★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK97 > 372.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
<ネオコン松下政経塾の暴走><メドベージェフを批判できない>など (本澤二郎の「日本の風景」)
http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/372.html
投稿者 五月晴郎 日時 2010 年 10 月 11 日 10:26:03: ulZUCBWYQe7Lk
 

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51670014.html

2010年10月11日
本澤二郎の「日本の風景」(596)

<ネオコン松下政経塾の暴走>
 
 民主党反小沢派の中核は松下政経塾である。反中親米路線に特徴がある。偏狭な民族主義・天皇主義にも特徴がある。政経塾のコントロールセンターと見られているPHP研究所なる出版社、その出版物を一瞥するだけで、反リベラル右翼改憲路線であることが判明しよう。もちろん、松下財閥がベースになっている資金豊富な政治集団は、富豪財閥と深く結びついている官僚との連携も図っている。金(松下財閥)と権力(政経塾ネオコン内閣)が一体化している菅内閣の、ここが最大の恥部といえるだろう。莫大な松下広告費がメディアを押さえつけ、恥部に蓋をかけているのだが、それがいつまで続くのか。暴走は続く。

 政府与党内の権力抗争には中国との関係がからんでいる。自民党時代は台湾からの工作が中心だった。今の民主党も中国との関係で党内に亀裂が走っているのだが、その主役が政経塾だ。
 政経塾は内政の中軸である財政を牛耳るだけでなく、外交をも掌握した。
 中国漁船問題は海保を指揮していた前原が国交大臣として「俺がやった」と豪語したとの噂が飛び交っている。恐らくそうだろう。好戦的政経塾の正体をさらけだしている。

<尖閣視察にも対決姿勢>
 
 政経塾の原口前総務大臣は、空から尖閣諸島を視察して石原慎太郎並みの行動に打って出た。例によって政経塾は、目立ちたがり屋でテレビ利用に長けている。前原に続けといわぬばかりに突出するのである。背後でPHPが操作しているのであろう。少年探偵団のような危うさは、中国の抵抗であっさり矛を収めるしかなかった。
 こうした対応はす早いのだが、熟慮不足もいいところである。思考するよりも、まず行動である。頂点に立つことに、そのための素早い行動を大衆に見せることに特徴がある。軽率は否めない。
 主権とか領土の問題になると右翼路線が突出して、後先を考えずに、わき目も振らずに突進する。菅官内閣の弱点はここにあるのである。大局が判断できない。反共民族主義の本性が露呈するのであろう。
 森内閣以降の自民党政権と酷似している。正確には福田内閣を除いて、というべきだろうが。小泉・安倍・麻生の右翼片肺内閣とそっくりなのだ。小沢ではないが、菅内閣は自民党と同じなのである。

<メドベージェフを批判できない>
 
 日本は北方領土問題でロシアと対立したままである。鳩山内閣と田中内閣以外、なんら具体的に動く気配がない。ロシア問題や北朝鮮問題で前進させようとすると、公安を作動させて関係者を取り締まってしまう。別件を用いて阿部文雄や鈴木宗男、それに金丸信がその被害者となった。日本の右翼バネは想像する以上に強力である。官僚政治の特徴なのだ。政治は官僚に手も足も出ないのである。
 信じがたいことだが、共産圏外交には、太い鎖を用意しておいて解決を止めるのである。ワシントンのネオコンとの連携も伏線として存在するのであろう。
 鳩山由紀夫内閣が誕生してロシアと良好な関係を結ぼうとすると、鳩山退陣を実現してしまった。ロシア政府は驚いたろう。尖閣問題が表面化すると、中ロ首脳会談が行われた。
 メドベージェフ大統領は北方領土視察を敢行しようとした。日本政府は驚いた。反発を強めている。その一方で原口・政経塾の尖閣視察を強行した。「原口は総理ではない」というのであろうが、中国はおもしろくない。挑発と受け止めたろう。
 外交には寛容が求められる。大原則である。政経塾のネオコンはここがわからない。ブッシュ政権の取り巻き連レベルである。原口の尖閣視察は大人の外交といえない。メドベージェフの北方領土視察を正当化させるだけであろう。
それでいながら前原はクレーム一つつけなかった。容認したのだ。推測するにPHPの指令だから、というのであろう。不透明外交が菅官内閣、というのも困ったものである。公約に偽りあり、である。

<岡田も力不足>
 
 隣人との友好は外交の基本である。二度と戦争してはならない。そうして日本国憲法は政府与党に縛りをかけている。それでいて「悪しき隣人」とわめく弁護士出身の枝野は、民主党幹事長から、現在は同代理である。参院選大敗北の最高責任者でありながら、首になることはなかった。それは前原・政経塾メンバーだったからである。

 隣国や隣人との対決路線に岡田は反発している。原口の尖閣視察にも、である。だが、それだけである。岡田は民主党の単なる飾りものでしかないことが判明した。枝野や原口をしかりつける、処分をするという当然の責務を果たせないでいる。
 小沢批判で政経塾と提携した岡田は、政経塾を前にして党の最高責任者として統制を欠いているのである。政経塾暴走に歯止めをかけられないのだ。
 官僚出身が鳩山や小沢らの官僚退治に抵抗感を持ったものかもしれないが、もしそうだとすると、彼の政治家としての限界を裏付けていようか。

2010年10月11日9時35分記  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 コメントの2重投稿は禁止です。  URL紹介はタイトル必須
ペンネームの新規作成はこちら←  最新投稿・コメント全文ページ
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK97掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK97掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