★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK97 > 535.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
政権交代に託した五大課題すを完全放棄する菅政権 (植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/535.html
投稿者 明るい憂国の士 日時 2010 年 10 月 14 日 17:28:25: qr553ZDJ.dzsc
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-9427.html
2010年10月14日 (木) 11:50

 政権交代に託した五大課題すを完全放棄する菅政権


 臨時国会が召集され、国会論戦が始まった。昨年9月16日に政権交代が成立して1年が経過したが、日本の政治が変わるとの社会全体の高揚した空気は消滅した。
 

 政権交代を実現させたのは菅直人氏ではない。菅直人政権の主要閣僚でもない。政権交代を実現させたのは主権者国民であり、民主党のなかでは、6月の政変以来、政権中枢から追い落とされてしまった人々が政権交代を牽引したのである。
 

 鳩山前首相の政権運営にはたしかに問題があった。とりわけ、普天間基地移設問題では県外あるいは海外移設に向けての周到な準備が不足していた。この問題での処理を誤り、内閣総辞職に追い込まれてしまったのである。
 

 6月2日に鳩山前首相が辞意を表明したが、この辞意表明にひとつの重大な誤りが含まれたために、政変勃発を招いてしまった。
 

 主権者国民が政権交代に託した課題は五つあった。
@対米隷属外交からの脱却
A官僚天下り利権の根絶
B企業団体献金の全面禁止
C市場原理主義から共生重視主義への転換
D警察・検察・裁判所制度の近代化
の五つの実現を政権交代に託したのである。
 

 鳩山前首相は、この目標実現に向けて、真摯な姿勢を示した。実績さえ十分には上がらなかったが、「国民の生活が第一」のスローガンを掲げ、日本政治刷新に向けて歩みを進めていた。
 

 日本政治構造の刷新は、これまで65年間、あるいは明治開闢以来の140年間、日本政治を支配し続けてきた利権複合体にとっては、権力の喪失を意味するものであった。このため、利権複合体勢力は死に物狂いで時計の針を逆に戻そうと、文字通り、目的のためには手段を選ばぬ行動に突き進んだ。
 

 6.2クーデターは、民主党内に潜んでいた、利権複合体勢力による政治権力の強奪であった。米国、官僚、大資本のトライアングルと利権政治屋、マスゴミが結託して形成してきた利権複合体=悪徳ペンタゴンは、日本政治の実権を奪還するためにあらゆる策謀を巡らせてきたのである。
 

 この目的に沿って、鳩山‐小沢ラインに対する激しい攻撃が展開され続けた。その結果として鳩山前首相が辞意を表明し、この間隙を縫って悪徳ペンタゴン勢力が政権を奪取してしまったのが6.2クーデターである。
 

 6.2クーデターで政権強奪に成功した悪徳ペンタゴンは、9月14日の民主党代表選でも悪徳の限りを尽くして、菅首相の続投をもぎ取ってしまった。その延長上に現在の日本政治があるわけで、政治に高揚感が存在しないのは、当然のことなのである。


人気ブロムランキング http://blog.with2.net/rank1510-0.html


 国会論戦を通じて改めて明確になっているのは、菅政権が
@5月28日の日米合意にしがみつき、主権者国民の意志を踏みにじり続けていること
A官僚天下り利権を根絶する考えを完全に捨てたこと
B企業団体献金全面禁止を実行する考えを捨てたこと
C国民生活を犠牲にして財政再建と企業優遇に突き進むこと
D検察の解体、取り調べの全面可視化に背を向けていること
の五つである。
 

 主権者国民が政権交代に託した五つの課題のすべてを、全面的に否定し始めたのである。政策の内容を一言で言い表せば、菅政権の政策基本方針は、完全に小泉竹中時代に回帰しているのである。
 

 悪徳ペンタゴンにとっての最大の脅威は、昔もいまも、小沢一郎氏である。この基本図式にいささかの変化もない。
 

 昨年3月3日の大久保隆規氏不当逮捕がなければ、小沢一郎内閣総理大臣が誕生していた。日本は新しい政治の時代を迎えて、いまごろは構造刷新を加速させているころだっただろう。
 

 ところが、不正な検察権力行使によって、日本史は悲惨に血塗られてしまった。この代償は計り知れない。
 

 悪徳ペンタゴンは、小沢一郎氏の力量に対して、絶大なる畏怖の念を抱いている。狂気のマスゴミ総動員により、小沢一郎氏攻略が進められているが、さらに小沢一郎氏の政治生命抹殺に突き進もうとしている。
 

 主権者国民は、連帯して、悪徳ペンタゴンによる暴走を必ず阻止しなければならない。マスゴミはすべてが敵対勢力である。テレビに登場する発言者の9割が敵対勢力である。このことをしっかりと脳に刷り込まなければならない。
 

