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山を動かせ、福島瑞穂 - 旋風を起こし、党を改造し、みずほ劇場せよ (世に倦む日日)
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投稿者 冬月 日時 2010 年 6 月 02 日 13:47:48: mZRHgAyzZhugs
 

http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-308.html

 今日(5/31)の朝日新聞を読むと、政界面に社民党の政権離脱について記事があり、辻元清美がとんでもない発言をしていた事実が報じられている。全国幹事長会議の前夜(5/29)、ある幹部に電話して、「何で(副大臣を)辞めないといけないのか。福島さんの代わりに誰かを入れればいいだけだ」と語っていた。この情報は、電話を受けた幹部が朝日の記者にリークしたもので、言わずもがな、幹部とは阿部知子のことである。阿部知子は、昨日(5/30)のニュース映像の中でも、連立離脱に対して否定的な見解を示し、福島瑞穂の党運営を批判する態度を隠さなかった。この重大な局面において、幹部でありながら党の結束を乱す攪乱行為を行っている。福島瑞穂は、間髪を置かず阿部知子と辻元清美の2人に離党を迫るべきで、この愚劣な分派工作を見逃さず厳しく処断すべきである。マスコミは、なるべく社民党が割れて混乱しているように書きたいし、福島瑞穂の決断に党内から反発が上がっているように意図的に見せかけようとする。5/28の福島瑞穂の決断と行動を矮小化し、辺野古移設に反対する政論を異端化するためである。それは、マスコミが辺野古移設に賛成の立場で、彼らの目的が、辺野古移設に賛成の世論を醸成するところにあるからである。福島瑞穂を貶めるプロパガンダに躍起なのだ。そのマスコミの意図を知りつつ、阿部知子はマスコミに協力加担して、福島瑞穂の足を引っ張っている。これは許されない反党行為ではないか。  

 提案したい。今回、福島瑞穂は党において断固たる独裁者に変身すべきで、土井たか子の再来を目指し、「山を動かす」英雄になるべきだ。郵政選挙のときの小泉純一郎は独裁者になった。それまでのボトムアップ型の村評定だった自民党の体質を一変し、トップダウン型のリーダーシップに切り換え、自民党を小泉改革党に鋳直す演出で国民の圧倒的支持を得た。その成功事例を忘れるべきではなく、敵であれ、有効な手法は摂取し採用してよいのだ。福島瑞穂は、この機に社民党のイメージ一新を図るべきで、社民党を福島党にチェンジするべきである。あのとき、小泉純一郎は、自民党分裂選挙になった不利な情勢の中で、何と、現職の自民党候補者の選挙区に刺客を送り込むという前代未聞の劇場選挙を敢行した。小選挙区は当選者は1名。当然、自民党票が割れ、漁夫の利で民主党候補が勝つと思われたが、小泉改革党の刺客たちは、現職の自民党候補と新人の民主党候補を圧倒し、各地の選挙区で華々しく勝利した。これは、ある意味で奇跡的な景観である。確かに、マスコミが束(ファッショ)になって風を吹かせたこともあるし、ポピュリズムの政治を媒介する社会構造の問題もある。しかし、それだけ国民大衆は政治に変革を求めているのであり、強いリーダーシップで政治と経済を劇的に変えるマジックを求めていることも事実なのだ。今の政治と政治家に徹底的に不満であり、国民の要求や基準が無視されていると感じている。現在の(民主主義)政治に満足していない。

