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イスラエルはイランのキーとなる核施設にターゲットを絞るだろう (ROCKWAY EXPRESS )
http://www.asyura2.com/10/warb3/msg/753.html
投稿者 新世紀人 日時 2010 年 4 月 01 日 19:25:50: uj2zhYZWUUp16
 

http://rockway.blog.shinobi.jp/

イスラエルはイランのキーとなる核施設にターゲットを絞るだろう

イランのナタンツの核施設


◆3月31日(水)

 イランの核施設に対するイスラエルの攻撃が取りざたされてからもう何年にもなるが、今年はその限界の年かもしれない、という見方をこのブログでもしている。
 それは、これから2010年半ばを過ぎていくと世界経済、とりわけアメリカ経済の崩壊がその足音を早めると思われるからだ。そうするとアメリカがイスラエルに今まで行ってきた援助などは早晩できなくなる。アメリカ自体が火の車になるのだから、いくら何でもイスラエルといえども外国である以上、今までのような調子で軍事援助をすることはできなくなるだろう。

 それをイスラエルも見越しているのではないだろうか。そうすると今年がその限界の年とならざるを得ない。
 しかし、たとえイスラエルがイラン攻撃をするとしても、現実的には非常に選択肢が限られている。長期戦は無理だ。
 戦争が長引けば、周辺のアラブ諸国の動きが反イスラエルで固まってくるだろうし、友好国であったとしても、民衆の反感から、その国自体が不安定となり、イスラエルには不利となる。

 結局、お得意の奇襲攻撃で、さっさと懸念の核施設を破壊して休戦に持ち込まねば、悪くすると、ハルマゲドンという中東発第3次世界大戦に発展しかねない。イスラエルはますます追い詰められている。


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●イスラエルはイランのキーとなる核施設にターゲットを絞るだろう
http://www.thetruthseeker.co.uk/article.asp?ID=12422
【3月31日 Dan Williams】

 イスラエルがイラン攻撃をするとすれば、できるだけ石油関連施設あるいは民間施設への攻撃を避けて、核施設への精密な攻撃に集中するだろう。

 過去のイスラエルの作戦は、1981年のイラクのオシラク原子炉攻撃や2007年のシリアの似たような施設への攻撃に見られるように、ピンポイント攻撃の作戦となりそうだ。これは軍事的な力量に制限があることと戦争が拡大することを恐れるためだ。 
 昨年12月のワシントンのブルッキング研究所でのシミュレーションでは、欧米が考えているイランの核兵器獲得を目指す動きを阻止するために、イスラエルは6ヶ所ほどのイランの核施設に対する攻撃を考えているとしている。
 ブルッキング研究所の専門家のケニース・ポラック氏は、図上演習の概説で、イスラエルはこの作戦は、「欧米諸国がイランに対する圧力をかけ、弱体化させ、可能ならば政権の転覆を図る好都合な機会を作り出すかもしれない」と考える可能性があるだろうと書いた。しかし彼はオバマ政権がこのやり方について好意的ではないだろうと見ている。
 イスラエルの高性能戦闘機のF-15とF-16はイラン西部を爆撃できるし、空中給油とステルス技術でもって中間にある敵対的なアラブ国家の領空を通過し更にイラン内部へも攻撃をすることが可能だ。
 2009年のワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)リポートによれば、イスラエルはジェリコ・弾道ミサイルに従来型の弾頭を装着して使用することもできる、と書いている。

 イスラエルの3隻のドイツ製のドルフィン型潜水艦は旧来型の弾頭と同時に核弾頭を装着した巡航ミサイルを運搬できると考えられている。これら潜水艦は昨年行ったように、ペルシャ湾に到達するためには、エジプトのスエズ運河を通過しなければならないだろう。

 標的を捕捉し攻撃を可能にするためには特殊部隊の展開がなされることになろう。イスラエルはまたサイバー戦争を行うことのできる能力を開発している。そしてこういった能力をモサドの秘密工作員の地上での活動と一体化させて活用することになろう、と報告している。
 
 イスラエルはヒズボラ、ハマス、シリアなどイランの同盟者を戦闘に巻き込みたがらないであろう。イスラエルはまた中立的なアラブ諸国やアメリカとの関係を悪化させたがらないはずだ。短期の奇襲攻撃が好ましいということを言えば、彼らの通常戦力は短い国境紛争用にデザインされているもので、長期の行動には向かない。

