http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-2da8.html
2010年8月23日 (月) 13:55

対米隷属悪徳８人衆を糾弾する原口総務相正論　

９月１４日の民主党代表選に向けて、マスゴミが狼狽ぶりを露わにしている。新聞の社説で低レベルの言説を弄して、読者に影響力を与えられると考えているのかどうか。
　

　「カナダｄｅ日本語」（http://minnie111.blog40.fc2.com/）の美爾依さんが、引き続きマスゴミの頓珍漢な言論の嵐をまとめて伝えてくださって（http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-2215.html#more2215）いる。美爾依さんには本ブログを頻繁に紹介していただいて深く感謝している。引き続き、ネット言論の正しい方向への誘導にご尽力をお願い申し上げたい。
　

　マスゴミが絶叫とも言える激しい反応を示しているところに、問題の本質が表れている。
　

　振り返れば、２００６年４月に小沢一郎氏が民主党代表に就任して以来、マスゴミは激しい小沢一郎氏攻撃を展開し（http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-045f.html）続けてきた。
　

　マスゴミの小沢氏攻撃は合理性を欠いたものだった。客観的に評価を示すのではなく、明らかに悪意を込めて個人攻撃することが繰り返されてきた。その裏には、小沢氏攻撃を目的とするマスゴミ談合組織「三宝会」（http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-1c78.html）の存在があったことも暴露された。
　

　２００７年７月の参院選では、小沢一郎氏がかつて自民党の中枢にいたことが攻撃の材料にされた。攻撃のための攻撃でしかなかった。しかし、小沢氏はマスゴミ攻撃を跳ね返して参院選大勝を勝ち取った。
　

　２００７年秋の大連立騒動は、小沢氏の影響力を排除するための工作であったと考えられる。民主党が大連立を呑めば、小沢氏を取り込むことができる。民主党が大連立を拒絶すれば、小沢氏は民主党内での影響力を失う。どちらに転んでも小沢氏の影響力を低下できる策略だった。
　

　民主党が大連立に拒否反応を示したことで、小沢氏は代表辞任の意向を示したが、執行部の懸命の慰留で小沢氏は代表職にとどまった。
　

　２００８年春に日銀幹部人事が紛糾した。小沢一郎氏は財務省からの天下りを排除する方針を貫いたが、最終局面で、民主党内で渡辺博史氏の副総裁就任を認める動きがあった。ＮＨＫ、田原総一朗氏、仙谷由人氏などが連携して、小沢一郎氏の梯子をはずす謀略が進行した形跡がある。最後は、渡辺氏の副総裁就任を認めないことで決着がついたが、これも小沢氏の影響力排除のための工作活動であったと思われる。
　

　２００８年秋には民主党代表選があった。総選挙がいつあるかわからない時期、２００６年４月に民主党解党の危機に代表に就任し、民主党大躍進を牽引した小沢一郎氏の続投は、誰が見ても正当な路線（http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_2df0.html）だった。
　

　ところが、マスゴミは必死に複数候補による民主代表選実施を要請した。このマスゴミの声と連携したのが民主党内対米隷属悪徳８人衆（http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/8-d402.html）だった。ただし、８人衆の一人である菅直人氏は当時はまだ小沢氏に恭順の意を示していた。
　

　これらの攻撃にもかかわらず、小沢氏は代表職にとどまった。小沢氏攻撃の万策が尽きたかに見えた悪徳ペンタゴンは、２００９年に入り、ついに禁断の領域に足を踏み入れた。検察権力の不正利用が始まったのだ。
　

　２００９年３月３日、小沢氏の公設第一秘書大久保隆規氏が逮捕された（三三事変）（http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-cee1.html）。検察権力の不正行使に、常識ある多くの民主党議員が抗議の姿勢を示した。ところが、この段階から、検察権力の側に立った勢力が存在した。これが民主党内対米隷属悪徳８人衆であり、表面で発言を繰り返したのが、渡部恒三氏、仙谷由人氏、岡田克也氏、前原誠司氏、枝野幸男氏などの面々である。
　

　さらに、２０１０年１月１５日には、石川知裕衆院議員が逮捕され（一一五事変）（http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-007a.html）、４月２７日には小沢一郎氏に対して東京第５検察審査会が起訴相当の議決を示した（四二七事変）（http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-163e.html）。

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問題は、これらの刑事問題の内容だ。詳しくは
「小沢一郎氏周辺の刑事問題に関する五つの真実」（http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-378c.html）を参照いただきたいが、刑事問題として取り上げることが適正でない問題しか存在しない。制限速度１００キロの高速道路で１台だけを狙い撃ちして１０１キロで摘発し、新聞テレビが大騒ぎしているような図式である。
　

