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凛の会郵政不正事件-検察の良心、塚部貴子前特捜検事を守れ(句の無限遠点)
http://www.asyura2.com/10/senkyo96/msg/595.html
投稿者 tk 日時 2010 年 10 月 01 日 23:48:58: fNs.vR2niMp1.
 

http://d.hatena.ne.jp/haigujin/20101001/1285916877

2010-10-01
■凛の会郵政不正事件-検察の良心、塚部貴子前特捜検事を守れ

この腐りきった大阪特捜部の中でひとりの良心ある検事がいたという話だ。

「週間新潮2010,10,7号」で改めて経緯が報告されているが、大阪特捜部の幹部たちが前田の故意の改竄を知らなかったとしらを切り通せないことだけははっきりしている。

これまで明らかになっている情報と「週間新潮」に沿って事実経過を追うと、佐賀元特捜副部長も大坪前特捜部長も「操作による改竄」などではなく、公判担当をしていた検事たちから前田が明らかに意図的に操作したものであることが報告されていた。

最初に把握したのは、大阪地検刑事部から村木取り調べに応援に入った國井弘樹検事だった。

初公判後、國井検事が前田にFDの日付が問題になっていると伝えると、前田は「FDに時限爆弾を仕掛けた。日付を変えた。」と打ち明けたそうである。

この時点で、前田は國井検事の事務官が作成した捜査報告書が、法定に提出されていたことを知らなかった。お粗末な話である。

これが証拠開示されていなければ、村木厚子さんが日付が変わっていたことを発見できず、前田の謀略が証拠されて、村木さんは明らかに有罪となっていただろう。危機一髪である。

また以前書いたが、この事件が政治家と高級官僚が被告だという特殊な条件のゆえにかろうじて冤罪を防止できた。一般の書類を視ることに慣れていない人はこうはいかなかっただろう。村木さんだから発見できたといえる。

そして1月末に、國井検事と同公判担当の塚部貴子公判検事と公判部主任検事の三人が、佐賀元明特捜部副部長(当時)と大坪弘道特捜部長(当時)ふたりに前田の証拠改竄の不正を内部告発した。

さらにこの件は大阪高検上層部に伝わっていたはずなのに、前田の処分は一向に行われず、対応策もでてこない。そこで怒りが頂点に達した二人の検事周辺がマスコミにリークした。

朝日新聞が独自にFDを入手してシステムセキュリティ会社に検証依頼、結果改竄が裏付けられたとして、9月21日朝刊スクープとなった。

前田の強引な筋読みに沿った自白強要捜査は沢山指弾されているのでここでは控えるが、興味を引くのはこの勇気あるふたりの告発検事についてである。

國井検事は、キムタク風ロン毛で検事には珍しいタイプ。前田とはソリが合わなかったとか、過去さいたま地検熊谷支部で暴力団絡みの事件を担当、そのとき組長からの依頼を取り計らい銃刀法違反事件の捏造未遂で新聞沙汰になった事実がある、とも書かれている。

なお今回の事件でも、前田に劣らぬトンデモ検事の正体を晒している。

というのは、凛の会幹部河野克巳氏の取り調べに際して、「調書にサインしてくれれば逮捕しない」といいながら、河野氏が不承不承サインに応じると、逮捕した。

こういうデタラメ捜査をする体質が身についているようだ。従って前田の告発それ自体は評価しても同じ穴の狢として、正義の人にカウントすることはためらわれる。

塚部貴子公判検事については、独身美人検事で通っており、"潔癖症"と言われるほど凝り固まった性格で、仕事もバリバリこなすタイプとのこと。

この郵政不正事件でももともと特捜部だった。関係者の聴取をしていたのだが、前田と捜査方針を巡って対立し、公判部へ飛ばされた、と報じられている。

「週間新潮」はいかにも三流ゴシップ誌らしく、従ってふたりが人間関係のもつれで前田を"刺した"と断定しているが、少なからぬ背景はあったとしても、これだけ重大な不正をそれだけで説明するのは不適当だろう。

やはり、この事件捜査以前から、前田の捜査手法が同僚たちの感覚からは異常なものに写っていたことの帰結であって、その異常性を育んでいた特捜部への部内からの感覚的な異議申し立てだったということだろう。

