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小沢氏動画サイト出演・詳報2
http://www.asyura2.com/10/senkyo98/msg/689.html
投稿者 gikou89 日時 2010 年 11 月 04 日 13:03:18: xbuVR8gI6Txyk
 

【小沢氏動画サイト出演・詳報】(5)尖閣事件「僕なら中国人船長を釈放しない」

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101104/stt1011040110000-n1.htm

 −−日中関係はどうか

 「中国に対してもロシアに対しても米国に対しても同じだが、やっぱりきちんと自分の主張をしないといけないと思う。政府は。日本政府としての主張をはっきりしないとダメだ。僕は尖閣(諸島の問題)についても、中国の首脳と会談したときにはっきり言っている。『これはいまだ何千年の歴史の中で、中国の政権の支配下に入ったことはない』と。『これは琉球王朝の領土で、琉球王朝が貢ぎ物を中国へ出してたかもしれないが、領土になったことはない』と。『それで沖縄が日本と一緒になった。これは日本領土であることは間違いない』と。『これは絶対に譲れない』ということを言った。そしたら、いやあ、はっきり答えなかったです」

 「『(中国の元最高指導者の)ケ小平さんが後世にまかせようと言ったんだから、まあまあ』という話をしたが、僕は絶対にこれは譲らんよと、そういう話はもう最初から伝えている。それに対して状況も中国内部も変わったかもしれないが、正論に対して筋論に対しておかしな反論はしない。筋道立った議論、主張をするべきだ。ロシアに対しても」

−−ロシア人専門家に聞くと、去年の初夏から北方領土の対話の場が途絶えているらしい

 「自民党もどこの国に対してもたいしたチャンネルはあったわけじゃないと思いますよ。ただ、長く政権をやってましたから、いろんな意味でいろんな人を、米国や中国、ロシアの人を知っていたのは事実でしょう。それに反して民主党は初めてなので知らないということは事実だ。ただ、今までの関係があったか、ないかということも背景として大事だが、自己主張することは何も初めての人だって国と国を代表してやるんですから、それは堂々とやっていいと思う。そして大陸の連中は、自己主張しない人間をものすごく軽(けい)蔑(べつ)する。僕はあの日米交渉に携帯もネットもそうだが、やらされた。僕は外交は知らなかったが、ギャンギャンやった。だけどもお互い、いい仕事したねといってカラっとして別れた。日本ならあの野郎と感情的になってしまって」

 −−平和ボケした頭でとなえる強硬論はこわい

 「そうそう」

 −−尖閣も北方領土も見ていてハラハラする

 「そうです」

−−政府は今になって尖閣諸島沖の衝突事故のビデオを公開した。小沢さんならどう処理していたか

 「僕がもし、政府の責任者だったら、船長を釈放しませんね。しかもですよ、その検察官、いわば行政の役人が日中関係の政治状況、環境を考慮して釈放したというんでしょ。これはもう僕は本当にいけないと思いますね。やっぱり何といわれようが、政府、内閣としてこういう状況をかんがみて釈放することにしたというべきだと思う。行政の役人が政治判断して逮捕したり釈放したりなんて、これはまったく法治国家、民主主義国家でなくなる。だから政治家は軽蔑される。国内的にもちょっと非常に禍根を残したと思うし、中国に対して結局釈放した。これはよくないと思う」

 −−これで終わりになるといいが

 「中国だってロシアだって過去の経過や歴史的事実は知ってますよ。ロシアだって僕はゴルバチョフ(元露大統領)と会談した際、『戦争で占領したんだ』と。『バカなこと言うな。(旧)ソビエト(連邦)、ロシアと日本は一度も戦争状態になっていない。おまえたちの方が中立条約を破って、一方的に侵略して千島(列島)まで占領したのはソビエトじゃないか』。そういって僕は反論した。ゴルバチョフ(氏)は何もいわなかったですけどね」

−−小沢氏ならどうしていたか

 「見せるかどうかは別ですけれども、政府が分かっているんだから。政府が判断すべきことですよね。『一体どうなっているんだ』ということから始まったわけだから政府が毅(き)然(ぜん)として、『これは日中関係を勘案して釈放することに決定しました』とか、あるいは『領海侵犯ですから、いくら中国が文句を言ったって釈放しません』とか、『法に照らして裁きます』とかいうべきだったんじゃないですかね」

 −−政府は自分の責任でこうしたとはいわない。小沢氏の問題も岡田克也幹事長にお任せだ

 「そうだから決めないですよね。わたしはこう思いますとか、私がこういうふうに結論したとか(言うと)責任が生じますからね。別に今政府の人のことを言ってるんじゃなくて、日本社会のそういうコンセンサス社会で『みんなで決めました』『みんなで渡れば怖くない』というやり方だ。だけど、今やこういう大変化の時代にこういうことではダメだと。だからリーダーシップといわれるわけでしょう。そういう意味でトップの人たちだけでなく、それぞれの人たちがきちんと自分の意見を言うと。そういう習慣をつけないと、日本は成り立っていかないと思いますね」

−−はがゆいか

 「政府だけじゃないですけどね。あらゆることにね」

 −−首脳同士で話せば外交は進むのでは

 「そりゃあ、もう、直接会って本人とやるべきですよ。日本人ちゅうか何ちゅうか、今のちょっと、悪い癖はね、面と向かってしゃべらないでね、よそんとこでメディアでしゃべったりね。例えば僕のことでも文句あるんならオレに面と向かって言えと。なんであっちこっちでね、陰口きくんだと。そういうんですよ。外交の問題も同じなんですよ。例えば、中国でも米国でも、その場はニコニコ、ニコニコして、調子のいいこと言って。それで帰ってくると、そうだの、こうだの悪口言うでしょ。それがものすっごく信用を落としている」


