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かわら版
2010年3月31日 No.43
―東地中海地域ニュース―
イスラエル:米国の新和平プロセス計画 (3月26日付イェディオット・アハロノット紙)

3 月 26 日付イェディオット・アハロノット紙によると、パレスチナとの交渉開始の基礎と なるイスラエル政府からの回答が十分でない場合、オバマ米大統領は、米国の考える同和平 プロセス下の達成項目を当事者の合意がなくても発表するとしている(以下概要)。

1. ネタニヤフ政権が、パレスチナとの交渉開始の基礎となる満足のいく回答をオバマ米 大統領に対して示さない場合、オバマ大統領は、米国が和平プロセス下で達成しようとし ている点を詳述した米国の和平提案を当事者の合意がなくても公表する予定である。
なお、オバマ大統領は、既に同和平提案を纏め上げており、米国政府は、ペサハ休暇明 け(4 月 6 日)まで、ネタニヤフ首相の回答を待つ意向である。イスラエル側の回答は、 ミッチェル米国中東和平担当特使を派遣し聴取することとなる。

2. 米国の和平提案の主要な点は次の通り。

(1) イスラエル側に大規模入植ブロックを併合した形で修正を施した67年ラインを基に、
パレスチナ国家を樹立する。但し、イスラエル側に併合した土地の代替地をパレスチナ側
に提供する。

(2) 米国政府は、カルテットと共同してハマスに対して、カルテット3条件を満たすよう
圧力をかける。

(3) エルサレムは二国家の首都とし、同市の聖域は合意により国際管理とする。

(4) パレスチナ国家は、オバマ大統領の任期終了までに設立される。同国家樹立が宣言さ
れた後、米国政府は、全アラブ諸国に対してイスラエルを承認し、イスラエルとの外交関 係を開始するよう協議を開始する。

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コメント
01. 2010年4月04日 22:23:49: lq.L0 無理だ・・・ イスラエルがこのような要求を呑むわけがない それどころか、逆にアメリカがヤバイんじゃないのか？
02. 2010年4月05日 15:22:25: qPQWI イスラエルへの梯子外しが着々と進む。 この後、イスラエルが「無法者」らしく一寸した駄々を捏ねるとか「＞０１」さんの言うオバマ暗殺を計画するとかしたら、しめたもの！ 一気に経済制裁の口実が出来ますね！ 次の大虐殺も近付く訳だけれども。

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