http://blog.goo.ne.jp/ikariyax/e/22f6b07bcc867350aaa1cb0124daf5a7

2010-10-04 22:07:34

『日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、・・・そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。』

　上述の文章は、日本国憲法の冒頭に述べられている。主権が国民にあることを示す言葉である。

この国の憲法が規定する国政選挙によって選ばれた何万〜何十万の民意の代行者である国会議員を、しかも司法の手によって不起訴とした結果を僅か１１人の検察審査会の民意によって毀損することは許されるべきではない。

　筆者は検察審査会法は原則として、「国政選挙によって選ばれた人に適用すべきではない、憲法の趣旨に反している」と思う者である。それにしても最低限、検察審査会の審査の内容は公開されるべきである。

　選ばれた審査員はわずか１１人である、素人の民間人を誘導することはさして難しいことではないだろう。１１人を買収することだって絶対ないとは言えない、密室の審議によって議決される危うさを払拭することはできない。

　かかる国会議員の問題は、司法の厳正な捜査と取調べの結果に付託すべきであって、僅か１１人の民間人の判断によって起訴・不起訴を問うべきではない。

　議員に問題があるとすれば、それは本来的に選挙による洗礼によって、国民の審判を仰ぐのが筋である。

　昨年5月に施行された改正検察審査会法に基づき、２度の起訴相当の議決で小沢氏は、東京地裁が指定する弁護士によって強制起訴されることになった。昨年５月と言えばまだ自公政権時であり、この制度を国会議員に適用すること自体が憲法に抵触するおそれがあるにもかかわらず、昨年取り急ぎ導入された経緯をみると、当時から小沢氏が台頭することを恐れて敢えて導入されたのではないかという疑念を抱かせる　（まさか検察とその背後にいる妖怪が仕組んだ？）。

　小沢氏の「政治と金」問題に関して、検察の厳しい捜査にもかかわらず、西松建設問題は、嫌疑不充分で不起訴となった。そして今回検察審査会に問われている陸山会の土地購入問題に絡んで三人の秘書・元秘書らの起訴されてはいるが、判決はまだ出ていないものの、とても罪に問えるような代物ではないことが、明らかにされている。

　それを今回大阪地検にみられるように腐った検察が、敢えて罪が存在するかのように、仕立ててきた。それに便乗して検察審査会が起訴相当としたのである。

　裁判によって無罪になるかならないかが問題ではない。来年３月まで菅政権がもつかどうか、この次はなんとしても小沢氏の力が必要なときである。それを今回の審査会が起訴することで小沢氏の出番を阻むことになることが問題なのである。

　検察審査会の１１人のメンバーは、民主主義を破壊するテロリストたちである。テロリストに仕立て上げたのは誰だ？

　この国はどうかしている。

コメント
01. 2010年10月05日 21:17:07: LJSWZr5Dko 小沢氏はここは踏ん張り所だろう。あらゆる非難がなされるかもしれないが、日本人の心を持つものとして大人の対応をして名誉回復をしてもらいたい
02. 2010年10月05日 21:48:27: nACdx50Awk 法治国家として問題だらけの決議だが。 この検察審査会は勝ち目の無い戦いをしなければならなくなったことに哀れみすら感じる。 まず、証拠は無い。これでは裁判は成り立たない。 国民の世論を当てにしているのだろうか？ 国民の世論は決議を出してから半月の間に相当替わっている。 ・反小沢で支持を集めた菅・前原ｸﾞﾙｰﾌﾟが尖閣問題で大こけし、支持を相当失っている。 ・絶対の特捜が、村木問題でFD改ざんをしていたことがバレて、検察の初動から冤罪捜査が行われていたと信用を失っている。 ・直近に冤罪捜査があったためメディアが慎重に報道することを世論から義務付けられている。 ・代表選でベールに包まれていた小沢自身の人間性が国民に理解され始めている。 小沢を叩けば拍手喝さいという幻想を抱いて議決を出したのであろうが、もはや裁判をやっても議決どおりの国民感情は得られないし、判決に影響は無い。 特捜検察の可否に加え検察審査会の意義も同時に失う裁判になるだろう。 裁判など長くは続かない。指定弁護人もは無理筋の裁判をやらねばならない。 裁判所に一蹴されて控訴もままならない裁判で終わるだろう。 検察審査会は責任も取らず、面目を潰されても誰にも知られることも無いまま全てが終わるであろう。哀れである。
03. 2010年10月05日 23:05:49: 05UhnFBHRM 検察、警察は要らないと言うことなのか、権力を持った人間がシロって言うのに、素人が起訴〜何か矛盾していないですか？ こんなことが許される国も珍しい。どんな風に裁判をするのか、証拠を又デッチ挙げるのか、誰が考えても裁判が成り立たない。
04. 2010年10月05日 23:31:28: VRyvFoA8WM 検察審議会の決議９月１４日。発表までに２０日のずれは何を意味するのか？ やつらの大好きな日付けのずれ、 ここを法的にやつら検察審議会を起訴できないのか？ 素人の考えなのだろうか？
05. 2010年10月06日 00:03:14: DXg0ECaEY2 裁判官もグルだから何が何でも有罪になるのではないでしょうか。 鈴木宗雄さんのように公判も開かず、最後は最高裁で上告却下!? この国はもう行き着くところまで行くしかないのでしょう。
06. 2010年10月06日 00:43:21: IuPxajJcAk 検察は十分な捜査の上で不起訴にしたわけだから、起訴の内容を認めない。 そんなんで裁判をどうやってすすめられるのか？ 検察側「起訴事実について何も立証出来ていません。証拠もありません。」 弁護側「起訴事実を否認します。」 裁判長「それで私に何を言えというのですか？」 これで終わりになるんでないかい？
07. 2010年10月06日 00:48:35: FjhwLNpDBM 無罪になっても、政治家として失脚をさせる事が目的ではないでしょうか。 最終的に無罪になった時、「あの時はしなければならない事をしてきたまで」と開き直るんじゃないでしょうか。 早く、早く判決を出させるべきです。
08. 2010年10月06日 01:11:07: mk6kgqEz0f とにかく冷静に対応してもらいたい　 あわてず。しっかりと歩むことが必要に思います。 相手の挑発にのらないようにすることが一番でしょう。
09. 2010年10月06日 01:57:56: ud8JMr2Hkg 素人は世の中の空気に流される明石事件、福知山線事件等々。 裁判所まで流されない事を願う。 今回は特捜とマスゴミが空気を作った。 世論調査に現れている。　　その通りの議決が出た。
10. 2010年10月06日 02:07:53: SWhebCRDpY これから長いなー 起訴されたレッテルが2重3重のネガキャンで上塗りされて 立ち直れる訳が無い。 残念だけど小沢さんは終わりだ。 でも皆の目に最後の勇士を焼き付けてくれた。 悟っていたのかもとさえ思える。 原口さん頼みます。