 国民は、政治の世界に英雄が出現して、胸のすくような活躍をすることを求めている。そのことを、脱構築主義が一般化した社会常識の中では正直に言えず、英雄待望論的な状況と心理について頭と口では否定的な素振りをするけれど、心と腹の中では本当は英雄を渇望しているのである。何となれば、世界の政治学の教科書である古典の中で、ウェーバーはこう言っているではないか。「政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に穴を刳り抜いていく作業である。しかし、これをなし得る人は指導者でなければならない。いや指導者であるだけではなく、英雄でなければならない」(岩波文庫 P.105)。日本の政治の状況は、ウェーバーの教科書の論理がストレートに適用される世界になっている。ウェーバー的な世界になっている。今の日本の政治は、英雄なしに手術も治療も蘇生もないのだ。そのことを、言わば病的症状の発作のように、国民は体で必要とするものを訴えているのである。あのとき、小泉純一郎の戦術が素晴らしかったのは、「郵政民営化に賛成か反対か、国民に問いたいッ」と言って指を突き立てたことだ。あれで勝負が決まった。国民は、自分が政治に参加したいのである。狂おしく、自分を政治に参加させてくれる政治指導者を求めているのである。意見を言え、意思を示せ、支持をくれと、そうエキセントリックに訴える扇動家が欲しいのだ。であれば、福島瑞穂も小泉純一郎の技法に倣って言えばいい。「辺野古移設に賛成か反対か、この選挙で国民に問いたいッ」と。

 具体的に提案したい。参院選で並べる顔は誰がよいか。ロートルやマチュアな者は要らない。社民党プロパーの政治の世界で長く生きすぎ、手垢がつき、古いイメージが固定化した人間は要らない。新しい有能な人材を発掘し抜擢することだ。名前を挙げよう。@全国ユニオン会長の鴨桃代(62)、Aもやい理事長の稲葉剛(41)、B法政大学教授の田中優子(58)、C済生会栗橋病院副院長の本田宏(56)、D日本労働弁護団事務局次長の棗一郎(59)、E牧師で北九州ホームレス支援機構理事長の奥田知志(48)、F女優でモデルでキャスターの川原亜矢子(39)、G早稲田大学教授で憲法学者の水島朝穂(57)。良識の府に送り届けたい逸材は何人もいる。社民党を活性化できる人材はいくらでもいる。探せば無数にいる。今回の選挙で旋風を巻き起こし、福島劇場のフィーバーを創出し、みずほチルドレンの軍団を政界に作れ。そのメイクドラマに挑戦しろ。社民党の再生は人をもってしなければならない。古い人を新しい人で置き換えなくてはいけない。そうしないと、社民党のイメージは古いまま変わらない。もはや重野安正や又市征治は要らないのだ。辻元清美や阿部知子も用済みなのである。新生社民党には必要ない。残るのは福島瑞穂だけでよく、後は新しい有能な人材で取り替えるべきだ。組織は、常に新しく血を入れ替えないと生き延びられない。それは、企業も政党も同じだ。理念は変えてはいけないが、人の顔は変えなくてはいけない。小泉純一郎がやったように、新しい人間にチャレンジさせる場を与えるべきだ。

 昨夜(5/30)のNHKの社民党のニュースで、実に面白い映像があった。全国幹事長会議の会場出口を廊下の階上の角度から撮影したもので、会議が終了して、幹部たちが順番に部屋を出てくる場面が見下ろされていた。真っ先に出てきたのが、照屋寛徳と福島瑞穂だった。数秒置いて、重野安正と又市征治が2人で話しながら出てきた。さらに10秒ほど間があり、最後に辻元清美と阿部知子の2人が仲良く体をくっつけて出てきた。社民党内部の政治構図をくっきり浮かび上がらす映像であり、それを見逃さず撮影したカメラマンもお手柄で、その映像素材をニュースに見事に挿入して放送したスタッフも立派だ。今回の政権離脱の政治での三つの立ち位置を示し、その距離感まで絶妙にあらわしている。映像情報は真実を正直に告白する。なるほどと頷かされたのは、阿部知子と辻元清美の2人は、すでに「民主党左派」の仮想勢力の一部ですらなく、癒着し結託しているのは「民主党右派」であり、つまり前原誠司と平野博文の手駒となり諜報員として動いているという点だった。「民主党右派」の手先なのだ。又市征治と重野安正は、小沢一郎のリモコンで動いている。輿石東とコンタクトをとり、選挙の論理で三党連立を維持すべく、小沢一郎の号令で福島瑞穂に離脱撤回を迫っていたのだ。ところが、阿部知子と辻元清美は、又市征治や重野安正ほどには離脱には抵抗をしていない。離脱した後で福島瑞穂を公然と批判している。これは、要するに、阿部知子らを裏で操っているのが前原誠司で、前原誠司が社民党の離脱に積極的だったからである。

