http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101102-00000001-pseven-pol

「仙谷指令」が出された民主党は北海道補選でわざと負けた!?
NEWS ポストセブン 11月2日(火)10時5分配信

さて、時はセンゴク時代。この低レベルな政局の裏には、国民生活より自分たちの権力と小金が大切な、あの人がもちろんいる。

仙谷由人・官房長官は、北海道補選後の政局について岡田幹事長に非常にわかりやすい指示を出していたとされる。党執行部に伝えられる「仙谷指令」の中身はこうだ。

〈政権運営の最重要事項が2つある。1つは小沢追放。これは離党まで考える必要がある。もう１つは公明党対策。参院19人の存在は、それこそ地球より重い。その橋渡し役をやれるのは野中広務だ〉

小沢抹殺と公明取り込み。それが目的であれば、「政治とカネ」バカ騒ぎや企業献金バラ撒きの動機も理解しやすい。

この官房長官の器が小さいと感じるのは、目の前の政敵（＝小沢）を排除するためには、政治の本筋も、同僚議員も、有権者さえも投げ捨てて平気だからである。補選で民主党から立候補した中前茂之氏にはお気の毒だが、仙谷―岡田ラインは、最初からこの選挙を負けてしまおうと考えていたフシがある。

選挙戦終盤、仙谷側近の枝野幸男・幹事長代理は選対幹部の会合で、なんとこう言い放っている。

「中前さんには次の総選挙で頑張ってもらえばいい」――早々の“投了”に出席者たちは絶句した。

岡田幹事長は、同選挙区で大票田を持つ友党の新党大地への協力要請をサボっていた。同党の鈴木宗男・代表がブログで暴露した。

「負けるべくして負けた選挙である。新党大地関係者を大いに使うべきなのに、疎外された感じだった。北海道5区では、いつの選挙でも3万票以上獲得しているこの実績を評価しないのでは、話にならなかった」

自民党との票差はちょうど3万。本気で勝つつもりなら方策はあったのだ。

それでも菅直人・首相は、政権発足後初の国政選挙だから、何とか勝ちたかった。それを押しとどめたのが岡田幹事長である。

「総理が応援に行く情勢じゃない」と述べて菅氏の現地入りを拒み、敗戦後の会見では「もうちょっと競っていれば別の判断もあった」と、菅氏に足止めしたことを言い訳した。

「総理が応援に行きたいと言い出したとき、仙谷さんは“何考えてんだ”と猛反発した。総理が現地入りして負ければ、“敗戦は小沢のせい”といえなくなる。仙谷さんは今、野中広務氏、自民党の大島理森・副総裁、逢沢一郎・国対委員長らと気脈を通じて『小沢喚問』を工作している。ここまでの流れは予定通りだ」（民主党執行部派議員）

※週刊ポスト2010年11月12日号

コメント
01. 2010年11月02日 11:39:13: 0huCCn4zOU ＞“敗戦は小沢のせい”といえなくなる 北海道新聞に全否定された敗因かｗ アホ集団だな、菅内閣は。 戦略が幼稚すぎるんだよ。
02. 2010年11月02日 11:42:00: cgPPQvq8BY 「わざと負けた」？ もはやそんなレベル（情勢）ではないだろう。
03. 2010年11月02日 11:45:32: kbjD6Oqr1Y 民主の他の議員は、何を考えているのか？？？ 幹部が最低・最悪で、危機感がない？？？ こんな政権、政党は、崩壊しろ！！！
04. 2010年11月02日 12:20:05: tvTVcpKrKQ 仮に証人喚問をしたとして、何がでてくるというのだろう。係争中につき 答えられませんの連続で終わったら、次は何を求めるというのだろう。 しかし、今の執行部は器が小さいのばかりだね。岡田、枝野もここまで駄目に なったかなと思う。新人がどういう思いで選挙を行っているかは議員なら 知らないはずがない。議員というより人間としての劣化は目を覆うばかりだ。 権力で腐ったのか、元から腐っていたのかわからないが、岡田、枝野をかつて 評価していた自分が情けない。
05. 2010年11月02日 14:27:25: NKGBUbkb9A 民主党は、終焉に向かっていますね。
06. 2010年11月02日 17:43:08: eXSF5WZOck で、自民党がゾンビのように復活か。 最悪だな。
07. 2010年11月02日 22:15:10: Yrzr6NbobY 北海道の治安が心配だ。
08. 2010年11月03日 02:23:34: nZIe4X8gmA 『（勝てるものを）わざと負けたのではありません。もともと勝てる要素が皆無だったから“敵前逃亡”したってだけのことです。』 皆様、ちょいと立ち止まって、水の流れや風の音に心を開くように、選挙結果を吟味して見ましょう。 投票率が53％チョイ（私は50％を割るんじゃないかと危惧していましたが）…前回から23％ダウン。この低投票率が何を指し示すかって事を分析し言及しているメディア系論者は殆どいない。 バカメディア傘下の「自・公」を始めとする野党は「政治とカネ〜とりわけ小沢氏マターが争点」って言い張りたのであろうが、“ガ世論調査”以外には何等の実証的根拠無し。 解っている方々はとっくの昔にお解かりのように、北海道5区補選の隠れた「争点」は“北海道警察の裏金問題”と“北海道教組の裏金問題”の、言ってみればドッチモドッチの八百長・ドッチボールなのである。 従って、「賢明な有権者」は棄権するに決まってる…だって両方とも選びようが無いんだから。 その結果が“冷え冷えとした”低投票率であり、得票数を半減した「カンカラカン政権」でもあり、３万票を減らした「黄昏自公」である。要は「23％」の有権者の「シッペ返し」ってこと。 民主党現執行部にとっては、この補選の“低投票率と得票数半減”は恐らく大ショックだったことでしょう。（まぁ、根が鈍感な連中揃いだからなーんとも感じてないかも知んないけどぉ？） …というわけで、「参院選の敗北要因」をロクスッポ検証できない“自称オリジナル民主党”の面々には、「補選の敗因」も分析なんかできないでしょうが、「このままでは次の選挙でオレ・アタシは落選する」っていう恐怖感はひしひしと一人一人の身に染みわたって感じていることでしょう。

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