11. 2010年10月06日 09:33:26: IBi9Cil9eP 郷原さんは今回の議決そのものが無効であると言っている。 しかし、無差別に選ばれた１００人から１１人に決める過程が不透明すぎる。 結局は検察が恣意的に選んだ「善良な市民」によって構成された検察審査会が、 政府・検察の意を汲んだ補助弁護士に誘導されて予め決められた議決を出す出来レースに過ぎない。 成人の平均年齢は５０歳近いと思われ、鳩山さんを審査した審査員の平均年齢４９歳は妥当だが、今回は３０．９歳という若さである。 ４９歳が４人含まれるとあとの７人は全員２０歳という構成となる。 とにかく２４日のデモにひとりでも多く参加して声をあげよう。 私も還暦にして初めてデモに行くつもりだ。
12. 2010年10月06日 23:42:21: J0o6rialnc ＞昨年5月に施行された改正検察審査会法に基づき、２度の起訴相当の議決で ＞小沢氏は、東京地裁が指定する弁護士によって強制起訴されることになった。 ＞昨年５月と言えばまだ自公政権時であり、この制度を国会議員に適用すること ＞自体が憲法に抵触するおそれがあるにもかかわらず、昨年取り急ぎ導入された ＞経緯をみると、当時から小沢氏が台頭することを恐れて敢えて導入されたので ＞はないかという疑念を抱かせる　 私もそうだと思います。 昨年の5月この検察審査会が改悪されて今までのたった3件しか扱っていない。 福知山線の脱線事故と、明石歩道橋事故の件で検察審査会を国民が受け入れやすくしておいて一挙に小沢氏を起訴に持ち込むのが去年から決まっていたシナリオだったのだろう。 検察審査員など何処の誰だか誰にも分らないのだから、そもそも本当に選ぶ必要だって無いんじゃないか？ 勝手に8人でも9人でも10人でも勝手に起訴相当の人間を作ればいいんだから。 本当にいるの審査員？ どうやって選んだの？ 誰が選んだの？ 本当に8人以上なの？ 国をしょって立つ政治家を、何十万人もが支持する政治家を、何たったで8人で起訴だって決めて潰しちゃって正しいと言えるの？ よしんば本当に実際に審査員がいたとしてもだ、50年も前の、やくざの子分が親分の命令に逆らえずに起こした事件を審査員に印象付け、それを例にしてやくざとか政治家とか言う事は考えにいれずに上下関係だけを考えて起訴するかどうか考えて下さいなどという弁護士に指南された一般国民が弁護士に逆らって「私は不起訴相当にしたいんですけど」なんて言ったらそれこそ突っ込まれてたちまち返答に窮するに決まっている。 検察官も一時間に渡って審査員に説明したという事だし。 検察官が書いた調書を読んで素人が起訴相当って決めるんだろう？ 検察官が証拠を捏造していたらどうする？ 証拠を改竄していたらどうする？ 国民は蚊帳の外で全く何も見えない、聞こえない、何も言えないんだから。 密室で何もかも決められる検察審査会は全く時の権力者の許すべからざる悪魔の制度だ。

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