http://kagiwo.blog18.fc2.com/blog-entry-329.html
2010/9/25

どう考えてもおかしいぞ…

おいら中国には通算で2年くらい住んでたし、行き来していた時期も合わせればかなり長くなるので、中国在住の日本人の知り合いも結構いる。
で、自力で商売やってるような人はともかくとして、大手企業社員で赴任しているような人って、全然中国語理解してない人が多い。
大手には通訳がいっぱいいるからね。

本当の中国は「ものすごく親日な人の多い国」であり、「日系企業に入りたい人が多数」なので、腐るほど日本語を話せる人がいるのだ。
場所によっては、大学で日本語勉強した新卒の女の子が、800元と住処と食事なんていう破格の条件で雇えるような話もある。

そんな中国で、大手企業の社員が、携帯で中国語のメールなんて打つのかな？
「救命」はどこのガイドブックにも書いてあるような言葉ではあるけど、おいらにはどうも不自然に思えてしょうがないのだが…。
まだ、日本語の使える携帯で「たすけて」というメールのほうが納得いくんだけどね。

まあ、そんなことはどうでもいい（笑）。
そもそも、拘束された状態で携帯メール送ってるってのが不自然きわまりない話だ。
これには非常に工作の匂いがする。

それに、フジタって確かゴールドマン・サックスに株買い占められてたよなあ…と思って調べてみたら、こんなブログ記事を見つけた。

http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/9c60f0a8c07fb4bf225e3002af26e16b　
※投稿者　Blog名　「暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える〜」

要するに、この船長釈放のナヨナヨないきさつは、アメリカの要求であり、一件落着にならないように、フジタの事件をぶち上げたのではないか、ということだ。
正直、それは大いにあり得ると思う。

フジタの一件はまさにそのままなので置いておくとして、釈放の経緯が非常に怪しいとおいらは思っている。
前の記事の補足だが、なにゆえ処分保留で釈放なのか、ということだ。

この船長を拘束してしまい、日中間の政治問題に発展してしまった以上、これは可能な限り双方の顔が立つ方法で終結させる必要があった。
とくにここで問題になるのは日本側の方であって、前原のバカが「ビデオという証拠がある」と、間違いなく有罪であるかのように発言してしまったのだから、最低でもなんらかの処分がなされなければ、日本国内の反中勢力が騒ぎ出すことは間違いないわけだ。

最低でも書類送検や罰金刑にしなければ、誰も納得しないだろう。
だからこそ、マスコミが一緒になって騒ぎ出す動機ができてしまったわけだ。

中国側のほうも、ここまで周囲が騒ぎ出してしまったら、船長が帰ってこようとなんだろうとしばらく騒ぎ続けるしかない。
このタイミングで船長を帰そうと帰さなかろうと同じことなのだ。
ましてや、日本での反中報道が増えてくれば、できるだけ早く問題を終わりにしたい中国上層部とて、抗議をし続けなければ自分たちの身が危ういわけだ。
おまけに、日本を弱腰と見て、対日強硬派が台頭することも間違いない。

外交なんてものは、どっちがいいとか正しいなんてことはまったく関係なく、どのようにしたら最大の成果を出すことができるかを戦略的に考えられなければ無理だ。
そういう意味で、この内閣には、まったく政権担当能力がないということがハッキリしたわけだ。

だが、おいらはこの連中が愚かでそうなったとは思っていない。
狙ってやっている、と思っている。
要するに、アメリカの行動も、現在の内閣の変な動きも、クソ政治家やマスコミの大騒ぎも、フジタの仕込みも、みんな同じ線でつながってるのだろうと思うわけだ。

どうやら、アメリカというか、その裏側の連中は、東アジアで戦争を起こしたくてしょうがないのだろうね。
韓国での軍艦沈没の話もまさにそれ。
あれに乗っかることのなかった李明博政権は非常に賢かったと思う。

一方、日本のこの対応は、ヘタをすれば尖閣に人民解放軍内の工作員が現われて、ひと悶着に発展する可能性がかなり増したと正直思う。
ほんとこの内閣、早く潰さないとろくなことにならないだろうね。

