http://www.geocities.jp/sazanami_tsushin/readers08/1010/r10103.html
第五検察審査会による再議決で小沢が強制起訴されることになったが、大手マスコミの論調は同一で小沢の議員辞職を求めている。これまでの小沢バッシンブぶりからすれば当然予想されたことである。しかし、既得権益勢力として国家官僚・検察となりふり構わず手を握ったマスコミの主張を受け入れる必要はない。そのねらいが小沢の政治生命の抹殺だからである。

小沢は離党も議員辞職もしないと宣言したが、その方針はまったく正しい。離党して”粛々として”裁判闘争に邁進すればいいという意見があるが、この意見はこの裁判が通常のものではなく、既得権益勢力とその手兵によって仕組まれた”政治謀略”であることを見落としている。元小沢秘書の石川が１年以上も前に検察官から、小沢は審査会で起訴になると恫喝されたことや、再議決が民主党代表選が行われた同じ９月１４日であったことを見ればわかることである。

離党、議員辞職では何年か後に仮に裁判に勝っても、その時には政界もマスコミも裁判結果を無視するであろうし、それ以上に、静かなる裁判闘争では有罪になる危険性が高くなる。最良の結果でも、得られるのは小沢の個人的な名誉回復に過ぎない。

小沢のとるべき行動の核心は、政局の一震源地としての位置を確保し続けることである。これが小沢の政治的影響力を確保し裁判に勝利するための絶対条件である。小沢を陥れた政治勢力の頼りとするところは”つくられた世論”なのであるから、これを粉砕しなければ小沢の復権はない。

したがって、この世論の粉砕のためには小沢の一挙手一投足に世間の耳目を集め、国民が否応なしにそのニュースを耳にし、事態を考えざるを得ないようにしむける必要がある。ここ１年半のマスコミによる小沢バッシングがマスコミ論調への疑惑を国民の間に植え付けたことに注目するべきである。代表戦における党員・サポーター票がマスコミ世論の言う８対２ではなく６対４の割合であったことも忘れてはならない。

世論の耳目を集め続けるという見地からすれば、ネット上に掲載された宮崎学のアドバイス（http://www.the-journal.jp/contents/miyazaki/2010/10/post_87.html）は有益なものであり参考にするべきである。

これまでの経過からみても則定のような「ヤメ検」弁護士はまったく不適当、大金を払っても役に立っておらず”野戦”には不向きであるから更迭したほうがよい。”粛々として”裁判闘争に突入するのではなく、審査会の再議決が審査会法にも反する無効なものであることを訴えることからはじめ、新手の行政訴訟を含めてあらゆる手段を駆使して審査会議決の不当性をアピールすることである。それらの行動はそのまま民主党執行部の小沢処分を牽制することにもなるであろう。

世間の耳目を集め続けるという見地からすれば、小沢の苦手とする世間へのアピールは欠かせないものであって、証人喚問であれ、なんとか委員会であれ、どんどん出ていって無実をアピールする必要がある。代表戦への出馬が”小沢コール”を生み出したことを想起するべきである。

さしあたっての問題は、民主党執行部による小沢処分であるが、これはあらゆる手段で阻止しなければならないだろう。検察が二度にわたり不起訴にした事案で処分するのかと迫り、小沢支持議員に大いに動いてもらうことや、不当処分には党を割る姿勢さえ示すことを含めて、その辺の所は小沢が熟考しているであろうが、遠慮せずに支持者であれば誰にでも最大限の支援を要請することである。

もはや、小沢の”手勢”だけでどうこうできる事態ではなく、広く打って出るほかない段階である。小沢支持の党員・サポーター、そして小沢支持の庶民の出番がやって来ている。２４日に小沢支持のデモが行われるようであるが、最初が肝心で、奇想天外なアイデアを駆使して、できるだけ多くの市民が参加することを期待したい。

蛇足だが、共産党が相変わらず小沢の「政治と金」と騒いでいるようであるが、もはや論外の主張であり、マスコミ世論と合唱すれば票が減ることを参議院選から学ばなかったようだ。これがわからないのだから、”深き反省”を自賛する「二中総」も小手先細工のものに終わるわけである。電話による「日報」体制を廃止しても「支部が主人公」の党活動が生まれるわけではない。その他の「対策」も大同小異である。なんと言っても、他党の政治家への政治弾圧であるとはいえ、その弾圧がわからず、おそろしく鈍感なのは致命的であり、共産党指導部が革命はおろか政治革新を担う能力を”本質的に”持っていないことがよくわかるのである。
　

