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出馬宣言に安堵 「2010.9.14民主党党首選考その2」 れんだいこのカンテラ時評784 
http://www.asyura2.com/10/senkyo93/msg/210.html
投稿者 韃靼人 日時 2010 年 8 月 26 日 09:49:10: XfUHcQiPmEZmc
 

http://otd10.jbbs.livedoor.jp/1000013618/bbs_plain

れんだいこのカンテラ時評784 れんだいこ 2010/08/24 21:55

【2010.9.14民主党党首選考その2】

 9.14民主党代表選に向け再選を目指す菅派連合が動き出した。菅派は、「脱小沢」を旗印に合同選挙対策本部を週内に発足させる。一方、小沢派は26日にも出馬を正式要請する。樽床伸二国対委員長や海江田万里衆院議員の名前も取りざたされていたが「菅対小沢」に収斂されつつある。代表選はいよいよ激闘モードに突入してきた。小沢の出馬確認を経てコメントしたかったが待てない。れんだいこは出馬宣言に安堵したい。労働意欲に関わるから頼むぞ。何とか経済を立て直してくれ。小沢―亀井派による政治にしか期待できない。

 小沢出馬を前提とすると、9.14民主党代表選は民主党分裂を覚悟した壮絶な権力闘争が予想される。久方の政界版「仁義なき戦い」が始まりそうな気配である。小沢首相誕生となれば党内シオニスタンの一斉離党による政界再編が目論(もくろ)まれている。但し、シナリオ通りに運ぶかどうかは分からない。案外引きとの手がなく往生することもあろう。つまり踊らされている。とはいえ、「仕組まれた民主党分裂」は仕組まれている故に止めることができない。

 云えることは、菅派連合には目下の日本閉塞情況をこじ開ける力はないということである。現代世界を牛耳る国際金融資本に御用聞きするしか能がない連中なので、自力再生の際には使いものにならない。改心を期待するのも無理と云うものだ。政界から足を洗い、一介の労働者として勤務し始めることを望む。そうすれば、日本労働大衆の辛吟が初めて骨身にしみようぞ。以下、各種情報を参考にしながらここまでの動きを確認しておく。

 8.20日、党内シオニスタン筆頭の前原派が、港区赤坂のホテルで50人規模の会合を開き、菅続投を申し合わせた。他方同日、親小沢派の樽床国対委員長、三井弁雄国対委員長代理ら「七人の侍」も会合も開いた。幕末の志士・坂本龍馬を意識したと思われる土佐料理店に集結し、「小沢一郎さんじゃないと、ここは乗り切れない。最終的には輿石会長に一任しましょう」と確認している。

 8.22日、菅首相は、地元の東京都府中市の大国魂神社を参拝、玉ぐしを奉納。参拝後、記者団に「首相になった報告に参りました」と説明するだけで、「代表選の必勝祈願か」との問いかけにはダンマリを貫いた。「参拝で戦闘モードにスイッチが入った」と評されている。

 8.23日午前、菅首相は、衆院議員会館事務所で新人議員18名と懇談し、「1年間では、自分たちのやっていることがすべてできない。3年間はしっかりやらせてもらいたい。3年後に(参院選との)ダブル選挙でやればいい」と述べ、首相の衆院解散権をちらつかせながら、他方で早期の衆院解散に脅える新人議員の不安感を払拭する甘言を弄した。

 「支持基盤のない新人議員を萎縮させるようなやり方は卑怯」(鳩山由紀夫前首相側近の中山義活前首相補佐官)との批判にも馬耳東風のようで、新人議員囲い込みに露骨に乗り出した。新人議員懇談は、23日を皮切りに6回にわけて25日まで開催する予定で、招待した計157人のうち3日間で計100人程度の参加を見込んでいる。菅首相の求心力が試されているが、どうせこれもシナリオ通りの振り付けだろう。
 
 菅首相支持陣営の動きは次の通りである。8.23日午後、菅グループ「国のかたち研究会」(座長・江田五月前参院議長)は、東京・永田町の憲政記念館で国会議員33人による事実上の決起集会を開いた。首相自身は姿を見せなかった。江田前参院議長は、「国民は(政権獲得から)3人目の代表を選ぶどんちゃん騒ぎの代表選を望んでいない」と述べた。集会後、記者団に対し「首相は今週末か来週に正式に出馬表明するだろう。それを受けて来週、首相を支持する(菅、前原、野田の3グループの)合同選対を設ける」と語った。菅を出自の岡山グループが支えているが、そういう地縁結合は政治の遊びでしかなかろう。

 菅再選に向けて党内シオニスタン衆が蠢いている。民主党内シオニスタンを確認する絶好機会であり、これを確認すると、主なところで仙谷由人官房長官、枝野幸男幹事長、岡田克也外相、前原誠司国土交通相、野田佳彦財務相、玄葉光一郎内閣府特命担当相、蓮舫行政刷新担当相、小宮山洋子財務委員長、最高顧問の渡部恒三等である。どういう媚薬を嗅がされたのか、ここにきて系譜的には小沢派の藤井裕久、石井一が官続投派に転じている。菅、前原、野田の3派連合で約100人規模となる。

