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仙谷敗北“国策捜査”空回り「秘密主義がすべての始まり」 ☆「刑罰」より「懲戒処分」のレベル(zakzak) 
http://www.asyura2.com/10/senkyo99/msg/626.html
投稿者 赤かぶ 日時 2010 年 11 月 16 日 22:56:04: igsppGRN/E9PQ
 

 中国漁船衝突の映像流出事件で警視庁は15日、流出を告白した海上保安官(43)の国家公務員法(守秘義務)違反での逮捕を見送った。この事件では、弁護士でもある仙谷由人官房長官が流出発覚当初から一貫して「由々しき事件」と断言。世論は保安官の行為を支持する声が圧倒的だったが、首相官邸はその声を無視するかのように立件を目指したとされる。“国策捜査”は結果的に空ぶりに終わった。

 「故意に流出させたなら、明らかに国家公務員法違反。罰則付きの違反だ」

 政府が一般公開を拒み続けてきた漁船衝突の映像が突然、動画投稿サイト「YouTube」上に公開された翌日の今月5日、仙谷氏は会見で「大阪地検特捜部の証拠捏造事件にも匹敵する」と語り、投稿者の刑事責任を強調した。関係者によると、官邸サイドは7日に警察幹部に直接捜査を要請、まだ海保が内部調査を進めている最中にもかかわらず、事態は「逮捕」に向けて一気に前進した。

 “影の宰相”といわれる仙谷氏の意向をくむ形で、8日には海上保安庁が国家公務員法(守秘義務)違反などの容疑で、警視庁と東京地検に刑事告発。最高検も同日、異例の「捜査開始宣言」を行うなど、海保、警察、検察の3機関が一斉に捜査に乗り出す前代未聞の「国策捜査」の火ぶたが切って落とされた。

 一方、こうした強硬姿勢とは裏腹に、世論は大きく反発。海保に激励の電話が相次いだことについて、仙谷氏は同日、「犯罪行為を称揚することで、そういう気分は日本国中に少々あるかも分からないが同意はしない」と強弁。保安官の“自首”で、事態が急変した10日も「しかるべき処分をしてもらいたいという国民が圧倒的多数」「(保安官の擁護論を言っている)学者とおぼしき方がいるが、ちゃんとした論文に書けといったら書かない」と、あくまで逮捕にこだわった。

 夕刻には、菅直人首相が鈴木久泰・海上保安庁長官を含む各省庁の事務次官に緊急招集をかけ、「二度とこういうことが起きないよう、私から指示するためにお集まりいただいた」と綱紀粛正をアピールした。

 しかし、すでにこの時点で、捜査関係者の間でも映像自体の「機密性」を疑問視する声が噴出。流出の経緯が明らかになるに連れ、仙谷氏を中心とする官邸サイドの意向とは裏腹に、逮捕は難しいとの見方が大勢を占めていった。

 保安官の任意の取り調べが続く15日午前、捜査に当たる最高検、東京高検、東京地検の幹部は断続的に協議を実施。「国家の秩序を守るためにも逮捕すべし」とする最高検に対し、地検、高検は「中国人船長釈放との整合性からも、国民は逮捕に納得しない」と抵抗した。

 当初は逮捕に積極的だった警視庁も、海保の映像管理のずさんさが明るみになるに連れ、「刑罰の話ではなく、懲戒処分の軽重をどうするかというレベル」と一気にトーンダウンし、最終的には検察に判断を一任。保安官が自らの意志で海保庁舎内にとどまるなど逃亡の意志もないことから、「強制ではなく任意で捜査継続」と結論づけ、官邸主導の「国策捜査」は事実上終結した。

 今後も任意の捜査は続くが、起訴の見通しは限りなく低い。迷走を続けた捜査展開について、警察幹部の1人は「官邸が映像を秘密にしようとしたことがすべての始まり」と吐き捨てた。

 一連の騒動について、板倉宏・日大名誉教授(刑法)は「流れの中で国策捜査の色調を帯びていくことになったが、もともとこれが国家機密であるかどうかという点をみると、秘密性は低く疑問符が付いた。海上保安庁が刑事告発した以上、捜査はしなくてはならない。だが、検察も警察も逮捕しないことにした。これは当然の判断」と話している。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101116/plt1011161647002-n1.htm

