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やはり「政治文化」を変える必要がある「田中良紹(Commons)」(THE JOURNAL)[変わらない国]
http://www.asyura2.com/10/senkyo94/msg/939.html
投稿者 アルカディア 日時 2010 年 9 月 15 日 02:38:35: jjR5cYzLvBZKE
 

60数年伊や140数年たっても変わらないアホバカの国。 NIPPON

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http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2010/09/post_233.html

やはり「政治文化」を変える必要がある
 民主党代表選挙が終わった。メディアは「菅総理が大差をつけて小沢氏に勝利した」と報じている。では菅氏は党内の強い期待を受けて再選されたかと言えば全くそうではない。「まだ3ヶ月しかやっていない」という消極的な支持で再選された。

 総合得点は菅氏721ポイント対小沢氏491ポイントで確かに大差である。差が付いたのは党員・サポーターの票の249対51だが、これは300選挙区を総取り方式にしたためで、得票率で見ると菅6対小沢4の割合である。地方議員票も6対4の割合だった。一方、国会議員票ではわずかに6票差で菅氏が勝利し、党内の支持は二分された。

 この結果を見て政治の世界の選挙はいつもながら見事なバランスを作ると感心した。国政選挙は別にして、永田町の選挙は終わってみるといつもバランスが取れているというのが私の経験則である。勝者には確固たる勝利を与え、しかし敗者を決して潰さない。

 今回の選挙で勝利した菅氏は党員・サポーター、地方議員、国会議員のいずれでも勝利した。もし国会議員票だけ小沢氏が勝つようなことになれば、メディアは「民主党議員は世論と乖離している」と猛烈に攻撃しただろう。後に混乱をもたらすようなややこしい勝ち方はさせないのが永田町である。

 だから国会議員票でも菅氏は勝利した。しかしその差はわずかである。総合得点で菅氏大勝を印象づけ、一方で小沢氏は党内に確固たる力を有していることを証明し、なおかつ選挙後の政治を混乱させないバランスを保っている。小沢氏が国会議員票で菅氏の数字を上回っても少なすぎても党内は混乱した筈である。

 逆に小沢氏が勝利する場合も国会議員票だけで勝利することはあり得ない。その後の政権運営のためには党員・サポーター票でも勝利する必要があった。それが見込めないのなら敗者になって党内に確固たる力を持つ方が自分自身も民主党もダメージを受けない。

 前に「この国の政治文化をどう変えるか」を書いたが、いまだに「政治とカネ」の呪縛から解き放たれていないこの国では、やはり2週間程度の選挙期間で国民を説得する事は難しかった。結局、司法が「シロ」を証明するのを待つしかないと言うことである。小沢氏は検察審査会が議決するまで待つしかないと考えたのかもしれない。

 この選挙結果を受けて大変なのは菅総理である。選挙戦でやたらと「雇用」を叫んでいたが、そのための経済政策をどうするのか、小沢氏との違いを強調したが故に採れる道は狭い。同様に普天間基地の問題、尖閣諸島を巡る中国との関係、来年度予算編成など難問山積である。そして来年3月、本当に予算関連法案を成立させる事が出来るのか。その手腕が問われる。

 選挙で小沢氏の政治手法を批判した以上、政権運営で小沢氏に協力を要請することは難しい。そうなると来年度予算を成立させるためには自民党に協力してもらうしかない。大連立と言えば世間から批判を浴びるから、裏でこっそり手を組むのである。昔の自民党と社会党の関係再現である。表で激しく批判し、国会で激突して見せたが、自民党と社会党はしっかり手を組んでいた。国民の判断を誤らせるために存在するメディアが報道しなかっただけである。

 自民党に協力して貰うというのは民主党が自民党の要求を飲む事である。論理的にはそれ以外に予算を通す方法を私は考えつかない。よく話し合えば理解してくれる野党などある筈がない。お前が出来ないなら俺にやらせろとなる。

 菅氏をはじめ前原氏や枝野氏などはかつて自民党と連立を組んだ経験がある。自さ社の連立政権で、細川政権から自民党が政権を奪い返した時に重要な役割を演じた。その時の自民党の中心人物は加藤紘一氏であり、現在の谷垣総裁の後見役として控えている。

