空き缶政権は、退席ください。

特別会計に切り込むって言うから期待していたんだけど、何、また支出のあら探し？

全然、ダメじゃん。

特別会計の問題は「無駄遣い」じゃなくて、「無駄積み立て」だよ〜。

30兆円以上もの毎年の繰り越し金。
本当に必要あるのかどうかわからない基金
兆を超える純余剰金
こう言う無駄な黒字が国民経済をヤバくしてんだよ。

本来、国民のために使われるべき金が怪しげな循環に閉じこもって国民経済に寄与しない。
それが問題なんだろ？

不況の局面で政府が金を遣うのはどんなことでも正しい。
無駄遣いでも何でもしろ。
だが、無駄に貯めるのは悪。

繰越金はさ、特別会計の特別会計をつくって3〜５年で使い切り。
純余剰は一般会計に戻して使い切るか、更なる特別会計に中期でプールして10兆円超えたら使い切り。
外貨特会なんて本当に存在意義があるのか？やめてしまえば毎年の積み立て分を一般会計で使えるぞ。
災害特会もあやしいだろ？今までも大災害があったけど切り崩したことあるのかよ・・・。

早い話、増税したい財務省のいいなり。そして役人のいいなり、菅政権。たばこに続いて第３のビール増税、軽自動車の税金、社会保険料の値上げ、そして本命、消費税の増税が控える。役人利権はそのままよ。

あ、それ、日本医師会のシンクタンクが調べたぜ。
特別会計から出資されている事業は一つを除いてすべて赤字。
つまり不良債権化している。
これは当たり前の話で、政府がGDP抑制策をとっているため出資先法人の収益があがらないのだ。
これは恐い。

ところが残りの一つの黒字が他の全ての事業の赤字を上回っていて、特別会計からの出資は2007年までの時点では問題なかった。
つまり、2007年以前に日本の財政問題など存在していなかったのだ。

特別会計の政府債務は法人への出資のためのものだから「借金」ではない。
「借金」しているのは民間の最終借り入れ主体だ。
ここでも足を引っ張っているのは消極財政によるGDP抑制策なのだった。

GDPの増減でコントロール可能なのは政府支出しかない。
この局面では政府は積極財政で支出を増大するのが正しいのだ。
幸い長期金利は史上最安。
自国通貨建て国債の場合、GDP成長率＞長期金利　となればいくら累積しても何の問題もない。
しかも日本の場合（政府債務＋新規の国債増加分）÷（現行のGDP＋新規の国債増加分）は新規国債増加分が多ければ多いほど小さくなる。

つまり、国債調達で財政支出を大きくすると国債の累積は相対的に減って行くのだ。（もちろん絶対額は増える）

90年代の後半から、国債と通貨の意味が変わったのだ。
日本円は細切れの国債を通貨として流通させている。
国債を増刷しないとGDPは増えない。
国債を増刷すると累積債務の負担率が減る。

GDPが増大すれば、税収が増え、特別会計からの出資金の回収もすすむ。社会保障費の支出も減る。
財政がもつビルトインスタビライザー効果を過小評価してはならない。

ただし、金持ち増税と社会保障制度を充実させて所得再分配機能を強化しておけばの話だ。

自民党小泉・竹中から民主党菅にいたるまで、政府のやってきたことは180度正反対だったのだ。

みんな、怒ろう。