コメント
01. 2010年10月10日 18:42:07: kbjD6Oqr1Y 賛成です。 小沢さんの側近の方は、シタタカニお願いします。 敵は、手段を選ばない悪魔です。 共産党は、電通に統制されたマスメディアのしない事。 できない事、やらない事を赤旗で伝える。 頼りになる政党、メディアにならない限り、 ますます低落を続けるだろう。
02. 2010年10月10日 18:48:18: ud8JMr2Hkg 検察の起訴による有罪率は99％以上と言われる。 すなわち推定有罪。　　したがって離党も議員辞職が当たり前。 検審会の無罪確定でも強制起訴される。　 すなわち推定無罪。　　したがって離党も議員辞職は必要ない。 当然、対応が違ってもおかしくない。
03. 2010年10月10日 20:03:05: gNyOGb4YLU 小沢支持議員の地元での活動がはっきりしない。Ｂ層は新聞報道を信じ、小沢悪人説を肯定しているのに対し、もっとタウンミーティング等で積極的に真実を伝えるべきだ。何か、ネットでの高まりに比べ議員が冷めているように思えるのは自分だけか。
04. 2010年10月10日 20:19:02: FN1zC6nnJI 起訴議決別紙の「犯罪事実」とされた虚偽記載の「第１」４億円の収入記載漏れ問題は、証拠の読み違いだそうだし、同じく「第２」土地購入時期問題は、農地法の宅地転用に係る売買予約の権利保全登記が存在することが天下周知の事実となることで破綻しまっており、たとえ検事役の弁護士が指定されたところで、指定弁護士のやることは、検察審査会法第41条の10のただし書き第３号の規定による控訴断念しかないというのが現実ではないですか。
05. 2010年10月10日 20:20:12: FN1zC6nnJI 05の控訴は公訴でした。
06. 2010年10月10日 21:18:22: WH9pXrPlGU > 小沢は離党も議員辞職もしてはならない 大賛成。 民主党政府が国民にそっぽを向かれて、ぶっ壊れるまで頑張るべき。 > 既得権益勢力として国家官僚・検察となりふり構わず手を握ったマスコミの主張を受け入れる必要はない。 検察は小沢一郎を起訴しなかったのだから、「検察となりふり構わず手を握ったマスコミ」はおかしい。 強いて言えば「検察となりふり構わず手を握ぎろうとしないマスコミ」と書くべき。 下のサイトに書いてあるように、小沢一郎は検察を押さえているので、検圧と戦う必要はない。 ーー 当時の法務省のある課長、それも一番エリートと言われる課長の1人が、小沢さん1人じゃないんですけど、小沢さんのグループに接待を受けて、その代金を払ってない http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid632.html 「ロッキード事件で、田中角栄元総理が検察の特捜部に逮捕されて、それ以降、旧田中派というのはとにかく検察をほっとかない。検察に圧力をかけたり検察に食い込んだり、とにかく検察をコントロールする。 そして梶山さん自身がおっしゃったのは、自分が法務大臣になってるのも、実はその伝統に則って、その竹下派、旧田中派からとにかく法務大臣をとって、検察を抑えるんだということをやってるんだと。 で、法務大臣すらそうおっしゃってるわけだから、小沢さんがあなたを接待するというのは検察対策の一環だから、本当は極めておかしなことだ』と。で、『僕は武士の情けで書きませんけれども、あなた生涯そういうことはもうやらないで下さい』とお願いしたんですよ。 ところがその課長はその後、検察一課の中でぐんぐん出世していって、実はもう頂点に近い所まで行かれました。で、もうリタイヤはされましたけれども、そのバックにずっと小沢さんの影響力があったっていうことがあるんです」
07. 2010年10月10日 21:21:24: WH9pXrPlGU >>6 訂正　検圧と ー＞　検察と
08. 2010年10月10日 21:39:44: lFtrGPhedw むしろ、総理となってこの危険な制度と戦って欲しいね。 法治国家にあり得ない制度だよ検珍はしかも、被疑者側の弁明が出来ないのもおかしな制度。 しかも、起訴という責任を持たせながら結果責任は問われないという大人社会であり得ない制度
09. 2010年10月10日 22:21:25: uC8DKpjnU6 >>06 青山繁晴か、売国奴って言葉が一番似合うお人ですな。
10. 2010年10月10日 22:37:13: xDSRSBQsrs 「小沢のとるべき行動の核心は、政局の一震源地としての位置を確保し続けることである」 まさにそれが核心。 で、代表選以前は小沢が立つ震源地は地下にあった。 しかし小沢が代表選で演説・討論して状況が変わった。 人は闇将軍では満足できなくなり小沢総理を熱望するようになった。 ”小沢コール”は震源地が完全に地上に出現したことを表している。 さらに今回の議決書事件で震源地は地下に戻れなくなった。 ”小沢コール”の第二ステージに入ったと理解するべき。 次の”小沢コール”はマスコミがでっち上げファシズム化した市民目線との戦いにおいて起こる。 小沢自ら動けば人も動く。 攻撃こそ最大の防御。先手必勝。前進あるのみ。

