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小沢一郎「総理」の可能性大(週刊現代 永田町ディープスロート)
http://www.asyura2.com/10/senkyo94/msg/274.html
投稿者 判官びいき 日時 2010 年 9 月 06 日 23:19:33: wiJQFJOyM8OJo
 

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1121
たとえ「激震」という言葉が飛び交っても、本当に物事が激震することなど、ほとんどない。しかし、今回ばかりは、掛け値なしに政界に「大激震」が走った。8月26日、民主党・小沢一郎前幹事長が、9月14日の民主党代表選に出馬することを表明したのだ。「菅か、小沢か。これはもはや、どちらが勝ったとしても民主党は分裂含みとなります。負けたほうが党を割る可能性が極めて高い。自民党などの野党も巻き込んで、政界再編の動きが加速するでしょう。まさに混迷の極みです」(政治評論家・浅川博忠氏)

小沢氏が最終的に代表選出馬を決断した理由は、菅首相に対する強い「怒り」と、同時に抱く自身の政治生命への「焦り」だった。出馬を公表する直前、鳩山由紀夫前首相と会談を重ねた小沢氏は、自らの心情をこう吐露していたという。「菅は『政権交代ができたのは小沢のおかげだ』と言っている。そのクセ、『脱小沢』とはいったいどういう了見だ。謝るから挙党態勢に協力しろと言われても、ハイそうですかと納得できるか。菅は信用ならない」

本来、鳩山氏は小沢氏と菅首相との間を仲介し、和解の条件を探ることが目的だった。だが小沢氏の剣幕を前に、鳩山氏はただ同調するしかなかった。すくみ上がる鳩山氏を前に、小沢氏は、こう吐き捨てた。「参院選の結果も、いったい何だ。オレがやっていれば、あれほどの惨敗にはならなかった。少なくとも、自民党と五分五分の結果には持ち込めた。菅らは、その惨敗の責任も取ろうとしない。無責任極まりない」

実は小沢氏も、最初からこれほど強硬な態度を取っていたわけではない。そもそも小沢氏の出馬自体、直前までは「一部の側近が騒いでいるだけ」との見方も根強く、多くの民主党議員は、「まさか」と本気にはしていなかった。小沢氏は「政治とカネ」問題の責任を取り、6月に幹事長職から引いたばかり。そのカネの問題で、検察審査会による2度目の議決も控えているからだ。

そして菅首相の背後で政権を支える仙谷由人官房長官も、「小沢の出馬はない」と見ていた。世論の8割は、いまだ小沢氏に対して「NO」を突きつけている。まともな神経なら、民意を無視して代表選に出馬してくるなどあり得ない。「出られるものなら、出ればいい。そのほうがスッキリするくらいだ」 仙谷氏はそう嘯き、余裕の態度を崩さなかった。

しかし、この状況を一変させたのは、菅首相の優柔不断な態度である。小沢氏の側近など、一部の民主党議員が「小沢氏の代表選出馬を」と騒ぎ始めたとき、真っ先に動揺したのが、菅首相だった。「首相は8月中旬、軽井沢で静養した際、密かに鳩山氏と会って、小沢氏は本気で出馬するつもりなのか、その真意を確認してもらいたいと依頼しています。鳩山氏は当初、『菅さんと私は特別な関係』などと言って首相支持の方針を打ち出していたので、絶交状態にある小沢氏との橋渡しを懇願したのです」(民主党鳩山グループ議員の一人)

「菅支持」から一転、「大義に基づき小沢支持」を表明した鳩山氏 菅首相は、ひとたび動き出せば、何をしでかすか分からない小沢氏を怖れた。常識ではあり得ない代表選への出馬も、小沢氏だったらやりかねない。自らも復権を図る鳩山氏は、首相から持ちかけられた話に飛びついた。自分なら小沢氏と話ができるとしゃしゃり出て、8月19日には同じ軽井沢の別荘で開いた研修会に小沢氏を招待。

自らの存在感をアピールすると同時に、小沢氏と水面下での「手打ち」交渉を始めたのである。しかし、結果的にはこの鳩山氏の能天気で軽はずみな行動が、事態を決定的にこじらせることになる。「菅首相の意向を受け、手打ちしたらどうかという鳩山氏に対し、小沢氏は『挙党態勢を取りたいのなら、まずは人事を一新しろ』と要求を出した。小沢外しの急先鋒であり、参院選惨敗の責任者でもある仙谷由人官房長官、枝野幸男幹事長、安住淳選対委員長らの更迭です。

