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中国軟化はポーズ 与那国島と下地島に自衛隊展開を、元空将が提言(zakzak)
http://www.asyura2.com/10/senkyo96/msg/433.html
投稿者 赤かぶ 日時 2010 年 9 月 29 日 21:49:19: igsppGRN/E9PQ
 

 沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件をめぐり、中国側が「日中関係を重視している」と、やや譲歩するような姿勢を見せ始めた。「弱腰・屈辱外交」「売国奴」と批判される菅直人首相(63)には朗報に聞こえるだろうが、全体主義国家・中国を甘く見てはならない。尖閣諸島を含む、沖縄・南西諸島地域の領空を守る航空自衛隊南西航空混成団司令を務めた佐藤守・元空将を直撃すると、中国のしたたかな野望を指摘。対抗策として、与那国島や下地島への自衛隊展開を提言した。

 「世界各国からの『中国は覇権主義だ』『手段を選ばない』といった批判を気にし始めたのかもしれないが、中国はただで引き下がるような相手ではない。アメとムチで日本から利益を得ようとしているのではないか。断固、主権を守る姿勢を貫くべきだ」

 こう厳しい表情で語る佐藤氏は、1996年3月から97年7月まで、南西航空混成団司令を務めた。現地の陸海自衛隊や警察、海上保安庁、米軍と連絡を取りながら、96年の抗議船領海侵入事件や魚釣島上陸事件にも対応した経験を持つ。

 3日間で延べ68機のF−4戦闘機を出動させて、台湾空軍OBによるヘリコプターでの尖閣・魚釣島上空への進入計画(領空侵犯)を阻止するなど、その毅然とした指揮は今でも有名だ。

 ここに来て、中国がいやらしい揺さぶりをかけてきている。

 無愛想なメガネ顔で知られる中国外務省の姜瑜報道官は28日の記者会見で、中国が日中関係を重視していると強調。悪化した日中関係の修復に向け、日本にも「誠実で実務的な行動」を求めた。いわばアメだ。

 一方、尖閣周辺に武装可能な漁業監視船や海洋調査船を計10隻以上集結させるなど、力による恫喝、ムチも維持している。これに対抗するため海上保安庁は巡視船6隻を派遣、防衛省幹部も「不測の事態がある」と警戒態勢を崩していない。

 まさに、一触即発の状況が続いているが、佐藤氏は「中国はずっと尖閣諸島を狙っている。96年にも事件が続いたが、あの時はまだ、日本領海や領空に入ることを躊躇していた。十数年たち、彼らは確実に増長してきた。今年夏には、日本領海で中国漁船が1日70隻も違法操業していたと聞く。完全に変わった」という。

 そして、変わったきっかけについて、昨年夏の「政権交代」の影響を指摘する。

 「鳩山由紀夫前首相(63)は『東シナ海を友愛の海に』と公言し、沖縄から米海兵隊を追い出そうとした。海兵隊は大統領の命令1つで動く軍隊であり、中国は内心恐れている。派遣に議会承認が必要な陸空海軍と違う。また、民主党には外交や安全保障を理解できる議員が少なく、少なくとも現在の菅執行部にはいない。中国は本気で『いまのうちなら尖閣諸島を取れる』と思っているのではないか」

 中国は、フィリピンから米軍基地が撤退した翌年から、南シナ海の南沙諸島を実効支配していった。現在の沖縄周辺は、当時のフィリピンと似た状況にあるといえる。

 28日以降、中国側がやや譲歩するような姿勢を見せているが、佐藤氏は「要注意だ。簡単に信じるな」と断言。その一例として、退官後の2008年、北京で開かれた日中安保対話に出席した際、中国側将官が持ち出したある提案について語った。

 「われわれ日本側が歴史的事実を踏まえて『尖閣諸島は日本固有の領土だ』と当然の主張をすると、将官は『釣魚島(尖閣諸島)は中国の領土だ。海上保安庁の警備を止めろ』と強く要求した後、『では、日中両国で尖閣周辺の海底資源の調査をしよう。資源が出てきたなら、どうするかを話し合おう』などと言い出した。これこそ、中国の狡猾な手口。われわれは『ふざけるな!』と一喝した」

 力を背景に強烈に恫喝したかと思えば、一歩引いて譲歩をにおわせ、相手にスキがあれば自国の権益拡大を狙うしたたかな中国。外交・安保オンチの菅内閣が「共同調査」「話し合い」といった美辞麗句に騙される危険は大きい。