コメント
01. 2010年9月25日 23:35:51: 6F9zNDY3tQ 充分有り得る
02. 2010年9月25日 23:37:50: 1sVwF1yrQA 本当に損しただけの外交。 猫でもできる。 仕分けじゃ。
03. 2010年9月25日 23:41:25: 2kygrfHAsQ ﾌｼﾞﾀだろうがトヨタだろうが悪い事すれば何処でも捕まり罰を受ける､当たり前の事､中国の工作船が侵犯すれば何度でも捕まえれば済む事､罰すれば良い｡ 日本人が中国で捕まり罰を受けようが驚く事は無い､それを承知で中国と商売してる訳で､一企業のリスクまで国が負う事は無い､いやなら中国と縁切ればいい｡ 倒産するならすればいいだけである｡ 仙石にしても菅にしても献金貰ってるかもしれないが､余りにもオタオタし過ぎだ｡ 財界のアホ共に振り回されず､自己責任の原則を教えてやれ ｡ 商売にリスクは付き物だろうが馬鹿共｡ 過去にも中国で麻薬とかで捕まり死刑を受けて大騒ぎしたが､中国に感謝したいくらいだ､そんな薬で商売する様な悪は日本でもいらない｡
04. 2010年9月26日 00:27:16: jBISm7f6mI 今回の件では大きなメリットを得たね。 それは、共産党一党独裁国家である中国の恐ろしさが現実として見えたということだ。 中国共産党が気に入らないと判断したら、筋も理屈もなく暴虐をゴリ押しする。 それが中国という国の正体ということだ。 中国と付き合うには、一定の距離と防御が必要ということ。 クリントン国務長官は日本のバクアップを確約し、日米同盟の重要性が再認識された。 そして、それを日本国民がきっちり把握したということだ。
05. 2010年9月26日 00:32:00: A9U7lih7UM あの漁船は漁船に非ず、スパイだと思うよ。漁民は自分の宝の船を二度もぶつけることなど絶対にしない。
06. 2010年9月26日 00:43:52: jBISm7f6mI >>05 そのとおり。 民主党政権によっておかしくなった日米関係の隙を突いて、中国が攻撃をしかけたということだろう。 日本の出方によっては、従来路線に戻すつもりだったのだろうが、民主党政権はヘマを出し続けた。 中国を勢いづかせてしまったということだ。 これが民主党政権のレベル。 こんな、筋もポリシーも国民を守る気概もない政党には日本を任せられない。
07. 2010年9月26日 00:46:55: xUs9uh3LGw 　 　＞４　戦争屋が喜びそうなコメントだな。それが騒ぎを起す「大きなメリット」だろ　（失笑） なんか胡散臭さがトンキン湾事件にそっくりだな。 「トンキン湾事件（とんきんわんじけん、英: Gulf of Tonkin Incident）は、1964年8月、北ベトナムのトンキン湾で北ベトナム軍の哨戒艇がアメリカ海軍の駆逐艦に2発の魚雷を発射したとされる事件。これをきっかけにアメリカは本格的にベトナム戦争に介入、北爆を開始した。アメリカ議会は上院で88対2、下院で416対0で大統領支持を決議をした。しかし、1971年6月ニューヨーク・タイムズのニール・シーハン記者が、報告書『ベトナムにおける政策決定の歴史、1945年-1968年』こと“ペンタゴン・ペーパーズ”を入手、トンキン湾事件はアメリカが仕組んだものだったことを暴露した。」wikiより一部引用
08. 2010年9月26日 00:48:35: bWzxGwXXs2 05さんに同感です。ビデオで確認したいんですがねぇ。
09. 2010年9月26日 01:10:38: s9M4ZB96sA レアアース輸出規制はアメリカにもされている http://www.asyura2.com/09/china02/msg/438.html http://logsoku.com/thread/kamome.2ch.net/news4plus/1245734704/ 日本を手下に使って中国の輸出再開するよう脅してるのかもしれない
10. 2010年9月26日 03:49:56: 4usthbBKME 04. こと「あっくん」よ、また指定席に戻ってきたのか。 ようするに鳩山政権を潰し小沢をどうしても首相にさせなかったあとは、民主を潰して「みんなの党」にしたいのだろう？ 次はどんな不正を考えているんだ？また阿修羅で先駆けて披露して欲しい。

