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今にして判る「田中軍団」と小沢一郎の凄さ! 「政局を好み政治を疎かにした粗脳の行く末考」れんだいこのカンテラ時評830
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投稿者 韃靼人 日時 2010 年 10 月 22 日 09:41:07: XfUHcQiPmEZmc
 

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れんだいこのカンテラ時評830 れんだいこ 2010/10/21 22:02

【政局を好み政治を疎かにした粗脳の行く末考】

 2010.10月現在の菅政権下の政治を見て、いやましに見えてきたことを書きつけておく。菅首相、仙石官房長官、その他云わずもがなの前原、岡田らは、長い議員生活で政局遊泳術を身につけてきたが、肝心の政治能力を学び損なっているのではなかろうか。そのツケが今一挙に噴出しているのではなかろうか。政治の矢面に立ってみて、外交も内政も結局は自公政治の延長でしか事を処理できない。スッタモンダの挙句必ずそうなる。これは何を意味しているのだろうか。

 鳩山政権以来、事業仕訳で悦に浸っているが、内政上の細かなことを論い予算削減する他方で軍事防衛費予算はズルズルと水増しされている。何の事はない、節約した分を軍事防衛費予算に貢いでいるに過ぎない。結局何をやってんだと云うことになろう。これが悲願の政権交代を実現した民主党政権の生の政治能力と云うことになる。

 れんだいこには対極的にかっての田中派の凄さが見えてくる。田中派は「田中軍団」と形容され、実に「量的にも質的にも最強の政治集団、政策研究、相互扶助、家族主義的な絆を持つ同志的結合」を誇り、「政治の総合病院」と号していた。この結束を「金権力」によったなどとみなすのは皮相的というより児戯的であろうが、当時のマスコミメディアは、ロッキード事件で田中逮捕後も七日会が結束し続け、田中派の結束が崩れなかったことに対し、「金権つながり」と云う下衆の勘繰りから叩き続けた。

 真実はこうであろう。角栄本人が、「派閥とは何か」と訊かれて次のように答えている。「僕達のグループは昔から、ずっと本流にいて、いろいろなタイプの人が全部いるんだ」、「各省の大臣を、2、3回やったのがたくさんいる。例えば、防衛の問題なら誰だと云われたら江崎君、金丸君、山下君、今の大村防衛庁長官とくる。直ぐ間に合うんだなぁ」、「僕のグループは総合病院みたいなもんだ、眼が潰れたといっても、目医者にだけ行ってはダメなんだ。眼が潰れるということは、糖尿病かも知れない。血糖値が3百あるか4百あるかも知れないし、糖尿病ならすぐ肝臓は心臓はどうだとピシャリとやらなければならない。うちは総合病院だから、良い医者が集まっています」(「週間朝日」56.6.19日号)。

 西村英一は、「そりゃ、あの男が、いざ何かやろうと云う時、仕事ができるようにしておいてやるためだ。それ以外にはない」と述べている。木村武雄氏は、「(なぜ田中の周りに我々がこうしてたくさん集まっているかというと)みんなカネだというておるが、カネばかりではないぞ。なぁ、田中にはカネ以外の何かがある」と述べている。他にも、「(なぜ田中派だけが増えつづけるのかとの問いに対して)田中先生の魅力です。具体的には抜群の決断力と実行力。スケールの大きさ、頭のよさ、人情のこまやかさ、どれ一つとっても、田中先生の右に出る人はいないからです。それに、仲間達が多士済済ですしね」というコメントが残されている。

 興味深いことに、田中軍団には、旧帝大卒、官僚経験者が極端に少ないというかいない。その意味では、旧帝大卒が牛耳っていた政界構造に風穴を開けつつ新風を吹き込みつつあったことが判明する。この流れに有能と判断された官僚出身者、例えば山下元利、小長啓一、後藤田正晴、鳩山邦夫などを組み入れようとしていたことになる。この観点から考察されることは面白いと思うが、さほど為されていない。

