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小沢一郎の「一誠」 (Aobadai Life)
http://www.asyura2.com/10/senkyo93/msg/357.html
投稿者 亀ちゃんファン 日時 2010 年 8 月 28 日 11:02:15: GqNtjW4//076U
 

http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10632180099.html
2010年08月28日(土) 07時23分25秒

 小沢一郎の「一誠」


「百術は一誠に如かず」 

小沢一郎の座右の銘である。

どれほどの権謀術数をはりめぐらしたところで、

結局は、ひとつの誠意を貫くことに、かなうものはない。


裏切り、孤独、恐怖、誘惑、夢、理想、

それこそ、人間社会のあらゆる場面が凝縮された政界で、

40年に渡って生き抜いてきた小沢一郎にとって、

本当に大切にしているものは、そこなのだろう。


マスコミはプロパガンダで、

小沢には政策がなく政局ばかりだ(元はナベツネ発言)とか、

権謀術数だけに生きているドス黒い政治家だとか、

もともと本人も、口ベタなうえ、けして、華やかな顔つきではない。

そこにレッテルを貼ることで、小沢はマスコミとって、

都合のいい、いじめの対象になっていた。

いや、そもそも「既得権益の破壊者」であることが、

公共の電波を寡占し、再販制度に守られて、暴利をむさぼってきた

マスコミからすると、恐怖の対象なのだろう。


さて、私も含めて、熱心に小沢一郎を支持する人間にとっては、

いったい彼のどこに、惹きつけられるかというと、

「剛腕」と称される手腕でもなく、老獪な権謀術数での頼もしさでもなく、

結局は、

「百術は一誠に如かず」という彼の生き方に対してなんだろうと思う。


小沢一郎は、ぶれずに、大局観をもって、

戦後、アメリカの属国として、自立できなくなった日本の国を、

なんとか「普通の国」に戻そうとして、一貫して、政治活動を行ってきた。


そのぶれない姿勢に対して、熱心な小沢支持者は共感するのである。


とくに日本の政治では、平気で公約が裏切られる。

自民党の政治家はいうにおよばず、

平和と福祉が党是であったはずの公明党も、小泉政権において、

イラク戦争における自衛隊の派遣、各種社会保障の切捨てに加担をした。


もともと市民運動家で、社民連から政治家人生をスタートさせたはずの

菅直人も、野党時代は、あれだけ既得権益層を舌鋒鋭く批判してきたのに、

当の本人が、アメリカ、財務官僚、マスコミにとりこまれ、

既得権益層の守護神となってしまった。


対して、小沢一郎という政治家は、

大局観に立って視点で、ずっとひとつのことを追い求め、

マスコミに叩かれ、罠に嵌められながらも、ここまでやってきたのである。

「小沢は裏切らない」という信頼感が、彼を熱く支持する人たちの中にあり、

その輪が次第に、次第に広がってきたのだろうと思う。


小沢一郎が政治家人生を通して、成し遂げたかったものは何か。


それは、日本という国に、


既得権益層から、「国民のために」政治を取り戻し、

アメリカの属国構造を破壊し、「普通の国」として自立をさせ、

国民が自分の頭で考え、自分で参加する民主主義を定着させる


今の日本が、根本的に抱える課題について、

対処療法でなく、彼は根本治療として挑み続けているのだ。

そこに、原理主義者であるとかいう批判が生まれることもあるが。

彼が行っている政治活動は、まず、ここに集約される。


小沢は「右派」から「左派」に変質したなどという批判は当たらない。

単に、国民政治家として、

コイズミ改革で、破壊された国民生活を、

政治の使命として、そこに救いの手をさしのべるべく、

政治課題だと認識して活動しているだけの話であって、

私は、田中角栄が生きていたとしても、

やはり、コイズミ改革の逆コースの政策をやっただろうと思う。

「右派」でも、「左派」でもなく、単に彼は国民政治家なのだ。


小沢一郎が、「国連中心主義」から、「中国重視」に政策転換したという批判もある。

これもおそらくは、アメリカという超大国に属国支配された日本にあって、

どのようにして、自立を求めていくかというときに、

当然、アメリカに対しての牽制材料が必要となる。

それが、1990年代は、国連に権威がまだあったので、国連中心主義だし、

2000年代にはいって、地域ごとの国家連携が盛んになって、

また中国の躍進が目覚しくなってきたところで、アメリカへの牽制材料として、

中国を活用しようとしていることなのだろうと思う。


マスコミは小沢一郎は政局好きで、

20年間に渡り、日本の政治を混乱させてきたと批判をする。

しかし、今一度、私たち国民は、

なぜ47才で、自民党の幹事長に就任し、権力の絶頂にあった小沢が、

本来であれば、自民党にとどまることで、

いろんな利権も手にすることができただろうが、

彼が、同志と新生党をつくり、政界再編に動いてきたかを思い出したい。


まず、あの時代は、ベルリンの壁が崩壊し、

世界中で、冷戦構造が終わり、

韓国や台湾などの軍事政権も民主化に向かい、

日本と同じようにアメリカに内政干渉を受け続けていた西ドイツは、

この千載一遇のチャンスをとらえて、ドイツ統一を果たし、

フランス、ロシアと接近することで、アメリカの影響下から抜け出していく。


当然、日本も55年体制と呼ばれた、アメリカの冷戦構造支配下での属国統治の仕組み。

つまり、中選挙区において、社会党は、自民党を超えないように

候補者数を低く調整をして、自民党が常時、与党であるように枠組みを設計し、

一方でウラでは、自民党から社会党に工作資金が渡り(国対政治)

