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「集団自決」記述3社に増/「沖縄戦 本質伝わらず」評価半面「軍省き」指摘(琉球新報)
http://www.asyura2.com/10/warb3/msg/734.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 3 月 31 日 12:08:28: N0qgFY7SzZrIQ
 

(回答先: 訂正:「歴史民族博」→「歴史民俗博」(タイトルのみ) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 3 月 31 日 03:44:30)

 昨日投稿の時点ではこの記事はまだ無かったが。やはり問題と見ているようだ。
「対馬丸」には1ページを割きながら、「集団自決に軍関与」には「教える時間が無い」というのはかなり違和感がある。直接「検定意見は無かった」というが。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここから)

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-160092-storytopic-62.html
「集団自決」教科書検定 「集団自決」記述3社に増 小学校教科書検定
2010年3月31日
 文部科学省は30日、来春から使用する小学校教科書の2009年度検定結果を発表した。6年生が使う社会の教科書で沖縄戦の「集団自決」(強制集団死)に関する記述が現行の東京書籍に加えて新たに日本文教出版、教育出版の2冊で記載され、計3冊となった。学童疎開船「対馬丸」の紹介は1冊から2冊になるなど、今回申請した全4社5冊で沖縄戦に関する記述が何らかの形で増えた。その一方で3冊とも「集団自決」で軍の関与に言及する記述はない。
 04年3月の前検定時に沖縄関連の記述量が減った経緯もあることから、研究者からは「前回より記述が増えたことは評価できるが、不十分な点も残る」などの指摘も挙がった。
 「集団自決」をめぐる記述については、07年3月の高校歴史教科書検定で日本軍の強制があったことを示す記述が削除・修正されたことを受け、検定意見撤回を求める県民大会が開かれた。小学校社会では現行の教科書でも軍の関与には触れていない。
 今回、本文で「集団自決」を盛り込んだ日本文教出版は「追いつめられた住民のなかには、集団自決した人も多数いました」と記述した。東京書籍と教育出版は写真説明で「アメリカ軍の攻撃で追いつめられた住民のなかには、集団で自決するなど、悲惨な事態が生じました」(東京書籍)などと表記した。いずれも検定意見は付かなかったが、軍の関与には言及していない。
 「集団自決」を新たに盛り込んだ編集者は「沖縄戦をきちんと子どもに知らせておくため」と強調。住民が「集団自決」に追い込まれた背景に言及しなかった理由について編集者の1人は「限られた学習時間内で説明するのは無理」と話す。「集団自決」に触れなかった2冊の編集者も「小学校で触れるのは発達の段階にふさわしくない」などとした。
 「対馬丸」を取り上げた2社は、多数の学童が犠牲になったことから「子どもたちが身近に感じることができる」と説明し、うち1冊は那覇市の「対馬丸記念館」などを子どもが訪れる設定で、1ページを割いて紹介した。

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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-160095-storytopic-62.html
「集団自決」教科書検定 「沖縄戦 本質伝わらず」 評価半面「軍省き」指摘
2010年3月31日
 来春から使われる小6の社会科教科書で沖縄戦関連の記述が増えることに、研究者や沖縄戦体験者からは評価の声が上がる一方、「集団自決」をめぐる記述に軍関与が触れられていないことについて「沖縄戦の本質が伝わらない」との指摘が相次いだ。小学生という発達段階を踏まえ、限られた授業時間で沖縄戦の実相を次世代に伝えるには今後も、現場の教員たちの工夫が必要だ。
 高嶋伸欣琉球大学名誉教授は「住民を集団自決に追い込んだ主語として、日本軍の記述がないのが気になるが、取り扱う教科書が増えたことは、軍関与の記述回復を訴えてきた市民運動の成果だ」と強調した。その上で「『住民を追い込んだのは誰か』を全国の教師が教えられるよう、今後も沖縄から繰り返し訴え続ける必要がある」と語った。
 山口剛史同大准教授は、記述が増えたことは評価しながらも「住民が戦闘にどう巻き込まれ、犠牲になっていったかは触れられていない。軍の関与を削除させた文科省の検定意見の枠組みの中での表現にとどまっている」と指摘する。「小学生の発達段階は踏まえないといけないが、住民を守るべきはずの日本軍によって多くの住民が生きる選択肢を奪われたという事実が、最も伝えるべき沖縄戦の教訓だ」と強調した。
 座間味島で「集団自決」を体験した宮城恒彦さん(76)=豊見城市=は記述が増えたことを歓迎しながらも「主語を省いてしまっては沖縄戦の本質は伝わらない。教員は教科書をそのまま教えるのではなく、集団自決の実相を教える努力が必要だ」と求めた。
 対馬丸事件については、東京書籍が「戦争の犠牲になった子どもたち」と題し1ページの特集を組み、光村図書出版は全国の「学童疎開」について扱ったページの一部にコーナーを設けた。対馬丸記念会の高良政勝会長は「自分と同じ世代の何の罪もない子どもたちが国策のもとに疎開させられ犠牲になる戦争の悲惨な実態を、全国の子どもたちに知ってもらうきっかけになった」と評価した。

◆「集団自決」(強制集団死)に関する記述
[現行] 【東京書籍】
  沖縄では、住民の多くが戦争に協力しました。アメリカ軍のこうげきで追いつめられた住民の中には、集団で自決するなど、ひさんな事態が生じました
   ↓   ↓
[新]  【東京書籍】
  住民の多くが戦争に巻き込まれ、アメリカ軍の攻撃で追いつめられた住民のなかには、集団で自決するなど、悲惨な事態が生じました
    【教育出版】
  沖縄では、アメリカ軍の攻撃に追いつめられて、多くの住民が集団で死に追いこまれるできごとが起こりました
    【日本文教出版】
  子どもや女性、高齢者の住民までもが戦争に総動員され、戦闘に巻きこまれました。そのため、追いつめられた住民のなかには、集団自決した人も多数いました
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここまで)

 教えるには教員の努力が必要だ、というが。教科書に無い項目を教える事に、『指導要領に無い』など横槍が入る事は少なくない。

 

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コメント
 
01. 2010年4月01日 14:32:37
靖国原理主義の残光が根強いな。
庶民の苦労を忘れて、戦争を始めはするが、被害には遭わないよう立ち回るだけの資力があり、靖国神社や知覧特攻記念館で「自分達に奉仕する若者の死(及び、奉仕させられる自分達の権力)にうっとりする」特権階級の思考が原因。
腐ってる。

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