また別のところからの情報では、不正を上層部に上げたにも拘わらずなんの沙汰もなかった事実、またそれに対して塚部貴子検事が再三追及し、沙汰がないなら不正を発表して検事を辞めるとまで腹を括って詰め寄っていたとのことだ。

塚部検事にとっては相手が悪かった。責任者の大坪前特捜部長こそ隠蔽体質と正義潰しの張本人だからだ。検察局6億円裏金内部告発の大阪高検三井環前公安部長を、TV収録に向かう直前に微罪逮捕、強制的口封じの指揮をとった本人なのだ。

佐賀前副部長と大坪前部長は、未だに「誤操作によるものとしか認識していなかった」と言い逃れをしているようだが、この問題を巡り公判担当関係者の間ではそうとうギクシャクした関係になっていたことがうかがえる。

誤操作などでないことは検察内部では早くから解っていたはずだ。

だからこそ、朝日のスクープ当日に、検察自身の検証もないままに即日の前田逮捕に踏み切れたのではないのか。

現在高検検事正まで事情聴取されて、必死に保身の自己弁明をしているが、こうした経緯はこの告発の三人の検事に訊けばすぐ判る筈である。ここにも彼らの隠蔽体質が如実に現れている。

なにしろ大阪地検特捜部は、裏金問題の内部告発をした三井環元検事を微罪強制逮捕し、組織的な口封じをした破廉恥な過去をもっている。

従って心配なのは、この腐敗組織のなかで、孤軍奮闘した塚部検事の不利益である。

彼女はすでに公判部へ前田の意向が反映したか、佐賀か大坪か、違法捜査と不正隠蔽体質が身についたラインから疎まれて公判部へ飛ばされた。

彼女が検事を志した気持ちがホームページ(http://www.moj.go.jp/keiji1/kanbou_kenji_02_02_05_index.html)に書かれているが、それからすれば公判部は決して満足できるところではないのではないか。三流企業じゃあるまい、エリート集団の検察局で不正を内部告発した正義のひとが不利益をこうむったままでいいはずがない。速めにまた特捜部へ戻すべきではないか。但し特捜部が解体されず残っていればの話だが。

なお今回もやりきれないなと思ったのは、官僚が内部で自浄作用がきかない折に、しかるべき捜査機関がなく、マスコミにリークするしかないという点である。

今回狙い通り、朝日の敏腕記者が担当して、最高検と密通できたから成功したが、これが無能な記者で検察の下僕のような記者だったら、最高検に恩を売って検察の意向に沿ってもみ消しただろう。

洩れてくるところでは、スクープの記者は元「下野新聞」というローカル紙にいて、妥協せぬ徹底取材で定評のある記者だったらしい。最近朝日に引き抜かれたかして朝日に移籍している。こういう良質な記者であったことが幸いした。

マスコミ頼みは諸刃の刃なのである。絶えずリスクが付きまとう。それを考えると、心ある官僚の内部告発を政治的に利用されないで調査できる弁護士が構成するような第三者機関が必要なように思う。


 

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コメント
 
01. 2010年10月02日 00:07:50: 1L1tCExf8o
官僚は、一人だけ目立つのは、反発、嫉妬するから、この女性検事を守らなければ、

ならない。必ず、内部でイケズ、邪魔する奴らが出てくる。

もし、この女性検事が、左遷されたら、情報を拡散し、援護射撃をしようぜ。


02. 2010年10月02日 00:29:51: OGwlLpeNqX
以下、日々坦々(9月29日)から引用
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-651.html

塚部検事は、今年4月に特捜部から格下の公判部に異動させられている。
明らかに今から思えば、疑惑つぶし人事である。

このときに検察はマスコミを使って塚部検事を貶めている。

それを阿修羅掲示板のコメント欄から拾った。
ちょっと長い文章で内容も全体を把握はできないが転載させていただく。

≪週刊新潮の記事で、特捜部から見捨てられ「左遷」の女検事 2010年2月21日≫

≪定期刊行物向けの郵便料金割引制度を悪用して、ダイレクトメールを通常より安く発送して、郵便料金を不正に免れた郵便法違反事件とそれに絡んだ虚偽公文書作成、同行使事件。公判検事として法廷に姿を見せているのが、大阪地検特捜部の塚部貴子氏だ。茶髪に黒のスーツ姿で、「かっこええ」と傍聴席でささやく人もいる。だが、春の異動では大阪地検の公判部に異動になるという。

特捜部から見れば、格下の公判部。なぜ、異動になるのだろうか?