しかし、それを鳩山氏が首相に伝えたところ、『なかなか難しい』とクビを縦にふらない。小沢氏にしてみれば『ふざけるな。結局、菅はオレと和解するつもりはないじゃないか』と激怒した」(民主党幹部)小沢氏は「誠意を示せ」と言わんばかりに、菅首相に対して「自分を取るか、仙谷を取るか」を迫った。ところが、そこで首相は思考停止してしまう。現在は「仙谷政権」と言われるほど、政府における仙谷氏の存在感は大きい。

官邸の運営、閣内の取りまとめ、さらには霞が関の官僚機構との調整まで、首相はすべてが仙谷氏頼み。その仙谷氏が徹底した「小沢排除論」でいる限り、菅首相は身動きが取れない。結局、小沢氏にしてみれば、「菅は仙谷に完全に取り込まれている。もはや信用に値せず」となり、全面対決に踏み切ったのである。

「殺るか、殺られるかだ」
だが、その一方で、小沢氏にも強い焦りがあった。菅・仙谷政権が反小沢を掲げて進む限り、もはや自分の居場所は民主党内にない。幹事長を辞したことは、小沢氏に想像以上のダメージを与えていた。「参院選の際、小沢氏は独自に秘書や配下の議員を、肝煎り候補のもとに派遣してテコ入れをしていました。ただ、党費がまったく使えなくなったため金欠に陥り、『応援のための旅費や経費は自腹を切れ』という話になり、一部でかなり揉めたそうです」(民主党秘書)

党のカネを押さえ、その資金を自らの思うままに動かすことで"私兵"を増やしていく―。これが小沢氏のスタイルである。だが、その手法を封じられたことで干上がってしまい、身内の面倒もロクに見ることができなくなっていた。小沢氏をこの窮状に追い込んだのは、いうまでもなく仙谷氏である。勝手にカネを使わせないよう、幹事長ほか党の要職から小沢色を一掃。さらに枝野幹事長は「小沢時代のカネの使い方を、徹底的に洗う」と宣言し、小沢外しから「小沢潰し」へと向かっていた。

「仙谷・枝野らは党費の出納に関する情報まで外部に流出させていた。そこまでやられたら、もはや許せるレベルではない。向こうがこちらを"殺り"に来ているのなら、玉砕覚悟で全面戦争を仕掛けるしかない」(小沢グループ幹部) 囲碁が趣味の小沢氏は、形勢が不利になってくると、傍から見るとメチャクチャな、捨て身としか思えない一手を打つことがあるという。このまま黙っていれば、自分を舐めている菅・仙谷にいいようにやられ、座して死を待つだけ。だったら政治生命をかけ、捨て身の勝負に出てやる―それが小沢氏の心境なのだ。

こうして、小沢氏が「殺るか殺られるか」の最終戦争に踏み切った以上、9月14日の代表選が終わった後、民主党がそのままの原形を留めるのは困難だ。勝ったほうが政権を獲るのは当然だが、負けたほうは党内における生存権を失う。実際、菅首相の側近・寺田学首相補佐官も、「これで負けたら、菅グループは民主党を出て行くしかない」と、悲壮感漂う発言をしている。どちらが勝っても、民主党は分裂、そして政界は再編の時代へと突入していくことになる。

では果たして、菅・仙谷両氏と小沢氏、政権の担い手として生き残るのはどちらなのか。
政治アナリストの伊藤惇夫氏はこう語る。「代表選では、地方議員票(100ポイント換算)、サポーター票(同300ポイント)がおそらく半々に分かれるでしょうから、最終的には国会議員票(412人=議員票1票が2ポイント換算で計824ポイント)によって勝敗が決まると思われます。小沢さんは自分のグループに加え、鳩山グループ、羽田グループ、さらにはおそらく旧社会党グループがつくでしょうから、数の上では小沢さんが有利です」

