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副島隆彦重掲より 福島本部活動日誌です+バスビー博士講演会一部抜粋
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/421.html
投稿者 kanegon 日時 2011 年 7 月 27 日 19:38:36: xVuuIAvxG7FMM
 

投稿者 kanegon 日時 2011 年 7 月 25 日 22:23:45: xVuuIAvxG7FMM
出典
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/
表題の訂正だけでなく、行間など空けられなかったところも多少訂正しました。(投稿者)
福島活動日誌転載開始
[633]福島本部活動日誌です10 投稿者:吉見おさむ 投稿日:2011-07-15 22:26:49

 転載する前に、これから福島復興活動本部にお越しになられるかもしれない会員の方にお願いします。

お越しの際は、どうか、事前にleeyoshimi1@gmail.comまでメールをお願いいたします。
以下に、MLに投稿した内容を転載します。

(転載始め)2011年7月11日の日誌です。燃えるごみを捨てに行きました。
ゴミ捨て場前の民家、つまり検問所のすぐ近くの民家には、老人が避難せずに残っています。

朝食は4日前に炒めたピーマン、たまねぎ、細切れの肉に中濃ソースをかけて、それに5日前のご飯をのせて頂きました。下味も何もなくても、食べられるようにしてくれる中濃ソースは偉大です。

PCが再び無線LANに繋がりました。理由はわかりません。
机の上が片付きません。Nさんが7月9日にとても手早く机の上を片付けて、大変あり難かったのですが、どうにも私は散らかしてしまいます。
実験的に水浴びを3回しました。午前11時半に一回目を、午後2時半に二回目を、午後4時に三回目を浴びました。一回目で体を洗えました。ただ、髭剃りはできませんでした。二回目と三回目は、体を冷やす目的で行いました。直射日光のある所で浴びなければならないので、女の人には厳しいかと思います。
いずれも畑に水をまくシャワーで浴びたのですが、「広拡散」という水圧の弱いものにしたら快適でした。前回体が冷え切ったのは、ホースから直接高い水圧の水を浴びていたからかもしれません。この農業用の水撒きシャワーは、ホテルや家庭にあってもいいと思います。後日に朝や夜に浴びれるか試してみます。

午後2時にNRさんから電話がきました。7月23日か24日に来ることになりました。足りないものを用意していく、と言って頂き、大変感激しました。

午後5時に古道体育館と検問所を回ってみたのですが、今日は一時帰宅が行われていなかったこともあり、変化はありませんでした。]

夕食は、インスタントラーメンに朝食の残りを入れて食べました。夕食後に悪くなりかけの食材を調理し、明日の朝食に備えていました。
ですが、ストレス解消のためにどうしてもそれらを食べたくなり、5分の1ほど食べてしまいました。・・・大反省です。

余震が2回くらいは今でもあります。(転載終わり)

(転載始め)2011年7月12日の日誌です。
昨夜も288号線を赤いランプをつけたパトカーが走っていました。本音を言えば、赤いランプをつけていてもいいです。ですが、スピードは落として走行して欲しいです。
夜なので、走行時の騒音が結構響くのです。夜眠れなくて生活リズムがおかしくなりそうです。折り合いがつかなければ、検問所のところに行って文句を言ってしまいそうです。
「30キロ圏内は本当は避難して欲しいんです。そういう状態にある地域なんです」と言われてしまうでしょうか。

 明日お客様がいらっしゃるので、今日はバスで船引に買出しに行きました。バス停に行く途中に、「まどか荘」と「日本財団」と表示されたワゴン車とすれ違いました。その後ろには「まどか荘」とだけ書かれたワゴン車がありました。
 バスに乗る時に、運転手から「あそこでなにやってるんですか?まさか放射線の量を調べてるんですか?」と訊かれました。「ガイガーカウンターで調べてるんですけど、全然大丈夫ですよ。」と答えました。
 ただ、医療用に使う放射線の量を併せて説明したかったのですが、自分自身の中で上手く覚えられていなかったので、兎に角大丈夫です、と言うに留まりました。

 午前8時50分「古道車庫」発のバスで、「中の内」というバス停に行きました。
ケーズデンキの側です。1040円かかりました。そこから400メートル歩いて、ダイユーエイトというホームセンター兼スーパーに行きました。ホームセンター側で日用品を、スーパー側で食品類を大量購入しました。野菜の価格は、古道の個人商店である石井魚店より高いものが多かったです。但し、石井魚店にはネギなどが無いので、それらを購入しました。また、大体のものは大体石井魚店の方が高いです。

 実は東京は、家賃を除けば、業務用スーパーやOKストアなどの安いお店で生活必需品を揃えられるのだと気付きました。田舎の方が物価が安いとも限りません。ただ、東京であれ福島であれ私は、スーパーの半額シールが貼ってある値引き品を購入しており、今回もそうしました。

 1ヶ月期限切れの焼ソバをずっと食べ続けたのですから、これ位は、大丈夫です、問題ありません。午後1時53分のバスまで2時間弱時間が余ってしまい、重ねて、生鮮食品が一杯で途方にくれていると、店員さんに声を掛けられました。レジで、発泡スチロールに氷を詰めて蓋をしてもらった方がいいと言われ、それに従いました。