 「テレビ用の幹事長」に就任した石原伸晃氏が「菅政権となら手を組める」と口走ったそうだが、それはそういう話が進行していることを伺わせる。表に見えないようにしながら協力するには綿密な裏の連携が必要である。一両日中に決まるだろう人事にはそういう要素も加味される可能性がある。

 政治の動きを考えるとそのようなシナリオが見えてくるのだが、民主党代表選で党員や議員の判断材料は「政治とカネ」と「ころころ変えて良いのか」だけだったようだ。代表選の最中に厚生労働省の村木局長が無罪になった。その事件は、昨年の総選挙前に東京地検と大阪地検がそれぞれ民主党幹部をターゲットに捜査を始めた事件と見られていた。

 選挙直前に政治家をターゲットに捜査をする検察など常識的にはあり得ない。それをこの国のメディアは騒がなかった。そしてその一方が無罪になった日、メディアは大阪地検の無能ぶりを言うだけで、同じ時期に東京地検が捜査していた西松建設事件には全く触れなかった。こうした体たらくを見るとやはり「政治文化」を変える必要があると思うのである。
 

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コメント
 
01. 2010年9月15日 03:17:00: wQTvMJB0ZA
100%同意する。

02. 2010年9月15日 03:19:15: v5tnJ2xPMQ
歯切れの悪い文章だ。
政治の世界の選挙は見事なバランスを作ると評価しながら、「政治文化」を変える必要があると主張する。
結局何を言おうとしているのかよくわからない。

「政治文化」というよりも「マスコミのあり方」を変えると言うほうがもっとすっきりすると思う。


03. 2010年9月15日 04:40:25: jv4Kqq5jgg
ま、頭の悪い民主党議員たち、とりわけ選挙で惨敗することがみえている菅に投票した議員たちは、
来年には一掃されていますよ。

ひるがえって小沢についた議員たちは賢いから、その多くは生き残るでしょう。
議員票が拮抗していたといっても、内実はそのように質がまったく違います。

小沢さんは菅に流れたような、そんな票は要らない。いずれ消えるような短命の票だからです。

選挙は数だけど、同時に数ではない、ということを小沢は知っているからこそ、敗れても意気軒昂なんです。
自分についた100の議員票には千金の重みがある。
しかし菅についた103票はいつまで長もちます? おのずから明暗があきらかでしょう。

小沢は今回の代表戦で負けた。
だけど、それでよかったのですよ。
こんなときに代表になっても何もできなかった。
そういう意味では石井一のいうとおりだ。石井は今回、菅に投票すると公言していたが、
次には小沢を担ぐとテレビで発言していた。
どうしてかというと、いま小沢が総理総裁になっても「政治とカネ」の問題があってマスコミや野党が騒ぎ混乱するだけ。
だから今回は小沢を推さなかったと。

これは、いまから考えるともっともだとおもう。石井がほんとうにそう考えているのなら。

みなさん、今回はむしろ小沢さんは敗れてよかった。
高笑いしているのは小沢さんであって、むしろ、菅はこれで終わりですよ。
これはくやしくていっているのではない。ほんとうに心からそう思っている。
小沢さんは今回はまけてよかったと。
今回勝っていても先はなかった。しかし、これで小沢さんの長期政権の芽が出た。
期待して間違いない。


04. 2010年9月15日 06:27:07: DtdutbwPRY
03さんの意見に同意。
あと今回の代表選で小沢さんが政治とカネ以外の政策、政治信条
とりわけ国家、国民のために命を賭す覚悟を広く知らしめた事は
次のステップのための極めて有意義だったと思います。
確実に小沢ファンは増えていますし、そのファンは政治に強い関心の
有る層です。マスゴミの扇動に乗らない人々です。
話は変わりますが、この阿修羅を乗っ取ろうとする世論操作工作員に
よる工作が進んでいるような気がします。皆さん気をつけましょう。

05. 2010年9月15日 07:57:38: 8EWV8VPCbs
実質勝ったのは菅のようでも
党内の半数は反菅で
今後うまくいくのか
枝野だけを変えてみても
仙谷が残っては火種が残ったまま

相当ばら撒いたようだから
この恨みは根が深いのでは

いずれ行き詰るだろうから
そのときは惨めな幕引きになるのか?