412人の民主党議員のうち、小沢グループは約150人、鳩山グループは約50人。小沢グループ議員の一人は、小沢氏の出馬宣言直後に、「すでに議員票を200〜250押さえた」と豪語した。小・鳩両グループの合計がちょうど約200人であり、この議員もその数字を念頭に置いていたのだと思われる。小沢氏側近として知られる松木謙公代議士も、「三百パーセント、こちらが勝つ」と、絶対の自信を持っている。

これに対し菅首相は、自分のグループが約40人、知恵袋の仙谷氏が実質的なトップを務める前原グループが約40人、同じく菅支持を打ち出している野田佳彦財務相のグループが約30人。全部足しても小沢グループ単体にも及ばず、いかにも劣勢は否めない。しかも、300ポイントある党員・サポーター票も、下馬評では「配下の議員にせっせとサポーターを集めさせた小沢氏が優勢」(別の小沢派議員)という。まともにいけば、「小沢総理」誕生の可能性は大いにあると言わざるを得ない。

しかし前出の伊藤氏は、「そう単純に行くかどうか」と疑問を呈する。「今後、マスメディアは一斉に、『小沢氏の出馬は起訴逃れではないか』などと、あらためて政治とカネの問題に焦点を当ててくるでしょう。そうなれば世論、つまり党員やサポーターが、菅首相支持に動くかもしれません。それに、民主党内には無党派層的な議員が60〜70人もいる。彼らの行動も世論次第です」

鳩山を信じていいのか
仮に総理の椅子に座るとなれば、小沢氏には「体調不安」という問題もある。小沢氏は'91年に「狭心症」の発作を起こして以来、入退院を繰り返してきた。表向きは狭心症とされているが、実はもっと重篤な「心筋梗塞」だとも囁かれている。節制と安静が必要なため、小沢氏は毎日の昼寝が日課になっており、午後イチに行われる国会を欠席することが多い。

「そんな体調で、分刻みのスケジュールになる首相の重責に耐えられるのか」との声が、各方面から上がっているのだ。さらに、そもそも代表選に勝てるかどうかを考えた場合、小沢氏にとって油断ならないのは、鳩山氏の動向だ。鳩山氏は当初、菅支持を打ち出しながらあっさりと小沢氏に寝返り、「(小沢氏支持に)大義がある」などと言ってのけた。もはや「宇宙人だから」というお決まりの一言で済む問題ではなく、日本の政治史上、稀に見るウソつき政治家と言っても過言ではない。

こういう人物から「あなたを応援します」と言われても、まともに信じるのは危険極まりない。「鳩山氏が唐突に『小沢全面支持』を表明したことに、鳩山グループの議員の多くが戸惑っている。幹部の一人は、『どうしてこうなったのか。鳩山さんを説得しなければならない』と言っています」(別の鳩山グループ所属議員)

小沢陣営の見立てでは、鳩山グループを除いた党内の票読みは「菅が有利」と出ていたという。にもかかわらず、小沢氏が鳩山氏との会談後に出馬を打ち出したということは、「鳩山氏がグループを挙げての支援を申し入れた」(民主党中堅代議士)と見られ、つまり小沢氏は、同グループの票を当てにして出馬を決断した可能性があるわけだ。しかし、鳩山グループの議員は、ボスの言動に疑問を抱き右往左往している。

「26日午後のグループ幹部会で、29日にロシアから帰国する鳩山氏を待ち、菅・鳩山・小沢・輿石(東・参院議員会長)の四者会談を行い、全面衝突回避、つまり小沢氏の出馬撤回を求めようということになった。でも、輿石氏から即座に一蹴されてしまいました。どうしたらいいものか」(前出・鳩山グループ議員) 漂流する彼らが鳩山氏に造反したり、自主投票になったりして菅首相支持へと走れば、形勢は一気に不透明さを増すことになる。小沢氏は6月に、鳩山氏によって意図せざる「道連れ辞任」を余儀なくされた。ヘタをすれば今度もまた、鳩山氏の宇宙的な「罠」に嵌って、失脚する恐れがないとは言えない。

「死にたくない」
ただし、そうした諸々の状況を前にしても、小沢氏側近らは、「代表選の勝敗いかんにかかわらず、最終的に勝つのはわれわれだ」 と豪語する。「勝って小沢総理になれば、自民党も巻き込んで大連立構想を再現し、菅・仙谷らは党から追放する。仮に負けても、こちらが民主党を飛び出して、やはり政界再編だ。いずれにせよ、主導権を握るのはわれわれであって、菅に未来なんてないんだよ」(同側近)