こっちに来たばかり、というと、「仮設の人ですか?」と尋ねられました。「いえ、逆方向で古道の方です」と言うと、変な顔をされました。
レジでも「仮設から来られたんですか?」と尋ねられました。

 リオン・ドールというスーパーでも値引き製品があったので、そちらにも行きたかったのですが、20キロ超の大荷物になったので断念しました。特に、トマトを買えませんでした・・・。明日、石井魚店にあるといいのですが・・・。

 20分かけてダイユーエイトから300メートル先の「川代橋」というバス停に行き、そこからバスで「古道車庫」まで帰りました。1070円でした。一日6本だけで利用者は10人弱ですが、バスがここに走っていることが、大変私には助かっています。

 東京にいる頃には理解しえなかった感覚です。とはいえ、みや古旅館で夕食だけ食べると1000円なので、やっぱり高く感じてしまいます。なお、最寄のスーパーとホームセンターも「常光寺」下車で片道890円かかってしまいます。

 バス停で待っていると、午後1時25分に「都路中学校」と書かれた即席のスクールバスを見かけました。その後も断続的に中学生と思しき学生を乗せたスクールバスが船引駅方面に通り過ぎていきました。そのうちの一台は無理やり「田村市」のシールを上から貼り付けた即席の中型バスでした。その後ろを「船引『町』」と書かれた自動車がついていきました。

 古道に戻ってきて、荷物を事務所まで持ち帰ったあとに、石井魚店で茄子や大根などの野菜を購入しました。古道体育館にも寄りましたが、今日も一時帰宅は行われていませんでした。

 午後5時半に水浴びをしました。髭剃りも出来ました。とても嬉しいです。大きなたらいに、水と、温度調節機能の壊れた給湯器のお湯を1対1で入れたところ適温になりました。そのお湯で暖をとりつつ、顎や鼻の下を濡らして、髭を剃りました。
途中で蜂が一匹狙ってきたので、なかなか進みませんでした。その後に体と頭部を洗って、残りのお湯を体にかけて屋内に逃げ込みました。Zさんが、みや古旅館で入浴した際、お湯と水を交互に体にかけていたことから思いつけました。

 夕食はご飯に、残っていた麻婆豆腐、冷めた味付けのない野菜炒め、納豆で頂きました。大体一日一食で充分になってきました。ただ、その一食がドカ食いになってしまいます・・・。

 午後7時半にSさんからお電話があり、明日から一週間ほど滞在されるそうです。お待ちしております。買ってきたUSB接続の扇風機でPCを冷やしています。CPUが20度近く下がるので、凄く嬉しいです。

 今日の都路行政局は0.48μSvでした。0.5μSvを超えることがなくなってきました。(転載終わり)

(転載始め)2011年7月13日の日誌です。

 前日作った麦茶を冷蔵庫にいれ、ポットにお湯を入れました。エアコンは午前9時半に入るようにセットしておきました。朝起きて、石井魚店にトマト、生姜、はちみつを買いに行きました。トマトがあって安心しました。

 午前11時にMさんがきました。とても綺麗な方で驚きました。

 検問所のところに行って記念撮影をしました。今回はなんだか微妙な雰囲気の撮影でした。

 川内村の蕎麦屋に行って、先生が富岡タマと再開しました。猫かわいがりしていました。タマの写真だけで40枚くらい撮ってしまいました。富岡タマの妹猫とも会えました。
飼い主さんは、瓦礫の中に何度か行って、遂に見つけ出したそうです。

 最初は広野の海岸に行く予定で出発しました。道に迷って一回川内村の検問所に行ってしまいました。岐阜県警の人たちは、私達に道を尋ねられて困っていました。
 その後、399号線をずっと南下して、いわき市の国道6号線に入り、それから北上しました。しかし、途中で海岸への道が、震災の瓦礫の影響で途絶えていて、諦めて四倉海岸に行きました。四倉海岸はかなり瓦礫の集積と撤去が進んでいましたが、それでも折れ曲がった電柱や、柱だけになった家屋は普通に見られます。
 撮った写真を見れば一目瞭然なのですが、私の文章では伝えられないのが残念です。帰りは磐越道で帰りました。2050円でした。
 途中で雨が降ってきました。Mさんの運転が非常に丁寧、且つ、スムーズで、感心しました。先日に渋佐海岸へご一緒したIさんも、大変に丁寧なのにもかかわらず速い運転をされていたのを思い出しました。・・・先生の運転は、ジェットコースターのようで、あれはあれで、なかなか楽しい、です。・・・

 でも、素人目ですが、不思議と事故を起こすようには見えない運転です。

 午後6時に事務所に戻ってきました。そしてSさんと事務所で合流しました。これから一週間よろしくお願いします。
 午後7時半にみや古旅館にいって、Iさんとお会いました。大変情熱的な方でした。私の倍以上の年の功があるのに、バイタリティに圧倒されそうでした。

 みや古旅館の夕食は、焼きおにぎり、海老と南瓜のてんぷら、焼き魚、オクラと山芋のおひたし?、海老と帆立の刺身、漬物でした。
 夕食の席で、田村市が「坂上田村麻呂」由来の名前だったらしい、など、思わぬ発見がありました。
 一度事務所に戻って、先生の新刊4冊をみや古旅館に差し上げたところ、「ただにしてもらう訳にはいかない」と言われてしまい、料金として6000円頂いてしまいました。できるだけ早く、みや古旅館で食事に1000円×10回使ってお返ししたいと思います。

