている。
おそらく実家が和歌山県における一種の「土豪」で、地域の大金持ちだったのではないかと推測される。
そんなDQNが、おそらく小沢一郎に惹かれたのだろうが、自由党入りして、以後民主党−改革クラブと渡り歩き、
行き着いた先が幸福実現党だったわけだが、今年の参院選では非改選なので、
あと3年あまりも幸福実現党の議席が続くという悪夢が現実になってしまった。
大江の言う「保守」とは、俗に言う「真正保守」とほぼ同義だろうし、自民党は大江との統一会派を解消したとはいっても、
昨年の衆院選前に幸福実現党とコラボした小池百合子という議員を抱えていることを忘れてはならない。
そういえば、小池百合子は兵庫県芦屋市の出身で、小池の父は石原慎太郎とつるんで1969年の衆院選に立候補したものの落選したのだった。
かくして、芦屋という地を共通項にして、大江康弘、小池百合子、幸福実現党、石原慎太郎らが絡むという
「金持ちカルトネットワーク」が観察されるのである。
いわゆる「真正保守」とは、金持ちを中心とする人たちの道楽であると断じて間違いないだろう。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100512/1273618816
「いわゆる「真正保守」とは、金持ちを中心とする人たちの道楽」論に同意。
そもそも「現世での成功」を求め、ある程度の社会的地位がある人が支持者
(そうでなければ「勝者の立場」「生存競争に勝つこと前提」「福祉を受けることを否定」などするわけもない)の幸福実現党、であればこそ。 
http://d.hatena.ne.jp/Sunny_Side/20100513/1273762566

05. 2010年8月09日 00:00:33: EsueFIliGY
■「真正保守=道楽」説に賛成。
『「真正保守」とは、金持ちを中心とする人たちの道楽である』というお二人(kojitaken氏ら)の観察に賛成します。
そして、その「道楽」が可能なのは、本人が金持ちであるからであるということが大きな要因であるということも的を射た指摘だと思いました。
そのような金持ちの「真正保守」の政治家たちは、政治が失敗しようがどうしようが自分の生活に何の影響もないのです。
だから、社会や人々の生活がどんなに危機におちいっても、現実離れした国家主義的思い込みを語り続けることができるわけです。…
現実についての具体的で合理的な分析と、それをもとにした言葉本来の高貴な意味で民主的で合理的な解決法をめざすのが政治の本来の姿だと私は思います。
しかし、それを阻むのが、ほとんど宗教的信仰のような国家主義的思い込みと
他人を自分の思う通りに動かしたいという個人的支配欲を持った思想であるように思われます。
「ある種の」宗教と保守思想に親和性があるのもここから納得できます。…
「真正保守」と呼ばれる、あるいは自称するそのような思想を持つ人々の多くはそのように支配欲の強い性格だと思いますが、
思い込みによる支配欲は他人や社会を不幸にします。
合理的な現状認識のない、思い込みにもとづく個人的支配欲が日本の政治をどれだけ迷走させ混乱させ問題の解決を遅らせているか、
そして、その結果、どれだけ人々を不幸にし絶望させているか、今の日本を観察しながら改めて思いなおしているところです。…

個人的な富。
宗教的信念。
合理性のとぼしい思い込みの現状認識。
国家優先主義。
支配欲。

日本を本当にたちあがらせたい(笑)なら、これらの特徴をあわせ持つ人々の「道楽としての政治」から決別しなければ無理です。
「道楽」は個人のお金で個人的に個人の生活の範囲で行なうものです。(あるいは、宗教は個人の信仰です。)
しかし、その「道楽」が政治的に、多くの人を巻き込む形で行なわれていることが日本の大きな問題です。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1765.html


06. 2010年8月09日 01:03:01: FSyPN1ESQM
1996年。14年前ですか。その後エスピン−アンデルセンとかエマニュエル・トッドとかが出てきたのでしょうか。よかったです。
歴史教育が人生の何時間を占めるのだろう。そんなものがアノミーを引き起こす原因と本気で信じておられたなら、まともではないと思います。
それなら、歴史が嫌いでろくに教科書を開かなかった者(理科系、体育会系、芸術系の人など)ほど、幸せな人生を歩んでいるということでしょうか。

むしろこういう保守系の人は「家族主義的人間」になりがちで、この家族主義的人間の存在がポスト工業経済社会のなかでは「出生率を高くすること」と「労働市場に弾力をもたせること」には、あきらかに逆効果になることをエスピン−アンデルセンは指摘しています。南欧と日本を見てです。

なんでもかんでも、ソ連、日教組、共産主義を悪者にして済んだ時代は終わったと思いますよ。


07. 2010年8月09日 02:23:19: 7vQ9t26PPY
おいおいおい、このおっさん、救急車をタクシー代わりに使っている有名人だろう?まだ、生きていたのか?しぶとい爺さんだ。思想・国家感は尋常では理解出来ないアブナイおっさんだよ、皆の衆。日本人の心情を揺り動かす巧みさで、国民皆戦闘意識(自己防衛)高揚(再燃)を目論んで、戦前思想を蘇かえさせる権謀術数か?

08. 2010年8月09日 09:22:44: fEYiVE3nvI
カッパブックスから小室直樹ファンです。
これは正論です、その通り!

