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《敗北 尖閣事件》(下) 責任、検察に転嫁…「起訴すべき!」会議室に響いた声(MSN産経)
http://www.asyura2.com/10/senkyo96/msg/193.html
投稿者 赤かぶ 日時 2010 年 9 月 27 日 01:45:12: igsppGRN/E9PQ
 

■首脳会議一転

 「証拠も十分で事案も悪質。起訴すべきです!」

 24日午前10時すぎ。東京・霞が関の法務・検察合同庁舎19階の最高検会議室。中国漁船衝突事件で逮捕、送検された中国人船長に対し、起訴を主張する幹部の声が響いた。那覇地検が中国人船長の釈放決定を発表する、わずか4時間前の出来事だった。

 集まったのは、大林宏検事総長、最高検の伊藤鉄男次長検事、勝丸充啓(みつひろ)・公安部長と担当検事に加え、那覇地検の上野友慈(ゆうじ)検事正と福岡高検の岩橋義明次席検事。国会議員の逮捕など重要案件を最終決定する際に開かれた「検察首脳会議」ともいえる顔ぶれだ。

 この時点では、方針が釈放で一致していたわけではない。1時間に及んだ会議。出席者の一人の発言を契機に全員一致での釈放決定への流れが強まった。

 「4人の人命はどうなるんですか。(起訴したら)危ないんじゃないですか」

 準大手ゼネコン「フジタ」の邦人社員4人が軍事管理区域で撮影した疑いで中国当局に拘束されたことが前夜に発覚していた。ある幹部は「人命をてんびんにかければ、起訴という判断はできなかった」と悔しさをにじませた。

 
 ■潮目変わった日

 船長の10日間の勾留(こうりゅう)延長が決定した19日の時点で、検察当局は「起訴」に向け意気軒高だった。「異論を唱える人は誰もいなかった」(幹部)という。

 実際、検察当局は公判に備え、石垣海上保安部が衝突時の様子を撮影したビデオ映像の公開に「待った」をかけていた。「手の内を明かすわけにはいかない」(同)からだ。詰めの捜査のため、最高検は公安部の担当検事を那覇地検へ派遣する方向で調整していた。

 潮目が変わったのは21日だった。中国の温家宝首相が「釈放しなければ、中国はさらなる対抗措置を取る用意がある」と揺さぶりをかけた。間もなく、邦人4人が中国で行方不明との情報がもたらされる。

 「すぐに身柄拘束を想像した」とある検察幹部。このころから検察内では「船長にいい弁護士がつき、容疑を認めさせれば略式起訴で済ませられるのに」と弱気な声が漏れ出した。

 しかし、船長は否認を続け、連日、中国の在日大使館員と接見した。「何か吹き込まれたのは間違いない」と海保関係者。否認のままでは略式起訴にできない。流れは釈放に傾いた。

 
 ■官邸に2度も

 23日には那覇地検が外務省の担当課長から参考人聴取として状況を聞いた。起訴したら日中関係はどうなるか、影響を中心に説明を受けたとみられる。首相官邸からも法務省側に早期解決を望む意向が非公式に伝えられたという。24日には柳田稔法相が2回も官邸に入り、2回目は慰労会を中座して仙谷由人官房長官と1時間面会。帰り際、報道陣からの「尖閣は?」との質問を無視した。

 柳田法相が官邸を辞して1時間後の午後2時半すぎ、那覇地検の鈴木亨次席検事は釈放を発表。理由に「日中関係への考慮」を挙げた。検察当局が政治決断を負わされたこともにおわせる、異例の発言だった。

 一方、菅直人首相も仙谷長官も釈放は「検察の判断」と繰り返すのみだ。

 船長釈放から半日後の25日午後、拘束中の邦人4人は北京の日本大使館員と面会できた。検察が憂慮した人命の危機は脱した。

 しかし、検察当局に対し、「中国の圧力に屈した」との国民の失望感は広がっている。折しも大阪地検特捜部の押収資料改竄(かいざん)という前代未聞の事件も発覚。逆風にさらされる中で検察当局が下した今回の判断は、当面の危機を脱する役割は果たしても、さらなる国民の不信という禍根を残す結果となった。

(大竹直樹、千葉倫之)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100927/plc1009270008000-n1.htm

【敗北 尖閣事件】(上)歪んだ「政治主導」 仙谷氏前面に
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100925/plc1009250123003-n1.htm

【敗北 尖閣事件】(中)戦略なく思考停止の日本政府、「中国も冷静に」ばかり
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100926/plc1009260109002-n1.htm
 

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コメント
 
01. 2010年9月27日 02:13:21: kbjD6Oqr1Y
4人の命の代償の釈放?????
理解ができません。

電通のマスコミ操作ですか?