 佐藤氏は、尖閣諸島を守り、東シナ海での中国増長を防ぐ策を、こう提言する。

 「尖閣諸島に陸上自衛隊の守備隊を置く手もあるが、さすがに中国を刺激する。そこで、まず尖閣に近く、日本列島最西端の与那国島に陸自の監視所を設置する。与那国島は自衛隊誘致をしており、地域活性化という大義もある。続いて、3000メートル級の飛行場を持つ下地島に航空自衛隊の1個飛行隊を置く。これで、中国は尖閣に手を出せない。日本には能力はある。菅内閣に領土領海領空を守る覚悟があるかだ」

 中国の執拗かつ理不尽な対応に、国民の怒りは沸騰しつつある。漁船衝突事件は、日本人の外交・国防意識を目覚めさせるか。

 【さとう・まもる】元自衛隊空将。1939年生まれ。63年、防衛大学校(第7期)を卒業し、航空自衛隊に入隊。戦闘機パイロット(総飛行時間3800時間)。外務省国連局軍縮室に出向。三沢・松島基地司令、南西航空混成団司令などを歴任。97年退官。岡崎研究所特別研究員、軍事評論家としても活躍。著書に「国際軍事関係論」(かや書房)など。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100929/plt1009291613006-n1.htm  

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コメント
 
01. 2010年9月29日 22:01:06: Fkk6t9T50o
>岡崎研究所特別研究員

岡崎って、あの親米売国奴の元外務官僚の岡崎久彦かいな。
外務省から親米派以外を追放し、日本外交を麻痺させ、毀損した親米派のそのスポークスマンの!

もうそれだけで、お里が知れるわな。


02. 2010年9月29日 22:31:43: B1ZhhZMSbM
まだ、あっちは軍を投入してませんが、先に自衛隊を投入すると
あっちも軍を投入する口実になると思いませんか?

思わないんだろうな
いや、思ってるから、そうなって欲しいんだろな

戦争でも儲かる人は少ないんです


03. 2010年9月29日 23:03:36: TbPHUIk3WY
 アメリカ軍の猛者、海兵隊が真っ先に戦場へ、駆けつける。

これは事実です。

 陸海空は、一応そのあと動く。

大きすぎて直ぐには、臨戦態勢には、時間的に出来ないのです。

 これはみなさんも、知ってのとうり。映画や、戦争記録でね。


しかし、よく考えればイイ。

 海兵隊、陸海空の兵士たちが、何処に、上陸すればいいのか、有利なのか、を、

あらかじめ調査するのが、特殊部隊なのだ。

 今では、衛星があるから便利ですけれどもね。

さらに、戦争相手国の情報を、あらかじめ探るのが、対外情報機関員、

 007みたいなもんやね。あれは、映画ですよ。

この事前準備の縁の下の力持ちが、いるから、大国は、アメリカは、強いのです。 

 昔の忍者やね。


孫子、曰く、

  情報を制するものが、断然、有利なのだ。

  ここにカネをケチる国は、滅びる。


04. 2010年9月29日 23:33:56: IuPxajJcAk
どうして自衛隊の大幹部だった人が岡崎みたいな大嘘つきの国賊とつきあうかなぁ・・・

あ〜、自衛隊OBがこれじゃダメダメじゃんかぁ。


05. 2010年9月30日 00:15:09: VoySXaO6yE
岡崎研究所特別研究員の佐藤守さま 「与那国島に陸自の監視所を設置し、下地島に航空自衛隊の1個飛行隊を置く」 さすがですね。      もしかしたら
小沢さんもそのように考えておられるのではないでしょうか。

 私の尊敬していました岡崎久彦氏のお名前が阿修羅で見られるとは・・・。
しかし、小泉政権があのように格差を生み、自殺者を多くだしても、また8月15日に靖国神社に参ると約束しながらできなかったのに、米国の言うことは何でも聞いたというだけで、最後まで応援し90点と書かれたのを見て 驚きました。
 
 小沢氏は、中国に毎年行き、要人の方々にお会いし、言いたいことははっきり言って来られたただ一人の方だと思います。(「小沢主義」に書かれています)。昨年12月の中国での発言を「お国にたとえれば」と言う言葉をわざと言わずに「解放軍の野戦軍の司令官です」と言ったと、隷中だとか、中貢だとか、保守の識者達はとてもひどい事を書きまくっていました。中西輝政氏、平沼さんまでも・・。(し鳥は群れず)の岡崎氏、小沢さんの「普通の国」を最初に賛成した岡崎氏は違う、と思っていましたのに。
しかし、保守の識者の方々も党首選挙の時の小沢氏の講演を聞かれて、心を動かされなかったでしょうか。もう一度読み直してください(産経新聞に載っています)。そして小沢さんに対して中国の属国になるなどという間違った非難をやめてもらいたいと思います。読売新聞の昨年の12月12日に、「小沢氏、中国軍増強を懸念」と載っています。まるでその記事はなかったかのごとく、封殺されております。頭の良い先生方は、その記事も読んで知っておられるはずです。

