「激増する刃物事件」　日本全国各地で刃物を使用した刺殺死傷事件が多発している。茨城県下妻市では銃の発砲があったが、日本では銃規制が厳しいので銃を使用した事件は少ない。それで刃物を使用した事件が起きやすい。ほとんどは金目的であるが、中には理由や動機が不明のものも多い。刑務所に入るのが目的のケースもある。怨恨関係も多いが、自暴自棄になって、無差別に刃物で刺すケースもある。こういうニュースを知っても、ほとんどの人は、自分とは無関係のどこか別の遠い国の話だと思うだろう。ところが、日常的にどこでも発生するものである。そしてほとんどの人が無防備であり、何の警戒心もないし、対応策もない。そこで、ある程度の予備知識と対策をとるために、訓練をする必要がある。それでも被害は防止できないだろうが、軽減できる可能性はある。刃物は銃と違って、直接的に相手に接近しないと危害を与えられない。それで、長い棒を使用して防止する事ができる。ほうきや、モップや何か長い物を使用して、刃物から身を守らねばならない。椅子などを使用しても効果がある。だが、常にそういうものが近くにあるとは限らない。防弾チョッキも有効だが、刃物による切り付けから身を守るチョッキもある。いずれにしても高価である。タオルとか上着を腕に巻きつけ、それで身を守るという方法もある。とっさの緊急事態のときには、どんな人でも動揺するので、何度も訓練をしておいて、瞬時に対応できるようにするべきだ。たとえ高齢者でも、命が助かる確率は増える。今後は、日本も外国と同レベルの治安状態になるだろう。社会保障制度をきちんとやり、日本国憲法に準じた社会福祉を充実する事が、こういう事件を防止する有効策である。だが、そういうことはしないだろうから、今後も、事件は激増するだろう。 　

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