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遅くなりましたが先週金曜日夜総評会館で２００名の参加で開催されました「小沢一郎議員を支援する会」主催の【緊急シンポジューム「小沢一郎」を 考える】の報告をいたします。
小沢前幹事長と菅直人首相の一騎打ちは９月１４日の開票に向けて熾烈を極めていますが実質的には今週で決着がつくと思います。
小沢一郎前幹事長は菅首相に圧勝して「自立と共生」「国民生活が一番」の政権公約を大至急実現して「小泉・竹中構造改革」で全面的に破壊された国民生活と国民経済を大至急再建する必要があります。
■ 【９．３緊急シンポジューム「小沢一郎」を考える】は大成功 （１/３）
９月３日(金)午後６時から総評会館で「小沢一郎議員を支援する会」が主催しました【緊急シンポジューム「小沢一郎」を考える】は予想をはるかに 上回る２００名の参加があり大成功でした。
当初総評会館２Fの９０席の会議室を用意しましたが開場時間の６時すぎにはすでに満席となり隣の３００席の大会議場を急遽開けていただき皆様に移動していただきました。
用意しました１２０部の資料も足りなくなり急遽不足分をコピーしてどうにか全員に配ることができました。
シンポジュームは予定より少し遅れて開会し総合司会の元練馬区議の正清さんより今回の緊急シンポジュームの式次第やゲストのお名前などが紹介されました。
▼「支援する会」伊東世話人代表の話
「小沢一郎議員を支援する会」世話人代表の伊東章です。「支援する会」結成の成り立ちとこれまでの活動が簡単にお話いたします。
小沢一郎氏と私は同じ都立小石川高校の同級生で３年間同じクラスで学んだ仲であります。
昨年来検察とマスコミによる「小沢バッシング」が余りにもひどいため小沢一郎氏の支援が必要であると考えまして、今年２月頃小石川高校の同窓生や 知人、友人に「支援する会」の結成を呼び掛けました。
結成準備の会合を何回か開いた後、今年の５月８日に「支援する会」の結成大会を総評会館で６０名の参加で開催しました。
その時小沢一郎氏は民主党の幹事長でしたので「小沢一郎幹事長を支援する会」の名称でしたが、６月２日に突然鳩山首相と共に辞任されたため会の名 称を「小沢一郎議員を支援する会」に変更せざるを得ませんでした。
鳩山首相の後任には管直人氏、小沢幹事長の後任には枝野氏が就任して小沢一郎議員と小沢派議員を内閣と党運営から排除するという異様な状況となり ました。
菅直人政権は昨年９月の民主党マニフェストを大幅に変更して消費税増税や法人税減税などを掲げ７月１１日の参議院選挙に臨みましたが存知のように大敗しました。
「支援する会」は７月２４日に４０名の参加を得て第二回決起集会を開催し引き続き「小沢一郎議員の支援」を継続することを確認しました。
そして８月２６日小沢一郎議員は民主党代表選への出馬を正式に表明しました。
本日の「緊急シンポジューム」は最適のタイミングでこのように盛大に開催できたことをうれしく思います。
▼「小沢一郎」を考える（１）
総合司会者の正清さんより対談のゲストコメンテーターの評論家小沢遼子氏と平野貞夫元参議院議員および森ゆうこ民主党参議院議員（遅れて登場）が紹介されました。
対談の司会を務めます評論家小沢遼子氏は、今回の緊急シンポジュームの【「小沢一郎」を考える】という題目こそ今一番の旬なものであり、今国民が 一番知りたがっていることであり、ゲストのお二人に小沢一郎の本当の姿を縦横に語ってもらいます、と話されました。
三者による対談が始まる前に配布資料【検察による「小沢強制捜査」の実態】の説明を私のほうからさせていただきました。
小沢民主党代表（当時）をターゲットとした２００９年３月３日の「西松建設偽装献金事件」強制捜査は、半年以内に予定される総選挙で小沢民主党が 自公政権を倒して政権交代する可能性を是が非でも阻止するために時の麻生首相と森英助法相が指揮権発動した政治弾圧であること、また小沢幹事長（当時）をターゲットにした２０１０年１月１５日の「陸山会土地 購入事件」は謎の「市民団体」に告発させて強制捜査を開始した同じ構図の「小沢氏抹殺」の政治弾圧であることを話しました。
また２００９年４月２７日の「東京第五検察審査会」が全員一意で出した小沢代表（当時）の「起訴相当」議決が今年の民主党代表選挙への出馬を大き く制約している事実を指摘し、謎に包まれた「東京検察審査会」への質問状を作成した経緯を説明しました。