 本当は、自分は料理が下手なので、みや古旅館の食事を食べたいだけです。副島先生、Mさん、Iさんは、みや古旅館に泊まりました。私とSさんは事務所に泊まりました。

 事務所に戻ってから、満腹にもかかわらず、悪くなったさくらんぼを大量に食べることになりました。ダイユーエイトで、580円のさくらんぼをお客様用に買っておいたのですが、劣化が進んでいて、食べる以外の選択はありません。お客様にお出しできるのは5割くらいしか残りませんでした。なお、580円といえど、首都圏で買ったら3000円以上になりそうな量です。おそらく、出荷できないので現地で現品処分になったさくらんぼだと思います。

 Yさんから折角テレビを頂いたのに、本当に全く見られていません・・・。今日は日誌を書くのに一番苦労し時間をかけました。それなのに全然ダメで辛いです。努力して上手い文章を書こうとするからうまく行かないのでしょうか。

 最後に、これは日誌から大きく外れますが、自分の為に一度メモさせてください。石井魚店で、やや割高ながらもあるものは「肉、牛乳、バター、チーズ(←美味いかは今度確認)、納豆、漬物、麺類、胡椒、七味、豆板醤、麻婆豆腐のもと、ポッカレモン、しめじ、まいたけ、なめこ、レタス、キャベツ、大根、もやし、豆腐、ニラ、ピーマン、人参、茄子、にんにく、生姜、ドレッシング、キムチ、わかめ、塩、出汁のもと、卵、醤油、めんつゆ、はちみつ」逆に欲しくてもなかったものは「ネギ、イタリアンドレッシング、ヨーグルト、トマト(←時々ある)、食パン(←菓子パン類はある)、魚介類(←碌なモノがない、練り物ばかり)、油揚げ、食べられる煮干、ジャム(←マーマレードはある)」(転載終わり)

(転載始め)2011年7月14日の日誌です。

 朝7時20分にMさんとIさんが事務所に来ました。副島先生が毛筆と墨汁で2枚標語を書きました。
 Sさんが事務所を案内しました。MさんとIさんは、午前8時に船引駅に帰りました。

 昼食は、昨日のやきおにぎりを事務所に持ち帰ってきたもの、味噌汁、豆腐(に生姜を載せたもの)、納豆、モモ、Mさんから頂いた辛そうなもの、トマトにチーズを挟んでパスタソースをかけたもの、でした。味無しの野菜炒めが3日冷蔵庫に残っています。早くどうにかしたいです。

 午後2時半に生協の係員が来て、明日から利用できることになりました。金曜に配達されるそうです。こんなところでも、配達に問題はないと言われました。
中田先生、教えていただいて、有り難うございます。

 午後4時に検問所と都路体育館に行ってみましたが、今日も変化はありませんでした。

「マスコミへのインフォメーションボード」に書いてあった簡潔な文章は、報道関係者に対して「取材に来るなってことだよ、言わせんな、恥ずかしい」と暗に言っているのでしょうか。

 通路で、排水が心配でずっと掃除できなかったところを掃除しました。買ったばかりのワイシャツが、ブラシをかけていたら豪快に汚れました。泣きたいです。
シャワーを二回、午後3時と午後5時に浴びました。なかなか5時だと辛かったのですが、Sさんは更に後に浴びたので、一寸心配です。

 夕食は、洗うだけのそば、先生がコンビニで買ってきたパン、フライパンで焼いた油揚げに生姜おろしとネギと七味をのせてから麺つゆをかけたもの、豆腐(にネギを載せたもの)、トマトにチーズを挟んでパスタソースをかけたもの、を食べました。cookpadさまさまです。残っている野菜炒めはどうしてあげたらいいのかわかりません・・・。食後にお酒を飲んでしまい、やや醜態を晒しました。(転載終わり)

 Nさま、頂いたオーボンヴュータンのクッキーは大変美味しいと先生が言っていました。有難うございました。
転載終了

では引き続きECRRのクリス・バスビー博士が解説するICRPのリスク判定の甘さについて書きます。

FmB0JlnSpg様のコメントより抜粋します。

バスビー博士の講演より
抜粋開始
 欧州放射線リスク委員会(ECRR) はICRPとは異なる、放射線リスクに対する新たなモデルを構築した。
 というのも、ICRPのモデルは内部放射線に対する考慮が欠落しているからである。

 ご存知のように放射線というものは、がん、白血病、先天性異常のように、突然変異を引き起こすものである。
 広島長崎のヒバクシャの線量は、吸収線量だけが考慮された。つまり、核爆発によるたった一回放射されたガンマ線による放射線、すなわち、体全体で平均化されたエネルギー密度のみが考慮されたことになる。
中略
 これは、体内被曝の観点からすると、有効な考え方ではない。