　問題の内容を踏まえれば、民主党議員は結束して、不当な検察権力行使を糾弾するべき問題である。また、検察審査会への審理申し立ての受理や審査補助員の選任などが極めて不透明であり、これらの決定にかかる担当責任者を国会に参考人として招致し、実態を解明するべきである。
　

　これらの問題に関連して、検察権力の不正行使を問題とするのではなく、小沢氏攻撃の材料として活用してきたのが、渡部恒三氏、岡田克也氏、前原誠司氏、枝野幸男氏などの対米隷属悪徳８人衆である。
　

　多くの参考になる論考を示してこられた「Aobadai Life」（http://ameblo.jp/aobadai0301/）様が、岡田克也氏に対する失望のコメント（http://ameblo.jp/aobadai0301/day-20100822.html）を示しておられるが、岡田克也氏（http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_2c9a.html）には宰相に就任できる器量がないことは明白（http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-3844.html）である。「起訴される可能性がある方が代表、首相になることには違和感を感じている」とは、あまりに不見識である。
　

　渡部恒三氏（http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-5a3c.html）に至っては、小沢一郎氏に対して、「悪いことをした人」と発言したが、即刻、議員を辞職するべきだ。老害以外の何者でもない。そもそもこの偽黄門は、つい先日まで小沢一郎氏に対して「陰でこそこそせず出馬して堂々と戦うべきだ」（７月１６日ＴＢＳ番組での発言）と主張していなのではないか。自分の発言すら記憶できなくなっているとしか思えない。
　

　こうしたなかで、唯一、正論を示したのが原口一博総務相である。
「ステイメンの雑記帖」様（http://stamen.iza.ne.jp/blog/）が原口一博氏発言を紹介（http://stamen.iza.ne.jp/blog/entry/1757829/）くださった。
紹介くださった発言を朝日新聞記事を引用すると（http://www.asahi.com/politics/update/0822/TKY201008220217.html）、

「原口一博総務相は２２日、佐賀市内での民主党佐賀県連の会合で党代表選に触れ、「民主主義の原点を踏み外した発言をすべきではない。推定無罪の原則が民主主義の鉄則だ」と語った。検察審査会の議決を控えた小沢一郎前幹事長の立候補に、問題はないとの考えを示したものだ。

　小沢氏については、岡田克也外相が２０日に「起訴される可能性がある方が代表、首相になることには違和感を感じている」と述べていた。原口氏は会合後、記者団に「検察審査会によって一国の代表を決めたりということではない、わきまえた行動が必要だ」と強調した。」
（ここまで引用）
　

　これが正論であることは、民主主義の原則を知る人には常識である。しかし、マスゴミは原口氏発言を大きく伝えない。日本のマスゴミは「無罪推定の原則」すら理解しない、前近代の存在である。
　大本営と結託した腐れマスコミ＝マスゴミは有害無益の存在である。
　

　９月１４日の代表選に向けて、マスゴミとの全面対決を恐れてはならない。（http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-53c1.html）腐ったマスコミなら、粉砕することにこそ正義がある。
　

　小沢一郎氏に対する執拗な攻撃は、悪徳ペンタゴンが小沢一郎氏の政治刷新能力を心底恐れていることの証左（http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_4d0a.html）である。マスゴミが小沢氏攻撃を強めれば強めるほど、小沢一郎氏の価値が高まる逆説を正しく理解しなければならない。