事実、小沢氏は出馬宣言の直後から、さっそく囲碁仲間の与謝野馨元財務相(たちあがれ日本)らと連絡を取り、「戦後」を見越した措置を講じ始めた。ある野党党首は、「小沢総理」との連携の可能性について、前向きにこう語る。「民主党代表選は、小沢が勝つと思うよ。そもそも菅には統治能力がない。『ブラック・ジャック』じゃないが、確実にヤブだと分かっている医者に診てもらうより、たとえ胡散臭くても、抜群に腕が立つ医者のほうが誰だっていい。死にたくないから。どの野党も、ノーセンスの菅よりも小沢のほうが、各政策面でずっと連携しやすいはず」

追い詰められた菅首相に勝機があるとすれば、代表選までの2週間に、迅速かつ即効性のある景気・経済対策など、国民が真に求める政治を今度こそ明確に打ち出すこと。でなければ日本は、およそ20年間も封印されてきた禁断の最終兵器・小沢一郎に、未来を託すことになる。
 

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コメント
 
01. 2010年9月06日 23:39:05: 0HYk0A3CLI
もったいつけているだけで、3流週刊誌の記事レベル。
部屋の外から寝言が聞こえる程度、これじゃ金はとれん。

02. 2010年9月06日 23:44:14: kbjD6Oqr1Y
買って読みましたが、タイトルと中身が、微妙に違う。
しかし、売れています。
ポストは、沢山残っていましたが、現代は、残り僅かだった。。
半蔵門の本屋です。

03. 2010年9月07日 00:13:44: Km7CXDIekQ
確かに立候補したのは感情の部分があるかもしれない、しかし、小沢さんは私利私欲だけでは動かないと思うけどなあ?

04. 2010年9月07日 00:39:59: t0BWSLzkEE
「小沢にいっぺんやらせてみろ!
小沢なら何とかするだろう。」家の者が言っております。

政権交代時も「自民がダメだから民主にいっぺんやらせてみろ!」で政権交代になった。
職場では「いっぺん小沢にやらせたい」の声が大きい。


05. 2010年9月07日 01:10:17: sUpHQ8Q75g
つうか
菅がもう少しまとまな政権運営をしていたなら
小澤待望論が盛り上がることはなかったと思うんだが

菅のあまりの無能振りに民主党員ならずとも苛立ちが増す中で
出てきた小澤
役者が違い過ぎる

菅が国家運営について何も考えていなかったことが明らかになった以上
案を持っている人に代わるのは
国家・国民に対する当然の責任だろう
恥を晒すのはこの辺でやめたらどうだろう
あまりにもみっともない


06. 2010年9月07日 01:19:41: lFtrGPhedw
つうか今日のTBSで早川議員が街の声聞いてておばさんが小沢さんがいいな、菅さんじゃ何も出来ないでしょとか言ってたら早川議員がそういう声多いんですよとか言ってたな。
マスゴミの厳しい世論なんて嘘なのか?

07. 2010年9月07日 02:26:20: uslAhaHbzf
中身はひどいが、大見出しで売れている。そうか、勝てるか! そう思った人々が、中身はともかく買っているんだろう。週刊ポストは、表紙がうるさい印象。

08. 2010年9月07日 15:18:06: NKGBUbkb9A
読んでも、小沢政権樹立が濃厚という気がしなかった。
誇大広告です。

まだまだ、空缶との戦いは、続きます!


09. 2010年9月07日 18:27:28: jBqqcNShwU
小沢氏の言葉のように、ああ言ったこう言ったは単なる推測で書いているのでは。

実際に聞いても居ないのに、その場にいたような書き方をするのはやめていただきたい。

民主党議員が話したとか書いてあるが、今になっては新聞やテレビ、反小沢系の雑誌は信用できない。

ありもしないことをでっち上げるのをさんざん見せられているから。

だから拍手はしない。


10. 2010年9月07日 20:56:14: bFD34VMgLM

この記事は浅いね。全く真実と異なるね。あほらしい・・・

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