11. 2010年9月26日 05:03:38: 6F9zNDY3tQ ここにもネトウヨが大量に湧いて来てるのは事実だね 今回の事件で、アメリカの関与を指摘するような投稿を 火消しに走ってる
12. Nico 2010年9月26日 16:39:29: YXSXgaBkuk2IA : 2vB1qwrN62 >>11さま 同感です。 「中国は脅威だ」「日米同盟の重要性」「中国に従属する」 などといった意見を荒唐無稽な主張に紛れ込ませるネトウヨが繁殖し、荒らしがうっとおしので、まともに考える人たちが書き込む気がしなくなってきますね。馬鹿馬鹿しくていちいち反論するのも面倒になってきます。 現在ある日米同盟が足かせとなって、今後推進すべき米国没落後に備えた地政学的安全保障体制を議論できなくなってますね。阿修羅もダメになるのかと、心配しています。
13. 2010年9月27日 00:58:48: yQ8bFJLCLw >どうやら、アメリカというか、その裏側の連中は、東アジアで戦争を起こしたくてしょうがないのだろうね。 >韓国での軍艦沈没の話もまさにそれ。 >あれに乗っかることのなかった李明博政権は非常に賢かったと思う。 アメリカの本質は戦争屋。奴らにとって、全世界が平和だなんて、あってはならないこと。韓国も北朝鮮も上記の件は黒幕がアメリカである事に気付いた。助言したのは中国とロシアと思われる。 今回の件も中国は黒幕がアメリカと感づいている筈。アメポチの一角、前原は戦争大好きでもある。アメリカの狙いが判ったうえでそのシナリオ通り動いているのであれば、どうしょうもない売国奴である。 >ほんとこの内閣、早く潰さないとろくなことにならないだろうね。 本当に同感である。
14. 2010年9月27日 12:49:10: LhbHMXJ1HI 日中戦争を計画してるのは、ジョセフ・ナイ。 今回の騒ぎを仕組んだのは、アーミテージだそうだ。
15. 2010年9月27日 15:19:51: 0ruzAX9hXM 　釈放された船長さん、漁師ではないと思う。漁師特有の汐焼けなどないもの。洋服を着がえれば、政府要人と思えるくらいの顔つきでした。テレビで見た際の一瞬の感想です。
16. 2010年9月27日 16:14:47: ME5CnHJ76Q 日中の大多数の国民は紛争を好まない。 紛争をしてもいいことは一つもないと知っているからだ。 国益とか言う前に、国民の利益を考えてみることだ。 日中は敵同士ではなく、協調していくものである。
17. 本野一言 2010年9月27日 17:37:57: Wf2ZrLP0uKwjM : fCU8NA5CNk 中国を法治国家と思うから色々誤解が生まれるのです。 中国は法治国家ではありません。中国は共産党が支配する人治国家です。 法治国家は憲法という国家の基本法がありその下に色々な法律があってそれによってあらゆる政党人を含め国民は規制され、また保護されています。 ところが中国は憲法の上に中国共産党があり、中国共産党は基本的には憲法に支配されません。 表向き先進国世界の法治国家の仮面を被り、裏では中国共産党の意のままに、国家を操っているわけです。 政府の要人は皆共産党員ですから大げさに言えば彼らは法律の心配なく何でも出来るのです。そして政敵を抹殺する時に法律を振りかざします。 こんな国との外交にはこちらも相当強かに交渉しなければなりませんが、何故か日本人は判官びいきで強い強かな人物を好みません。 これから米中二つの独善国家と渡り合うには日本もよほど強かに立ち回らなければなりません。 塩野七生も言っています、外交は武器を持たない戦争だと。
18. 2010年9月28日 12:29:01: aF3Ycex8AQ 戦争なんて、ぶつかった、いやオマエだろ から始まる。

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