 近視眼的「田中角栄諸悪の元凶観」から一度離れて遠望すれば田中派の凄さが見えてくるのではなかろうか。田中派はまず政策集団として形成されている。個々の議員の政治能力を磨き議員立法を生みだすよう指導されていた。その政策を実行する為の頂点として権力闘争を闘い抜いた。ポスト佐藤の後継が約束されていた福田派を抑えて政権奪取に成功した。政権掌握後は約束通りに果敢にマニュフェストを履行実施した。その手始めが日中国交回復交渉であった。

 政治の質で云えば、ストレートに公約を守る表裏のない良質政治を目指していたことになる。これを思えば、最近の政権交代以来の民主党政権のマニュフェストからの逃げまくりほど劣質の政治はあるまい。鳩山―菅政権は、有料高速道路の無料化マニュフェストのように景気浮揚策に繋がるものにつき、修正でも良いのに実施すること自体を「上から忌避」している。反対に財政悪化によりいずれ増税に繋がるような子供手当マニュフェストについては実施している。例の勢力の差し金ではなかろうか。

 もとへ。そういう田中角栄政治の後継が小沢派であり、2010.10月現在も政治及び政局の目玉になっている。よくぞ風雪耐えて生き延びてきていることよと思う。かの時も今もマスコミメディアは、この流れを指弾し続けている。この系の御用評論家は掃いて捨てるほど居る。新聞、テレビ、雑誌に跋扈し続けている。思うに連中の虚報が逆に弾劾される日もそう遠くないであろう。これを論証するのは難しいが、世界が刻々変化しつつあり風向きが変わりつつあるからである。

 菅政権下の政治を見て思うことは、菅首相及びその一派が政治の「良き師」を持たなかったと云うことであろう。「良き師」を持たぬままズルズルと議員生活を続け、念願の政権取りに成功し、いざ事に臨むや腰砕けしていると云うことになる。しかも、政権交代に小沢どんの働きが顕著だと云うのに、政権取ったら手のひらを返して用済みにせんとしている。日本政治の良心とも云える小沢派をそのように待遇して我が世の春を迎えたとして所詮ろくなことにはなるまい。数年後、誰も見向きもしない残骸を晒すだけになろう。

 2004.1.29日再編集、2010.10.21日再編集 れんだいこ拝

 

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コメント
 
01. 2010年10月22日 19:38:56: 0ruzAX9hXM
 まったくの同感です。

02. 2010年10月22日 23:21:21: t5W7IsgF9o
同感。
より多くの人が潤うのであれば
稼いでいただいて結構ですから。
善悪のみならず、皆のために
なるかと観点は要りますね。

03. 2010年10月23日 04:51:51: O9z7FCV4W6
私はコンサルタント時代に、コスト削減のプレゼンをした先方から

3千万とか5千万節約できる話より、2億や3億使っても良いから5億・10億に

なる話を考えてよと言われ、心底ごもっともと思いました。

デフレ・シュリンク経済下で会計・財務的思考の削減・削除の論理が優先してしま

うとそれが悪化するばかりです。

今こそ、プラス・拡大志向の論理が必要です。


04. 2010年10月23日 10:12:43: CexlTZFZjA
>そもそもクリーンな政治家等、国民は求めていない。
公金詐欺に等しい天下りや、公平公正から著しく悦脱した司法、捏造情報を撒き散らすメディア等、国民はこの汚れきった社会構造を、クリーンにできる政治家を求め続けていたのだが、小沢氏に仕掛けられた冤罪等を見る限り、国民の想いを実現できる政治家は、小沢一郎氏と逆風の中で小沢氏を支持した200名の議員である事は子供でも感じたと思う。真実を捻じ曲げた報道に明け暮れているメディアによって強い確信を得た。菅・仙谷内閣はそう遠くない時期に終焉を迎える予感がする。

