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(回答先: 【「汚い爆弾ダーティーボム」が本当に危険性が高いのか大いに疑問ｗ】被害はガンの発生率をわずかに高める程度に過ぎない？ 投稿者 官からアメリカ人へ 日時 2010 年 5 月 02 日 09:52:57)
核テロ：汚い爆弾「ダーティー・ボム」、脅威増す Ｗ杯でも警戒
【ワシントン草野和彦】「核テロ」の脅威の中で、「ダーティー・ボム」対策の緊急度が増している。病院などで入手可能な放射性物質を通常の爆弾に仕込み、拡散させる安易なテロ攻撃として警戒されており、米国では既に官民一体の対策を展開している。６月にサッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）が開幕する南アフリカでは、国際原子力機関（ＩＡＥＡ）が同国警備担当者の訓練に乗り出した。
米国の官民協力の先駆けの舞台は、東部フィラデルフィア市のペンシルベニア大。核・放射性物質の脅威削減を進める米国家核安全保障局（ＮＮＳＡ）の計画に基づき昨年３月、米連邦捜査局（ＦＢＩ）ら計約４０人が同大に集結し、ダーティー・ボムが破裂したとの想定で、対応策を議論した。全米初の官民合同訓練だった。
同大の病院には日本同様、ガンマナイフなど治療用の放射線照射装置がある。ＩＡＥＡは、これらの放射線源を「遮へいなく近づけば数分から１時間で死に至る」として最高の危険度に分類し、厳重な安全管理を要請している。
同大の放射線安全管理責任者、ロバート・フォレストさん（４３）は、ＮＮＳＡの計画に参加した理由を「専門家に我々の警備態勢をチェックしてほしかった」と語る。
盗難防止策についてフォレストさんは、警備上の理由で「最新技術を用いた重層的な警戒システム」とだけ明かす。最も防止が困難なのは内部の人間の犯行で、放射線源にアクセスできる人物の素性調査は何回も更新しているという。
核兵器より破壊力で劣るダーティー・ボムは、社会を大混乱に陥れるのが目的だ。格好の標的がスポーツなどの国際イベント。ＩＡＥＡの担当者はＡＦＰ通信に「こうしたイベントの警備は十分に考慮されているが、『核』への備えには関心が払われてこなかった」と指摘している。
南アのＷ杯には日本を含む３２カ国が参加し、各会場では大観衆が予想される。ＩＡＥＡは会場で放射線を検知する技術的なサポートをしているという。
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■ことば
◇ダーティー・ボム
放射性物質を詰めた爆弾。核反応ではなく、爆発によって放射性物質を周辺一帯にばらまき、汚染する。日本では「汚い爆弾」とも呼ばれる。技術力が低くても製造可能なため、米政府は国際テロ組織「アルカイダ」などによる使用を懸念してきた。オバマ大統領が今月、ワシントンで主宰した「核安全保障サミット」は、テロリストから核を防護し、こうした爆弾の製造・使用を防ぐ狙いがあった。
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毎日新聞 2010年4月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20100430ddm007030042000c.html
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