http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100906-00000006-rnijugo-pol

14日に投開票が行われる民主党代表選。菅直人総理（63歳）と小沢一郎前幹事長（68歳）の一騎打ちとなったが、現在マスコミやネットの各サイトでは「管vs小沢、どちらを支持するか？」の世論調査が行われている。だが、その結果はメディア（サイト）によって大きな違いがあり、特に新聞・テレビなどの大手マスコミとネットメディアのかい離が大きい。

通信社や新聞社、テレビ局の電話調査の調査によると、7割前後が菅直人派。たとえば、共同通信社（8月28日）は菅氏69.9％、小沢氏15.6％、読売新聞（8月29日）は菅氏67％、小沢氏14％、日テレNNN（9月3日）は菅氏72.0％、小沢氏16.1％だ。

一方、ツイッター、Yahoo! JAPAN、ニコニコ動画といったウェブサイトにおけるネット投票では、小沢氏への支持が多い。たとえば、infoseek楽天が行っているツイッター経由のアンケートでは、菅氏の5％に対し、小沢氏は95％。ニコニコ動画では4日に同サイトに小沢氏が登場した際には、78.5％の支持率を集めた。ツイッター経由の別の投票vriendでは、5日現在、1185票のうち、菅氏が20.9％なのに対し、小沢氏は73.4％だ。

大手マスコミと、ネットでの調査結果にここまで差がついたことについて、ネットニュース編集者で『ウェブはバカと暇人のもの』著者の中川淳一郎氏はこう見る。

「どちらが本音かということについては、よく分からないが、ネットユーザーの中には、テレビや新聞の大手マスコミが報じることを良しとしない人が少なからず存在する。そして、マスコミ報道を『マスゴミの捏造報道』と言いたいがために、新聞やテレビ各社の世論調査と反する投票をすることはよくある」

小沢氏は5日に出演したテレビ番組で、フジテレビの調査における菅氏支持の高さについて聞かれた際、ネットでの支持率の高さをあげ、「それぞれ、結果は違う」と語った。だが、中川氏は「2009年の衆議院選挙の際、ニコニコ動画の投票でも自民党の方が優勢だったが、結局民主党の圧勝になったことに見られるように、ネット上の数字をあまり鵜呑みにしない方がいい。ふざけたい暇人も簡単に参加できるネット投票はあまり参考にならない。2009年の衆院選の時、ネットでの人気を間に受け、麻生総理（当時）はネットユーザーを重視すべく、秋葉原から街頭演説を始めたほどだったが、結果はご覧の通り」と語る。

そして、今回の件については、「民主党の代表選は基本的には民主党の国会議員と党員サポーターによるもの。国民全体の民意が反映されるわけではない以上、世論調査・ネット調査は『参考程度』の扱いでいいのでは。メディアもことさらに数字をあおらない方がいい」とも語る。

事実上の「首相選び」でもある今回の民主党代表選だが、国民は「世論」という形でしか意思表明できないのも事実。そうしたフラストレーションが「支持率」報道を加速させているのかもしれないが、いずれにせよ「マスコミによる世論調査」と「ネットによる世論調査」のかい離は興味深い。民主党員たちは、どちらの「世論」に近い結果を選ぶのだろうか。
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております
　