05. 2010年10月23日 11:18:50: cNsf1UUl7g
角さんは、冤罪であると言われています。さらに当時の検察は日本にない、違法な?不逮捕特権などをあたえ、それを、最高裁が保障したなど?、米国の筋書きに乗り、日本を停滞させた責任は重いと思う。
検察が日本丸の速度を減速させた責任があるのではないだろうか。
角さんも米国と対峙し、日本の為に、エネルギー獲得に奔走したように聞く。
小沢さんも日本のために努力している。特に、元米国大使を公開で会談した事はブレないし、隠し事はしないとの強い意志の表れと思う。
小沢政権を早く見たいものである。

06. 2010年10月23日 11:50:56: lqzxX47hLk
親小沢派の女性に人気が出るような政治ブログを公開している女性ブロガー
をガンガン応援しましょう。
女性の視点で政治を分かりやすく多くの女性に知らせるブロガーの
存在が必要です。


07. 付和不雷同 2010年10月23日 12:09:01: Pj3Pa6jEVO2L. : GIvSzWlmIT
いまや、心ある国民は、小沢政権を待ち望んでいる。
これを阻んでいるのは、既得権益者たちだけである。
その既得権益者たちに操られている菅政権が一日でも早く倒れるのを、
国民の多くは待ち望んでいるのである。

08. 2010年10月23日 12:52:16: BADNg89Moc
田中軍団が、総合政策集団だったとは、驚いた。政策に基づく政治とは何か、どんなものか、自らの働きで体験せず(できず)、政治家といえば清廉潔白一本やりという、まるで小中学生の作文でしかお目にかかれないようイメージ。そんな民衆のイメージをあおって薄汚い政治家として叩きまくった。40年間髄はなにも変わらなかったように思う。しかし、田中角栄はやめたが、検察、マスコミ総力を挙げての迫害にも関わらず、小沢さんはやめていない。小沢支持の声も日増しに増えている。時代が大きく変わり始めている感じがする。後がなくて、あせっているのは権力者のほうだ。国民の反対を招くような政策を拙速に、火事場泥棒式に次々打ち出しているのにも、その焦りが表れている。彼らの自滅も近いのではないか。

09. 2010年10月23日 13:21:21: DfB2pEoJDM
まったく同感です!”人間性、人間味”のある人には人が寄って来る訳です。「田中軍団」=「お金」と言う人は お金の使い方も生み出し方も価値もわからない人だと思います。それと単なる”妬み”です。自分には そんな技量を持っていなく自分の成し得ないことを棚に上げた嫉妬心です。そして又「田中軍団」を「古い政治」と知ったかぶった言い方をする人たち・・・それらも口先だけの「人、物、お金」を動かす事の出来ない人。”できる人”を認めようとしないひねくれ者です。今の 仙谷、その辺の小物たちに 自分の地位、利権抜きに付いている人間がいるのか?(いないだろう)あれらに人を寄せ付ける魅力など皆無。・・・・これらと田中軍団を比べる事が失礼でした!田中角栄氏の「日本列島改造論」時代は 私の父がまだ生存していて我が家の家業の絶頂期だったせいもあり とても良い時代でした(私事ながら)。田中氏を受け継いでおられる小沢氏・・・今”政治家”と呼べる人間は 他に誰がいますか?!「よっしゃー 俺に付いて来い!」と小沢氏が先頭に立つ事を望みます。「じゃあ 皆さん一緒に渡りましょう」は嫌いです。ついでに アノ「立花 隆」ってまだいたんですね。(邪魔)

10. 2010年10月23日 13:51:54: 0LUh0Es4Pg
小沢を期待するのはいいが
そうなったら憲法改正と自主防衛を考えねばならないが
皆はその覚悟は出来てるのだろうか。
わたしは出来てるが。

11. 2010年10月23日 14:40:31: 5uhAys0RW2
角栄さん〜には、同感します! 小佐野 賢治氏も角さんへの信義は貫いた!
仙谷、前原、岡田などつめの垢でも飲めばいい(資格も無い〜か)菅もだ
アメリカに貶められたことは周知です(司法が嬉々として操られたで在ろうことは想像に難くない!)