仙谷が、決断した訳でない事情の説明???

小賢しい細工は無意味です。

三流新聞は、哀しい。


02. 2010年9月27日 02:36:05: bWzxGwXXs2
検察は法律に照らして起訴、不起訴を判断する部署です。政治的判断は法務大臣の役目ではないでしょうか。4人は拘束されたままで危機を脱したと言える状況にはありません。

明らかに越権行為の判断であり、検察崩壊ですね。労組上がりが法務大臣なので、優秀な検察が代行したということなら分からんでないけど。


03. 2010年9月27日 03:28:52: BDDFeQHT6I
冤罪を作り出して人の人生を狂わせたり重病の人を長期間拘置して死亡させるような検察が自分の責任でもない中国に拘束された民間人のために超法規的判断をするなどと言うことがある訳は無い。
こんな与太記事を載せる新聞は廃刊にした方が世のためだ。

04. 2010年9月27日 03:32:05: gydDAt2CFw
惨軽の(大竹直樹、千葉倫之)
記事最後に
1>検察当局に対し、「中国の圧力に屈した」との国民の失望感は広がっている。

じゃなくて

菅・仙谷・前原・岡田の亡国先導カルテットの無策政権に対して「中国の圧力に屈した」との国民の失望感は広がっている。 だろ。 ふざけるな

オバカ菅政府のヘマを惨軽流に国民の意思などと語り責任を検察組織に押し付けなさんな

それと
2>柳田法相が官邸を辞して1時間後の午後2時半すぎ、那覇地検の鈴木亨次席検事は釈放を発表。理由に「日中関係への考慮」を挙げた。検察当局が政治決断を負わされたこともにおわせる、異例の発言だった。

この記事中の官邸を辞してということは官邸をやめたという意味合いに当たらないので、これは法務大臣の「指揮権」発動の了解を官邸つまり、菅か仙谷の了解を得る為に「官邸にことわるとか、挨拶をして去った」1時間後の意味だと取れるが、そこまで産経はバラして政権から見放されることを恐れていないのか。

恐れていないということはもう菅政権を見放したということなのか

まあ今の菅政権の状態では、菅・仙谷の側近たちも亡国先導カルテットの首領たちを見放したくなるだろう

精精ご自身の保身のためにがんばることです

国民の菅政権への天罰は国会の場で近々起こりそうです。

最後に
3>船長釈放から半日後の25日午後、拘束中の邦人4人は北京の日本大使館員と面会できた。検察が憂慮した人命の危機は脱した

検察が憂慮した人命の危機は脱しただと、政府は人名は憂慮してないのか。
菅・仙谷は隠れてばかりいないで出てきて一刻も早く問題を解決しろ


05. 2010年9月27日 07:37:57: rhm5VrrKg2
日本じゃ、政治家が相手国と交渉もせず、検察におまかせ。
検察が政治判断をしてくれるだと?
こんな政治屋、いらんわ。給料泥棒どもめ!
内閣は全員頭をまるめて、国民に謝罪しろ!

06. 2010年9月27日 08:24:13: 2kygrfHAsQ
経済界が仙石に圧力? 売国財界人とは具体的に誰の事だ?

07. 2010年9月27日 09:25:57: TJ2RvmwiCk
4人と引き換えにする裏交渉も出来てないのに
釈放するって発想自体がおかしいのでは。
批判そらしの言い訳にすぎないな。

08. 2010年9月27日 12:39:52: 2vB1qwrN62

菅内閣って子どもの教育に悪いと思う。

反面教師の例として教えるほかなさそうだ・・・


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