社会党はパフォーマンスで、国会質問をおおげさにやるという茶番政治。


当時の日本は、民主主義国家であるように見せかけて、

実態は、自民党以外に政権交代ができないように、そもそもの枠組みが設計されていた。


当時、リクルート事件が起こったこともあって、

日本の政界そのものを、再設計するべきだという機運と、

もちろん中選挙区制で、既得権を維持しようという勢力があって、


小沢一郎は、海部政権の時代から、

中選挙区制度を止めて、政権交代が可能な小選挙区制度を導入し、

日本の政治構造そのものを変えようと動いてきたわけだ。


それが海部内閣が倒れ、宮沢内閣も、結局、政治改革法案をしぶったので、

倒閣という流れになって、新生党や、さきがけが自民党から飛び出し、

細川内閣が誕生して、55年体制に終止符をうつことになる

今の政治改革法案が成立して、中選挙区制度が終わる。


このことが、自民党の長老たちの怒りをかい、

とくに、竹下登の怒りは大きく、

マスコミ側を組織して、「三宝会」という、マスコミと自民党政治家、財界の

癒着したウラ組織が生まれる。

ここから、徹底的に、小沢一郎のバッシングが開始されることになる。


その後の小沢一郎はさまよい、

公明党をつかって、新進党を結成してはうまくいかずつぶしてしまったり、

また、小渕恵三との話しあいによって、やはり与党に入ることが、

国政改革ができるのではないかと、自自連立を組むが、

そこで結局、野中の謀略にはめられてしまって、

連立解消どころか、自由党は、保守党の分派活動で、分裂に追い込まれる。


そして、その後の、

民由合併、代表就任、国策捜査、政権交代、幹事長就任、一兵卒へときて、

ついに、今回の代表戦で立ち上がって、首相になる望みが生まれたのだが、


結局、小沢一郎が果たそうとしてきた夢は、

私たち有権者が、20年前に冷戦が崩壊して、

これから日本はやっと「普通の国」になれるだろうと

そう思いながらも、


逆にアメリカがクリントン政権以来、

年次改革要望書を通じて、属国統治を強化したことで、

かけはなれていたいった皮肉もあって、


小沢一郎の政治人生そのものに、次第に、

日本を「普通の国」にしてほしい、という夢を感情移入して、

私たちは祈るような思いで見てしまうのだろう。


一方で、既得権益層は、

小沢がいったい何のために、野党に身をおいてまで、

その政治人生を貫こうとしているか分かるから、怖いのである。

だから、このところのバッシングにおいても、

個人攻撃のように、激しさを増してくる。

官僚も、検察を使ってでも、なんとしても、逮捕させて、

政治人生を終わらせなければいけない事情があるのである。


彼らからすると、菅は、実に都合のいい政治家だ。

結局、理念なんてものはなく、

「首相」という肩書きがほしいだけというのがわかったから、

うまく取り込んでおけば、自分たちの既得権も自民党時代と同様に担保される。

それで、参院選であのような結果が出ても、

菅続投を必死に煽るのである。


いずれにしても、日本の国は、方向性を見失い、

猛烈な円高にあってさえ、財務大臣は狼狽し、目が泳ぐだけで、

なんのメッセージも、マーケットにおくることができない

それぐらい今の菅政権はダメさを露呈している状況だ。


この状況におよんでは、白かろうが黒かろうが、

日本で一番実力のある政治家に出てもらって、

しっかりとこの国を立て直してもらうしかない。


やはり、それは小沢一郎をおいて、他に見当たらない。


さて、このところのマスコミ報道をみていても、

マスコミは民主党議員に心理的プレッシャーを与えようと、

また党員・サポーター票を世論操作で誘導できるようにと、


驚くほどの一方的な、小沢一郎への個人攻撃をはじめている。

そこに報道の公平性も、中立性もあったものではない。

いよいよマスコミも、断末魔の叫びをあげはじめて、暴走しているといったところだ。


しかし、これは小沢一郎の既得権益に対する戦いであると同時に、

私たち有権者にとっても戦いである。


その敵とはマスコミである。


既得権益層がマスコミを使って、一方的に間違った情報を垂れ流すのであれば、

われわれ既得権益の打破を目指す一般国民が、ブログやツイッターを通じて、

真実の情報を発信しつづけるしかない。


これは、「既得権益層のための政治か、国民のための政治か」を問う戦いでもある。

けっして、民主党の中の、コップの中の嵐などという矮小化されたものではない。