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コメント
01. 2010年8月23日 21:04:45: UyDi24Q5Jw 過去の経緯を思い出しました。大変勉強になります。 そもそも鳩山総理は何故迷走に見えたのか？ 私的には組閣の失敗だったと思います。 藤井財務大臣就任時に「小沢が何色示す」で時間が掛かってましたが １２月に予算が組めるかと言う時の「ガソリン暫定税率の維持」を小沢氏の独裁的鶴の一声とマスコミに書かれながらも内閣全員小沢氏に泥をかぶってもらってその後、藤井氏さっさと辞任・・・。 暫定税率維持の決断を内閣の大臣が小沢氏の代わりに発言するのがスジでしょ！ 暫定税率が無かったら差し引き後５兆円の国債を発行する決断に迫られてた 本当に小沢氏の発言が許せなかったら大臣の椅子を返上するやつが出てきて当然 政権奪取までは小沢氏に頼り、大臣になったらポイ捨て こんな不義理な人間達に国民の生活なんて守れるはずが無い！！！！
02. 2010年8月23日 21:11:09: YeLEx4ejww 原口氏は、ここでは正論を言っているが、それならば何故２月にクロスオーナシップ禁止を打ち出しながら、今に至るまで、手を付けず、閣議へ提案もせず、放置したままなのか？。 また、旧郵政大臣も兼ねており、ＴＶ無線送信局および放送法監督官庁の長、偏向報道を是正でき、指導する立場、なのにこれも行っていない。 このためマスコミの、謂われ無き小沢氏バッシングを、許してしまった。 原口氏の一年余の総務大臣として、実績は何か？。 この疑問、払拭していただきたい。 それにより原口氏の評価を、行いたい。 小沢氏側に立った当該発言は、１００％評価する。 今後も正しい言行を、期待する。
03. 2010年8月23日 21:16:14: yctf04LcvI 01さんの分析もあると思うのですが、私的には”鳩山総理が何故迷走したか”の 命題の答えは、迷走したかのように報道したからだと思います。 結局のところ、一次情報の大半を握っていると思われている（実際は取材も しないで適当に書いてることが分かっているが）マスメディアが迷走したように 演出したのだと思いますよ。 原口氏は、マスコミを上手に使っていると思いますね。編集できないように、 捻じ曲げにくいとうに、マスメディアを使っていると思いますね。 ここに記された一連の流れをみると、マスコミの作ったドラマ通りに 強引に進めようとしてボロが出まくった昨年状態がはっきり浮かび上がります。 これだけ出鱈目な内容なのに、未だに”政治と金”とかいっている連中は 軽蔑に値すると思いますね。
04. 2010年8月23日 21:46:37: mJ6hrKHwjU 原口総務相はテレビ出演の機会が多いのに、なぜこの事を発言しないんだ？ あと総務大臣なんだからテレビの暴走をに対して、何らかの処罰やら厳重注意くらいは出来るだろうに。
05. 2010年8月23日 22:11:12: FWPFBV2q5Q どなたもはっきり言わないのであえて言いますが、 私は原口氏は口だけ番長であり、安易におやじの呼び方からため口へ移る、 状況による変節漢であると思っていますので、 今回の小沢援護も勝ち馬乗りと考えております。 大臣としてはっきりした実績を積み上げ次第、この偏見はいつでも 引き下げる用意がありますが、 残念ながら、このままではないかと予想されます。
06. 2010年8月23日 22:49:02: ndWtIM7B9Q 原口氏＝松下政経塾あがり・・・微妙なんですよね＾＾；　松下の出は。 岡田フランケンは、論外ですね。 円高だの株価暴落だの揺さぶられてる昨今ですが、じ〜〜〜っと我慢です。 ダメリカの揺さぶりに負けないように、早く代表選してほしい！！ ダメリカのコバンザメ化した菅なんか、早く引っ込んでほしいです。
07. 2010年8月23日 23:13:34: g3mokZrksY 原口総務相が立候補することを期待する。 民主党は「原口首相」で出直してはどうか／「ベーシックインカムは北欧で学びました。とても大事な制度だと思います」（原口氏） http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/780.html
08. 2010年8月24日 08:53:45: mPIqFegdZA >>02さん　１００本の手で拍手です。今頃になって正論を吐こうとするなんてどの口で言うのか、、、、。全く信用していません。
09. 2010年8月24日 19:45:20: NtvqIzrEfs なんかしっぽを捕まれているのよ。 インテリジェンス活動家達に。
10. 2010年8月24日 23:42:29: 0ruzAX9hXM 　　仙石を政界から抹殺する事が日本を救うことになる。弁護士活動をするならば、悪徳弁護士になること間違いなし。

11. 2010年8月25日 07:24:23: s5uis36hXg 　原口さん　信用できません。 小沢さんについた方が先々採算が合うと見込んだのでしょう。 　三井環さん　原口さん口先だけ・・・・ 私もそう思う。
12. 2010年8月28日 12:34:43: YeLEx4ejww 原口は、ついに、小沢さんより遙か格下の、菅支持を口にした。 原口の脳力は、やっぱりこの程度しかないのだ。 したがって、鳩山、小沢内閣の時から現在に至るまで、クロスオーナシップ禁止を口にしながら放置、放送法違反で、ＴＶ業界の指導もせず、マスコミ正常化を放任したのは、菅首相実現への誘導であったのだ。 小沢内閣では、この無為無策総務大臣の更迭が、いの一番に必要である。 朝ズバもんた、菅続投への誘導発言、小沢さんへのこの世に存在しない「政治と金」ネガキャン、今朝もくどいほど続き、聞くに堪えず、見るに堪えないほどであった。 原口が監督官庁主務大臣、放送法「不偏不党、多角的検討報道」規定を、知りながら虫、放置している理由である。 岡田の、小沢さん出馬拒否発言とともに、この原口サボタージュは、小沢さんへの名誉毀損でもある。 法律を曲げて解釈したり、法律の規制を放任したりは、担当大臣の職場放棄、小沢さん、この二人は、獅子身中の虫、許すべからず。 民主党内融和も必要だが、明らかに思考形態の狂った人間は、挙党態勢の障害であり、排斥した人事が求められる。 偏った人間形成は、親が育てたＤＮＡ、教育や、後の勉学で変わるものではない。

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