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外交ベタで軍事一本槍で、頭を使おうとしない日本:村野瀬玲奈の秘書課広報室
http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/428.html
投稿者 呆頭息子 日時 2010 年 10 月 12 日 14:14:00: PmmF2AZ8JuIBc
 

左翼的で、阿修羅の体質には合わない(?)「村野瀬玲奈の秘書課広報室」の記事の転載です。しかし今回の「右派軍事政党の民主党」という指摘は、私にはシゴクモットモであると思われます(呆頭息子)。

外交ベタで軍事一本槍で、頭を使おうとしない日本
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-2039.html

ジャンル : 政治・経済 スレッドテーマ : 尖閣諸島問題
 

尖閣諸島の問題について、多くの人に熟読してほしいと私が思った記事をまずいくつかメモ。


●内田樹の研究室
公共性と痩我慢について
http://blog.tatsuru.com/2010/10/11_1212.php
2010年10月11日 12:12

国境だの国土などというものは、人間が勝手にこしらえあげた、ただの「アイディア」だと福沢は言い放つ。

(引用ここまで)


●つぶやき手帳
ローザ・ルクセンブルクの孤独
http://ichyamada.jugem.cc/?eid=868
2010.09.30 Thursday

>人の住まない島をめぐって、そこにまず一生赴くことのない人々が激昂して争っている
(中略)
多くの人々は中国側の言い分を聞いたことはあるのだろうか?私たちは日本のマスメディアの解説のみに依拠して「中国の主張は間違っている」と一方的に決め付けている。中国の民衆は情報操作されて愚かな行動に走っていると思っている。一党独裁でメディア統制がされているから彼我では違うのだという説明もいちおうは成り立つ。おそらく中国側では日本の主張を理解していないだろう。しかし、私たちも相手の言い分を聞いていないことには変わりがない。これでは戦時に敵対している国民どうしの意識そのままではないか。

(引用ここまで)


●Afternoon Cafe
■話し合いで解決する外交の能力が全くない政府〜尖閣諸島の問題(1)
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-546.html
2010/09/25

「一歩も妥協しない」という毅然とした態度というのは、決して「場合によっちゃ武力攻撃も辞さないぞ」と逆毛立てて身構えることではありません。これは非常に未熟な外交姿勢だと思います。個人に置き換えれば、狭量で人付き合いや調停が非常に下手くそ、ということです。(引用ここまで)

■話し合いで解決する外交の能力が全くない政府〜尖閣諸島の問題(2)
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-548.html
2010/09/27

しかし両国民の認識がこのように食い違ってるのをタナ上げにしておけば、やがてこういう事態が避けられないことは予測できたはず。
そのためにも日本政府は早期の段階から
・両国間で会談の場を持ち、そこで確認を取る作業を何度でも試みる。
・そしてこういう問題が存在すること、そして尖閣諸島の領有は日本に正当性があることを国際社会に向けて公式にアピールする。
という作業を試みるべきだったのではないでしょうか。臭い物に蓋をしないで。
それが後々遺恨を残さないために得策であるなら、少々原則論を曲げてもそういうを手を打っておくのを怠らないのが優れた政治的判断というものではないかと私は思います。(引用ここまで)

■話し合いで解決する外交の能力が全くない政府〜尖閣諸島の問題(3)
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-551.html
2010/09/28

日本の領土に間違いないけれどこうして紛争が存在するのは厳然たる事実ですし、国際社会もそのように受けとめているのですから、「領土問題は存在しない」と言い張って目を閉じ耳をふさぐ態度は、もはや現実逃避でしかないと思います。それこそ「現実を見ろ!」です。

とにかくまず中国を交渉のテーブルにつけることではないでしょうか。そこで今後のことのみならず、周恩来・田中会談以来避けてきたありとあらゆる事を話し合うのです。
そして政府は今までの方針を転換して、この問題を国際社会にアピールすることです。
(中略)
こちらが軍事的脅威をバックにすれば中国はひるんで下手に出るようになるとでも思っているのでしょうか?随分と楽観的なんですねぇ、それこそ中国を甘く見ていると思います。
日本との歴史的経緯から言っても、こちらが軍事をちらつかせれば中国は間違いなく飛躍的に反感を増大させるだけです。かえって逆効果、中国は決して屈することはなく、100%事態は悪化するでしょう。軍事的に対抗せよ!と叫ぶのはおよそ軍事優先主義者の自己満足でしかありません。
第一、それ、憲法違反ですし(笑)

中国を動かすのに日本の軍事力による潜在的脅迫などは役に立ちません。またアメリカはこの問題で中国を敵に回すようなことは決してしませんから、当然アメリカの軍事力も役に立ちません。
有益なのは、先を読み、国際社会に「日本に分があり」とアピールできるようなしたたかな外交手腕だけです。(引用ここまで)

