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ダメな日本の新聞への提言 「新聞八策」 by 脳科学者・茂木健一郎
http://www.asyura2.com/10/senkyo93/msg/697.html
投稿者 びぼ 日時 2010 年 9 月 02 日 09:06:13: 0cYXJ4o7/SPzg
 

新聞社の方々へ。若い世代の新聞離れは、みなさんも認識しているように深刻です。私の周囲の20代は、ほとんど新聞をとっていません。若者が待っているのは、本気の記事だと思います。定型的、横並びの記事はやめて、独自色を出してみませんか? 若者を新聞に取り戻してみませんか?

しつこいようだけど、具体的に、新聞の惨状のサンプルを挙げるね。

今朝の朝日新聞の社会面の見出し。「私たち、ほったらかし」「お家騒動、幼稚」。この見出しに、街頭でのインタビューを適宜当てはめていく。幼稚なのは、どちらなのだろうか? 紋切り型に安住し、それ以上思考を深めない記者たちの浅薄さには、恐怖すら抱く。これじゃあ、全体主義の国と変わらない。

今朝の朝日新聞の社会面の見出しにあった「私たち、ほったらかし」「お家騒動、幼稚」といった類の言葉を、サンデルさんが使うことを、一瞬でも想像できるか?「正義」を語るために、磨き上げられた言葉、積み重ねられた思考の深さに比べて、日本の新聞のレトリックの、なんと浅薄なことよ。

今この国で生まれてきている、新聞、テレビなどのメディアに対する懐疑的視線や、検察や警察の主張、発表に対する留保は民主主義国では当然のこと。やっと日本も成熟してきたということ。


新聞八策(1)すべての記事を署名とし、社員のスタッフ・ライターと、社外のフリーランスのライターを平等に起用し、競わせる。新聞紙面に載る無署名記事は社員の執筆によるものであるという前提を突き崩す。

新聞八策(2)原則、すべての記事をウェブ上で公開するものとする。青空文庫を見ればわかるように、ウェブ上に電子データがあることは、必ずしも紙媒体の売り上げを下げるとは限らない。検索、インデックスを充実させて、新聞が議論のハブになれるように図る。

新聞八策(3)本格的な英字紙部門を発展させる。日本の記者が書いたものを英語に翻訳するのではなく、最初から英語で独自の記事を書くライター(スタッフ、フリーランスを問わず)を持つ。その上で、日本語の紙面と相互交流し、競争、強化を図る。

新聞八策(4)記者クラブは即時廃止。横並びを避ける。特オチを恐れない。単なる事実の報道は通信社にまかせて、じっくりと事実を分析した、読み応えのある分析、評論記事を掲載する。世界の主要紙を意識し、記事が国際レベルで見て質の高いものであることを目指す。

新聞八策(5)ウェブと連動するなどして、記事の字数を飛躍的に増やす。限られた字数の中で当たり障りのないことを書くという「芸」を廃し、議論を喚起し長く記憶に残るような「刺さる」記事を掲載することを目指す。

新聞八策(6)字数を同じにした升目のような書評欄の悪平等を廃す。それぞれの書き手が、一つの作品として自由な長さで書評を書けるようにする。各月に発表された作品に触れることが政治性を帯びる文芸時評、論壇時評の愚を廃し、書き手がフリーハンドで文芸、論壇の潮流を論じられるようにする。

新聞八策(7)投書欄を活性化させる。すべて同じ長さという悪平等を撤廃。一行だけの投書や、長文の投書があって良い。また、内容について、小学校の学級会の正義感のような「ストライクゾーン」を措定しないようにする。

新聞八策(8)最初から何百万読者向けの薄い内容を措定するのではなく、むしろ、ある熱いコミュニティ向けの記事があって良い。流行というものは、常に少数が多数を引っ張っていくものである。問題は、どのコミュニティにチューニングするか。


以上、心ある人たちから見放されつつある日本の新聞を再生するための、「新聞八策」の試案でした。

結局、日本のメディアは、政権交代という大変動による更新を経験していなくて、未だに自民党永年支配のようなメンタリティの中にいるんだね。

http://twitter.com/kenichiromogi  

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コメント
 
01. 2010年9月02日 10:16:48: B5wwrqEv9U
これをテレビでいったら、あるいはテレビについても書いたら、
茂木さんは確実に画面から干されるだろうな。ブームの終わり・・・
でも、よく言った。見直したよ。どんどんこういうことを書いてほしい。