 そのうえで、これ以上の悪徳ペンタゴン暴走に鉄槌を食らわさねばならないのだ。
 

 いずれかの時点で、小沢氏を軸に、主権者国民政党を樹立し、悪徳ペンタゴン政党と対峙しなければならないが、そこまでの道筋を、誤りなく設定しなければならない。
 

 当面の最重要課題は、11月28日の沖縄県知事選で普天間基地県内移設反対を明示している伊波洋一氏を沖縄県知事に当選させることである。
 

 仲井真弘多現知事も県内移設に反対する意向を表明したが、依然として奥歯にものがはさまっており、この人物の言葉を信用するわけにはいかない。
 

 主権者国民勢力が連帯して、沖縄に伊波洋一知事を誕生させねばならない。日本の為政者には米国よりも日本国民を重視する人物を選出しなければならないのだ。菅直人氏も、日本国民よりも米国を重視しているから、日本の内閣総理大臣にふさわしくない人物なのだ。
 

 正義は主権者国民、小沢一郎氏の側にある。いまは、天の時、地の利が主権者国民に味方していないが、必ず潮の流れ目は転換する。
 

 主権者国民は、菅直人政権が悪徳ペンタゴン政権であることを心に銘記し、必ず日本政治の実権を主権者国民の手に奪還することを、成し遂げなければならないのだ。こうした、全体に対する洞察が事の成就を左右する。主権者国民勢力がこの認識を共有してゆかねばならないと思う。


───

人気ブロムランキング http://blog.with2.net/rank1510-0.html

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2010年10月14日 19:29:41: EsFs7LOi6d
いい投稿内容だ。しかし、この戦略は非常に難しいだろう。

既得権グループの猛烈な反対、策謀がなされる。血が流れるだろう。


流れは、小沢氏ではなく、次のリーダーが出て、この政策を実行出来るかだ。

さらに有権者、市民の意識が、後押しできなければ、到底無理だ。

 次のリーダーは、きちんと、この綱領を表明しなければ、ならない。

さもないと、国民の支持は、少ない。

 マスコミの欺瞞に市民が気がつくことなのだ。

マスコミは、無視するが、拡散方法は、NET,ビデオ、サイト等色々ある。

新聞、雑誌以外で、活動すればいいのだ。

   
   戦略は、大きく市民に言い、

   戦術は、臨機応変なのだ。

そうすれば、勝てる。


02. 2010年10月14日 19:48:31: F6w9HxDsss
鳩山政権下で既に全面放棄気味だったろう
受け継いで以降
なにもしてこなかった菅政権で前進も後退も無い

03. 2010年10月14日 20:22:48: ACKrpHjzQo
植草氏の言っていることは、根本的におかしい。

菅政権を倒して、谷垣自民党政権を樹立すれば、

@対米隷属外交からの脱却
A官僚天下り利権の根絶
B企業団体献金の全面禁止
C市場原理主義から共生重視主義への転換
D警察・検察・裁判所制度の近代化

は、実現できるのか?

んなことありえないだろ。
たとえば、自民党は企業団体献金禁止に反対しているぞ。
自民党は、「小沢は議員辞職しろ!小沢は証人喚問に応じろ!」ともっとも小沢叩きに熱心だぞ。

そもそも、自民党を「悪徳のペンタゴン」と叩いてきたのは、ほかならぬ植草氏自身ではないのか。


04. 2010年10月14日 20:31:47: tVc47rfEt2
民主党終焉の始まり。既成政治家には、ヴィジョンがない。

05. 2010年10月14日 20:54:30: VRyvFoA8WM

>いずれかの時点で、小沢氏を軸に、主権者国民政党を樹立し

ということで、自民党政権の樹立を望んでいるようには、どこにも言ってないんじゃないでしょうか?


06. 2010年10月14日 21:02:31: xtlWVCU5v6
鳩山内閣では国民新党の閣僚以外は、首相の足を引っ張ることしかしていなかった・・・。
その殆どが菅内閣へ。

@対米隷属外交からの脱却
A官僚天下り利権の根絶
B企業団体献金の全面禁止
C市場原理主義から共生重視主義への転換
D警察・検察・裁判所制度の近代化
結局は、民主党にとっても↑は邪魔だったんだね。
衆院選で票を集めるためだけだったんでしょう、菅とかそのあたりは。


小沢氏が叩かれる理由がこれらですね。


07. 2010年10月14日 21:33:32: TsQcxpGQvk
自分としては、小沢派と国民新党、新党大地、新党日本が合併して「主権者国民政党」を立ち上げてもらうと応援しやすいのだが。

08. 2010年10月14日 22:28:12: VNHpB0zBA6
放棄もなにも、菅直人には何の意志もない。

09. 2010年10月15日 19:03:00: 9XZxRH6hNs
民主党の新人議員達と肝っ玉が据わっていない中堅議員達に言いたい。

確信犯の幹部の一味に所属する売国奴議員は120人程度だった筈。

売国奴に投票した議員達。

結局こうなる事に投票したという事なのか?

それとも「まさか・・・」という認識なのか?

甘すぎるというか、如何に表面上でしか判断出来ない未熟者が多い事か!

確実に腑抜け人間が生産され、表面を取り繕う事で作れる経歴。

真の教育制度と人格形成と連動する真の社会システムの確立は小沢ビジョンだ!


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 コメントの2重投稿は禁止です。  URL紹介はタイトル必須
ペンネームの新規作成はこちら←  最新投稿・コメント全文ページ
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK97掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK97掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