11. 2010年10月11日 01:43:21: cNfDksEeyc ０８さまに同意。 小沢氏には「政治被告人」となっても、総理を目指して欲しい。 板垣氏のブログより以下一部引用 小沢一郎元代表にかかわる本件は、いわゆる刑事事件ではない。明らかに政治事件である。従って、強制起訴されて被告人となった場合、刑事被告人ではないのであるから、メディアなどは「小沢一郎政治被告人」と呼称しなくてはならない。 小沢一郎元代表は、強制起訴されても決して刑事被告人ではない、名誉ある「政治被告人」にされるだけである http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/d/20101010
12. 2010年10月11日 04:09:53: FSUyEUURPA 支持率が30％を割った頃に仙谷は離党勧告カードを切る可能性が高い。 利用されるくらいなら自ら離党しておく方が賢明。
13. 2010年10月11日 04:15:08: N6UG4bmjpA 国益のためなら悪いこともしてもよい、とは思うが、小沢は単なる悪人で国益に沿うようなことしないじゃん。 湾岸戦争の時に小沢が独断で何十兆円アメ公に貢いだか、今の若い人は知らないんだろう。
14. 2010年10月11日 04:19:24: N6UG4bmjpA あとさ、岩手では大中小関係なくゼネコンは小沢にみかじめ料払ってんだよ。 お金払って受注ゲットしてるんじゃないよ。 「受注の邪魔しないで下さい」って払ってるお金だよ。 小沢が総理なんかになったら、どうなるか想像つくだろ？ 岩手だけじゃすまないよ？ みんな総論で小沢を語りすぎ、各論も見てくれ。
15. 2010年10月11日 07:13:14: 0ruzAX9hXM １４へ　　あなたは、小沢さんのご本を読んでいませんね。一度お読みになるとよい。この国の進むべき方向がしっかりと綴られています。 　何事もそうですが、片言節句はよくないです。あなたのような方は、日本を戦争に導く体制の後押しをする階層なのです。 　何がイマ問題にされているか。小沢さんに対する国民の無意識の総いじめ現象で、その根拠はありもしない罪をでっちあげていることです。その問題点を把握できる国民が怒っているのです。
16. 2010年10月11日 10:12:47: NBICMeCSK2 ■補正予算国会紛糾→紛糾打開のため自民と取引→補正予算成立と小沢離党勧告 なんていうシナリオで"菅・谷(監獄)"はやるんだろう。 自分の手を汚さずに、自民党と岡田幹事長の責任にして。 岡ちゃんの役目はこの一点にある。 "菅・谷(監獄)"一派の中で唯一クリーンそうなのが岡ちゃんだから。 他のやつらは真っ黒だからこの役目はとても務められない。
17. セフィリィア 2010年10月11日 14:15:55: Hh8zELjCe.jVk : REU4irWUz6 うざいんだよ 早く　党を割るべきだ！！！
18. 2010年10月11日 21:14:39: nO0voNkQ72 13,14,17へ ここはあなたたちのような頭をやられた洗脳工作員＝ノータリンの来るところじゃない。 あなたたちのようなノータリン工作員の言うことに惑わされる人はここには来ないから、とっとときうせろ！
19. セフィリィア 2010年10月11日 21:57:47: Hh8zELjCe.jVk : REU4irWUz6 １８へ なんとまあ　私みたいな　超過激派小沢支持者まで罵るとは・・・ 私はね　あんな糞野郎しかいない内閣なんかに　いやしくも我らがキング小沢を貶められるのが我慢ならないんだ！ でもって　署名活動するなら　「民主党にいさせて　お願い」なんか糞喰らえと思っている。　するなら　「国民目線からの議決というわけだから、その国民目線から今回の検察審査会の議決は国民目線からではない」という署名活動にすべきなんだよ！　わかったか！　アホ！

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