06. 2010年9月15日 08:37:27: Oe25F2M2v6
03さん、04さんの意見に同意します。

04さんの最後の方も大切かと思われます。
この阿修羅を乗っ取ろうとする世論操作工作員に
よる工作が進んでいるような気がします。皆さん気をつけましょう。

ネットB層にならないように自分の頭で考えて行動して下さい。
ネットを見ているから、自分はB層じゃないとの思い上がりは危険です。


07. 2010年9月15日 15:22:43: AYax0oLqmw
確かに変われない国かもしれません。
なかなか人は変われないものだから、「三つ子の魂百まで」と言う諺があります。
でも人は変われるものなのですが、「人の心とお天気は変えられない」とも言いますので、本人が変わろうと思わなければ変わらないのではないでしょうか。

今の民主主義も、アメリカの都合で押し付けられたものです。
だから、民主主義の意味も考えよう、解ろうとしないのではないのでしょうか。

戦後の教育は自分の頭で考えないような教育をしている様に思います。
自分の頭で考えることが好きな子は理系に進み科学の分野で活躍し、考えることをしないがそこそこ頭の良い子は文系に進み、公務員教師になるのでは、そしてまたそんな教師が自分の頭で考えることが不得手な子を多く作ってゆくのでしょう。

人間は自分の頭で考えなくてもよいと言う楽を手に入れたら手放せないそうです。
見事マスコミは多くの人をこの状態にすることに成功したのです。


08. 2010年9月15日 15:26:08: mEZSoDieTk
03,04さんに賛同します。そのとおりですね。希望が出てきました。ありがとう。粘り強く、小沢さんを応援してきましょう。

09. 2010年9月15日 22:27:16: Zuo9mHMINl
選挙結果や政局など表面上の現象に何んの疑いも持たず、それを前提に論を展開するのは毎度でありそれが田中良紹氏など評論家の限界である。ある意味マスゴミの世論操作と同様、誤った認識を広めたり真相を遠ざけるものであるとさえ言える。

外務省の元国際情報局長であり、各国情報機関と関係した情報分析の専門家で、現防衛大学校教授の孫崎享氏も言っているように、インテリジェンスの世界ではコンスピラシー(=陰謀)は常にあり、むしろそれが常識であると言う。陰謀「論」などではなく陰謀は現実に存在し国際政治に関わらず、過去から現在に至るまで国内政治は対日工作としの陰謀で成り立ってきたということを述べているのだ。

孫崎氏が著した衝撃的な著作「日米同盟の正体」の中で、政治において陰謀は世界の常識であるということに言及しているので、多少長くなるが以下に引用する。

(引用はじめ)

第二章 21世紀の真珠湾攻撃

「新たな真珠湾攻撃」を望んだPNACグループ

おそろしい話であるが、同時多発テロ事件が生じたとき、国防省、国務省の幹部は第二の真珠湾攻撃を歓迎する立場の人々が占めていた。ブッシュ政権はテロ予告情報になぜ反応しなかったのか?南北戦争、真珠湾攻撃、9.11同時多発テロ事件を見てきたが、どのケースにおいても”旋風のような愛国心”が生じた。

第一章で、日本人は戦略的な思考が弱いことを見た。特に、謀略、陰謀論的な動きが出ると、「それはあり得ないでしょう」と思考を停止する。そもそも陰謀論的な動きは発覚しないことを目指している。陰謀は通常人的犠牲を払い、その犠牲に対する怒りを利用して目標を達成する。犠牲者を考えれば、謀略を行ったとは口が裂けても言えない。当然責任者は否定する。100%の確証が出ることはない。こうして信頼に足る人は陰謀論に手を付けない。ますます、日本人は陰謀・謀略を理解できなくなる。