コメント
01. 2010年9月06日 16:03:39: lFtrGPhedw そうかな？ 今回の参院選の結果はネットの方が近かったけど？ マスゴミの予想では民主が改選第一党で悪くて49議席だったしね予想では。
02. 2010年9月06日 16:06:16: LGUfwnafEI はははは。 ニコ割アンケートでは・・・ 新代表にふさわしいのは「菅直人」34.7％　「小沢一郎」8.1％　「どちらともいえない」57.2％
03. 2010年9月06日 16:22:57: gydDAt2CFw netの支持率調査はマスコミ・電通勢力の小沢圧勝の際のアリバイ 作りにすぎない（ｎｅｔでは支持していたと） ＮＥＴの支持率調査もあてにしない方がいいだろう。
04. 2010年9月06日 17:49:44: F5MrMGfnks >「どちらが本音かということについては、よく分からないが、ネット >ユーザーの中には、テレビや新聞の大手マスコミが報じることを良し >としない人が少なからず存在する。そして、マスコミ報道を >｡ﾘマスゴミの捏造報道』と言いたいがために、新聞やテレビ各社の >世論調査と反する投票をすることはよくある」 そもそもこの発言も都合のいいように編集されているかもしれないので 直接見聞きしていないことは真に受けない方がよい。
05. 2010年9月06日 18:08:15: xgQrEp1sYs 何て言ったって、「世論の真実」は新宿西口、大阪梅田の圧倒的な小沢コール。 幾ら、ネオコンと電通とマスゴミが虚構の「世論調査」をでっち上げようとも、世論調査の施行者対象千人を上回る人間が小沢指示を言い、菅をやじり倒す。 だから週明けの今日の午前・午後の「仕事しない主婦・「口アングリ」で゜テレビを見るだけの老人対象の番組でも、民主代表選に関る「世論調査の結果」も出ない。 頼るは新人議員の狼狽とばかりに、ゴタクを並べるが、政治家として出発した人間として、この間の発言で決断できないようでは、「国民は要らない」。マア、夜盗自民党のように、「ニッカ、三トリ」を決め込むわけでもあるまい。 マスゴミはもう国民を騙しきれないと見た。これ以上でっち上げ「世論調査結果」を出せば「墓穴を掘る」とみた。菅７０％、小沢１８％を続ければいい。誰が仕返しをするかって、勿論国民だよ。テレビは馬鹿馬鹿しくって「韓流ドラマの焼き直し」を面白ければ見ればいい、報道なんてまるっきり信用しない。新聞はヤメだ。ネット情報をチョイト探っていれば、起訴って情報を流している、と。 いよいよ、マスゴミ崩壊のグローバリズムは進展する。ざまぁ、みやがれーっ。
06. 2010年9月06日 18:14:58: T7waNIcf5c 官邸サイドは資金をマスメディアへ傾斜配分してるからでしょう。ネットはいくら金を突っ込んでも思うような結果がでてこない。正しい戦略かと思う。民主党員の判断に少しだけ必要なのは、失礼ながら、すこぶる単純なデータです。自分の選挙区で自分の当選の可能性が高いのは、どっちか、だと思う。従って、民主党員に参考になる調査は次のような形式のものだと考える。選挙区毎は無理として、都道府県を単位として世論調査がなされていること。調査内容としては、たとえばこんなです。質問、あなたは次の選挙でどの政党に投票したいですか？民主党以外を回答した人には続けて、少子化対策・雇用対策などを質問するだけ。民主党と答えた人にのみ、以下の４つから一つを選択してもらう。�@代表が菅氏ならば民主党に投票する。�A代表が菅氏ならば民主党に投票しない。�B代表が小沢氏ならば、民主党に投票する。�C代表が小沢氏ならば民主党に投票しない。こんなデータがあれば、�@から�Cのパーセントをグッとにらんで参考にするでしょうし、党員外のものにも興味深々。素人分析に床屋談義に花も咲こう。この世の中はなんでも有るようでいて、本当に必要なものの、なんと少ないことか。
07. 2010年9月06日 20:53:00: Nm0I6ZWtzA ＞通信社や新聞社、テレビ局の電話調査の調査によると、 ＞7割前後が菅直人派。 ＞たとえば、共同通信社（8月28日）は菅氏69.9％、小沢氏15.6％、 ＞読売新聞（8月29日）は菅氏67％、小沢氏14％、 ＞日テレNNN（9月3日）は菅氏72.0％、小沢氏16.1％だ。 菅支持の半分以上は、自民公明みんな支持者と考えられる。 小沢支持の全ては、民主党支持者に決まっている。 菅は、自民にとって戦い易いからの支持である。 菅の支持が、これだけあれば参院選には、惨敗しなかった。 自民支持者なら、誰も支持しないと言わないところが、 くせ者である。
08. 2010年9月06日 21:30:22: MeWtUDutkI 新聞・テレビの世論調査は民主党代表選には役に立たない： 　世論調査では民主党支持者（朝日新聞：36％）に限定してで菅氏支持と小沢氏支持の内訳を明らかにしていない。これが問題。 　世論調査の母集団とそのサンプリングが日本の全有権者を反映しているとする。そして、調査結果の政党支持率も信頼できるものとしよう。そうすると、両候補の支持率の中には民主党支持者以外（例：自民党支持者、共産党支持者、無関心層、その他）の回答がかなりの率で含まれていることになる。ただし、この集団の回答は菅氏支持と小沢氏支持に均等に分かれていないことがポイントである。多分、菅氏支持（反小沢という消極的な支持）の回答の中にこれらが多いと見られる。世論調査は無作為に選んだとされる回答者によるものであり、受動的な意見表明であることを忘れてはならない。 　ネットの調査結果において、新聞・テレビの世論調査と逆の結果が出ているのは、ネットでは積極的・能動的に意見表明しようとする人たちの集計結果であることがあげられる。このことを考慮すれば、両調査が異なる結果を出すことは当然のことである。 　そこで問題となるのは、民主党の党員・サポーターの意識である。党員・サポーターは、より積極的に自らの意見表明をしたい人たちであるはずだ。当然、新聞・テレビの世論調査の母集団とは「質」が異なる母集団である。例えば、両候補の演説や討論を見ている率が高いはずだ。意見表明を積極的にしている集団という意味ではネットのアクセス者にやや近いと見ることもできる。ただし、ネットアクセスで情報を得られない方々も少なくないかもしれないが。この効果を考えると、小沢氏の民主党内支持率は、少なくとも新聞・テレビの支持率より高いことは間違いないと思われる。 　もし、菅直人氏とその支援グループが新聞・テレビの調査結果の高支持率に喜んでいるとしたら、彼らは投票権のない自民党支持者の意見による水増し分を党員・サポーターの支持と誤解をしている可能性がある。
09. 2010年9月07日 15:25:07: tdKmsOMFkk 大マスコミの「うそ」がばれるのは時間の問題。第一弾、９月１４日 彼らは何と書くか。ああ民主党員・サポーターは民意をわかっていないのか。 とか何とか書くのか。阿呆か。

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