 菅派は、検察による小沢前幹事長ハガイ締めを助っ人にしている。政治資金規正法違反容疑について検察の暴走を咎めるのではなしに、露骨に“口撃”を開始している。岡田外相は、「起訴される可能性のある方が、代表・総理大臣になるということに違和感を覚えている」、7.29日のTBS番組収録でも「まだ1カ月の政権を代えることがどういう意味を持つか考えた方がいい」、「(首相が短期間で代われば)日本の存在感が小さくなりかねない」と発言している。

 野田財務相も7.30日の記者会見で、「トップがころころ代わることは不安定につながる」と発言している。8.18日、自派の会合で、「わたしはもう、すでに菅総理続投支持をお話をしてますんで、ほかに誰が出てくるかわかりませんから、対立軸を設けるとするなら、そのあえて戦う人の側が、まず第一義的に、その説明をすべきだろうと思います」と発言している。

 蓮舫が出席発言し、「民主党に求めていただいたのは、クリーンな政治、その国民の声をわたしは無視できないと思ってます」、「代表選があること自体は歓迎したいと思うが、もしここで仮にまた代表・首相が代わるとなると、個人的には(解散)総選挙が筋だと思っている」、「総選挙になった場合は10月末に予定されている特別会計の事業仕分けにも大きな影響が出る。その影響を最小限に抑えるためにも、菅首相を支持したい」と発言している。衆院解散をチラつかせながら官続投を支持せよなる論を展開している。れんだいこは、この発言により、最終的にこ奴を見限る。さしづめ小泉政権時代の小池の如き役割をしているが、行き過ぎた迎合は、潮がが変われば後でその分人より多めに恥を掻くことを覚悟しておかねばなるまい。

 「ニセ黄門」で知られつつある渡部元衆院副議長も、露骨に反小沢攻撃に加担している。これを確認しておく。この御仁は手前が数多くの疑惑履歴を持っているにも拘わらず、それには口をつむったままこう述べている。「小沢氏が首相になれば、指揮権発動よりもっとひどい疑惑隠しになる。しばらく休んでいろというのが国民の声だ」。8.21日、テレビ東京番組に出演し、「(小沢が)首相になると検察は小沢氏を起訴できなくなる。彼が今、首相になるというのは悪いことをした人間を政治がかばうことになる」、「55年体制の政治家はだんだん引退していい。小沢氏は最高顧問にでもなってもらえばいい」。子供騙しの弁で弁じているが、これが早大雄弁会で鍛えた舌のなれの果てである。

 鳩山前首相が長野県軽井沢町で開いた懇親会に小沢が出席し共に「気合い」を入れたのに対しても、「(同党議員約160人が集まったことにについて、小沢氏への)ごますりで恥ずかしい。大邸宅の別荘で『国民生活』なんて言っても滑稽だ。昔の自民党の悪いことばっかりまねしている」と批判した。小沢一郎前幹事長に対して、「たった1人が諸悪の元凶だから、この人がいなくなればすぐ挙党一致できる。党を分裂させている元凶が『挙党一致』なんて(言うのは)こっけいな話だ」と語っている。代表選に小沢氏が出馬した場合については、「国民世論を無視した結果は出ないと私は確信している」と述べ、菅直人首相の再選は動かないと強調している。

 この渡部恒三について一言しておく。渡部恒三は、1969(唱和44)年の第32回衆院総選挙で、羽田孜、小沢一郎、梶山静六、奥田敬和、高島修、佐藤恵、石井一、斎藤滋与史、小坂徳三郎、綿貫民輔、中山利生、佐藤守義、林義郎、稲村利幸、野中英二、有馬元治らと共に初当選している。これを角栄チルドレン「44年組」と云う。他派系同期に浜田幸一、森喜郎らがいる。この時、渡部恒三は公認漏れし無所属で立候補し、「会津のケネディ」(「ワタスは東北のケネデイダす」)を自称して初当選した。

 その後自民党入りし田中派に所属することになるが、時の田中幹事長は、公認しなかった不明を詫びたと伝えられている。しかし今になって思うに、渡部を公認しなかった田中角栄はやはり慧眼だったのではなかろうか。はるか昔に渡部恒三のニセ黄門化を見抜いていたのではなかろうか。他方、小沢を愛でた。次のように評している。「小沢一郎はいい。黙々として、人の為に汗を流している。愚痴は言わない。こういう奴が伸びる。陰で人の為に黙々と汗を掻いている。弁解をしない。地位、肩書きにも拘泥しない。『カミソリ』ではなく、『大ナタ』の魅力がある。こういうのが総理になる器なんだ」。この言は、渡部恒三への当てこすりかもしれない。そう思うと可笑しい。