金丸氏のことも特筆すべきです! 彼も潔かった
(裏切り者)竹下 登、も〜忘れまい

又、田中・金丸両氏に仕えたのは小沢さんです。どちらも政治と金!マスコミ主導で国民はマスコミに洗脳されて来ました、マスコミは検察(米)の手先として大活躍! 皆さん思い出してみましょう! 小沢さんの状況と酷似しています。
小沢さんを三人目にしてはならない!!! 日本人の誇りにかけて、検察はもはや隷米の走狗、正義の欠片もあるのか?マスコミは論外! 
武士の一分、国を思えば腹が立つ!


12. 2010年10月23日 15:54:49: lqzxX47hLk
小沢氏は、田中派政治のなくしてはいけない決して時代遅れにならない
良い部分を日本政治にいつまでも残し続けたいのだろう。
そのために政治塾を開き、政界で生き続けて日本を守り続けている。
そして、今、経済至上主義の日本改革の時が来た。


13. 2010年10月23日 16:06:58: F9boAmeB4Y
今にして思えば当時は私もなんて田中角栄は悪賢いやつなんだろうと思っておりました。しかし、話は面白いし、やることはやっている。表面と裏面をうまく使い分けているのだろうとぐらいにしか思っていなかった。
その一番弟子とも言える(一番かどうかはしらないが)小沢ももちろんなんとなく怪しげな雰囲気で眺めていた記憶がある。土建屋の口利き程度にしか見ていなかったのである。しかし、下野しても新党をいくつも立ち上げ解体してもその存在は消えるどころかますます増すばかりで不思議に思ったものである。
さて、今のところ小沢氏をおいてこの日本の改革(革命)出来る政治家はいないのではとさえ言われてきた。事実そうなのかもしれないが、小沢氏だけでは弱い。小沢氏を足がかりに次から次へと続く政治家が出なくては、田中軍団と恐れられ畏怖されるような集団にはなりづらい。そういった集団が醸成されてこなければ本当の改革は続かないのではと危惧する。
小沢氏個人にのみ期待しすぎるのもいかがと思う。本人もそう考えているのではないのだろうか?代表選でも言っていたように小沢氏を乗り越えて前に行く政治家が多数表れることを切望する。

14. 2010年10月23日 22:21:50: bYhrsml9cT
政策つくりの原点は 国民の生活にある、ならば 国民は代表を選ぶのは 国民を知っている人の筈! だが 国民が知っている議員は 政治とカネが 怖くてカネの使い方を間違えている、 代表たるもの 金が無ければ 挨拶状でさえままなら無い 考え方が 小さくなってしまい やることもいうことも すべてこじんまりとしてしまう、そんな代表ばかりの中から選びなさいといわれても・・・。外国を見れば 金を集めたものが 天下国家を動かす! 当たり前なのである
官僚が 政権を奪い返すためのキャッチコピーを メデアが是でもかと 言い続け 国民は洗脳されている。
国民を知るには どぶ板演説で 生活を知ることから、 そうでなければ 政策など机上の漫画でしかない、 そんな漫画に 国税を使い続けて うまくいくはずもないことに 気がつきもせずに 何が仕分け、国民の生活を これっぽっちも知りはしないだろう、 知っているならば 国会の中で 何百万もの衣装を着替え 政治を分かってもらうなどと ふざけたことなど 言えるはずも無い・・・。と 私は思うのだが

15. 熱烈な自民党支持者 2010年10月23日 22:26:26: V/uzXpXm4m5LQ : PYdvPPnD0Q
<私が自民党を支持する理由>

2007年の総務省統計局の労働力調査によると、15歳以上の労働力人口約5千万人のうち、正社員ではない非正規雇用の労働者の数は約1700万人でそのうちの約1300万人は年収200万円未満だという。つまり全体の労働力人口の約25%が、年収200万円以下というのが日本の労働者の実情なのだ。