◆戦略的な焦点

 「もし、イスラエルの攻撃がなされる場合にイスラエルが考慮することは、核施設だけに対する精密攻撃であろう」と、テルアビブ大学国家安全保障研究所の上級研究アソシエイツであるエミリー・ランダウ氏は語った。「イスラエルはイランとの間には軍事的核能力を高めているということと激しい論戦以外の問題は抱えてはいない」と彼女は語った。

 イスラエルは、イランのエネルギー施設、たとえば石油生産と積み出し施設などを攻撃することは避けようとするだろう。もしこれをすると、石油価格の高騰は避けがたいことになる、そして国際的な論調が反イスラエルになり、同時に反対派のイラン人の動きも離れてしまうだろう。

 それでもイスラエルはその攻撃の標的を拡大せざるをえなくなるかもしれない。イスラエルの攻撃に対して、イランがシェハブ・ミサイルでテルアビブを攻撃すれば、ネタニヤフ政府は戦闘をエスカレートさせないわけには行かないだろう。イランがシェハブ・サルボによる攻撃を停止するには、アメリカ軍のイランに敵対するリストを通して、あるいは休戦など、何らかの外部からの保証が必要になるだろう。

 「イランとの紛争の拡大化はイスラエルにとって明らかに何のメリットもない。それは更に戦争が拡大していく危険性があるためだ。紛争が紛糾すれば、いつ終わらせることが出来るのかという問題が出てくる」とランダウ氏は語った。

 最初の奇襲による技術的な優位性を失った後は、イスラエル軍は精密攻撃をするのが困難になることだろう。
 イランは敵対的航空機、潜水艦それに特殊部隊に対する警戒を強めることだろう。2006年のマサチューセッツ工科大学の研究では、イラク、トルコ、あるいはサウジアラビアは、イスラエルの軍用機がイランに向かっている場合には撃墜すると見ている。

 イスラエルの一般大衆は、シェルターでの生活と軍の喪失に直面し、いらだつことになるだろう。
 そんな状況では、イスラエルはジェーン・ミサイル専門家が1000ヤードほどの正確さしかない、と考えているジェリコなどの兵器にますます頼ることになりそうだ。これはライフラインを含むイランの民間施設へのダメージが更に拡大することを意味する。

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2010/03/31 (Wed) 国際政治

(新世紀人コメント)

米国オバマ政権はイスラエルのイラン核施設への攻撃を望んではいないのか、又は、望んでいるのかについて簡単に推測してはいけないと考える。
米国の経済危機が深まる事により軍事的経済的援助が難しくなる事が攻撃をストップさせる理由にはならないかもしれない。
米国の経済危機の深化にとっては、むしろ戦争の生起はのぞましいのだ。
戦争の起こる場所についてはアジア地域は望ましくない。
なぜなら、この経済発展の著しい地域には連携・寄生によって米国経済への利益供与が期待できるからそれを破壊する戦争は望ましくない。
しかし、今まで戦争を起こしてきたアフガニスタンやイラクといった地域は大規模な経済発展が起こっていない地域なのだ。
イスラエルと近隣地域も今のところは大規模な経済発展が起こるところではない。
イランも単独だけでは大規模経済発展は出来ない。
米国とイスラエルの宗教思想上の近似から考えるのではなく、
地域経済と米国経済の危機状況から考えてみると、
客観的には、イスラエルとイランを含む地域での戦争の発生と拡大は経済危機の先送りにとっては有効に作用すると考えられるのだ。
問題は、イスラエル国民がどのように考えるかであるのだが。
イスラエルとイランの戦争は両国民にとって不幸でしかない。


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コメント
 
01. 2010年4月02日 15:03:42: qPQWI
今度ばかりは、モサドが何を画策しようと「イスラエル好みの短期決戦」では済まない。
ジリ貧だろうが、戦争をしない道の模索こそが未だしも最上。
とは言え、負けが込むほど周りが見えなくなり、その場凌ぎの愚作連発に陥る。
イランかシリアと開戦した時がイスラエル滅亡への鳥羽口。

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