 大事なのはDNAに対してどのような密度で放射線が作用したかという点であり、この密度は体のどの部位に放射性物質が入ったかによっても異なる。ここが一番大事な点だ。

 平均化してしまっては、生体への真の影響は測れない。

 ECRRは、外部被曝のみでなく、内部被爆の影響にも対処するため、独自のモデルを構築した。このモデルは次のサイトにおいて無料で参照することができる。英語http://www.euradcom.org/2011/ecrr2010.pdf 日本語訳http://www.jca.apc.org/mihama/ecrr/ecrr2010_dl.htm
モデルを構築するために、我々は実際に放射線に被曝した人々を対象に調査を始めた。

 ホットパーティクルがどこにあるかという問題だけでなく、ストロンチウムやプルトニウムといった物質は、ひとたびDNAに結合してしまうと、放射能の崩壊途中で多大な影響を生体組織にもたらす。

 英国には大変優れたガン登録制度がある。
しかもウェールズは降雨が多く、そのためより多くのストロンチウム90に被曝することとなった。そして降雨の後、ウェールズにおけるガンの発生率は30%も増加したのである。
 しかも、この時の線量はわずか、1ミリシーベルトであった。これは環境放射線よりも低い値である。

 この実地調査を考慮すると、 ICRPによるモデルは、350倍も過小評価ということになる。

 ECRR は2003年に報告書を出した。あくる年の 2004年、スウェーデンのトンデル博士が新たなモデルを発表した。

 チェルノブイリにより、スウェーデン北部の町で1キロ平方メートルあたりのセシウムのベクレル数が百キロベクレルの場所で、11%のガンの増加があったというのである。

 この数値を見ると、ICRPは600倍もの過小評価を行っていたことがわかる。

 この数値とほぼ同等のものが、前年に出されたECRRの2003年報告によっても言明されていたのである。

 欧州では小児白血病も観察されている。そのデータからも、ICRPはリスクを500-2000倍も過小評価しているのがわかる。

 ICRPとECRRのモデルの主要な違いは、ECRRは体内に入った核種による線量およびDNAに対する線量をずっと高く設定していることである。

テクニカルなことに関しては、ECRR報告書のほうを見ていただきたい。

 チェルノブイリ事故後の最新の疫学調査のいくつかは、ECRRモデルが正しいことを示している。

しかしICRPの最新のモデルを示した報告書には、チェルノブイリに関しての言及がない

ICRPの報告書には、自らのモデルが間違っていることを示すことは何も書かれていない。

Jack Valentin博士はICRPの科学部編集局長(Scientific Secretary)を20年務めた人物である。
私は博士に博士が辞職した直後の2009年4月に会った。この会見は、ビデオテープに記録され、以下のサイトで閲覧できる。 http://vimeo.com/15398081

 博士はICRPモデルを原発事故に使用することはもはやできないと告白した。

 理由は、内部被曝による被曝は900倍も過小評価されている可能性があるためと語った。

 博士はまた、体制側にある放射線防護機関は、チェルノブイリのリスクモデルを見ておらず、誤った評価をしていると言明している。

 ここで考えて欲しい。

ICRPモデルが間違っているという証拠は多数存在する。ICRPモデルが間違っていることは、理論的にも疫学的にも示すことができる。

 そして、今やICRPの元科学部編集局長自身が、間違っていることを認めているのである。

 しかし、日本政府はICRPモデルを使用していればよいと思っている。

 ECRRの特徴は、ロシアの科学者を含む、高い地位にある各国の科学者の皆さんが参加していることである。
彼らはすでに数百もの科学論文を発表している。

日本からは沢田昭二先生がおられる。

抜粋終了。
 吉見くん、副島大先生の毛筆の書の写真は薄暗くまるで呪符のように見えるぞ。オカルトっぽい印象を持たせてしまう。

 吉見くん、君の尊敬する副島先生はICRPの基準が絶対と言っている。ECRRのことなどはハナから無視だ。

 でもECRRのバスビー博士はICRPの元科学部編集局長がICRPのモデルはもう使えないと言っているのだ。これは重大なことなのではないか?

本当はFmB0JlnSpg様提供の文章すべてを掲載したかった。

 でも君にわかってもらいたくて抜粋した。でももっと簡潔にすればよかったかもしれない。
 君が正視可能ならばバスビー博士の文章を以下の抜粋だけでも読んでほしい。

 吉見くん!福島に居るかどうかは副島先生の意思で決めることなのか?君の人生は君が決め、君が主人公になるのではないのか?!

 日誌でもそうだ。副島先生が気に入るようにとか、会員の方に好感を持てるとかそんなことを気にして萎縮した文章を書くのではない。君が福島に居るという意思を持つまでは、リアル福島原発事故現場レポートを書くべきではないのか?

 たとえ、住民の人に変な政治団体とののしられても、警察に迷惑だからどけと言われても、応援しているよ。と現地の人に言われることもすべてもっとリアルに書き、福島の人にもっと具体的に取材したらどうなのか?

 君自身が福島復興本部に一人常駐しているストレスも今までどおり、当然書くべきだ。君は福島の事故現場に居て、ただいつ来るかもしれない会員をもてなすだけの役割なのか?それだけのためにわざわざたった一人福島事務所に捨て置かれているのか?

 それはあまりにも君がかわいそうだ。この活動日誌では君の師匠(というより私からみたら支障)の副島大先生は君の活動日誌に対して何か書評したことがあるのか?!