【小沢氏動画サイト出演・詳報】(6)TPP参加「無防備な賛成はいけない」

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101104/stt1011040113001-n1.htm

−−TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)についての考えは

 「私は自由貿易論者です。そして自由貿易によって一番利益を得ているのは日本です。だから考え方は賛成だ。今、農業だけ騒いでいますけど、農業だけではない。金融とかサービスから何から全部(TPPには)含まれてますから、その国内の体制を政府がきちんとしないうちに全部オープンにしちゃったら、そらもうごちゃごちゃになっちゃいます。みんなやられちゃいます。ですからそういう、全く無防備な、大きな何の考えもなしにただ賛成というのは、私はそれはいけないと思います。基本原則は賛成です」

 −−農家への戸別補償制度はセーフティーネットのはずだ

 「そーう、そう!」

 −−ばらまきとも言われるが

 「徹底されてない。戸別補償方式をするには適地適産しなければいけない。なんでもいいから勝手につくってというわけにはいかない。そんな話ではない。必要なもの、私は東北ですが東北で一番適したもの。九州で適したもの、それを適地適産でやれば、それは私は食糧自給は可能だと思う。日本は。今、4割以下でしょ。それを民主党は6割とかいっているのかな。6割なんかダメだ。100%にしろとぼくはいってるんだけども。ほんと、できんです」

「その意味でもセーフティーネット。これは農業だけではなく、水産業もそうですし、あるいは一般のサラリーマンもそうです。完全に日本の雇用制度、良くも悪くも日本の旧来の雇用制度、崩れちゃったでしょ。終身雇用。これ、崩れたまんまでバンバン、バンバン、規制撤廃するからね、失業だの、非正規だのっちゅう問題が起きている。全体が問題なんですよ。だからそういう意味のセーフティーネットをきちんとつくって、それで自由化すべきです」

 −−アジア太平洋経済協力会議(APEC)までに政府がしっかりしたものをつくるかだが、閣内がはっきりしない

 「方向として、日本は自由貿易で生きてきた。方向としてこれを将来の目標としてやるのはいいが、そのために、じゃあ国内政策はどうするんだ。国内の対策はどうするんだ。それをきちんとやらないと、国民は全員が不安になっちゃうと思いますね」

 −−民主党政権は高い期待を担って政権交代を実現したが、期待に応えていない。原因は?

 「若い人たちと毎日、ちょこちょこ会ったりしているが、参院の選挙の時以上に、むしろ民主党を支えてきてくれた人がコアな人たちの批判がある。何だという感じで言われると。だから、本当に国民の皆さんがそう思って、ひいきの人でさえそう思っているんだろうと思います。その最大の原因は、もちろん背景としては政権を経験したことがないと。トップリーダーはじめ皆さんが。それが最大の背景にあると思います」

「ただそれは仕方ないことで、やっぱり一番の問題は政治主導。国民主導だから、やっぱり政治家が結論をきちんと出す。各省大臣であれ、誰であれ、その部署にある人が『私はこういう結論を出しました』と。もちろん、みんなが全員一致して同じ結論が出れば一番いいんだけども、みんないろんな意見があるから。最終的には責任者が決めなくちゃいけない。民主主義なんでそうですから。そこをきちんと決めない。『オレが決める。オレが責任を持つ』ということをもう少し心がけないと、役人がついてこない。『新しい政策をやんなくちゃダメだ。今まで通りではダメだ』と思っている役人もいっぱいいる」

 「だけど役人の方から新しいことやって、批判されて、コテンパンにやられたら、『責任(は)全部、おまえかぶれ』ということになったら、役人としてはやれないですよ。だから結局、こういう青写真の下で個別の、『この政策、ぜひやってもらいたい、この責任はオレがとる』といえば役人は必ずついてくる。ですから結局、怖いですから、躊(ちゅう)躇(ちょ)しちゃうと結局、役人も『責任とらされるよりは今まで通りやってりゃ無難だ』となっちゃうんだ」

−−閣僚になった人など民主党はもっとできると思っていたが

 「閣僚とかの問題ではなく、自分自身で結論を出して責任を取らないといけない。そういう場面は政権党の中では、野党と違って数多くあるんだということをわかってなかったということはある。ただ、自民党も長年、政権党だったですがね、自民党も全然ない。ないんだけども、いい時代だったでしょ、自民党は。右肩上がりのいい時代だったから、いろんな矛盾が全部隠されていたわけですよ。そうじゃなくなったもんですから、矛盾が吹き出てきちゃった。だから自民党政権はつぶれちゃったわけだ。この二の舞にしないように民主党政権は絶対、成功させたいですよ、そうしないと観念的な右左の極端な議論に(なる)。両方ダメだ、自民党もダメだ、民主党もダメだ。そういう左右両極の議論が強くなる。これが一番、不幸だ」

 −−今の政権に足りないとすれば

 「それぞれ一人一人がね、もう何ちゅうかな、悪い言葉で言えば、開き直りとかいうか、腹を決めることですね。ポジションにつけば、そのポジションなりの仕事(を)自分の自由にできるんだから。できるんだったら、もちろん民主党の考え方に沿って具体的政策を自分が決めていく。その腹を据えることじゃないでしょうかね」

−−民主党政権をあきらめてないか

 「あきらめてません。もし、これ、失敗したら、ぐじゃぐじゃになって、多分、民主党がダメとなっても、自民党に(政権運営を)返そうとは(有権者は)思っていないと思います。すると民主党も過半数取れない、自民党も取れない、みんなぐじゃぐじゃ、ぐじゃぐじゃになっちゃう。それで極右、極左が出てくる。これは悲劇だ」

 

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