■話し合いで解決する外交の能力が全くない政府〜尖閣諸島の問題(4)
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-550.html
2010/09/30

次を見てもわかるように、日本より中国を重視しておきながら「中国の脅威」を名目にカモろうとは、いくらなんでも馬鹿にした話ではないでしょうか。
・日米首脳会談は1時間だったが米中首脳会談は2時間だった
・2時間近い米中首脳会談で「尖閣諸島問題」は話題にならなかった

対米追従路線が続く限り、どこまでもしゃぶりつくされそうです。ほんとに中国からもアメリカからもいい笑いものですね、日本の外交は。
(中略)
日中両国は関係修復に乗り出す兆しが見え始めましたが、その影に隠れて今回の事件を口実とした思いやり予算増額と、在沖米軍、自衛隊の強化は許してはならないと強く思います。

(引用ここまで)

こうみてくると、日本の冷静な外交が求められるところですが、政治家から出てくるのは結局、思考停止の軍事優先主義。武器を使った脅しで解決すると考えているところがあまりにも単純というか内向きというか...。「日本国には頭と言葉を駆使した外交はできません」と白状しているようなものではないですか。その結果、アメリカと中国が共同で日本をカモにしているという結果になっています。

それらのことを具体的に示す最近の報道を三つ。


●asahi.com(朝日新聞社)
自衛隊海外派遣、武器使用基準を議論へ 前原外相が表明
http://www.asahi.com/politics/update/1005/TKY201010050397.html
2010年10月6日9時1分

 前原誠司外相は5日の記者会見で、国連平和維持活動(PKO)などに参加した自衛隊の武器使用基準の緩和や海外派遣のあり方について関係省庁の副大臣レベルで協議機関を設け、菅内閣として前向きに検討を進める考えを表明した。北沢俊美防衛相も同日の会見で「これから海外派遣は間違いなく増えていく。一度真剣に考えてみる必要はある」との考えを示した。
 前原氏は野党時代から「日本が同じ場所で活動していて他の国の部隊が攻撃された時、日本は(助けることが)できない」などと基準緩和の必要性を主張していた。
 内閣府の東祥三副大臣によると、仙谷由人官房長官の下に外務省、防衛省、内閣府などの副大臣らによる会議を10月中に新設。自衛隊の過去の海外派遣を検証し、今年度中にも今後の方向性を示す。

(転載ここまで)


●47NEWS(よんななニュース)
武器三原則見直しに意欲 防衛相、ゲーツ氏へ伝達も
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010101001000595.html

【ハノイ共同】北沢俊美防衛相は10日夜、武器輸出三原則見直しに意欲を示し、11日のゲーツ米国防長官との会談でもこうした自らの見解を説明したい意向を示した。同日に予定される中国の梁光烈国防相との会談では、日中間で不測の事態の発生防止に向けた防衛当局間の海上連絡体制の構築を急ぐ必要性について言及すると表明した。訪問先のハノイで同行記者団に語った。
 武器三原則見直しの必要性をめぐっては、日本が次期支援戦闘機(FX)などの国際共同開発に参加できず、後れを取っていると指摘。「身動きが取れない形で(国内の)防衛生産基盤、技術基盤が劣化するのを手をこまねいて見ているわけにはいかない」とした。
 同時に「平和国家の理念を見据えた上で、時代にマッチした新武器輸出三原則のようなものをつくり出せればと思っている」と強調。ただ「閣内の調整、菅直人首相の十分な理解を得なければならない」とも述べ、政府の統一見解とするにはなお調整が必要になるとの認識を示した。
2010/10/10 23:41 【共同通信】

(転載ここまで)


●時事ドットコム
尖閣防衛、共同で対応=武器輸出見直し伝達−北沢・ゲーツ会談
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010101100122
(2010/10/11-14:05)

 【ハノイ時事】北沢俊美防衛相は11日午前(日本時間同)、ハノイのホテルでゲーツ米国防長官と約30分間会談し、沖縄県・尖閣諸島を含む島嶼(とうしょ)防衛に関し、「日米で共同してしっかり対応する」方針で一致した。北沢氏は、海外への武器の輸出を禁じる政府の武器輸出三原則について「新たな防衛計画大綱の見直しの中で方向性をつくりたい」と述べ、見直しを検討する考えを表明。ゲーツ氏は「大いに歓迎したい」と応じた。
 北沢氏は会談で、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件に関し、米側が同諸島を日米安全保障条約の適用対象としていることに謝意を表明。「今後とも日米間で緊密に連携、協力することが重要だ」と述べた。ゲーツ氏も「海洋における関係国の間で協議を続けることが重要だ」と指摘した。
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、ゲーツ氏は「着実に進めることが重要だ」として、同県名護市辺野古周辺を移設先とした5月の日米合意の実行を要求。北沢氏は移設実現に取り組む意向を伝えた。 
 北沢氏は会談後、記者団に「日米同盟のしっかりした基盤強化を確認した。有意義だった」と強調した。武器輸出三原則の見直しに関しては「内閣の意見の統一が大事だ」と指摘し、政府の「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」の報告書も参考にしながら、閣内調整に入る考えを示した。(2010/10/11-14:05)