 副島大先生はこの日誌では福島訪問しているがこれは猫のミーコに会いたさと7月17日の定例講演会前なのでそのパフォーマンスだと私は勝手に推測する。

 福島で活動するならば最低2人は必要だ。来客をもてなす係りと福島現地取材係りと交代制でやるべきだ。それをたった一人しかよこさないということは結局SNSIは放射能がコワイコワイ病に罹患した連中なのだろう。

 なぜ、吉見くんはそんな連中にいいように言われて、一人ぽつねんと福島に居るのだ。日誌で君の気持ちがすさんでいく様子が手に取るようにわかる。寂しさもある程度わかっているつもりだ。 
 秋葉原にいても猫くらい見かけるのに猫のミーコへの癒されっぷりは尋常ではないぞ。

 仮に私が副島教の狂信者でありホルミシス信仰の強烈な信者で内部被爆なぞものともしない人間で、DIYと家事の達人のようなスーパーマンのような人間なら、被災地の瓦礫のひどさをもっと早くに書くだろうし、福島の光景で美しいところがあればそれも書く。米のおいしさが東京と違うならそれを書き「こんな福島に誰がしたのか!」と怒りを混ぜて日誌を書くだろう。
吉見くんも家事が万能でDIYの達人ならそのような文章を書く余裕があるのではないのか?
日常のこともいいと思うが、フィールドワークが必要なのに一人しか福島事務所によこさないのは唯、単に福島第一原発近くに福島事務所を作ると大言壮語してしまった副島大先生の体裁を整えるためのものなのではないか。

 吉見くんが日々家事と訪問客のことしかかけないのはそのような雑事と訪問客に気を取られすぎて福島の活動をしていないためなのか、それとも副島大先生やその下の兄弟子たちに会員の相手をするようにきつくいわれ思考停止してしまっているのだろうか?

 吉見くん、君は福島事務所にいて、訪問客のホストと化すことで貴重な人生の時間を費やすつもりか。

滞在してしまったならそれはしょうがない。君が福島にいると決めている間は訪問客なんぞ無視してフィールドワークをしてその貴重な体験を文章にしたまえ。

 何かテーマを絞って書け!!

 私としては吉見くんが自分で決心して福島事務所を出てから秋葉原のネットカフェでもいいから何か福島日誌をもっと掘り下げたものとして書いてほしいのだ。

PS .あ、中濃ソースだけでなくオイスターソースや中華スープの素も炒め物の味付けによいぞ。福島に居続けるつもりならそれくらい差し入れしてもらったらどうか?  

 

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コメント
 
01. kanegon 2011年7月28日 13:27:55: xVuuIAvxG7FMM : 9kMSboacTk
すいません。実はこの投稿最初ECCRのガンダーソン博士と誤記してしまった投稿の訂正氏た分です。

投稿してしまった後で気がつき、お知らせ板に削除と再投稿を管理人さんに依頼したら再投稿したら削除するかどうか検討するとのことでしたので再投稿しました。

バスビー博士とガンダーソン博士のお二人が日本に訪問して講演したわけではないです。

FmB0JlnSpg様やほかの方々、副島復興活動事務所の活動日誌ごときにバスビー博士の講演会の重要情報をくっつけた投稿をして申し訳ありません。

つい、吉見くんだけでもカルト洗脳がとけたらとの一念でやっちまいました。
平にご容赦をお願い致します。


02. 2011年7月28日 13:29:20: FmB0JlnSpg
kanegon様

バスビー博士の所見、引用ありがとうございます。
更に下記のビデオをご覧ください。
無知は犯罪です。
わたくしたち一般大衆の無知に付け込んで、キツネ目は自らの金儲けに放射能被爆を悪用している。キツネ目は魔性の悪霊です。本当にとんでもないことです。ものには限度があります。

http://www.youtube.com/watch?v=QmLcgflkqT4


03. 2011年7月28日 23:39:31: IWRxOjotbE
吉見くんの日記、淡々として面白い。
まるで小中学生の夏休みの日記みたいだ。
邪気がないから、無邪気というのだと思う。
秋葉原に行きたいというのは、お宅なんだろう。
生身の欲は余りないような気がする。
昔だったら、托鉢の僧になって放浪しそうだ。

今まで何をしていたのかというと、ニーとなのかな。
福島に駐在していても、特に自分の仕事や勉強をするわけでもなさそう。
留守番と自分の食事造り、風呂のこと、家の修理などで日々過ごしている。

こういう素直で無邪気なタイプが強引なカリスマ教祖に出会うと、はい、仰せのとおりです、とすっかり洗脳され、言われるがままになるのでしょう。

この程度の日記に何時間もかかるといってるので、それほど文章力があるというわけでもないのだが、ありのまま、訥々と書いているのが素朴で面白い。

 人はこれほど、素直になれるのか、と汚れきってひねくれまくっている自分は
憧憬の念すら抱く。
ナンでも疑ってかかる自分と比べて、吉見くんは疑念など持っていないようだ。
生きるのが簡単そうだ。悩まずに済む。

 福島じゃなかったら、訪問して話し相手になってやり、料理の腕前を拝見したいところだ。こういう子をからかうのは好きだからだ。

 放射能で被爆し、5年後、10年後に発症したとしても、先生の為なら、と
自己犠牲的精神で耐えるのかもしれない。
本人は幸せなんだろう。
こういう人の洗脳を解除するのは、容易なことではないような気がする。
親御さんは、福島に駐在していることをご存じなのだろうか。



