ボケ！やめろ！
ムネオちゃんは、国民の為に外交しとるぞ！

【ワシントン時事】米国防総省のモレル報道官は９日の記者会見で、海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて「日本の基地に展開する予定」と明言、日本政府に既に伝えたことを明らかにした。

　今年５月の「日米合意」に基づき、８月末までに決定するとした辺野古基地建設工法案は、日本側の定時した案は、米国側は呑めないとして流れてしまった経緯がある。

　日本側が提示したV字形案、滑走路１本だけの案の併記であったが、いずれも場周経路（トラフィック・パターン）を海側だけに設定した異様な台形状をしたもので、しかも米海兵隊現有ヘリコプターの運用を前提として立案されたものでありMV22オスプレイの運用を予定している米国側にすれば、到底呑める案ではなかった。

　部落集落上空にかかる場周経路を何とか回避しようと、日本側交渉担当者が小細工をしたものの、米側にあっさり拒否された形である。

（仮定の問題だが）辺野古に飛行場施設が建設されMV22オスプレイが配備された場合、海兵隊操縦士の練度維持のため不断に行われるタッチ＆ゴー訓練で、オスプレイは「必ず」部落集落上空で旋回進入する。

　日本側の提示している案に従えば、両翼端にプロップ・ローターのあるオスプレイの飛行特性からみて、操縦士は危険な姿勢（スティープ・ターン＝深い旋回角度）での飛行を余儀なくされるからだ。ゆえに守られないのは目に見えている。　

　また日米協議の場においても、故意に無視したとしか思えないが、北側から進入する計器進入方式でストレート・イン・アプローチする場合、集落上空を低空で進入降下するしかない。

　いったん辺野古基地が建設され、米側が明言したようにMV22オスプレイが配備されたるとして久志・辺野古地区住民は、現在普天間飛行場周辺住民が毎日味わっている騒音被害、墜落の恐怖に怯える生活環境となるのは、かなり高い確度で予見できる。

　現行日本案に基づく環境影響アセスメントが反古にされるのは目に見えている。「はじめから建設ありきで作ってしまえばこっちのもの」と既成事実を押しつけるのは、もういい加減にしてもらいたいものだ。

　米国防総省はMV22オスプレイを２０１２年から沖縄に配備する予定である。希望的観測ではあるが、いかな海兵隊でもオスプレイを普天間基地に配備するのは考えるのではないか。当面嘉手納基地での運用になるのでは？　（元航空従事者）