陰謀は悪ではない

米国の安全保障政策の中で、なぜ謀略が生まれてくるか。これは米国の政治風土と深い関係がある。大統領を含め、安全保障関係者にはなすべき政策がある。第二次大戦に戻れば、米国は大戦に参加し、ナチスの暴走を止める必要を痛感している。しかし、米国民は戦争に反対した。ナチスを止めるという行動をとるには、米国民が参戦に同意する契機が必要となる。

米国では国民の発言力がどの国よりも強いだけに、国民を誘導する謀略がどの国よりも必要となる。したがって、米国の安全保障政策では謀略は不可分の関係になっている。歴史的には、安全保障関係者は、共産主義の拡大を止めるにはベトナム戦争を行う必要があり、そのためには北ベトナムに対する空爆が必要と考えた。しかし、世論が反対する。ここに世論に対して北ベトナム攻撃を正当化する何かの事件が望ましい。
キューバにおけるカストロ政権の成立は、米国の隣に共産主義ができるという脅威を作り出した。軍事的にはこの政権を抹殺したい。しかし、世論が反対する。そこで世論に対してキューバ攻撃を正当化できる何らかの事件が望まれる。

こうした中で謀略が生まれる。

この理解が9.11同時多発テロの理解に必要である、そのためには米国で陰謀がどのように展開されてきたのかを見る必要がある。

東西戦略家の説く陰謀の価値

各国は自己の国益に基づいて陰謀・謀を行っている。しかし、陰謀・謀をされる国にとっては、武力を使われるより、厳しいものがある。第二次大戦後CIAは米国国内で本当に必要なのかと幾度となく批判され、その存在を脅かされた。そのときCIAが言う台詞がある。

「戦後の日本を見てくれ。われわれの工作の傑作である」。

春名幹男氏は『秘密のファイル』でCIAの対日工作を記している。この対日工作を見れば、戦後、米国がい
かに日本の政界等に深く食い込み、日本の政治を動かしてきたかがわかる。しかし、日本のどこに陰謀・謀を真剣に学んでいる所があるだろう。官庁にない。大学にない。研究機関にもない。ときどき、いかがわしい書籍が出て陰謀論を説き、知識階級はますます陰謀論を馬鹿にして遠ざかる。日本に対して「謀」を仕掛ける国からすれば、日本人が陰謀論、謀を一笑に付して、知識層がそうした戦略に何の考慮も払わないことくらいありがたいことはない

(引用終わり)


田中良昭氏の論の展開は、一連の歪んだ小沢氏攻撃がマスゴミ総動員でなされてきた中、様々疑惑や信頼性の無さが指摘されている不透明な選挙結果を考察することなく、今後の政局を語ったものに過ぎない。この不透明な選挙を考察し解明すれば政局はまったく別の展開になる可能性があるのだ。本来あるべき政局の見通しはその疑惑を払拭するところから始めなければならない。それが無い限り歪んだ政局の見通しが積み重ねられていくだけだ。客観的状況把握をもとに、分析し、問題を指摘し、洞察し本来あるべき方向を示唆することこそ評論家の社会的使命だ。


10. 2010年9月15日 22:34:38: L9tlQvlkOU
>>09
なるほど。拍手するの止めました。

11. 2010年9月16日 08:41:43: n5x4W3ng5O
我々の血税で賄われている国公立大学の政治学の教授と准教授に物申す!

日本をより民主的な国家にしようとするなら、

マスゴミの政治関連報道の偏向報道について、逐一「この報道は偏向だ」と国民に広く報告すべきだ!

日本の政治文化は、ここから変わる!

国公立大学の政治学の教授と准教授、国民の血税で賄われている以上、国民のために少しは働け!


12. 2010年9月17日 03:31:11: 9dsttWOL5Q
新生党から17年、私は小沢党にしか投票した事が無く、殆ど選挙区では負けていたのを思い出す。3、4回国政選挙を経た時に自分はマイノリティーである事に気付いた故、今回の代表選で負けても大したショックは無い。むしろ、小沢氏の露出が増えるにつれ、イメージが上がり支持も若干拡大したことに喜びを感じるくらいだ。
言っておくが私はMではありません、むしろドSですので、あしからず。

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