(転載ここまで)

武器を持って用心棒を雇い、みかじめ料を払いさえすれば安心という日本のお政府様の内向きの精神状態。それに加えて、「防衛のための武器」ですらなく、「防衛産業のための武器」という発想を堂々と前原外相は口にしてしまいます。税金は防衛のために使うのではなくて、防衛産業を繁栄させるために使うということですね、マエハラシは。

ミンシュトーのこんな「政治」、頭も何も使ってません。おカネを使っているだけです。ミンシュトーのこんな政治、誰にでもできます。私にだってできます。(笑)だけど、その用心棒は本当に日本側の期待通りに働いてくれるんでしょうか。日本とアメリカの間にはそんな厳密な「雇用契約書」(笑)はどこにもありません。そして、現実には、アメリカに「もっとみかじめ料をくれないと働かないよ」と言われてさらにむしり取られるだけのような...。

その一方で、上に引用した「Afternoon Cafe」の記事とも関連しますけど、こんな報道もあります。


●東京新聞 (TOKYO Web)
米中国防相、来週会談へ 軍事交流再開が具体化
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010100601000142.html
2010年10月6日 12時46分

 【ワシントン共同】米国防総省のモレル報道官は5日の記者会見で、ゲーツ国防長官が来週、ベトナムの首都ハノイで中国の梁光烈国防相と会談する見通しだと明らかにした。14、15両日にハワイで開く米中当局者の会合と合わせ、中断している中国との軍事交流の再開が具体化するとの見方を示した。
 ゲーツ長官は昨年10月下旬、訪米した中国軍制服組ナンバー2の徐才厚中央軍事委員会副主席と会談しているが、中国の国防相との会談はオバマ政権下で初めてとなる。
 中国国営通信の新華社も6日、梁国防相が10日から13日の日程でベトナムを訪問し、ゲーツ長官と会談すると報じた。
 ゲーツ長官は、12日にハノイで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国と日中韓や米ロなど域外8カ国の国防相による初のASEAN拡大国防相会議に出席する。モレル氏は、ハノイ滞在中の会談実現に向けて中国側と調整していると説明した。
 米中の軍事交流は、米政府がことし1月に台湾への武器売却方針を発表してから中断。最近になって中国側が再開の意向を米側に伝えていた。

(転載ここまで)

なるほどなるほど。これらをまとめると、おアメリカ様は中国とも話し合いながら日本と話し合い、「沖縄県・尖閣諸島を含む島嶼(とうしょ)防衛に関して日米で共同してしっかり対応する」という日本への口約束だけで、日本からしっかり実利を引き出すように日本を丸め込んでいるということになります。

アメリカが裏で(というほどでもないですね、報道されているのですから)中国と通じながら、日中関係のごたごたを利用して日本から利益を搾り取る...。こういうの、何詐欺って呼んだらいいでしょうね?

外交ベタで軍事一本槍という単調な思考を何十年も続ける進歩のない日本国は本当に詐欺の恰好のカモに成り下がっています。

この袋小路を抜ける方法はただ一つ。国家主義にとらわれないこと。単純な敵味方思考から脱却すること。軍事優先主義を脱却して、軍事にだけ頼らない賢い交渉による外交をすること。そしてもちろん、アメリカ依存思考からの脱却。これらをセットにして実施することです。

右派軍事政党の民主党には無理っぽいみたいですけど。

 

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コメント
 
01. 2010年10月12日 15:02:32: lYavmtiu2o
マスコミの報道の馬鹿さ加減もあるし、外務省に至っては内部の国別利権闘争でで外交の機能を果たしていない。政治家は自民党以来「外交」という名の究極の騙しあい、という事実に背を向けて自分の責任逃れや宣伝だけの売名行為に励んできただけ、これでは何も期待できるわけがない。信念がない政治家に外交なんぞできるわけかない、だからこそ国民は小沢一郎を待望するのだ。

02. 2010年10月12日 22:12:27: MLlsjclBm2
これは、白詐欺というのです。

善人のフリして、相手を騙す手口です。

利益は、シロサギにいく。儲けは、儲けたのは、つまりアメリカなのです。

 黒詐欺、白詐欺、大詐欺師の順番ですよ。

この大詐欺師が、一番タチが、悪いヤツなのです。

腹を抱えて、笑っているのです。

 こいつら、みんな、ほんま、アホばっかりや、とね。


03. 2010年10月12日 22:15:32: MLlsjclBm2
追記、

 大詐欺師は、決して、表には出てきません。

 何処にいるのかも、知られないのです。

 しかし、采配は、しているのです。


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