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年末の日本レコード大賞はAKB48の「フライングゲット」が受賞しました。
（それよりは「風は吹いている」の方が楽曲はいいと思うけど↓）
どうでもいいけど、本当にそれでいいのか？ニッポンよ！
最初に断っておきますが、私はAKB48に反感や嫌悪を一切感じていないし、むしろ好ましいと思っていますが、それはあくまでサブカルチャーとして！
歌も上手くない（踊りながらだから仕方ないと言うが静かな曲でも口パクでは？）、踊りも上手くない、ドラマの芝居も上手くない、露出度が高くて、顔を塗ってコントもやる、AKB（アキバ）の名前のとおりサブカルチャーの存在としてはユニークです。
レコード大賞は近藤真彦（マッチ）がジャニーズで初めて取って、翌年に光GENZIが取った時点でとっくに地に落ちたのかも知れませんが、昨年までのEXILE３連覇も何を基準に選んでいるのか不思議です。
AKB受賞擁護論として、昨年のCDセールスTOP５を独占したのだから当然という意見があるが、それなら審査員が審査する必要は全くないはず。
（握手券や投票権にオマケでCDを付けて売れた枚数がなんだっつうの？）
また、暗い時代に彼女達は一生懸命頑張って日本を明るくしたからという意見については、私はまさにサブカルチャーとしてAKBを大いに評価しますが、頑張ったか頑張っていないかはレコ大受賞には関係ないはずだ。
学園祭の出し物じゃないんだよ！
CDさえ時代遅れになりつつあるのに「レコード大賞」というセピア色のネーミングが、まさに中身と共に意味も価値も失っていることを象徴しているのかも知れませんが、Wikiによれば受賞基準は、
「作曲、編曲、作詩を通じて芸術性、独創性、企画性が顕著な『作品』」、
「優れた歌唱によって活かされた『作品』」、
「大衆の強い支持を得た上、その年度を強く反映・代表したと認められた『作品』」
なのですが、審査委員は音楽専門家よりも新聞記者の数の方が多く、東スポや夕刊フジ他スポーツ新聞の記者も多数含まれている。（この時点で賞の権威はない！）
事務所の圧力・力関係とか、TBS系列への貢献度とか、レコ大の胡散臭さは揶揄されていますが、それがなくても東スポや夕刊フジの記者が音楽にまともな審査をする・できるのでしょうか？
AKBが一番ネタになってスポーツ新聞の儲けのタネなのだから、AKBバブルが末永く続いてくれることを願って、本音はJUJUでもAKBに票を入れちゃうんじゃないの？
いっそのこと、大賞をフクくんとマナちゃんの「マルマルモリモリ」に送った方が、JUJUも負けた、参加した私がバカだったとスッキリすると思うよ！？
（マルモリとAKBでレコ大を争うのがバカバカしい、もとい日本らしくていいじゃない！？）
米国のグラミー賞を真似て作られた「日本レコード大賞」が独自のガラパゴス的進化（？）を遂げて地に落ちている現状は、レコ大だけの問題ではないように思う。
矜持や価値観を持たずに、薄っぺらで安っぽい賞に帰結してしまうのは国民性だろうか？
賞の権威（クオリティー）を守ることよりも、実は与える側の損得勘定が優先されているのに表面的には権威ある賞を装っているダブルスタンダードの隠蔽体質。
人を正しく評価しない社会、その能力もメンタルも著しく欠如している日本社会を象徴していると言えば、言い過ぎだろうか？
繰り返しますがAKBを批判しているのではなく、サブカルチャーを差別ではなく峻別して賞を与える矜持も価値観も持たず、AKBという金ヅルに節操なく取り巻くオトナ達を批判しているだけです。
あっ、バブルの絶頂から崩壊時のレコ大受賞は光GENZIが88年、Winkが89年で、昨年がAKB・・。
やっぱり、レコード大賞も日本の「失われた２０年」とピタリ同期している！？
87年に受賞したマッチの「愚か者」もバブルの有頂天で天狗になっている日本人へのメッセージだったのか！？
愚か者よ〜 お前の流した涙を受けよう〜
罪と罰の酒を飲もうよ〜 ここは愚か者の酒場さ〜
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