自民党が全盛の昭和の時代は制度において平等な社会を作る仕組みがあったし、事実、貧富の差は世界でもっとも少なく、いわゆる一億総中流の時代でもあった。確かに自民党の政治家には色々問題もあったかもしれないが「国民の生活が第1」と言う信念を持っていたように思う。

ところが自民党をぶっ壊すことを宣言した小泉時代以降、コストのかかるセフティネットを構築しないまま経済に自由競争が導入された。そして日本経団連は労働者をモノ扱いする派遣法の導入や、消費税アップ、法人税引き下げを声高に要求するようになった。

昭和の自民党の時代は公然と金持ちを減税したり、大企業の福祉を増やすような政策がとられることはなかった。むしろ高い累進課税率によって大きな貧富の差が出ないよう配慮し、国が様々なインフラ整備を行って最大多数の国民の生活を向上させる再配分が行われていた。

ところが今日の日本のリーダーたちは社会の安寧よりも自分の利益を高めることだけに夢中になっている。自由競争がもたらした現代の格差社会が国民にとって幸せなのか。もはやかつての自民党の政治の復活を期待できるのは小沢氏以外いないのではないか。


16. 2010年10月23日 22:50:38: 46Vc2rnuPU
江戸時代の三大改革て結局は倹約志向。現代の財政規律政策。成功しましたか?
田沼時代て良かったのでわ。

17. 2010年10月24日 02:30:27: yAVcaUtNCE
14もあほなら、投稿者はそれを上回るアホだ。

あんたは若いんじゃない。田中派のやった民主制度の破壊がどれほどひどかったか知らないのか。

やつらが選挙費用をかつての10倍にしたんだよ。
その手法をいまだに信奉してんのがお前らの首領様の小沢なんだ。

あと14よ。自民のやったことは小泉以前から顕在化してたんだよ。小泉は失われた10年の後に出てきて自民を延命させ、それを20年まで長期化してくれたのだ。

まあ、この板の痛い信者狩りには励んでください。本当に自分の頭で1%も考えない被洗脳者と金で動く機関系小沢派ですから。


18. 2010年10月24日 02:55:38: g83Uu2Hwog
17さん
小泉アメぽち以降 日本魂が破壊されて来た様に思うんですけど!
マスコミも急変 電波芸人・評論家も異常偏向報道

変な世の中になったもんだ!

情けなく涙が出そうです。



19. 2010年10月24日 08:32:52: GNBdbzSxkw
小沢氏は田中角栄から引き継いだ面も多々あるが引き継がなかった面も多い。
この点をみることも必要だ。(私はその面を評価する)

例えばメディアのクロスオーナシップの問題、始めたのは田中、破壊しようとしているいのは小澤だ。

 田中は日本中に土建事業を撒き散らした。確かにケィンズ政策で公共投資を通じて内需振興の面はあったと思う。それ以前の外需に頼った均衡財政路線に対してアメリカから自立を促す側面はあったとも思える。だが、ストロー現象で返って地域は過疎化した。土建に頼った産業構成になり、政府からの補助金なしには地域が立ち行かなくなった。小澤は一括交付金を唱えて地域の自主性を出そうとしている。国が立てた大型公共事業にも反対し、地域の事情に合わせた身の丈レベルでの事業であるべきだと主張している。田中と違う面だ。

反官僚の姿勢も田中とはずいぶん違う。田中は官僚利用主義(勿論、官房機密費も利用していた)なのに対して小澤は内閣法制局の国会説明禁止、宮内庁による天皇の政治利用への反対、検察人事への介入、記者クラブオープン化と官僚への敵対姿勢が目立つ。

政党政治の強化、権力の集中を企んでいるのも違う。一度廃案になったはずの小選挙区比例代表併用性を再可決で通して二大政党制を目論んだこと、民主党政権になってから政策審議会を廃止し各省副大臣の下での各省政策会議に一元化しようとしたこと、議員立法の原則廃止を打ち出したこと(私はこれらはどれも民主主義に対する破壊だと思っており批判的だが..)田中と違うところだろう。


