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「変わらない夢」と目に見えない「何か」 by インナーマザー (日々坦々)
http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/501.html
投稿者 明るい憂国の士 日時 2010 年 9 月 20 日 12:05:38: qr553ZDJ.dzsc
 

http://etc8.blog83.fc2.com/blog-date-20100920.html
2010⁄09⁄20(月) 00:00

「インナーマザー」様からのコメントを掲載させていただきます。

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「変わらない夢」と目に見えない「何か」 

文藝春秋の「文學界」という月刊誌に佐藤優氏が「ドストエフスキーの預言」という連載をしています。10月号は「ニヒリズム」がテーマです。

なぜ亀山郁夫氏の新訳「カラマーゾフの兄弟」が閉塞の日本社会でベストセラーになったのかが見えて来ます。

「潜在意識崇拝」、「ニヒリズムの変種」、「知的昏睡状態」、「実念論の喪失」、つまり「目に見えないが確実に存在するリアルなもの」を失ってしまった近代人の閉塞感をドフトエフスキーが預言していたことが見えて来ます。

小沢一郎という柱石と国民の連帯性がないと日本社会は存在することが出来ないところまで来た、ということを実感する論考です。
ただし小沢一郎に依存するのではなく、小沢一郎を物神崇拝するのでもなく、小沢一郎が「なぜ」この時代に立ち上がったのかに思いを致し、その思いを共有することが肝要であると改めて思います。
現代の危機に、全体主義に陥る危険性を警戒しながらも、小沢一郎の思いを引き受けて行きたいと思います。

この論考を読んでいて、ふと昔の歌が蘇ってきました。
古い歌ですが中島みゆきの「世情」です。
30年ほど前に「3年B組金八先生」というテレビドラマがありました。学校というコミュニティーに警察という官僚部隊が乗り込んでくるシーンに流れる挿入歌でした。

無性に聞きたくなったのでユーチューブで探したらありがたいことに歌も連行シーンもアップされていました。

小山内美江子という脚本家が80年代を描きながら近未来に起きる地獄絵図を警告し、社会の側から対抗していくヒントを発信していたということが分ります。

小沢さんは若いときから官僚の支配する社会を放置しておくと近未来に深刻な閉塞状況に陥ることを見抜いていたのだと思います。

人は見えない力を見える形に置き換えて過剰に依存してしまう罠に陥ります。見えないものを見えるものだと錯覚して過剰に期待し、裏切られるとそいつのせいにして「ニヒリズムの変種」になってしまいます。計量できないものを計量したつもりになって、こぼれ落ちた見えない世界に逆襲されるのです。
官僚が仕掛けた催眠術を再点検するために、中島みゆきが世の中の状態を看破した「世情」は反復の預言でもあると受け止めました。

以下に詩を引用します。


作詞・作曲:中島みゆき

世の中はいつも変わっているから
頑固者だけが悲しい思いをする

変わらないものを何かにたとえて
その度崩れちゃそいつのせいにする

シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく
変わらない夢を流れに求めて
時の流れを止めて変わらない夢を
見たがる者たちと戦うため

世の中はとても臆病な猫だから
他愛のない嘘をいつもついている

包帯のような嘘を見破ることで
学者は世間を見たような気になる

シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく
変わらない夢を流れに求めて
時の流れを止めて変わらない夢を
見たがる者たちと戦うため


変わらない夢を流れに求めて戦う国民と、時の流れを止めて変わらない夢を見たがる既得権益の官僚機構という対立軸では、60年代を反復するだけです。目に見える夢を目に見えない「何か」に還元するには禅宗の「仏が見えたら仏を斬れ」の教えがヒントになると思っています。すべてのビジョンを一旦斬れということです。
「金八先生」で放送室に立て篭もる加藤優君が「腐ったミカンの方程式」を打ち破るために戦います。「腐ったミカンの方程式」とは人間のアトム化、商品化です。加藤優君は人間が色も形も匂いも違う変化する多様な人間である本来の姿(モナドロジー)を取り戻そうとして戦いますが、警察官僚に弾圧されます。

しかし神の予定調和は人を経由してやってきます。人を貶めるものも人間で、人を救うものも人間だという当たり前の世界観を小沢一郎に感じ取った国民がそれぞれの領域で動き出す。そして地下水脈でつながっていく。見えないけれど感じます。


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※投稿者
3年B組金八先生2期 連行シーン (You-Tube動画)
http://www.youtube.com/watch?v=Lgl57bmDHKA

 

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コメント
 
01. 2010年9月20日 14:21:02: MxgLEDEiDc
すばらしい内容・・らしいことはわかりますが、どうも奥歯に物が挟まったような、曖昧な文章ですね。

とどのつまり、

民衆の意識の中に、小沢一郎的なものを求める感情が、ふつふつと湧き出しており、確たる証拠はないが、それは広がりを見せている。でも、その広がりが暴走して全体主義になることを危惧する。

という意味でしょうか?

それにしても、中島みゆきの「世情」には、そんな背景があったのですね。


02. 2011年4月18日 03:04:41: x26fGKMBn6
世の中の人たちは 刹那的に自分の欲望を満たそうと行動しているから、

世の中の真理とは何かを考え、世の中はどう変わっていかないといけないかを追求し、

まっとうに生きようと正義をつらぬこうとする頑固者たちは、いつも世の中の人から反対されたり、裏切られたりして、悲しい思いをする。

世の中の人たちは、自分たちの刹那的で動物的な欲望から発していることなのに、それをキレイな夢に置き換えて、達成しようともがくけど

なかなか達成できないとわかると、他の人たちや政治家や国など、結局、世の中の他人事のせいにしてしまう。

 世の中の人は「戦争をやめよう、政治を変えよう」などとその時のキレイごとをシュプレヒコールのように言って、あたかも他人事のように言うけれど、決して自分の心から変えようとはしない。

この世の真理は何か、みんながまっとうに生きれる道は何か、を考え、追求している人たちはその時代の流れにあわせて変えていくことに、自分なりにもがき苦しみながらも挑戦しつづけている。

 それでも世の中には、時代のまっとうな進化の流れを止めて、今までどおりの生活をそのまま続け、刹那的な欲望をまた満たそうと夢見る人たちが多いけれど、実は自分自身の心にもそういう一面が顔をのぞかせるときもある。
そんな変えられない世の中の人たちや自分自身の中からわきおこる刹那的な欲望とも戦わねばならない。

 世の中の人たちはだいたいが臆病で、自分だけが孤立し、異端視されて非難されるのを避けるため、他愛ないウソをつくし、また自分の欲望をさらけだして利己的に行動していると思われるのは恥ずかしいから、そんな欲望を隠そうと、また他愛ないウソをつく。

 でも学者やマスコミの多くの人は、そんなウソをついている世の中の人たちの利己的な欲望を暴いたり、見つけ出して、まるで世の中のことは全てわかってるかのような気になっている。

中島みゆき 「世情」の歌詞の解釈 
http://nvc.halsnet.com/jhattori/Spirits/NakajimaMiyukiSejyou.htm



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