 関係のないコメントをしてすみません。小沢さんを非難している方々に、少しでも誤解を解いてもらいたいと思っていましたから、ここで書かせていただきました。


06. 2010年9月30日 01:03:30: 9AeWz7BLfM
小沢が悪いのは、民主党と合同してから党内での自派の勢力を伸ばすために
それまでの思想的主張を棚上げして民主党内の癌ともいえる横路や社会党、総評系組合連中(票集めのためにだけ働く下積みをしていた)と組んだことでしょう。

07. 2010年9月30日 01:30:04: uClMRWvfck
日米安保では日米が共同で対処(act)するといっているだけで、別に日本を守るとか具体的にはいっていない。さらにアメリカ議会の承認もいる。いくらでも日本を守らない言い訳は出来る。アメリカは領土問題には関与しないとしている。アメリカが関与する場合は利益になるときだけだ。もともと共産主義を防ぐというアメリカの利益で安保は成立している。利益にならない尖閣に米軍を使用するはずがない。中国依存が強まっているアメリカにとって尖閣に首を突っ込む何の利益もない。

08. 2010年9月30日 10:10:59: YfhzmDpaCc
こういう世間知らずが、自衛隊の幹部だったとは! 絶句。

09. 2010年9月30日 10:54:39: FN1zC6nnJI
あんなところに自衛隊を展開したら補給をどうするのかという大問題が出来するだけで、いざ鎌倉となったら、バスされるのがオチだということは何も太平洋戦争の戦訓をひもとくまでもないことだと思いますが。

10. 2010年9月30日 16:26:19: xjdBtTW98s
  防衛省は隊員1万3千人の増員、2020年までに南西諸島への自衛隊(兵力)配備を2万人規模にまで増強すると発表しました。旧ソ連時代からの北方偏重の兵力配置を、対朝鮮半島、対中国を念頭に置いた再編成、兵力のシフトです。この流れからすると、尖閣諸島への配備は疑問として、いずれ与那国島への自衛隊の駐屯(分屯かも)は有りでしょう。
 
 何やら岡崎研究所ゆかりの人物であることから、佐藤元空将の論旨に咬みつかれておられる諸氏が見受けられますが、昨今の中国漁船の拘束〜釈放に絡んで中国側が >>尖閣諸島は中国固有の領土であり、沖縄も古代より中国の領土である<<と広言、軍事衝突の閾値が下がってきている状態では、佐藤元空将の論旨は、防衛の現場サイドからみれば、しごく当たり前の発言でしかありません(これを中国の軍事的脅威の増大を口実にした、日本の軍備増強派の発言と取るかは見方が別れる所でしょうが)
 
 ただ軍事的側面から見れば、佐藤氏の言及した下地島(加えて石垣島)は、尖閣諸島防衛、与那国島防衛のための兵力展開のためにも、絶対に確保しておかねばならない軍事拠点であることは間違いありません。逆に中国側から見て、その軍事的合理性の是非は別に尖閣攻略に踏み切った場合、下地島や石垣島を日本側に自由に使われる状況下では、尖閣侵攻は自殺行にならざるを得ません。

 日米安保条約上からも、続く「日米同盟の深化」の骨子からも、日中間に軍事衝突が勃発した際、米軍は共同行動を取りません。国務長官やら報道官やらリップ・サービスはいっぱいやっているようですが、まず高見の見学です。沖縄を含む島嶼防衛戦において、米海兵隊なんぞ抑止力どころかクソの役にも立たないのです。

 今沖縄の米海兵隊の兵力は、基地管理要員を除き移動用ヘリも含めおりません。 これで少しは静かになるかと思いきや、ヘリ騒音で騒々しかった普天間基地は、代わりにより騒音のひどい米空軍のF15戦闘機が離発着を繰り返している状況下にあります。普天間基地周辺住民にとって、たまったものではありません。

 米軍によれば嘉手納基地滑走路補修工事のためのダイヴァ―ト(一時的移転=とはいっても今年〜来年いっぱいにまたがる)であり、決して辺野古に基地を作らせてくれないことへの居直りや嫌がらせではないとのことらしいですが・・・
 
 本zakzakブログのような投稿が日増しに増え、それに対するコメント類も情緒的な反発が多見されるようになっています。好ましいことではありません。読者諸氏も何かに流されていないか、誰かに誘導されていないか、今一度自省されてみては如何。(沖縄から)
 


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