http://blogs.yahoo.co.jp/moonbase222/archive/2010/09/24

2010/9/24(金) 午前 9:25

　大阪地検の前田検事が、例の厚生労働省郵便不正事件に関して、証拠物件の改竄を行っていたという。スクープしたのは「朝日新聞」だとか。

　大東亜参戦の「国威発揚」記事といい、「伊藤律架空会見記」といい、「珊瑚礁毀損でっち上げ記事」といい、今日までの「検察リーク追随記事」に連なるゴミ・マスコミの面目躍如たる流れに「棹さす」、久々の「快挙」と言えようか（勿論、皮肉です）。

　とはいえ、抜いたのは「生粋の朝日記者」ではなく、「出自」は『下野新聞』からの中途入社記者だったとか。「さもありなん」！ん〜ん。

　さてさて、当該の前田「容疑者」、「わざとではない」と「弁解」しているとか。

　「『わざとではない』だと！　そんな、すぐバレる言い訳が通ると思うのか！
　　こちとら、背景も含めて、全てお見通しだ。
　　いいか、絵を描いたのは、樋渡利秋だろう。奴が、大坪弘道を通じて、お前に指示した。そうだな。調べはついているんだ！」（ドン！ーと、机を叩く）

　「……。」

　「黙秘か！　いいか、素直に認めれば、保釈にも応じてやるし、起訴についても、証拠隠滅だけにとどめてやる。　喋らないなら、勾留延長だ。

　　起訴も、証拠隠滅なんかではすまさんぞ。国家転覆としての内乱罪だ。
　　分ってるな！　内乱罪は、最高死刑だ。樋渡、大坪含め、全員、共謀共同正犯で、死刑台に送ってやる。吐け！」（ドシン！ーと、机を蹴飛ばす）

　「すみません。内乱罪は勘弁してください。喋りますから。
　　大坪から、頼まれたんです。その上は知りません」

　「まだ、シラを切るか！他の逮捕した容疑者は、みんな、既に自白しているゾっ！
　　思い出すまで、壁に向かって立て！」

　「すみません。思い出しました。
　　おっしゃる通りです。調書にも署名しますから、許してください」

ーーてなところか。

　「わざとではない」などとの言い訳が、仮に、本当に通用すると考えての発言とすれば、この前田、余程おめでたい。自分がやってきた捜査のやり方も、是非はともかく、当人自身として、「戦術」なりでの客観化が全くできていなかったということだろう。

要するに、「居丈高」というか「盗人猛々しい」だけの、権力を嵩に着た空っぽおつむということになる。そしてこのことは、前田一人にとどまらず、「検察全般を支配する構造」ということだろう。

　まあ、権力を嵩に着る輩などは、元々、そうしたものにすぎないとも見方もできるが。

　さて、問題は、こうした「証拠改竄」に留まらず「証拠でっち上げ」は、それこそ、この事件、この前田に留まらず、検察全般の時空間を支配してきただろうことである。

　検察ストーリーに基づいた「調書の創作」などは、今になって、マスゴミの間からも「そうした話は従来からあった」（あったことを知ってたなら、その報道を何故しない！）と浮上してきているが、ハッキリしている（した）ことは、検察は、「正義の騎士」などでも何でもなく、「『罪人』を指定し、それを血祭りに上げる」という「仕事」を、時に「仕事」として、時に政治権力との遠近含む距離関係において操作するという「政治集団」に過ぎないということであり、そのためには、「何でもする」集団だということである。

　こうした状況の中で、検察の「無謀な行動」に制約を課すためには何をしなければならないか。

　まずは、警察も含めた「取り調べの可視化」である。
　次に、特捜の解体である。

　そして検察官、少なくとも、最高検察庁の検事に関しては、国民審査の舞台に立たすせるべきだろう。

　今回の問題に特化して言えば、最低限、前田容疑者が、関係した事件に関しては、全て再調査が必須である。

　次には、特捜が関連した政治案件の事件の再調査である。
　これには、「決着した」リクルートやロッキードも含まれなければならない。
　当然、民主党の小沢前代表の事件も含まれる。