その理由は週刊新潮と深いかかわりがあるという。「やはり、あの記事だなとみんな噂しています」
というのは、大阪地検の現職関係者。「あの記事」とは何なのか?

昨年、郵便法違反事件、虚偽公文書違反事件を大阪地検が立件した際、週刊新潮がその疑惑を特集した記事を掲載した。その中で、事件に詳しいとされる、東京のある年配男性が大阪地検の事情聴取を受けたとして、その詳細をインタビューしているのだ。それを担当したのが、塚部氏。

数日間、取り調べを受けた、男性。塚部氏があまり「ネタ」を持っていないことに 「そりゃダメだネタがなきゃ」などと言い返され、「石井ピンちゃんのこと、悪いこと? ネタがあれば教えてやるよ」などと切り返されたことがそのまま記事になってしまっているのだ。

あげくの果てには、塚部氏の「まだ独身?早く結婚した方がいいよ。親も心配するだろう」と年配男性に言われてしまった塚部氏。「その男性に聞くかどうか、特捜部も迷っていた。けど、ネタがなくてまあ、聞いてみようと聞いたら週刊誌の餌食になってしまった」と前出の大阪地検現職関係者。

厚生労働省の元局長、村木厚子被告の虚偽公文書違反事件の法廷でも、立会を務めている塚部氏。だが、厚生労働省の村木被告の部下を尋問した時も隣の検事に何度も、助けを求めるなど「眠たい質問」を連発した塚部氏。

民主党・小沢幹事長の政治資金規正法違反事件でも東京地検特捜部への応援部隊に名前があがりながら「塚部氏はいいと、先方から断りが入ったともっぱらの噂です」(前出の大阪地検現職関係者)≫

これを記事にさせたのは、大坪、古賀あたりの大阪地検上層部だろう。

まったく、背景がわかった今、怒りが込み上げてくる。

マスメディアのような興味本位ということではなく、心ある、勇気ある行動を讃えるためにも記録しておきたい、との思いから実名で載せることにした。

ちなみに、郵便不正事件の捜査が本格化した昨年4月時点で大阪地検特捜部に在籍していた検事12人のうち証拠品のフロッピーディスク(FD)を改ざんしたとして証拠隠滅容疑で逮捕された前田恒彦容疑者(43)以外の全員が今年4月までに、異動していた、ということだ。≪大阪地検、特捜部検事を総替え…前田容疑者以外の全員(読売新聞・関西 2010年9月24日)≫  

今後、検察の組織的な仕打ちがあるやもしれぬので、監視していく意味でも、塚部検事には注目していきたい。

また、塚部貴子検事のように、全国の心ある検事の決起を促したい。


03. blackblackblack 2010年10月02日 07:43:06: Bi9.Tjc6j4UCE : voV6UJOCNk
証拠品を改竄し、それを証拠品として提出してしまうような人がいることを知っていて、それをやめさせなかったことは組織として、日常的にどこの検察でも起こりうることを示している。組織が腐っている。 江川詔子さんが提言されているように、第三者機関を作り調査すべきではないか。

朝日新聞は村木厚子さん逮捕時もスクープとしてあたかも犯人のような報道をしていました。誤報を許すわけにはいきません。検察との癒着が疑われます。

郵便不正事件問題の核心にはまだ到達していません。


04. 2010年10月02日 12:51:20: FfYrDONfcA
朝日の敏腕記者の名前は判らないが、
この朝日の記者を逮捕収監して『口封じ』しなかったは大阪特捜部の失策。
同じような事例がある。
かつて「沖縄密約暴露」の毎日西山太吉記者は「外務省女性事務官と『密かに情を通じ』て電文のコピーを入手したとして起訴され、実刑で収監されてその口を封じられた。
西山太吉記者を起訴した検事佐藤道夫は既に死んでいるが、元参議院議員(民主党)だ。
政治検察の世界は『正義』も『道理』も無い闇夜の世界か?