                    ◇

西岡議長「仙谷長官の責任重い」 中国漁船船長釈放で :共同通信

 民主党出身の西岡武夫参院議長は16日の記者会見で、中国漁船衝突事件での船長釈放について「(政権は)検察に全部丸投げした形でこの問題をすり抜けようとしている。仙谷由人官房長官の責任は重い」との認識を示した。同時に「検事が判断して釈放したのか、国会として直接聞くべきだ」として、今国会中の那覇地検検事の国会招致を各会派に働き掛けたい考えを明らかにした。

 西岡氏は「(政権は釈放判断を)検察がやったとなお言い通そうとしている。各会派は政府の明快な考え方をあらためて問うべきだ」と指摘。「仙谷氏は弁護士で法廷闘争的な答弁をしているが、政治的には通らない。責任が問われてしかるべきだ」と強調した。

 衝突映像に関しても「(流出で)かなりの人が見ているのに、なぜ一般公開しないのか。納得いかない」と批判した。

 また、行政刷新会議の「再仕分け」をめぐっても「自民党の概算要求ならともかく、自分で概算要求をつくっておきながら仕分け対象にしているのは言葉もない。論外だ」と酷評した。
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111601000963.html
 

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コメント
 
01. 2010年11月16日 23:12:05: kbjD6Oqr1Y
西岡武夫議長は、志をもって職務を遂行されている。

02. 2010年11月16日 23:41:38: g51SofHah2
「尖閣ビデオ流出、守秘義務違反は問題の本質ではない」郷原 信郎
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101115/217088/

>非公知の「事実」を漏洩するという国公法の秘密漏えい罪には該当しないとしても、
>海上保安官としての職務上の義務に違反したものとして懲戒処分の対象とされるべきであろう。
>しかし、一方で、今回の事件については、事件への対応の判断の主体も責任の所在も
>曖昧にされたまま、情報管理についての格別の方針も示されなかったことで、
>事件に関する情報素材であるビデオの海上保安部庁内部での拡散を
>招いてしまったという重大な問題がある。
>それを外部に流出させるという行為は許されるものではないが、
>その責任を問うのであれば、情報素材の拡散を招いたことについての
>組織の側の責任を問うことが不可欠である。ビデオ流出という個人の行為に対する
>馬淵国交相の監督責任の問題だけではなく、中国人の船長逮捕という日中の外交問題に
>発展しかねない判断時の時点で、それに応じた情報管理の徹底を指示しなかった
>前原前国交相の責任も問題にすべきであろう。

サンケイのアホ記事より
郷原 信郎さんの記事の方が内容がある
ちゃんと前原の責任にも言及してるし


03. 2010年11月16日 23:57:09: F7tARwrvMo
仙谷や馬淵が問責決議案で責任を問われても海保職員に何らかの処分(不起訴・無罪含む)が下れば、小泉政権から続き、鳩山政権の倒閣で突如復活した売国志向の政策路線には終止符が打たれる。ダメになるのは、政党ではなく売国政策志向性そのものだ。

04. 2010年11月17日 15:58:18: rQtOhA7rzw
仙谷はスターリンに匹敵する悪辣な独裁政治家。仙谷の政治理念は、国民のためではなく、自分の意に反する者を粛清することが優先のようだ。
それを黙認する無能力空き缶にも腹がた立つ。外国首長に自分の言葉で挨拶もできない首相なんて世界中探してもいないと思う。

さて、尖閣島事件のビデオ流出について、6分間のビデオを見た国会議員数人が、
マスコミを通して衝突の情景をイラストしていたが、仙谷の定義でいくと、これら国会議員たちも守秘義務違反に問われる対象にならないか。

私は政府や官庁の悪を内部告発することに賛成する者だが、告発者は名前を公表されないようくれぐれも、信頼できるマスコミなり、Wiki Leakを通してやって欲しい。You Tubeは信用できない。


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