20. 熱烈な自民党支持者 2010年10月24日 09:08:47: V/uzXpXm4m5LQ : PYdvPPnD0Q
<「金権政治家」というレッテルで政治家を支配する官僚>

文芸評論家の山崎行太郎氏のブログの中で「田中角栄逮捕以来、東京地検特捜部が繰り返してきたことは、日本国益を守ろうとする民族派の政治家たちを、「金権政治家」というレッテルを貼り付けることによってマスコミの餌食にした上で、「政界を浄化する」という名目で強引に逮捕し、政界から抹殺し(中略)軟弱で無知無能な政治家たちだけを生き残らせ(後略)」と述べている。

この文章を見て、知り合いの官僚が「金権政治という概念を生み出しメディアを通じ広めたのは実は役所である」という言葉を思い出した。その狙いは、建前では「綺麗な政治」で国民の政治に対する信頼を回復するというものだが、本音では政治家の行政への介入を防ぐため「政治資金規正法や公職選挙法を強化し、少しでも我々に逆らえばとっちめるよ」という事なのだそうだ。

何故、自民党の政治家が霞ヶ関に逆らえなかったかと言うと、自民党が国民政治協会を通じ迂回献金という違法行為をやっていることを押さえられているからなのだそうだ。もし金権にあまり縁の無い民主党が政権をとると、霞ヶ関に不利なことをする可能性があるので頭目の小沢氏や鳩山氏を攻め立て潰そうとしているのが実態ではないかと言っている。裏を聞けば「なるほどなー」と官僚達の頭のよさに変に感心した。

ところで米国や英国などの民主主義の国では「選挙=民主主義」と言われている。米国の大統領選挙では民意を自分に呼び込むために、どれほど多くの金を集め、つぎ込むかがリーダになる資格を持つ。〇七年四月、民主党の大統領候補は前大統領夫人で上院議員のヒラリー・クリントンでほぼきまりといわれていた。しかし政治献金(〇七年第1四半期)の第一位はマケインやヒラリーではなくオバマだった。そしてそれがオバマを大統領にしたことはよく知られている。

日本で選挙資金を大量に集めだしたのは田中派である。マスコミは「企業献金」を集める田中派を金権といい、一方アメリカでは「個人献金」が主で、それがアメリカの「草の根民主主義」の典型のように吹聴している。しかしオバマが集めた「個人献金」の核は「バンドラー」を利用した金融機関など、アメリカの大企業があつめたカネである。

オバマの献金リストのなかには、ゴールドマン・サックスやUBS、ベアー・スターンズやシティグループ、クレディ・スイス・グループ、ドイツ銀行、JPモルガン・チェース、リーマン・ブラザーズ、メリルリンチ、モルガン・スタンレーなど、今回の金融危機でとりざたされた金融機関の社員の名がならんでいる。

これらの政治献金は、個人名義となっているが金融機関のトップである最高経営責任者(CEO)などがとりまとめている。アメリカの選挙では、個人献金は二三〇〇jまでという上限規制がある。この個人名義の政治献金を大量にあつめるバンドラー(まとめ役)が選挙で役割をはたす。成功報酬としてCEOには政府高官ポストがわりふられる。

ところでオバマは現在でも企業や金持ちから毎年、何百億円という献金を受けているが、米国民は彼を「金権政治家」とは呼ばない。それは彼がその政治資金を使って多数のスタッフを雇い、国や国民のために何かをやってくれていると期待しているからだ。


21. 2010年10月24日 09:14:34: nRN1i8Xrj2

私は今、田中角栄評価の立場です。
過去の新聞をうのみにすると、田中角栄は金権政治の権化のようなイメージを
作られたが、今思い返すと、政治家として一級の人物ですね。政治力もあった。
小沢さんは、その政治の本流で鍛えられたから「政治家の質がちがう」
小沢さんは、角栄時代とはちがうとはいえ、内需を刺激してデフレ脱却を意図していた。
菅直人総理は「雇用、雇用、雇用」と叫んで政策はひたすら緊縮指向か?
金をまわるようにしないと地方はおわり。財政厳しいとひたすら規模が小さくなるばかり。そのくせ、公務員の人件費は、民間との差ができすぎた。
世界は「行政改革」で変革したが、日本は・・・・・

