http://japanese.ruvr.ru/main.php?lng=jap&q=3508&cid=111&p=01.04.2010

露外務省、日本の領土解決方針に遺憾声明

　ロシア外務省は１日、日本政府による南クリル諸島（北方領土）の領土問題解決に向けた方針の改定承認を受けて公式声明を出し、「対話を促すものではない」と遺憾の意を伝えた。
　日本政府は昨年７月の北方領土問題特別措置法改正を踏まえ、ビザなし交流事業などを明記した新たな解決方針の作成を進めていた（領土問題：日本政府、解決方針見直しへ　交流事業を明記）。

　外務省は声明で、四島のロシア帰属という立場を明確にした上で、交流事業の促進などプロパガンダの活発化が新方針の主な特徴であるとの認識を示し、「今回の措置は、ロシアと係争中の非常に微妙な問題を前面に押し出そうという日本側の意思を証明するもの」として遺憾の意を表明した。また、ロシアに対する「根拠のない領土要求」が繰り返されることは、平和条約締結に向けた対話だけでなく、南クリル住民と日本との交流維持につながるものではないと続けた。

　その上で外務省は、日本政府のアプローチを「両国のパートナー関係発展ならびに領土問題の解決を促すことのないもの」とし、立場を見直すことに期待を表した。
　

コメント
01. 2010年4月03日 18:46:01: qPQWI まあ、それはそれで性急だ。 幾らロシアがプーチン大統領の首相就任という実に特異な「権力委譲」を選択したからって、只管火病る旧万年政権党を宥め賺しつつ方向転換する、現在の日本の苦労を全く無視していい理由にはならない。 事に、日ロ間の懸案に関しては。

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