04. ペリマリ 2011年7月29日 06:24:36: wYkwR80YgQReU : 7H4ZA2NQMs
kanegon様
>なぜ、吉見くんはそんな連中にいいように言われて、一人ぽつねんと福島に居るのだ。

FmB0JlnSpg様
>本当にとんでもないことです。ものには限度があります。

>>3
>こういう人の洗脳を解除するのは、容易なことではないような気がする。

原発版をアラシている洗脳会員や、
子供に毛が生えた程度の吉見君を解放するためには、
ソエジとアルルへの追撃が必要と思われます。

ICRPには根拠がないと広報に書いている張本人アルルが、
いけしゃあしゃあと吉見君に電話をかけて、
生協で買い物するようアドバイスした電話のくだりを読んで、
仁王像様のようにふつふつと怒りが湧いてきました。


05. kanegon 2011年7月29日 13:06:06: xVuuIAvxG7FMM : 9kMSboacTk
皆様、昨日月刊「ザ・フナイ」が届きました。

その中で副島氏はもう原発について書かず、いけしゃーしゃーと日本の外交Bという例のジェイ・ロックフェラー賛美した続きをやっていました。

原発安全教を布教するのはこれ以上は金にもならんし、小沢一郎の政経フォーラムに悪影響を与えると判断したのでしょう。

卑怯者です。
吉見くんこんなやつを師匠とあがめるんじゃない。

はやく、福島から遁走して秋葉に遊びにいけ!


06. kanegon 2011年7月29日 20:58:53: xVuuIAvxG7FMM : 9kMSboacTk
小さなことですが、チベットよわー様の慧眼あらたかなことが証明されました。

>03. チベットよわー 2011年6月21日 01:42:34: Xy93FIMaJupUQ : otPPVkr7ck

それにしても、副島さんの運転する宇宙船には絶対に乗りたくないな。
宇宙船どころか、セスナでもいやだ。セスナどころか自家用車も断る。

に対しての吉見くんの証言
抜粋開始

>途中で雨が降ってきました。Mさんの運転が非常に丁寧、且つ、スムーズで、感心しました。先日に渋佐海岸へご一緒したIさんも、大変に丁寧なのにもかかわらず速い運転をされていたのを思い出しました。・・・先生の運転は、ジェットコースターのようで、あれはあれで、なかなか楽しい、です。・・・

 でも、素人目ですが、不思議と事故を起こすようには見えない運転です。

抜粋終了

ハハハ、弟子だから師匠の運転に対して社会的に正しい状況描写(世間ではこれをお世辞という)をしていますね。

吉見くんの表現からは副島氏の運転する車には乗らないほうが良さそうです。


07. 2011年7月30日 13:25:45: FmB0JlnSpg
キツネ目よ、児玉博士の怒りの声が耳に入らないのか。
核種放射能物質は、肝臓、膀胱、甲状腺に滞留し、10年、20年後に発ガンする。
お前の如きクズは、数年で発ガンすることを願うが、これからの日本を背負ってたつ子供たちが、20歳、25歳、30歳になったとき、突如ガンが発生し死んでいく。あるいは不妊症、奇形児出産などにより、生き地獄を味わう。この事実をお前は知らないのか。あるいは、10年、20年後を百も承知の上で、だからこそ、これを悪用して計算の上で、「放射能怖い怖いは臆病者だ、もはや放射能危機は去った。」などと、菅や枝野、関村、NHKのニュース番組と同じことを言っているのか。
キツネ目よ、目を見開け。お前、お前の家族は、現世で阿漕なデマを飛ばしていくら金儲けをしていい思いをしたとしても、無間地獄に彷徨うことだろう。放射能を被爆して苦しみながら亡くなられるであろう多くの人たちの魂に、永遠に八つ裂きにされ続けることだろう。
なんでも大声を出して、張ったりかませば、対立構造を描き一方の権力者に擦り寄れば自分の思い通りになるとうぬぼれ、傲慢な罵詈雑言、放言を掃き続けるのも大概にしろ。死後、お前に不動明王が鉄槌を下すことだろう。

08. 2011年7月31日 16:40:01: FmB0JlnSpg
5年、10年、そして今後何十年、何百年と続く放射能被爆によるわたくしたち日本人の苦悩を真剣に考えるべきであります。今生きているわたくしたち日本人だけではなく、これから人生を謳歌する子供、青少年、更にはこれから日本で生まれ生きていく子孫、即ちわたくしたち日本民族にとって、どれだけ長い年月に亘って背負わされた思い十字架であるか、真剣に省察すべきであります。
ことは、一時的、一地域の問題ではなく、放射能汚染、放射能被爆は、日本国及び日本民族全体の存続に関わる深刻な問題なのであります。
遺伝子破壊による心臓病、奇形、不妊症、脳障害そして甲状腺がん、ガン・・・、ここを閲覧された方は、真剣に読んでみてください。
以下の記述は、まごう事なき事実の叫びであります。

転載開始


<訳:松元保昭(まつもとやすあき):パレスチナ連帯・札幌>

ジョー・ジャムブロンの《放射能:フクシマの子どもたちの未来》を、拙訳ですが紹介します。http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=24611