詳しくは資料①【検察による「小沢強制捜査」の実態】と資料②「検察審査会への質問状」をご参照ください。
資料①は【９．３緊急シンポジューム「小沢一郎」を考える】は大成功（２/３）にアップします。
資料②は【９．３緊急シンポジューム「小沢一郎」を考える】は大成功（３/３）にアップします。
▼「小沢一郎」を考える（２）
平野貞夫元参議院議員は小沢一郎の「人気の無さ」の原因には自分にも責任があると次のように語りました。
「小沢一郎が国民に人気がない原因は三つある。一つはニセ水戸黄門の渡辺恒三元参議院副議長が参議院議長になれなかったのは小沢一郎が邪魔したか らだ、と勘ぐり小沢一郎の悪口をさんざんメディアに言いふらしたこと。
二つ目は本人に原因がある。小沢一郎は「言い訳をしない」「人の悪口を言わない」ことを家訓としてか たくなに守ってきた。そのため批判や悪口を言われても弁明せず言わせるままにしてきたことが原因である。
三つ目は私自身に原因がある。「小沢一郎は金に汚い」との世間の誤解は今でも後悔している が自分に非がある。野中の策動で自由党が２４人対２６人に分裂した際政党助成金や政治献金などの党資金を分配すると小沢一郎が言い出した。私は「党を裏切って自民党に合流した裏切り者達になんで金を渡すのか」、「野党が与党に金を返すなどとは聞いたことがない」といって中止させたのです。このことは今でも申し訳ないと思っている」
森ゆうこ氏は小沢一郎氏が「自分のことはいい」と語った一つのエピソードを話されました。
昨年春以降の検察による小沢一郎幹事長（当時）への「強制捜査」があまりにもひどいので、「西松建設事件」と「陸山会土地購入事件」についての想 定問答集を作成して民主党国会議員全員に配布する準備していた。
その趣旨を説明し配布の許可を得ようとお話ししたところ小沢一郎幹事長は「今民主党が検察と全面対決するようになると政権交代自体が危うくなる。 自分のことはいいから配布は中止しろ」と言われた。
小沢一郎前幹事長は自分の身の安全よりも「政権交代の大義」をより大切にする人なのです。
森ゆう子氏はまた次のように話されました。
自分が日々接している小沢先生は今朝のＴＶ朝日「スパーモーニング」で見せたように、よくしゃべりよく笑う優しい人柄なのですが、マスコミが「無 愛想」「気難しい」「何を考えているのかわからない」と報道する人物像とは大違い。マスコミの意図的な作為を感じる。
▼「小沢一郎」を考える（３）
対談のなかで平野貞夫元参議院議員は「小沢一郎が民主党代表選に出馬するに際して二つのことを考えた。一つは菅政権がこのまま続けば昨年９月の民 主党による政権交代の意義が失われ自民党政権時代と同じ状況に戻ってしまう。
日本は沈没してしまう危険性があり自分が立つしかないと考えた。もう一つは、今回のように「検察審査会」の議決が通ればすべての政治家の活動が制 限され日本の民主主義が破壊される危険がある。自分が立つことで「検察審査会」の
議決に左右されない事を身を以て示す必要があると考えた。小沢一郎の背中を押してくれた「支援する会」にお礼を言いたい。」
▼ 多くの方々が参集された理由
今回のシンポジュームには予想を超える多くの方々が参加されましたがその理由を考えました。
一つはタイミングの問題です。
シンポジュームの開催時期が小沢前幹事長の民主党代表選出馬表明直後と重なり小沢幹事長への期待と関心が急速に高まったこと。
二つ目は「本当の小沢一郎」を知りたいという強い好奇心が皆さんにあったことです。
マスコミが伝える「虚像の小沢一郎」ではない「本当の姿」を知りたいという強い好奇心が皆さんにあったのだと思います。シンポジュームに「小沢前幹事長が自身が出席する」と誤解をされて参加された方が何人かいらしたようです。
三つ目は、シンポジュームの準備期間が短く開催の告知が十分できなかった状況の中で、メーリング・リストやブログやトゥイッタ―やネット掲示板な どの「インタネット媒体」を使って短期間に効率よく広範囲に集会の告知できたこと。かなりの方がネットでシンポジュームを知って参加されたようです。
（終わり）
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