02. 2010年9月02日 10:21:06: zzbH8XBNZO
駄目じゃないですか、教えちゃったら、茂木さんのバカ
朝日新聞がつぶれなくなるじゃないですか
いつつぶれるかを楽しみにして友達と賭けをしたんですよ
僕は2年後、友達は5年後とネ

でも大丈夫かな?
奴らは自分のことを日本一のエリートだと思っているから
他人のアドバイスなど歯牙にもかけないでしょうから(笑)


03. 2010年9月02日 10:27:34: usWNSPRfIM
茂木健一郎先生立派なご提言ありがとうございます。

後は、マスコミ関係者の狂った思考を、如何正常化するかが腕の見せ所ですね。

マスコミの現状が異常であると、後世の歴史が証明するでしょう。

棺おけに脚を入れる時に、自分の人生・一生は何だったんだろう?自己満足だけの世界に生き、世の為・人の為、社会に何一つ貢献しなかった事に気が付いても遅いでしょう。
女房や子供達・身内が肩身の狭い思いをしなければならない事を少しは心配しないのかね。

自分1人では変えられない?・・・・・
各人1人ひとりが自分を変えれば、アット言う間に全体が変わる。
1人ひとりの勇気と正義感が全体の変化に繋がる。
干されたら、自分の信念に従って貫き通す勇気と気概を持て。
軟弱男子が胆を抜かれた状態を脱却しよう。

今からでも遅くない。公正・公平・正義・社会の公器等マスコミの役割をもう一度原点から再スタートしたら。


04. 2010年9月02日 11:07:57: gGuDucBbIk
能天気で変わり者、脳にしか興味無いと思っていたが、
非常にマトモな思考が出来る人だと判った。
また問題視の次の段階の改善案が出せるレベルの人だというのも
意外で、かなり印象が変わった。

05. 2010年9月02日 13:21:25: 2yAJBI7ckI

 新聞内容の希薄さに加えて、新聞社自体の卑劣さが加わる。

 人々を戦争に駆り立てた、その反社会性、犯罪性は販売店に対する「押し紙」=部数偽装問題

 を見るだけでも全く変わっていない事が分かる。


06. 2010年9月02日 13:52:51: cEwmtaxkZI
茂木さん、見直しました!こんな文章が書ける人だったんですね。阿修羅で熱狂的な信者がいる藤原正彦のエセ理系・エセ愛国心エッセイなどとは格が違う内容、これからも我々に大切な気づきをください。

本当に重要なことは簡潔に指摘できる。なぜなら重要なことは、我々の生活を左右する現実として今我々の前にあるから、それを脳が言葉で認識する前から、脳は日々その存在を潜在的にはっきり感じているから。不正と腐敗の極みにあるこの国の新聞テレビ、警察、検察、裁判所、このフィクションを妄信して右往左往する衆愚と化した国民、これを変えるにはまず脳がこの現実を認識しアハ体験しなければ、ですよね?!


07. 2010年9月04日 17:41:10: EtUbaZkfqM
“自民党永年支配のようなメンタリティの中にいる”ようにしか見えない、今の日本の目メディア業界。しかし、全国一般向けメディアはそうであっても、地方のメディアや各界専門紙の中には、この茂木氏の提示した「新聞八策」のうち、たった一策だけでも、似たような策を具現しているところがあるはずである。茂木氏には是非、全国向け一般メディアだけではなく、地方や専門系の新聞やTV等の姿勢も見ていただきたい。

08. 2010年12月02日 23:31:14: kjyeYVpUNk
茂木氏のこの提言は、年老いた既存の新聞社やTV局のお偉方には響かないであろうが、若手たちには確実に響いているはずだ。いや、響いていてほしい。兎にも角にも、既存メディア側は、其処で働く人間から変わっていかなくてはなるまい。もう新時代だ。ウェブに背を向け、フィクションだらけの記事を垂れ流す時代は、新聞社&TV局自身、そろそろ幕を下ろしてもらいたいものだ。

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