 8.23日、西岡参院議長がイナゲな発言をしている。政党会派を離脱中の議長が政党の党首選に言及するのは極めて異例だ。こういう時には注意を要する。国会内で臨時の記者会見を開き、9月の民主党代表選に関し次のように述べている。「(首相に)対抗する候補者は相当の覚悟が必要だ。首相を蹴(け)落とそうとするのだから、敗れた場合、敗れた場合の立場は惨めでなければ理屈に合わない。党を去ることも選択肢に入る」、「敗者に党の要職や閣僚ポストが与えられる仕掛けは茶番劇だ。政権政党が甘っちょろい党内の陳腐な就職運動劇をしている余裕は断じてない」と指摘した。

 この発言に対し、「政府・民主党役員人事での処遇を期待した候補擁立の動きをけん制したものと見られる」などとピンボケ評論されているが、小沢擁立の動きに対する露骨な牽制発言であろう。これを逆読みすれば「心して掛かれと云う裏からの厳しい激励」と読めなくもないが、普通にはドウカツであろう。発言する必要のない立場の者が敢えて発言しているところが臭い。

 これに対し、小沢派の動向は次の通り。あまり伝えられていないが透けて見えてくるのはこうである。

 8.14日、民主党の小沢前幹事長側近として仕えた高嶋良充前参院幹事長、佐藤泰介前参院総務委員長らを慰労する会が、小沢氏の主催で京都市内の料亭旅館で開かれた。「今、勝負しなくても、菅政権は来年春には行き詰まる。その時に小沢さんが出ればもっと支持は集まる」発言に対し、小沢はこう言い切った。「正々堂々と戦うのなら、9月の代表選しかない」。小沢は、8.19日、長野県軽井沢町での鳩山グループのバーベキューパーティーに参加し、小沢―鳩山連合による挙党一致体制の確立を確認した。但し、例によって鳩山前首相は両マタ戦術に出ている。当人は一旦は次期衆院選に立候補しない旨声明しているので気楽であろうが、残された鳩山派の面々はそうは行くまい。党内情勢のメを読み取るのに懸命になっていると窺うべきだろう。

 この間、山岡賢次副代表が小沢出馬に向けて精力的に根回ししている。8.24日、小沢は、都内の個人事務所で党所属議員らと面会し、桜井充政調会長代理に対し次のように述べている。「せっかく政権交代したのに、このままでは国民の信頼を裏切る」。永久革命論をぶったことになる。但し、代表選への対応については言及しなかった。8.25日、小沢前幹事長が「小沢一郎政治塾」で講演する。小沢待望論がある中で、どのような発言をするかが焦点となっている。「一新会」のほか衆院当選1回の「一新会倶楽部」のメンバーも参加する予定。山岡副代表は26日にも、同氏に出馬要請するとしている。

 他の閣僚の発言を確認しておく。原口総務相は、8.22日、佐賀市内での民主党佐賀県連の会合で、「民主主義の原点を踏み外した発言をすべきではない。推定無罪の原則が民主主義の鉄則だ」と語った。検察審査会の議決を控えた小沢一郎前幹事長の立候補に問題はないとの考えを示したことになる。岡田外相の「起訴される可能性がある方が代表、首相になることには違和感を感じている」発言に対する反論になっている。8.24日、CS番組収録で、「自分が出る資格もないし、闘うタイミングでもない。総理(の職務)はもっと上の世代にしっかりとやってもらいたい」と述べ、自らの出馬には慎重な姿勢を示した。菅直人首相を支持するかどうかについては「まだ代表選の構図がない」として明言しなかった。

 総務相はまた「地域主権などの改革の道筋を示しており、僕はこれを実行しなくてはいけない」と述べ続投に意欲を示した。「誰か特定を排除したりしていれば、自民党さんのときの政権がまさに派閥抗争で崩れていったのと同じ運命をたどる。誰かを排除して、何かをやれるような、まだ体力はない」とも発言している。原口の対応にいつも感じることだが良識的である。松下政経塾上がりとしては異色の大器の気がする。今後、ネオシオニズムの甘言に捕まらないことを祈る。

 山田農水相は、「『政治とカネ』の問題で出馬できないことはないと思っております」と述べている。れんだいこは、山田農水相の先だっての防疫対応には釈然としていないが、この見解は至極真っ当なものである。

 2010.8.24日 れんだいこ拝

 

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コメント
 
01. 2010年8月26日 13:46:16: TVz0MBSD5M
偽黄門一味の運命や如何に。

02. 2010年8月26日 14:11:40: iEsDWZb9xk
今回の経緯で誰が国民生活第一の政治家かがわかったという意味でも赤飯。

03. 2010年8月26日 16:49:51: YR67A0tvpw
何時まで漕いてる!?小沢先生の”政治とカネの問題”を!
賞味期限を過ぎた軽微な記述ミスを、鬼の首を取ったように、錦の御旗のようにほざいている様は滑稽を通り越して、腐臭感が充満。
マスゴミさんよ、老醜の都税ネコババき糞爺いイシハラ、福島のズウズウ弁の呆け老人恒三のコメントをTV画面に晒すなよ。閉塞社会が密閉状態となるから。

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