憲法9条こそ最強の安全保障政策だ（天木 直人、日経ＢＰ）
http://www.asyura2.com/09/kenpo3/msg/281.html
投稿者 tk 日時 2010 年 10 月 01 日 18:01:26: fNs.vR2niMp1. 　

コメント
01. 2010年10月01日 19:41:09: 1Znk1SV4nY 冷戦時代には、止むを得ない選択として米国の軍事力に依存すると言う意味があったと思います。　日本にとって北方からの脅威は、それが巨大な軍事力を背景にした直接的な脅威であり、至近距離に展開されたソ連の軍事力の圧力の存在を考えれば、サンフランシスコ条約によってアメリカの占領を終結させることと抱き合わせの形での日米安保条約の調印も、実に止むを得ない選択だったと思います。　しかしソ連が崩壊して冷戦が終結した時点で、日本の安全保障政策を見直すべきだったと言う点についての天木さんのご意見に賛成します。　しかし現憲法の第九条の戦争権の放棄と戦力の否定については、いささか同意しかねるご意見ではないでしょうか。　国家として第一に求められることは、国民の生命と財産についての安全を保障することであろうと思います。　現憲法の第九条は、それをそのまま読めば国家としての独自の権利である自衛権を保有しているとは読めないのではないのでしょうか。　国の自衛権を否定するとしか読めない現憲法は、明らかにアメリカの占領政策において独自の軍備を持たさないことを目的としたものと解釈します。　ローマ時代の属州が、安全保障をローマの軍事力に依存する代わりに、安全保障税として十分の一税をローマに支払ったと言う歴史があります。　所謂パックス・ロマーナ、ローマによる平和と呼ばれたものですが、現憲法の第九条と合わせて考えれば、思いやり予算と呼ばれる意味不明の米軍駐留費の負担は、ローマ時代の属州に対する扱いと同じだと思っております。　過去の不幸な歴史から学ぶべきこととして、日本は他国に対する侵略的な軍備を持つべきではないと言うご意見に同意しますが、現在の憲法の第九条についてはこれを改めるべきだと思っております。　現憲法については九条以外にも不審な点があり、一旦これを廃止し独自な憲法を制定すべきではないでしょうか。　憲法九条こそが最強の安全保障であるというご意見には、以上の点から賛同しかねると言わねばなりません。　N.T
02. 2010年10月02日 01:13:17: uClMRWvfck ntさん、9条をどのように改めるのですか？今でも自衛権はあると保障されています。だから自衛隊として発足したのです（その前は保安たいでしたが）
03. 2010年10月02日 09:16:40: 1Znk1SV4nY >02さん。　現憲法の第2章第9条についての私見を述べよということですから、なるべく簡単に要点を書くことにします。　九条の戦争権の放棄についてですが、現憲法をそのまま読めば国は自国の領土、国民の生命財産を守る義務のあることが書かれておらず、そのための国の権利である交戦権と戦力の保持の全てを否定しているとしか読めません。　従って自衛権も自ら放棄し否定しているとしか解釈できないと思います。　陸海軍その他の戦力は保持しないとありますから、自衛隊・警察・海上保安庁もその他の戦力に該当すると見るべきものでしょう。　改めるとすれば、国は自国の領土の保全と国民の生命財産の安全保障の義務を負うことを明記することが必要だと思います。　自国領土から離れた他国の領土における国民の生命・財産の安全保障については、これを保護・保全するための交戦権をも義務とするかどうか、或いはその権利を保有するかどうかは問題があると思います。　従って、あくまでも私見ですが、他国に対する侵略を目的とする戦争権は明確に否定し、自衛上の権利と義務としての陸海空などの戦力は、必要の範囲内で保有するとするべきだと思いますが如何でしょう。　国際条約上の義務は忠実に履行すると他項にあるから自衛隊は合憲とする意見もあるようですが、第2章第9条との整合性に欠ける意見であり無理だと思っています。　 尚9条以外にも、前文では主権が国民にあるとしながらも、国家元首の規定がないこと。　天皇の地位が国民の総意に基く象徴とされていて、あたかも国家元首であるように見誤るごとき文章は変更されるべきだと思いますが、この点についてはご質問の範囲ではありませんからご遠慮いたします。　N.T
04. 2010年10月02日 16:17:43: pQ1nUFauEk 戦争を放棄する平和憲法９条。 でも軍隊（自衛隊／警察予備隊）がある？ これって矛盾ですね。 でも、この矛盾が平和を支えてきたのです。

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