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“カワイイ”が自然を殺す、北海道で見た人間の残酷さ・・気づかれない文明の病理がここにも!
http://www.asyura2.com/10/social8/msg/871.html
投稿者 墨染 日時 2012 年 8 月 31 日 10:58:30: EVQc6rJP..8E.
 

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1208/30/news009.html

「キタキツネ」といえば、北海道の野生動物のひとつとして有名だ。野生動物なので、本来、人間とはあまり遭遇しないものだが、筆者の相場氏はクルマを運転中に出会った。しかもその姿を見て、違和感を覚えたという。その理由は……。

今月初旬、新作漫画の取材のため、私は北海道を自家用車で走り回った。ウマい食べ物や広大な自然を満喫する中、1つだけ強烈な違和感にとらわれた瞬間があった。違和感の根源は、キタキツネ。北海道観光のガイドブックなどでお馴染みの野生動物だが、彼らの姿を通して、私は人間の残酷な一面を垣間みた。道民の皆さんには馴染みのある話題かもしれない。だが、1人の旅行者として大きな驚きを感じたので記してみる。

**** 人をおそれぬキタキツネ
キタキツネと遭遇した日、私は知床半島の宿を発ち、次の目的地である釧路湿原を目指してハンドルを握っていた。北海道北東部の山道を経て、一大観光地である屈斜路湖の周辺を走っていたときだった。道路脇に小動物が見えた。
自家用車のスピードを緩めると、動物がゆっくりと動きだす。キタキツネの子どもで、豆柴と同じくらいの大きさだ。
後続車がないことを確認した私は、ハザードランプを灯し、停車した。すると、子狐がどんどん近づいてくる。
テレビや観光ガイドブックで見た光景が目の前にある。そんなことを考えていると、子狐が一段と距離を詰め、あっという間にクルマのドア横までたどり着いた。観光ガイドの類いに、こんな注意書きがあったことを思い出す。
「キタキツネにはエキノコックスという寄生虫が存在するケースが多い。キタキツネを媒介してエキノコックスが人間の体内にも入り、長期間かけて寄生虫が肝臓などの臓器を食い破る」――。
クルマの窓を開けて子狐を見る。もちろん、触ったりはしない。この間、東京で知人に預けてきた愛犬のことが頭をよぎる。ちょうど体の大きさは同じくらい。人なつこそうな目線もどこか似ている気がする。だが、眼前にいるのは、紛れもない野生動物だ。
同時に、子狐と目があった瞬間、私は強烈な違和感に襲われた。目の前にある光景は、自然と人間が近いということではなく、人間がキタキツネを手なずけてしまった結果だと悟ったからだ。
利口な子狐はエサをもらうため、国道に現れた。停車した私からもエサがもらえるものだと判断していたのだ。全く人間とクルマを恐れる素振りがない。子狐を驚かせぬよう窓を閉め、クルマをゆっくりと発進させた。ルームミラー越しに見ていると、後方から中型の観光バスが見えた。
バスは私と同じように停車した。だが、次の瞬間、数人の観光客が窓からなにかを投げたのが見えた。スナック菓子か、あるいは果物か。判別はできなかったが、子狐は懸命に路面に落ちたエサを追っていた。

**** 冬を越せない
キタキツネと遭遇した日の夕刻、私は釧路湿原に近い民宿に入った。ロビーの書架には、湿原の野生動物を撮った写真集が入っていた。女将さんにこの日接した事柄を話してみた。話を切り出した途端、女将さんが顔をしかめた。
「お客さんみたいに感じてくれる観光客は残念ながら少数派です」
聞けば、この宿に泊まる客のうち、相当な数の人がキタキツネに遭遇した際、エサをあげてしまうのだという。
「キタキツネは本来肉食性なので、スナック菓子やおにぎりで体を壊してしまう個体が多くて」
本来、キタキツネは野鼠などを食べているという。だが人間が食べるスナック菓子は塩分や糖分が強く、キタキツネにとっては下剤に近い刺激の強い食物だとか。
「疥癬(かいせん)と言う皮膚病にかかって、毛が抜けてしまうキツネが最近急増中です」
この病気にかかれば、毛が抜け落ち、やせ細ってしまうという。
女将さんの表情がさらに曇った。私が道東を訪れたのは8月初旬。首都圏は連日猛暑日を記録していたが、この地は20度程度。朝晩は15度以下になる。冬はいうまでもなく氷点下であり、マイナス20度超の日が続く。
こうした過酷な冬の時期に、毛が抜けてしまったキタキツネがどうなるかは想像に難くない。私は撮影した写真を女将さんに見てもらった。
「病気になりかかっているようですね」との答え。
女将さんが子狐の尻尾を指し、言う。
「キタキツネの尻尾は本来、太くてふさふさしているんです。でも、雨中で毛がしぼんでいることを割り引いても、この子の尻尾は明らかに細い」
全国各地の観光地で、ニホンザルやキツネ、あるいは鹿などに興味本位でエサを与える人は少なくない。だが道ばたに、無警戒で動物たちが現れることは、不自然極まりないことなのだ。この他にも、釧路に住むベテランのネイチャーガイドからもこんな話を聞いた。
「この辺りのキタキツネはクルマを恐れなくなった。観光客なら物珍しさからスピードを緩めるが、地元民は緩めたりしない。接触事故で死ぬ個体も増えている」

**** カワイイ
キタキツネを目にした瞬間、ほとんどの人がそう感じるはずだ。クルマに寄ってくれば、なにかをあげたいという気持ちにもなるはず。だが、その行動自体が、野生動物をゆっくりと殺す行為であることを改めて感じてほしい。
細くなってしまった子狐の尻尾の写真を見つめていると、女将さんが地元紙のスクラップを見せてくださった(参照リンク)。旅の思い出にエサを上げる……これが野生動物と自然を殺すことになる。キモに銘じてほしい。


 

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コメント
 
01. 2012年9月01日 10:29:33 : J0thbj034c
先ず、キツネを皆カワイイなんぞおもわないぞマジで(面構えが悪いのが多い)
最近は又キツネが増えてきたが、数年単位でネズミ駆除のため毒餌をまき、それを食して死んだネズミをこれまた食べるキツネが大量に死ぬ…ことの繰り返しなんよ

キツネなんぞより、増えすぎのエゾ鹿が大問題
田畑を荒らすだけではなく、餌に困って樹の皮を食するので木々が枯れ深刻な森林被害になっちょる
ハンターは高齢化で減り続けているし、自衛隊を動員してもエゾ鹿駆除にはなっていない
日本にはジビエ(野生動物肉を食す)の文化があまりないので、地元で懸命にエゾ鹿肉を売らんとするが、解体工程含め販路もまだまだ…
春先のエゾ鹿肉は青臭いのが当たり前田のクラッカーなんだが、これを鹿肉輸出では有名なオールブラックスのニュージーランドのように、餌を乾燥させたもの等にせんといかん
野生の鹿をハンティングした際は、(大きいのは200キロもある)血抜きのため喉を掻っ捌き木に吊るさんといかんのだが、大変な作業だぞ
鹿し、鹿の肉は旨い、鹿タンも激旨


02. 2012年9月01日 20:34:23 : iGxLtcvUr2
そうそう、最近増えて人里に来ては作物を荒らしまくるイノシシなんかも
どんどん捕まえて食べればいいんだよ 豚肉よりよっぽど旨いから
ししナベだけじゃなくソーセージ、生ハムなんかに加工してね、絶対売れるよ

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