米国カリフォルニア在住の映画製作者であり作家でもあるジョー・ジャムブロン氏は、この論考をチェルノブイリ25周年を経た5月3日にグローバル・リサーチに投稿しています。チェルノブイリとフクシマを重ね合わせ、日本の人々、および全世界の人々に警鐘を打ち鳴らしています。

●Political Film Blog:チェルノブイリの闘い(2006年)あるいはチェルノブイリ・ギャラリーは以下を参照。http://politicalfilm.wordpress.com/2011/04/07/the-battle-for-chernobyl-2006-also-free-online-now/
上記ブログのようにチェルノブイリを熟知しているジョー・ジャムブロン氏のこの論考は、チェルノブイリの悲惨な現実と的確な資料典拠に基づいて未来の子どもの観点から、原子力産業と放射能を根本から批判する貴重な見解を提示しています。

彼は、放射性核種と放射線による内部被曝の現実にもとづき、福島の汚染の実態と将来を見すえて北日本の汚染地帯から、とくに妊婦、子どもたちが早急に避難すべきことを警告しています。

とりわけ原子力産業を推進しているIAEAの放射能被害の意図的な過小評価、およびIAEAとWHOの上下関係が指摘され、国連および国連科学委員会(UNSCEAR)からICRPにいたる共犯性が示唆されています。さらにウラン兵器を使用しているNATO軍のリビア攻撃にいたるまで、現在地球を覆っている恐ろしい公然とした闇の隠蔽構造を暴こうとしている論考です。

世界中の原子力産業は、国際刑事裁判所の「人道に対する罪」に値するという彼の真剣な指摘が、放射能汚染時代の普遍的人権の砦になることを願っています。

※本文中、北日本(northern Japan)とあるのは東北地方を指すと思われます。
=====以下の訳文は原文サイト付きで転載転送歓迎です======

Radiation: The Future Children of Fukushima by Joe Giambrone
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=24611
Global Research, May 3, 2011

《放射能:フクシマの子どもたちの未来》
ジョー・ジャムブラン
Global Research, May 3, 2011

「妊娠4ヶ月のひとりの女性がセシウム137に汚染された。母親の体内のセシウム137の濃縮値(0,91ベクレル/kg)は、彼女の新生児の値(0,97ベクレル/kg)と同じだった。(1)」

ベラルーシ、ウクライナおよびロシアのいくつかの州の子どもたちは、日本が現在経験している大規模な放射能汚染から何を予想すべきかをわれわれに告げている。放射線は、大人たちを殺すということをわれわれは知っているが、その大人たちよりもさらなる過酷さで若者たちを冒す。放射能は、初期段階の放射量だけでなく体内に取り込まれた微粒子が放つ放射線に長時間さらされることによって、末期がんを含む多様な疾病の原因となる。 
日本政府の内閣官房参与、核アドバイザーの小佐古敏荘教授は、政府に抗議して辞任した。日本政府が学校の子どもたちの被曝許容水準を20倍に、つまり年1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに高めたことに対する抗議であった。

立証可能なことだが、原子力産業は人類にとって空前絶後の大災厄を与えて続けてきた。

放射性核種汚染にかんする世界の主要な専門家の一人であるユリ・バンダシェフスキィ博士はベラルーシの首都ミンスクで活動している。チェルノブイリ「グラウンド・ゼロ」近くでバンダシェフスキィ氏は、何百もの科学論文を発表し、また長年にわたって子どもたちの体に取り込まれた放射能汚染について研究をおこなってきた。

北日本の親たちは、バンダシェフスキィ博士の推奨する食物について十分に研究していた。彼は、リンゴのペクチンが放射性セシウム137を体内から取り除く作用を促進することを発見したのである。

しかしながら、汚染地域で育った食物や飼育された家畜たちを通じて、何世紀にもわたって放射能が全住民に受け継がれることになるだろう。日本人が魚に依存しているという事実は、近い将来彼らの存続にさらなる衝撃をもたらすことになるだろう。なぜなら、より大きな魚の方が食物連鎖によって放射性微粒子をより多く摂取するからである。

バンダシェフスキィ博士は、放射線による体内汚染の危険性にかんして厳しい数字を設定した。…「体重1kgあたり30ベクレルを超えるレベルのセシウム137の長期にわたる存在は、しばしば深刻な心臓疾患に関係することとなる。(2)」

体重1kgあたり50ベクレルを超過するセシウム137を体内に取り込んだ子どもたちにとっては、「活動中の臓器と器官系統にかんする病理学的な障害が発生するだろう。(3)」これらのレベルは、自然流産のリスクを増大させ、新生児にグロテスクな奇形を引き起すことになる。

米国疾病管理センター(CDC)は、「セシウム134と137は、双方ともベータ粒子およびガンマ線を放出するため、これらの放射線に貫通された細胞内で分子がイオン化(電離)し、細胞組織の損傷および細胞機能の崩壊を引き起すだろう。(4)」と述べている。

妊娠している日本の母親たちは、可能な限り早く北日本から避難すべきである。子どもたちの安全のためにはその地域を見捨てるべきだ。胎児は差し迫った危険にさらされており、大人に比べて放射線に対し何倍も脆弱である。
「いま日本ではどれほどの放射能を浴びていますか?」