22. 2010年10月24日 09:25:38: nRN1i8Xrj2

そうなったら憲法改正と自主防衛を考えねばならないが
皆はその覚悟は出来てるのだろうか。

そう考える国民も多いが、9条との整合性を指摘しているのだろうと思う。
この矛盾を包含しながら、戦後、平和憲法を維持してきたと思う。
私は、矛盾を受け入れる。矛盾で得た意味も尊重したい。


23. 2010年10月24日 09:48:23: LRkIGYPJRw
>>22

やらずに、こけおどししたってしょうがない。ジリ貧な。
整合性もなんもないの。日本はもうそこまで来てしまって
いるの。

 トップの検察官が、罪作りしていた国だぜ。

整合性もなんもないだろ。法治国家じゃないんだよ。日本は


24. 2010年10月24日 10:16:07: 2kR4brTlE6
17君よ
君は70歳超えたかね!
僕より若いみたいだけど
いつまでも馬鹿なことを言ってるんじゃない。
もっと日本のことを真剣に考えなさい。100年に一人出るか出ないかの政治家小沢一郎を知りなさい。

25. 2010年10月24日 11:29:58: KU1AbJmxRw
自由にものが言えるということは自分の言葉に責任を持てるかどうかでその価値が決まる。世の中に信用されるかどうかを含めて。阿修羅をたまたま見つけて最近読者になった自分であるが感想を一つ述べたい。相対的に投稿者は小沢さんを擁護する方が多く色々な資料や思い入れを語り、それに賛同するコメントは細かな情報の追加等を含めて盛り立てようとしている。またその姿勢を見てB層と言われる方々で問題点を理解し目を開かせられて感謝しているという結果も出ている。それに対して論争を挑む側には適切な反論が少なく、いわば感情的デマゴギー、言い換えるなら為にするだけの揚げ足取りの論調を展開することが多い。反論者の質が悪いのかも知れないが。この世の中、意見が違って当たり前、如何に自分の主張を周囲に理解してもらうかは自分の言葉として(受け売りでもそれを理解して自分の血肉にしなければ説得力は出ない)語るしかない。ここでちょっと違ったのは「熱烈な自民党支持者」さんです。投稿者に対して反論となるのかは私には判りませんが、その主張を明確にして好感が持てます。意見交換(中にはそう思っていない人も居るようですが)を通じて自分の進むべき道が見えてくると自分は思っているから覗いているのですが。口汚く罵ってオーム返しに規定路線(一例:二十二人の一般市民が小沢を起訴相当と決議したのだからその事実は重い。反論するお前らは間抜けだ・・・・等々)しか主張しない者が散見しますがこういうのは本当にどこかの回し者?返って逆効果ではないかと思えますね。まあ、水を差し私のような一般読者を混乱させるのが目的なのかもしれませんけど。熱くなっている方々にはどこの薄ら瓢箪かと笑われるかもしれませんがこれからもちょくちょく覗いて勉強したいと思います。実の有る情報や意見を発信して下さい。

26. 2010年10月24日 12:24:17: LRkIGYPJRw
>>25

お知らせしますが、”反論者”って人たちは、時給もらってやっている
人たちなので、議論する気など最初からないのですよ。
熱くなって荒れるのを狙っているので無視するしかない。
良識ある人がみれば、議論がかみ合わないと思うかと思いますが
それが”反論者”の目的なので。


27. 2010年10月24日 12:35:57: khf4ggi4Pw
>17へ

あの小泉がA4レポート1枚以上に仁なると理解能力のない小泉君が?

ゴウカン大好きのうわさのあるニセ慶應卆の小泉君が?

