★阿修羅♪ > 戦争b7 > 342.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
リビア:治安部隊が西部都市でデモ隊に発砲(ヒューマン・ライツ・ウォッチ)
http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/342.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 2 月 28 日 09:14:27: KbIx4LOvH6Ccw
 

以下は http://www.hrw.org/en/news/2011/02/26-1 から転載。

リビア:治安部隊が西部都市でデモ隊に発砲
エジプト人出稼ぎ労働者が、カダフィ派暴徒の脅迫・暴力でチュニジアへ脱出
February 26, 2011

More Coverage:
Live Updates from the Middle East(http://www.hrw.org/live-updates
More Human Rights Watch reporting on Libya(http://www.hrw.org/en/middle-eastn-africa/libya
トリポリの西のザウィア市で、政府治安部隊がデモ隊に発砲。流血の惨事と大混乱を引き起こしている。親カダフィ派暴徒はエジプト人出稼ぎ労働者を襲撃。数百名がチュニジアに脱出せざるを得ない状況に追い込んだ。
サラ・リー・ウィットソン、ヒューマン・ライツ・ウォッチの中東・北アフリカ局長

(ラス・イジュディル)− リビア治安部隊と親政府派集団が西部の都市ザウィア(Zawiyah)で、抗議デモ隊とエジプト人出稼ぎ労働者に激しい攻撃を加えている、とヒューマン・ライツ・ウォッチは本日述べた。

2011年2月25日、エジプト人移民数百名がチュニジアとの国境を越え、この3日間チュニジアで足止めされている移民数千名に合流した、とヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。

ヒューマン・ライツ・ウォッチの中東・北アフリカ局長サラ・リー・ウィットソンは「トリポリの西のザウィア市で、政府治安部隊がデモ隊に発砲。流血の惨事と大混乱を引き起こしている」と指摘。「親カダフィ派暴徒はエジプト人出稼ぎ労働者を襲撃。数百名がチュニジアに脱出せざるを得ない状況に追い込んだ。」

トリポリから西に40kmのところにあるザウィア市からチュニジアに脱出したエジプト人出稼ぎ労働者たちがヒューマン・ライツ・ウォッチに伝えたところによると、「自宅に居るようにという政府命令を無視し、金曜礼拝の後にデモを行おうとしたデモ参加者に、リビア治安部隊が発砲した」とのこと。ある出稼ぎ労働者は、「中央広場におよそ3,000人のデモ参加者がいて、そのうちの一部は銃を持っていた」のを見たと話していた。その労働者は、その後、男たちが複数の遺体を墓地らしき方向に運んでいるのを見たとも話した。

「反カダフィ派はザウィア市の大部分を支配下に置いたものの、政府治安部隊は周辺地域をまだ支配していて、郊外に複数の検問所を設置していた」と幾人かの出稼ぎ労働者が報告。しかし、武装親政府集団と治安部隊は市内にも残っていて、自宅の外に出るデモ参加者や住民に発砲していた、とも彼らは話していた。ある目撃者は市内で戦車を見たと報告した。

あるエジプト人出稼ぎ労働者は、治安部隊が家の中にいる住民を怖がらせるために、家のドアに銃撃を加えていたと説明。「やつらはうちの戸を撃ったんだ。何が起きたのか?なんで撃ってるのか?分からなかったよ。一軒一軒撃って歩いているらしく、夜じゅう銃声が聞こえた」と彼は話した。

ザウィア市やその周辺の町から脱出したエジプト人出稼ぎ労働者たちは、撃たれるのが怖くて脱出できず、何日間も自宅に閉じ込められていた、と詳しく話してくれた。ミダン・シュハダツ(Midan Shuhadat)に住んでいたモハマド・リファイ(Mohamad Rifa'ii)は、「4日たったら食料が尽きてしまった。最後、とにかく運にまかせて脱出するしかなくなった。リビア人たちが逃げ出すのを助けてくれました。逃げる途中、通りに戦車がいたのを見ました」と話した。

複数のエジプト人出稼ぎ労働者たちは、カダフィ氏の次男のセイフルイスラム氏(Seif al-Islam al-Gaddafi)の演説の後、ナイフと棍棒で武装した親政府集団から脅迫や襲撃を受け続けた、と語った。セイフルイスラム氏は演説でリビアでの蜂起を外国人のせいにしていた。

アジャイラツ(Ajailat)から逃げ出したあるエジプト人労働者は、演説の後、武装した男たちが、他の労働者たちと同居していた自宅に押し入って来た時の様子を話した。「やつらが入ってきて、木曜日までに出国しなかったら殺すって言った。それで、俺達は自分たちのものをパッキングし始めた。」