05. 2010年10月02日 19:31:17: LcKC1MiMgs

塚部貴子検事は正義の人ですね。
それにしても、前田容疑者は偽造、だましの常習者ですね。しかし、
あきれるのは上司で報告を受けて「前田君、そんなことしたらいけない!」と
罵倒するどころか「ふむふむ、でかした偽造作業はたいへん苦労かけたね」と
ねぎらっている。悪の公認じゃないか。
塚部貴子検事は内部告発したら、じゃま者あつかいで降格ですか?
あきれた〜。検察、解散!

06. 2010年10月02日 19:34:48: LcKC1MiMgs
追伸、
検察の悪行が明らかになるごとに、
小沢一郎先生、鈴木宗男先生、三井環先生が
神様に見えてきた。

07. 2010年10月02日 20:33:24: QSjOxQMRt6
三井環先生逮捕、塚部貴子氏の左遷は特捜部全体からの組織犯罪の証明。
まだまだ国民は、記者クラブのオープン化、大手新聞とテレビの資本切り離しと、電波試用料の公正さを改善まで目を離せない。

08. 2010年10月02日 21:55:33: ME5CnHJ76Q
勇者とは「女性」に与えられる称号となった。
立派な女性たちである。頭が下がるおもいだ。

09. taked4700 2010年10月02日 23:50:31: 9XFNe/BiX575U : A95BwvurYs
確かにこうやって賢察の不正が表に出てくるのはいいこと。そして、それを内部告発された方にもその勇気をたたえたい。

ただ、多分、この事件にもまだ隠された何かの背景があるような気がする。


10. 2010年10月03日 01:03:02: jBqqcNShwU
この女性に限らず、有能な正義感を持った女性を検事総長や部長にした方が時代に合っているのではないだろうか。

現代の女性は手強いよ。

但しオープンで人選を。


11. 2010年10月03日 16:52:22: ye9CU2o0IQ


なんでことさら「美人検事」なんだ

「ブスな女」でもいいじゃないか

仕事に精出すフツーな人

貧相な面構えの女でいいじゃないか

_____
蛇足■みのもんたの番組に出させるための「美しすぎる」タレント候補かい?


12. 2010年10月03日 18:03:33: soFCmwrdmA
 「塚部貴子」、日本を救ったその名は歴史に刻まれる。

13. 2010年10月03日 21:18:23: zUFCGsMQrc

塚部貴子さんは、検察組織防衛では、抹殺されたかもしれない。
三井環さんみたいに、あぶなかった。正義に災い多い、と聖書のことば。
塚部貴子さんを孤立させない応援があったのかもしれない。

会社もそうだが、周りが腐敗していると、まともな正論が通用しなくなり浮いてしまう。やがて企業風土化して、異常が、異常と思わなくなる。怖い世界だ。


14. 2010年10月04日 08:15:10: g0jP3yEiYQ
 今の日本では、内部告発をすれば、その組織には居られません。
 そのことは塚部さんもわかっているはずです。
 その他、不正なことを告発して、検察を辞めたほうが良いと思います。
 私も3年前に内部告発し、56歳で県職員を辞めました。
 そんな組織や仕事で我慢するには短すぎますよ、人生は。

15. ちいちゃん 2010年10月05日 17:18:00: 2kiJtSJhcCZZs : zjhfxnc61c
私は、塚部貴子氏の取調べを受けたことがあります。彼女は、大阪地検特捜部に唯一存在したという正義の人なんかではありません。彼女も、また検事に与えられた捜査権や公訴権などを超えた「ハッタリの国家権力」を片手に、
不当な捜査を行っていたことは、当事者です。そして、塚部貴子氏は、法に無知でした。

16. 2010年12月22日 03:30:37: EhBWBZgR72
今さらですが、15の人が書いていることは確かなようです。
取り調べを受けた人に話を聞いたマスコミ関係者の話でそれがわかります。
どこにでもいる横暴な検事だそうです。
取り調べる相手の話を聞くことさえしなかったことがあるそうですから。

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