もっというと、

亀井静香が月刊日本のインタビューでいったように、


「これから始まるのは、対米従属一派と対米自立派との、凄絶な権力闘争なのだ」


ということだ。

私たちにできることは、既得権益そのものであるマスコミのプロパガンダに対して、

インターネットから抵抗をしていくことである。

 

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コメント
 
01. 2010年8月28日 12:34:21: GdJAMKBIOQ
今、パック・イン・ジャーナル見てるんだけど、藤井元財務相がゲストで出てる。
こういう人が小沢から離れていくのを見ると、小沢にも問題があるように思える。
小沢の周りに残るのは、生来の”子分肌”の人間だけなのかな。

02. 2010年8月28日 13:15:15: VoHQXX9kmw
誠実さ、これの無い人間はどういう世界でも生きていくことが出来ない。
霞ヶ関とマスゴミだけは別かなw

03. 2010年8月28日 18:01:55: cBepkmUKjQ
以前は、嫌いな政治家の筆頭だった小沢氏が、今は最も信頼すできる唯一の政治家になった。小沢氏は政治家としてぶれることがないからだ。

以前は、盲目的に信用していた新聞とテレビを全く信用しなくなり、それらのものは全く見なくなった。
マスコミがかつての戦争に一役買って、そのことを反省していると言っているから、それを信じたのが大きな間違いであった。マスコミは何も反省せず、のうのうと生き延び、以前と変わらずウソを撒き散らしている。
日本人は人がいいから、まさかマスコミがまた国民をたぶらかしているとは思わなかったのだろう。
ウソを並べ立てても処罰されず、潰れることもないマスコミというものは、本当に社会に必要なものなのだろうか。
マスコミ=ウソツキと烙印を押されて、それでも恥ずかしげも無く生きている人間は理解不能である。


04. 2010年8月28日 18:59:23: wuiFKNWm5k
二重投稿です。良く前を点検してから投稿を!

05. 2010年8月28日 23:37:32: J0o6rialnc
>01. 2010年8月28日 12:34:21: GdJAMKBIOQ さん

>藤井元財務相がゲストで出てる。
>こういう人が小沢から離れていくのを見ると、小沢にも問題があるように思える。

あんた藤井氏を買いかぶっていただけだよ。
確かに藤井氏は元官僚だけあって、財務に関してはかつてはすばらし”かった”と思いますが、もともと、鳩山氏が小さい頃から知っていて鳩山氏に近い人であり、今回の衆議院選挙には出馬しないと言っていたが鳩山氏のたっての願いで出馬し、比例で当選を果たし、閣僚になった人です。
その鳩山氏ですが、今回はまぁ色々あって、小沢氏を推す事になりましたが、いわゆる自称オリジナル民主党といわれる人達とは旧知の”お仲間”といったところ。
今回小沢氏を推していますからこのくらいにしておきますが、要するに私の言いたい事は藤井氏に対するあなたの評価は買い被りと言いたいだけです。
いくら有能でも自称オリジナルのメンバーと言われちゃ、何だかね〜。
原口氏が枝野氏の事を非常に有能で内閣には無くてはならない人物って言っていますが、私はNOサンキューです。


06. 2010年8月29日 00:13:05: uslAhaHbzf
藤井裕久は結局、役人でしかなかった。心は旧大蔵省にあったということ。民主党が闇の特別会計に切り込むには足手まといだったのだ。

07. 2010年8月29日 00:57:10: J0o6rialnc
小沢氏が代表を降りた時、渡辺氏に小沢氏を降ろす力は無いだろうと思い、降ろしたのは藤井氏ではないかと投稿した事があったが、藤井氏は断じてそういう男ではないと切々と書いた反論にならば渡部氏だったかと藤井氏にはすまない事をしたと思った事があったが、衆議員選で比例で当選し、鳩山内閣で大臣になったと言う事は、今考えてみるとやはり鳩山氏からの小沢氏降ろしのご褒美だったのではないのか。
小沢氏降ろしをしたのは渡辺恒三氏と藤井氏の連携プレイだったと言うのが真相ではないのか?
しかしやはり藤井氏ももうお年だし政権党の財務大臣は荷が重かったのだろう。

08. 2010年8月29日 11:02:26: J0o6rialnc
07です
>渡辺氏に小沢氏を降ろす力は無いだろうと

誤 渡辺氏  正しくは   正 渡部恒三氏 の事です。


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