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投稿者 暴論有理 日時 2010 年 5 月 07 日 01:03:25: Lhw6YrhSkkinE
 

漢字廃止論者の「かなの会」というのがあるが、日本語の学会と業界では、かなり異端児あつかいされている。

しかし、漢字制限論は日本語関係者にとって無視はされ得ないもので、常用漢字はそれにもとづくものだ。現在、旧字ブームだが、澤と齋など、外国人が簡単に覚えられるものではない。使用者は相手が理解しての文字だという点を十分認識しているかわからないが、外人さんが読むなど想定外なんだろう。

日本語は文法的にはやさしく、仕事で使う会話も外国人にとって、たいしたハードルじゃない。しかし、表記となったら、大抵の日本語が達者な外国人も自信をなくす。もちろん、その表記の問題とは、現在日本人が使用している漢字かな混じり文の漢字の表記とその読みの複雑さのことだ。

日本語学者でも漢字は日本語だというものが多いが、中国人に聞かせたらみな大笑いする。当然だ。しかし、その中国人にしても日本の漢字の読みの複雑さは日本語習得の最大のネックなのだ。
外国人の日本語習得が初級以上に進まない最大の原因はやはり漢字なのだ

小生はまず、日本語使用者全員に単一の表記法を押し付けるという前提自体に反対したい。その前提が無ければ、まず、海外で発行する雑誌等の国際発信のメディア等を中心にして、漢字を使用しない「かな分かち書き」(英語のように単語間にスペースを空ける)を使用すべきだと思う。

もちろん、論文等厳格な言葉の定義が必要だと思うものは従来通り、漢字を使えばいいし、中国人など漢字圏の者達には、従来どおりの漢字かな混じり文を使用するのもかまわないと思う。

かな表記のみでは、同音異語の判別が難しくなることを理由にかな分かち書きに反対する人も多い。しかし、同音異語が大量に生まれたのも明治初期の外国語の和訳において漢字を濫用したためだ。また、英語でも日本語の和語でもPlane(飛行機/かんな)のように複数の意味がある単語は多い。同音異語でも同様に聞く者はそれを前提に文脈から判断し、「交代」と「後退」のように判別している。

会話で混乱を伴う同音異語を作り出した明治の造語家たちも、主に書き言葉としての使用を念頭においていたのだろうが、かな表記のみにした場合、混乱を伴う同音異語は「後退」から「バック」のように漢字熟語と同じ外来語であるカタカナ語に置き換えられていくことが増えるだろう。

以上、漢字制限論について述べたが、漢字なしのかな表記を日本語もどきとみなす者も、いずれ否応無く表記法の多様化による日本語の国際化か、従来の日本語表記を墨守して国際語として地位を失うかの選択を迫られることになるだろう。
 

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