 社民党を連休までに連立政権から追い出しますとルースに約束したのは、チーム鳩山の一員の前原誠司だった。嘗て、辻元清美と言えば護憲派の女闘士で、政治番組の生討論に出ては、ヒステリックに護憲と9条を絶叫していた印象がある。護憲の社民党の看板娘だった。その辻元清美が、右翼の前原誠司の子分になるまで変節と転向を遂げていたとは、あまりの悲惨さに絶句させられる。辻元清美は、何故ここまで墜ちてしまったのだろうと不思議に思う。不思議に思った疑問には回答を与えないと気が済まない。昨夜(5/27)、龍馬伝を見ていたら、龍馬に姉の乙女が5両の金を送ってやっている場面があった。「何か困ったことがあったら、これを使いや」。龍馬の実家は裕福で、貧乏に育っていないのである。心が貧しくない。だから、理想に向かって最後まで身を賭して行くことができた。辻元清美は、よく「リヤカーを母親と引いて」云々の生い立ちの話をしていた。大阪の貧困な家庭で育っている。福島瑞穂は、父親はたしか学校の教師で、宮崎の田舎の中産階級の娘である。田舎のお嬢様。その差が出ている。2人の差がそこで出ている。さらに言えば、福島瑞穂の場合は、弁護士の資格を持っていて、議員を辞めても弁護士で食っていくことができる。辻元清美は、国会議員を辞めたらただの人なのだ。政治家稼業にしがみつかざるを得ない。そして、議員は長くやればやるほど旨味がある。経験が長いほど、カネも地位も手に入る。思想や立場は二の次で、政治家商売を続けることが第一なのだ。社民党など簡単に売り、民主党のために仕えることができる。おそらく、そういうことなのだ。

 辻元清美は、先週の後半、国交省の公務で国際会議出席のため、ドイツへ出張に行っていた。日本時間の5/29だったと思うが、パリの空港から帰国する姿が撮られ、記者の質問を受けていた。福島瑞穂が辺野古移設の政府決定に対して拒否の姿勢を鮮明にし、常任幹事会を開いたのが5/26で、そこから社民党離脱の政局が始まったが、辻元清美が幹事会に顔を出したのは最初の一度だけで、そこから海外出張に出て、週後半の政局の騒動には一切顔を出さなかった。不審に感じたのは私だけだろうか。国際会議の出席など、代理で政務官か審議官に行かせればいい。これほど大事な普天間の大詰めの政局で、辻元清美が海外へ逃亡するのはおかしくないか。本当なら、福島瑞穂の片腕となって傍で支え、県連や組合に電話をかけて離脱を説得していなければならなかったはずだ。海外へ身を隠させたのは、前原誠司の指図だったのだろうか。ただ、見方によっては福島瑞穂の離脱作戦は用意周到で、先週のタイミングを狙っていたフシがある。5/26と6/27の常任幹事会での機関決定の調達も、遅滞なく動いて決断の正統性を確保したし、最初から罷免のゴールに向けて速攻で突っ走った感じがする。ある意味で、先週の動きは阿部知子と辻元清美に対する権力闘争だったと思うが、福島瑞穂はその当初の狙いどおり制したのではないか。もし、あの局面で罷免という結果を作れず、社民党が連立にとどまる形になっていれば、福島瑞穂の政治生命は終わりで、参院選で社民党は壊滅的惨敗を喫していただろう。薄氷の一週間だったわけで、小さな世帯ながら、思惑の交錯と熾烈な駆け引きは常人の想像を絶するものがある。

 阿部知子はそれを狙っていたはずで、党首の責任を問うて福島瑞穂を追い落とすつもりだったはずだ。
 

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