http://www.asyura2.com/10/senkyo99/msg/505.html
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週刊ポストの11.19号では現在のダメ菅政権の迷走ぶりを批判する記事を幾つか載せていた。
その中で「桜田門外の変」にも触れていた。
…「桜田門外の変」などには至らないであろうが…との論調であったと記憶する。
また、評論家の呉智英氏の一文も載せていた。
そのタイトルは、「よもや『桜田門外の変』はあるまいが」というものであった。
「桜田門外の変」のような暴力的テロ事件は起こらないだろう。現代日本においては。
断言は出来ないが、私は暴力的テロ事件は起きて欲しくないので希望的観測を込めてそういいたい。
しかし、「政治過程」としての「桜田門外の変」は必ず起きると断言したい。
幕末のという政治過程は、「井伊大老の幕府危機回避政治」の政治過程から必然的に生起したものであり、歴史的必然であった。
◎政治過程としての「桜田門外の変」が意味したものは何か？
それは、
徳川幕府統治形態の本質の一つであったところの譜代大名による中心的統治が挫折に至って、その後の復帰の道も閉じたと言う事である。
徳川幕府を支えていたのは親藩の大名達ではなく、譜代大名達であった。
幕府政治の危機からそれを回避するために筆頭の譜代大名である彦根藩の井伊家から井伊直弼が大老となって幕府政治を立て直そうとしたのであるが、結果としては、挫折に至ったということである。
つまり、譜代大名にはもはや幕府を支えきれなくなったと言う事だ。
直弼の暗殺と言うテロ事件は、現実の事件であってそれは政治過程そのものではない。
この事件によって、「徳川幕府は終わった」と看做されるべきである。
後の幕府の経過は付けたしのようなものであり、結論は慶喜の「大政奉還」であった。
「桜田門外の変」によって徳川幕府は”終わった”のであった。
井伊直弼の政治は大々的な政敵への弾圧を伴っており、これを行いつつ外圧への対応を行わざるを得なかったが故に、それは自己矛盾を激化させるに至り、必然的に次の政治過程としての「桜田門外の変」を招いたのである。
このように、時代の変革的激動期は「権力側の先制攻撃」から始まるのである。
変革的勢力は権力側の攻撃に押されて、そしてそれへの抵抗を強いられる中から方針を模索しつつ変革的行動を道を切り拓きつつ序々に進めて行くものなのだ。
このようになる理由は、権力側が権力を行使できる立場にいることから当然のように考えられるが、動機的な理由（関心事）に注目しなければならない。
権力側の動機と関心事とは、それは自分達の権力的地位と体制を守ることが第一義である。
従って体制の危機が生ずれば当然ながら弾圧の先制攻撃を始める事になる。
変革が第一義の
しかし、変革勢力は始めは変革に向かう事が第一義の関心事であり、権力奪取が第一義の目的ではない。
従って始めからハンディーを背負っている訳である。
「如何に変えて行くべきか」といった事が彼らの第一義の関心事なのである。
幕末の危機を感知した知識人の武士達の行動もそのようなものであった。
権力側の先制攻撃は、しかし体制を支えきる事が出来ず挫折に至り、次の政治過程を経て新しい時代へと突入するに至るのである。
鳩山・小沢政権への既得権益勢力としての官僚・政治家・マスメディアの対米追随勢力の鳩山・小沢への攻撃は、日本国民への「安政の大獄」にあたる。
即ち「先制攻撃」である。
しかしこれは井伊大老と同様に挫折に至る。
従って次の政治過程としての「桜田門外の変」が生起し、現代の幕府は倒れる事になる。
明治維新以来の政治体制を徳川幕府に例えると、譜代大名に当たるのは政治的中核としての官僚組織と官僚達であった。
譜代大名筆頭の井伊が倒れたように官僚組織と官僚が倒れる。その手下としての自民党政治家達とマスメディアも倒れる事になる。
井伊は必死になって頑張った。彼は教養人でもあり、現在の動機不純な官僚共と同列に論じては気の毒だ。
しかし、井伊は功績もあったが時代を転換させる位置には立てなかった。
立場もあったが、しかしやはり彼の時代的歴史的思考が遅れていて蒙昧であったことは確かである。
現在の抵抗勢力官僚政治家達は自らの蒙昧により必死で頑張る。
政治過程の変遷は人間歴史の意志であって変えることや阻止する事は出来ない。
従って今後、政治過程としての「桜田門外の変」は必ず生ずる。
それはあのような乱暴なものではないであろうと考えるのではあるが。
映画の評判が良い様なので鑑賞されたらいかがであろうか。私は未だ見ていない。
この事件は、一般的に紹介されてきている参加者以外に多くの参加者が居て、多くの藩に跨って賛同や協力が行われて実行されに至ったとの話を聞いたことがある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%A6%E6%A0%B9%E8%97%A9
彦根藩
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E4%BC%8A%E6%B0%8F
井伊氏
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1319196313
井伊直弼は、安政の大獄で幕府内部の有能な人材（一橋派）までも粛清の対象にしま...
http://www.ffortune.net/social/people/nihon-edo/iinaosuke.htm
井伊直弼(1815-1860)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1322039638
桜田門外の変で井伊直弼を討ったとされる水戸藩士はどうなったのですか？
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E9%81%8E%E7%A8%8B%E8%AB%96
政治過程論
http://www.spacelan.ne.jp/~daiman/rekishi/bakumatu04.htm
桜田門外の変 万延元年３月３日（陽暦１８６０年３月２４日）
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E6%A1%9C%E7%94%B0%E9%96%80%E5%A4%96%E3%81%AE%E5%A4%89/
桜田門外の変（さくらだもんがいのへん）
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%89%E6%99%BA%E8%8B%B1
呉 智英（くれ ともふさ、1946年9月19日 - ）
↑この人、、「水滸伝」の「呉用」に由来してペンネームとして呉 智英 としているらしく、本名は違うようだ。しかも「ご・ちえい」と読んでもOKということらしいのでチャイナそのものは嫌いではないのではないかな。
「支那」と呼んで何が悪いか、と言いたいだけなのではないのか？ まあ支那が横暴であると言ってるんだけれども？
日本も外国には横暴と映る事も考慮するべきだとは思うが。
他人が自分をよく見てくれると考えては世間（国際社会）を渡る上では大甘だよ。
しかし、この人、面白い人生の先輩ではある。
「酒に弱く、飲み残したビールをボトルキープしようとして断られたと語っている。（上からの引用） との事だが、当たり前だろう。冗談だろうね？ 本当かな？
酒が飲めない分だけ世間知らずか？
そう言ってはいけないかもしれない。
山本五十六は「賭け事が出来ない奴はロクナモンじゃない」と言ったとの事だが、戦争は丁半かけてやるものではないだろう。
綿密に警戒していたらP38なんかに撃墜される事はなかったんじゃあないのか？
ですから、酒が飲めない事と独身主義から変わり者とは言いません。
「封建主義」を主張していたので面白い人だとはじめて関心を持って見てきていた。
勿論、私は彼とは見解を全く異にするが面白い人だとは思う。
まあ、変わり者でしょう。私は市井の常識人でもあります。その点でも大いに違います。
どことなく好きになりそうな人ですが、生まれ年が私の大嫌いな菅直人と星野仙一と同じなので警戒してしまいますね。あの二人は横柄で図々しいから大嫌いなんです。あいつ等をのさばらせている回りが悪いんだ。
願わくば菅や星野ではないように。
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