もう1人のエジプト人労働者はヒューマン・ライツ・ウォッチに、親政府武装集団の襲撃で受けたという顔の擦り傷を見せて、「カダフィ氏の演説の後、午前2時頃、10人位のリビア人の暴漢たちが俺達の家に押し入ってきて、乱暴を始めた。反乱の原因は俺達だって言うんだ。リビア人の大家さんなどが来て乱暴を止めて出て行くように言ってくれるまで、俺と友だちの3人はヤツラに殴られてた」と話してくれた。

過去数日の間で、出稼ぎ労働者数千人が国境を越えてリビアからチュニジアに流出。複数のエジプト人出稼ぎ労働者がヒューマン・ライツ・ウォッチに対し、リビアから出国する際の検問所で、リビア治安部隊が携帯電話の電池・SIMカード・メモリーカードを抜き取ったと話した。内2名はヒューマン・ライツ・ウォッチに、治安部隊が自分たちの携帯電話についているカメラも破壊したと言い、「ヤツラは俺達がカメラで何の写真も撮れないようにしたかったんだ」と話していた。

チュニジア軍が国境に設立したテントの中に、数千名のエジプト人がエジプト政府の救出を待ちながら閉じ込められていた。数日間閉じ込められている人びとは、エジプト政府が救出を速やかに行わない事に、怒りと不平を露わにしていた。

あるエジプト人出稼ぎ労働者は「俺たちは、持ち物も仕事も放り出さざるをえなかった。鉄砲と弾から逃げるためにただ逃げて来た。ところがその結果ここのテントで凍えている。他の国の政府が自分たちの国民を船や飛行機で救出しているのに、どうして国境を越えたここに誰も待っていてくれないんだ?俺達が大丈夫だってことを家族に電話する携帯さえもないのに」と話した。

前出のウィットソンは、「国境の内側にいる外国人の安全に対する責任を負うのはリビア政府である。しかし、国際社会は、恐怖から逃れてきた人びとの支援に向けてもっと努力する必要がある」と指摘した。

Also available in:English(http://www.hrw.org/en/news/2011/02/26/libya-security-forces-fire-protesters-western-city

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年2月28日 13:24:32: BKHVFBLOuY
中東ネット革命は「アラン・グロススパイ事件」を大掛かりにバージョンアップしたものだった。

イラクに次いでベンガジの大油田も欧米の手に落ちる。

http://esashib.web.infoseek.co.jp/tyuto01.htm

「キューバに内乱を発生させるために送り込まれたアメリカ人スパイ=アラン・グロス61歳」
観光を装って潜入、
小型の衛星通信機器を使った無制限のネット環境をキューバ国内に密かに構築することを画策して逮捕された!

「米国は、キューバ政府の目の届かないネットワークを秘密裏に構築し、内乱を発生させようとしていた」

次は中国だ。


02. 2011年3月01日 05:35:47: Nx7Mjmb6Qg
>>01

 もし今のアメリカに、そんなに世界を思いのままに動かす力が仮にあるなら、安保反対など言う必要もないはずだが。

 自分の世界観に合わない事態が起きると、何でも「CIAの陰謀だ」と言い、自分にとってちょっとでも都合のいい事態が起きると、「アメリカが凋落し始める前兆だ」と決まり切った観察をするのは阿修羅左翼の常套議論。しかし今回の中東騒乱で、阿修羅左翼も断末魔の様相を呈しているようですね。多摩散人。


03. 2011年3月04日 15:02:11: DB9uX1Af3A
Human Rights Watch の活動は本当に世界の人権問題追求に公平な立場から活動しているのでしょうか。
http://www.hrw.org/en/reports/2011/02/02/crossroads
Human Rights in Iraq Eight Years after the US-Led Invasion

最大の問題はイラクに大量破壊兵器が隠されている、サリン等の化学兵器が隠されている、イラクに自由をもたらすためとの口実で侵入し多数のイラク人民等を殺害し、劣化ウラン弾を使用し白血病、癌、奇形児などで今後長い年月に渉って人々を苦しめ死に追いやる事などの筈ですが、それらについては全く触れていません。

アメリカ政府にとって不都合な事には頬かむりで、その勢力拡大に効果的な問題は大きく取り上げているようですね。
"depleted uranium" About 775,000 results
"depleted uranium site:hrw.org" did not match any documents.
"libya site:hrw.org" About 6,980 results

また次の議論を参照下さい。
http://nakano-kenji.blogspot.com/
「人道主義+介入主義=人道的帝国主義」---なぜ、この足し算が難しいのか
http://nakano-kenji.blogspot.com/2011/02/blog-post_24.html
ヒューマンライツ・ウォッチ(HRW)とオクスファム(Oxfam)が理解できていないこと

このまま行けば再びイラク、アフガン侵略と同様な事件が起され、反ってリビア人民が酷い状態に陥ってしまいそうです。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 戦争b7掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 戦争b7掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