　そして、樋渡など前検事総長を含む、関連検事の責任の明確化である。

　いずれにせよ、一番大切なことは、警察や検察は、「『罪人』とされる人を、拘束して、『罪状』を付して起訴まで持ち込むことを生業とする」機関に過ぎないのであって、抽象的正義に基づいて、社会の「安定と安寧」をはかる国民的装置などという「国民的誤解」を、ことごとく解体することにある

　

コメント
01. 2010年9月24日 12:06:10: 4XpBrgl5jA こいつらは供述を合わせないように一般人同様に逮捕して供述の食い違いをとことん追求すべき！
02. 純一 2010年9月24日 12:13:47: MazZZFZM0AbbM : pQGDoh3MtA 今更であるが、特捜検察を含む法務・検察組織の怖ろしさがみえる。 特定の支配者「政党・官僚・業界・外国勢力など）の内密の支持をうけ、その攻撃対象者を合法的に血祭りにあげる社会組織として、これまで活動してきたわけだ。トカゲのしっぽ切りでどうなるものでもない。 過去の事案も調べ上げ、法務・検察トップ以下末端まで大改革をしなければ、わが国民は浮かばれないことになろう。
03. 2010年9月24日 13:37:34: rzST5DuFMs 検察や裁判所は、資本家階級による階級的支配体制を維持するための機関。 日本のような近代国家は、国民のための共同体であることを偽装しているが、実態は資本家階級による階級的支配体制を維持するための幻想的共同体である。 近代国家は、マスゴミや学校などのイデオロギー機関を使って、国民の意識を資本家階級に都合が良いように変え、資本家階級は国民をその内面から支配している。 しかし、こうしたイデオロギー的支配だけでは不十分なので、この体制を補助するために逮捕や懲罰する権能を持つ検察や裁判所があり、これらの機関が国民を強制的に（つまり暴力的に）支配している。 最高検は戦前の特高と同じく、資本家階級のための秩序を維持する暴力的支配機関である。 このことは、無罪が確定した長銀事件が解りやすい例である。長銀事件は、経営破綻した長銀に自民党政権が税金を投入したことに不満を抱く国民をなだめて、国民の怒りが資本家階級の政治委員会である自民党政権に向わないようにするため、自民党の意を汲んだ特捜が、粉飾決算を行ったとして無実の旧長銀幹部を逮捕・起訴した事件。 長銀は、大部分の大手銀行が行なっていたのと同じ方法で決算しただけ。だから、旧長銀幹部だけが逮捕・起訴されなければならない謂れはない。しかし、機密費で買収されたマスゴミが検察に全面協力して真実を隠蔽し、政府の代わりに旧長銀幹部を悪者に仕立て上げ、国民の怒りが旧長銀幹部に向うように操作したので、政府を批判する世論は静まった。 長銀の経営破綻に責任があるのは旧大蔵省や旧大蔵省を監督していた自民党政権自身であった。だから、当初からこの事件は冤罪事件であることが専門家から指摘されていた。 自民党政権は、国民の怒りが政権に向わないようにすれば良かったのであり、旧長銀幹部が何年か後に無罪になろうが、マスゴミも大きくは取り上げないので問題はない。 マスゴミと御用評論家どもにより創り上げられた絶大なる特捜神話により、小沢氏や鈴木氏の場合と同じく、特捜が動いただけで旧長銀幹部は悪党とされてしまった。 旧長銀幹部は資本家階級の一員であるのだが、日本国は＜日本国民のための共同体＞という幻想を維持するためにはやむを得ない犠牲として葬られた。 戦後６５年間で、戦後民主主義という幻想的体制を支えてきた政党や官僚組織、大学、警察などの機関や学者や評論家などの権威は消滅し、ほとんどの神話は崩壊したため、特捜は戦後民主主義という幻想的体制を支える最後の砦であった。 しかし、ついに、その最強で最後の神話が崩壊しつつある。 今までの悪を善に、善を悪に逆転させられれば、日本を真の国民のための共同体にすることができるかもしれない。
04. 2010年9月24日 13:41:52: EszHBBNJY2 逮捕権、起訴権、強制捜査なんでもありの恐怖の軍団、検察組織。 ひとつの組織でなんでもできる。 国家をひっくり返すことも可能。 狙われたら９９％有罪の実績。

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