<<誇りなき国家は滅亡する
そのものズバリ、納得です。


09. 2010年8月09日 10:27:13: iemqEYekTU
自虐史観には反対です。日本人としての誇りを持たせる教育に賛成です。
ただ、今のこのこどもの現実は、日本の伝統(和を大切にする)を否定することと関係あると思いますが、戦争で日本は悪かったとか正しかったとか、そういうせまい問題ではなく(西洋の資本主義との戦いとも考えられますが、明治以降、日本も資本主義に向かって進んでいるから)、資本主義と関係あると思います。資本主義は個人主義をおしすすめ、共同体を壊します。
いじめ頻発や友情を育てられない若者、自分さえよければいいという価値観は、受験戦争ではぐくまれたものではなく、世界をおおう、お金儲けが一番大切だという価値観ではないですか。今の受験戦争は企業の要請も側面があり、資本主義と関係がありますが、古代中国でも競争テストはあり、そのものが今の若者の価値観を育ててているとは思えません。

10. 2010年8月09日 12:35:03: TGOzO9YScM
02は的を得ているだろう。

しかし、アノミーは戦後も70年代以降に急進した。

戦前は村にしか、生きる場所はなかった。いいかえれば、おきてを守っている限りはひとつだけ居場所はあった。

今は会社でコケたら、もうどこにもない。

小室は右翼だが、戦前のひどさをよく認識している。彼が指摘しているのは戦後が決してパラダイスではなく、戦前と同様の異常な社会だということだ。


11. 2010年8月09日 12:36:02: 0wyGPSu2v2
>06さんのご意見に同意します。東アジアの低出生率はその家族主義的傾向が大きな要因になっているというのは概ねコンセンサスだと思うのですが。ただ現在の日本の空気は、社会全体で子どもたちを支えるという雰囲気にまだなっていないのが危惧されます。こういった懐古的保守主義者は、思考停止状態の左翼と共に徹底的に叩かないといけないのではないかと最近思います。

12. 2010年8月09日 12:51:50: TGOzO9YScM
小室先生を引き合いに出したので、一言いいたい。

副島はじめとする小室直樹の自称弟子たちは、小室先生の説を曲解して、保守と浮動層の左翼路線引き込みに利用するな。

小室ファンは決して副島等の陰謀論者にそそのかされないように。

小室先生はただの右翼ではなく、日本でも稀有な西洋個人主義者だ。
氏は日米安保に大半の知識人が反対をしていたときから、確固としてそれを支持してきた。さらに文革の危険性を早期から指摘してきた。

小室先生は副島や小沢信者の反米親中路線に断固として反対するはずだ。

さらに副島、小沢信者の反資本主義、共同体回帰にはそれ以上に反対するはずだ。なぜなら、小室先生は日本社会の病理は西洋型個人主義社会へ移行するしか破滅しかありえないと喝破されたからだ。副島たちは病原菌を特効薬として服用を勧めているようなものだ。

副島の学問道場会員は小室ファンが大半だが、両者は今や全く相容れない思想を有していることを認識してほしい。

両者の違いは副島が極めて狭量なのに対して,小室氏は共産主義者を含むあらゆる思想を持つものに対し、科学者として公平な態度で接したということだ。


13. 2010年8月10日 04:47:55: dFQfn0xMh2
小沢は反資本主義など謳っていないよ。
日米中の正三角形を目指していると言ってるしな。(反米ではない)
副島にしても、「(アメリカに)勝てないのなら、従うしかないではないか?」
という問いに対して、「その通り」と述べている。徐々に力を蓄えて自立すれば
良いという事を言っている。
曲解しすぎだ。

14. 2010年8月10日 05:04:15: dFQfn0xMh2
それに引っかかる所がある。
受験戦争と自虐史観教育は両立しない。
少なくとも、団塊JR世代の自分の時代は、受験戦争であったが故に
自虐史観教育は殆ど受けなかった。日本史における近代史なんてものは
学年末に教科書をさらっと見るだけという位のものだった。なぜなら、当時は
受験で近代史は重要じゃなかったからね。だから、個人的な記憶からすれば、
明治以降の近代史の授業は殆ど印象に残っていない(私の頃は、今よりも
日教組加盟率が高い時代であった)。

15. 2010年8月10日 16:37:14: UlkqoKFCWv
自らの悪行を省みない者たちの何処に誇りがあるのか?

16. 2016年9月14日 21:20:31 : v5LssX6AUc : QZuovHb8@TQ[5]

"ちょっと外から見た日本"

“日本人の本性について”

2011-05-10 03:18:18 | 日記
http://blog.goo.ne.jp/tera-3/e/8f39da26e02d393b94b57dcbdac2ca4d
(ソースが削除されているので必読です)


17. 2016年9月15日 16:37:15 : unA9hWYW1I : ZvrK62aHhUQ[178]
●一般普遍的歴史認識の定義

@『歴史認識= 被害認識+ 加害(犯罪)認識= 両面不可分の表裏一体= 車の両輪= 戦争総括認識!!』

A『歴史認識= 元来古来より続く、万人の万人による万人の為の営為の集積+その流れである、史実記録を正確に学ぶことである!!

B断じて一部極右徒党らに全て好都合で、その利益に資し、その思惑通りに役立つ代物でなければならぬ、存在ではあり得ない!!

●いわゆる詐称「自虐史観」と称する捏造妄語!

いわゆる「自虐史観」と称する用語は、極右徒党らが上記の「加害認識」の史実全てが、自分らにとって不都合かつ気に食わぬと、否定する必要上、勝手にレッテル貼りで抜き出し、排除改竄を正当化するために名づけた、史実の偽造改竄用語の代物であり、彼らの腐脳以外の世界では、一切通用も評価もされない、全くの妄言妄語である!!



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