東方問題の専門家ルジャニン氏：（北朝鮮問題）中国の政治・行政・心理的なリソースはまだ尽きていない【ロシアの声】 hou

北朝鮮、「衛星」打ち上げから１年　一刻も早い協議再開を

　朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）が国営メディアを通じ「人工衛星」の打ち上げに成功したと発表して、５日で丸一年を迎えた。現在の情勢について、専門家に話を訊いた。
　北朝鮮は昨年４月５日、衛星打ち上げロケット「銀河２号」によって通信衛星「光明星２号」を打ち上げたと発表した。衛星は見事軌道上に達し、金日成・正日父子を称えるメロディーを発信したとのことだ。もっとも露米韓の軍事筋はいずれも実験が失敗に終わり、ロケット（あるいはミサイル）が海に落下したとみている。
　これに対し米国などは打ち上げが弾道ミサイルの発射実験であるとし、国際社会として安保理も非難談話を発表した。反発した北は６カ国協議からの脱退と核計画の再開を表明。さらに２度目となる核実験を実施し、安保理も制裁決議で応じている。かくして朝鮮半島の非核化プロセスは停止した。その後、米国や国連の代表による訪朝などを受け、事態は若干ではあるものの動き始めている。
　北朝鮮の核問題をめぐる現状と状況正常化の展望について、東方問題の専門家セルゲイ・ルジャニン氏の意見はこうだ。
「残念ながら現在までに状況は改善していない。そればかりか、北朝鮮側は韓国や米国に向けて強硬かつ過激な声明を繰り返し発表している。
　この問題におけるロシアの立場は従来どおり、政治的解決以外ないというものだ。解決の本道は６カ国協議を再生あるいは再開させる事である。北朝鮮の国家体制については気に入っている国もそうでない国もあるが、半島が不安定化し、ましてそれが武力・紛争的な性格を持つものだった場合、一番に打撃を受けるのは国境を接した中国、韓国そしてロシアだ。それゆえ現状で危機を取り除くには、平和的・政治的手段だけが有効だし適用可能だ。
　また北朝鮮を巡る問題には、もうひとつ別の側面がある。それは、あの国の深刻な社会経済状況だ。我々は、状況が深刻である事を知っている。ただ、具体的にどれほど深刻か、北にどれほどの資源・備蓄があるのかは予想するしかない（少ないだろうとは思うが）。この点が状況を先鋭化している。社会経済問題がこの国の発展のための只でさえ思わしくない政治的背景をさらに損ねている。
　同問題では北朝鮮の事実上の同盟国である中国の役割が大きい。（問題解決に向けた）中国の政治・行政・心理的なリソースはまだ尽きていないと思う。６カ国協議の再生・深化における最後の言葉はまだ出ていない。」
　ロシアは先日、昨年の安保理決議が定めた制裁に加わったものの、未来永劫まで適用し続ける意図はない。朝鮮半島の非核化で実質的な進展がみられれば解除する可能性もある。そしてその進展とは、６カ国協議の枠内でのみ達成できることなのだ。一刻も早い再開が望まれる。
ヴャチェスラフ・ソロヴィヨフ
　

01. hou 2010年4月07日 00:25:00: HWYlsG4gs5FRk: P3yd7
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=127914&servcode=A00

「（北朝鮮が）また食糧と武器を（中国に）物乞いしようというのか」

「（中国と北朝鮮は）唇亡歯寒（お互い助け合う）関係だ」

「（両国は）永遠の兄弟だ」

北朝鮮の金正日（キム・ジョンイル）国防委員長の訪中説が中国に広がり、中国のネットユーザーが論争を繰り広げている。昨年、世界最大規模の４億人に達した中国ネットユーザーは、金委員長の訪中に賛否意見を出している。騰訊網と網易網をはじめとする中国の代表的インターネットポータルサイトで、ネットユーザーの甲論乙駁が続いている。国際ニュースを主に扱う環球網にも少なくないコメントが書き込まれている。

◇批判論が優勢＝訪中説報道に接した中国ネットユーザーは、予想以上に北朝鮮と金委員長に否定的な反応を見せた。金委員長の訪中目的について「食糧とお金を乞う考えだ」と断定した。「北朝鮮のような国が隣国とは恥ずかしい」「（３代）世襲するな」というコメントもあった。

露骨な表現を動員した人身攻撃性の書き込みもあった。あるネットユーザーは金委員長を「（中国）政府の友人か知らないが（北朝鮮）人民の敵」と規定した。また別のネットユーザーは「（中国）地方政権の親分（土皇帝）」と表現し、「いっそのこと中国の一つ省になれ」と歴史問題に触れたりもした。

中国の国家利益を強調しながら論理的に分析しようというネットユーザーも少なくなかった。「（中国は）米国を防ぐために（北朝鮮を）盾としなければならない」「（北朝鮮が）米国と韓国をたたきさえすれば食糧も武器もあげよう」と主張した。

これとは違い北朝鮮に同情したり擁護したりする意見は相対的に少なかった。韓国戦争（１９５０－５３年）を念頭に置いたように「抗米援朝戦争を忘れたか」と訴えたり「（貧しくて問題はあっても）友人は友人」とかばうネットユーザーがこうした部類だ。あるネットユーザーは「米国に立ち向かうすごい国」と北朝鮮を称え、別の人は「貧しくても北朝鮮には強い意志がある」と評価した。

◇同情論から批判へ＝０６年１月の金委員長の４度目の訪中までは、中国の全般的な世論は北朝鮮をかばおうとする同情論が優勢だった。しかし今回は北朝鮮政権を批判する発言がはっきりと増えている。北朝鮮が中国式改革・開放を拒否し、中国指導者の反対にもかかわらず０６年１０月と０９年５月に二度の核実験を強行したことによる拒否感がそれだけ強まったためと分析される。

02. 2010年4月07日 15:50:47: qPQWI
中国は、米国のＣＩＡが行うと同様の事を、第十三局にさせたりしないよ。
つまり、独立国の政策を、自国の衛星国と見て、脅迫により左右する行為だ。
普天間の一件も主に日本国内のゼネコン利権～海砂だけで２兆円規模～出はあるが、しかし国民から広く米国の意向が働いていると信じられている。
米国は南米ではもっと露骨な態度を取る。
それをやれって話だろ？
中国はそんな下手は打たないだろう。
アフリカで被りつつある『中国の支援も他の国と変わらない』評判とはまた次元の違う話だ。

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