もう5年以上も品川プリンスのスィートに居続けるあの小泉君が?

自衛隊の居るところが非武装地帯とのたもうたあの小泉君が?

ブッシュに土下座し日本の全てを差し出した、あの小泉君が?

あの小泉君が17にとっては偉大な政治家なんだね・・・

本当に阿呆だ、こりゃ駄目だ


28. 2010年10月24日 15:52:16: F9boAmeB4Y
>>26
こういうのを荒らしといういやらしい輩です。

29. 2010年10月24日 15:56:33: F9boAmeB4Y
>>26
失礼、主語を間違えました!
ここのまともな議論への反論ともつかない”反論者”らしき人たちのことでしたね。
管理者へ、28のコメントを削除願います。

30. 2010年10月24日 16:32:18: K0Gbg0Zz0U
>日本政治の良心とも云える小沢派をそのように待遇して我が世の春を迎えたとし て所詮ろくなことにはなるまい。数年後、誰も見向きもしない残骸を晒すだけに なろう。

自分たちだけが「残骸を晒す」だけなら「黙って見ていてよい」が、その前に、「日本国を売り、国民に苦難のみをを強いる」政策の強行には、最早、「民主党」を名乗っての「政権」とは言い難いものである。

民主党の「マニフェスト」を勝手に改ざんし、「支離滅裂」の行動は、決して「政治」とはいえないものである。

現政権の権力への執着は、「自己の利益追求」だけであり、早期の交代を切に祈っています。


31. 2010年10月24日 20:46:23: ySKBWT6RSY
27>
17だが、あんた少しでも日本語解読能力があるの?どこに小泉を肯定してことが書いてある。ただ反射的に罵詈雑言を書き込むのが被洗脳者の証拠だ


24>いつまでも馬鹿なことを言ってるんじゃない。
もっと日本のことを真剣に考えなさい。100年に一人出るか出ないかの政治家小沢一郎を知りなさい。

24の爺さんよ。あんたこそいつまでも馬鹿なことを言ってるんじゃない。あんたの信仰に口出す気はないが、他者を独断的に判断するのが年寄りなのか。いい年して冷静客観的にものが考えられんのか。どうせなら観音様でも拝んだらどうだ。
ただしわを刻み白髭を伸ばして賢老の態をよそおうのは見るものから見れば馬鹿をさらしているだけだぞ。


32. 2010年10月25日 00:03:12: 5ToG851Jas
田中角栄氏は嵌められた。
ロッキード事件で、日本の総理大臣が有罪になったのに、アメリカ側では
誰一人有罪になっていない、失脚した人すら誰もいない。
不自然すぎると思いませんか?。
もっとも、昔は私もマスコミに騙されていましたが。

日本列島全体を発展させようとした角栄氏の政策が行われていれば、
今頃「地方の症弊」なんてこと無かっただろうに・・・。

日本国民は騙され過ぎだ。しかも程を越している。


33. 2010年10月25日 20:30:21: lZuXHssisE
植草一秀先生言うところの「悪徳ペンタゴン」、なかでも米国と財務省(霞が関官僚機構)が戦後日本を支配してきた。
新聞テレビ、利権政治屋、は、その統治システムの補助の役割をしてきただけだ。
我が国の「真の独立」「真の民主主義」確立の為には「小沢革命」を成就するしかない。

田中角栄元総理は、戦後日本の統治システムを前提として(変革せずに)その運用をもって、「真の独立」「真の民主主義」(=米国と財務省の意向を汲まない国民の為の政治)を実行し、志半ばで政治謀略に嵌められた。

小沢一郎元幹事長は、戦後日本の統治システムを変革しようとして、現在政治謀略の渦中で戦っている。
この戦いは、小沢一郎氏個人の戦いではなく、「国民の生活が第一の政治」を願う心ある国民の戦いである。
我々は、断固この戦いに勝利しなければならない!
「真の独立」「真の民主主義」は、他者から与えられるものではなく自ら勝ち取るものである!


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