オンラインのネイチャー誌サイト上では、原発施設の北西40キロの土壌に、「日本の文科省によれば、63000ベクレル/kgのセシウム137と1170000ベクレル/kgのヨウ素131が含まれている。(5)」と報告している。

印象的なことは、新しい公的な「避難区域」は原発施設から半径30キロ内にすぎないということである。これは、上に述べた放射線にさらされた土壌の上で営みを続ける生命体は避難することさえも勧告されていないということである。大部分は自からの意志でそうしないだけなのだ。彼らは次々と普段の生活へと戻っていく。あいにく色もなく、味もなく、臭いもない放射性核種は、それらの家族の今後の生活にとって絶え間のない汚染となるだろう。セシウム、ストロンチウム、ヨウ素およびその他の放射性核種は、どんな虚しい保証にもかかわらず汚染された環境における生命体を逆に冒し続けるだろう。

地球上でもっとも有毒な物質とされるプルトニウムが、韓国の8ヵ所の異なるモニタリングポストで検出された。
放射能は、激しく論争にさらされ問題の多い話題でもある。医学的証拠の膨大な隠匿が、主要メディアでは恒常的に無視されている。国際原子力機関(IAEA)がこの問題に満ちた議論の中枢にあるのだが、その目的の全ては世界中で原子力産業を促進させることである。多くの人は知らないが、IAEAは軍民双方において放射能に関するすべての健康問題の権威者となっている。

世界保健機構(WHO)は、チェルノブイリのような放射能の大惨事にかんする研究結果を公表することを―IAEAによって―まったく遮断されている。まさにそういったシナリオが、中島宏博士がWHO事務総長在職期間であった1995年に作られた。(6)(訳注:中島宏氏は1988年から98年までの10年間WHO事務総長を務めた。)

スイスのドキュメンタリー・チームは、中島宏博士主導の「700人の医師と専門家」による1995年の国際会議で、チェルノブイリにかんする研究結果の公表をIAEAによって妨げられたことを明らかにした。2004年のスイスのフィルム「核論争(原子力論争)」では、現場における医師と科学者対IAEA間の対立を記録している。

中島博士はIAEAについてこのように語っている。「彼らは軍事および民間、平和および一般使用を問わず、原子力(核)産業について権限をもっているのです。彼らが命令しているのです。(7)」
これは公然の秘密なのだが、西側の「軍事」という言葉および軍隊の願望は、「劣化ウラン」という軍用品で他国を叩きのめすことにある。NATOが現在ウランタイプの爆弾をリビアにどかどか落としているが、それならばウランによる汚染が現地の民間人に被害を及ぼすであろうということを否定しなければならない。それを認めることは、戦争犯罪にかんする告白に相当するため、このような虚構が続いているのである。

放射能はDNAを冒し、恐ろしい奇形や突然死、そして個々の人生の未来に残存し続ける疾病の原因となる。

アカデミー賞を獲得した「Chernobyl Heart (2003)」を含めて、かなりのフィルムがチェルノブイリの子どもたちにかんする放射能の影響を記録してきた。このフィルムは、醜く変形した幼児および甲状腺がんと他の甲状腺疾病に罹っている多数の十代の子どもたちの悲惨な姿を映し出している。公式の政府研究によれば、ベラルーシ国民の子どもたちの20%以下が「健康である」と分類されているという。
ウクライナの研究は、「甲状腺がんのそれぞれのケースにかんして、他に29の甲状腺疾患が見つかった。(8)」と調査発表した。

バンダシェフスキィ博士は、セシウムの汚染が低線量のレベルでさえも更なる健康への影響を及ぼすことを発見した。「5ベクレル/kgを被曝した80%以上の子どもたちは健康である。一方、11ベクレル/kgを被曝した子どもたちのわずかに35%が健康である。(9)」

「Chernobyl Heart(2003)」, 「The Battle of Chernobyl(2006)」 および 「Nuclear Controversies (2004)」は、オンライン・データによってすべて観ることができる。放射能が全住民の生命を破壊するというこの証拠をもはや反駁することはできない。
公式の国連の研究は、問題にかんするこの現実を反映することができなかった。国連はその対応の理論的根拠として最終的な拠り所としたものは、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)のチェルノブイリにかんする2008年報告書に見出すことができる。

「放射線被曝の影響を特定することにかんする部門で以前議論されたように、現在、放射線に特有の生体指標は存在しないので、放射線が個体の特定のがんの原因となったとは科学的に言明することはできない。(10)」

訳注:2008年報告書の「概要と役割」に、次のようにある。
1955年,大気圏核実験による環境放射能汚染の影響に対する懸念に対応し,人体と環境への放射線の影響に関する情報の収集と評価を行うことを目的として、第10回国連総会決議により設立された。 その後、大気圏内核実験の縮小に伴い、すべての「線源」からの電離放射線のレベルと「影響」に関するデータを収集して科学的に取りまとめて評価し,国連総会に報告している。 報告の内容は、自然放射線、人工放射線、医療被ばくおよび職業被ばくからの線量評価、放射線の身体的・遺伝的影響とリスク推定に関する最新の情報を総括したものである。この報告書はICRP(国際放射線防護委員会)への基礎資料となる一方、世界の関係者の重要な拠り所となっている.

●電離放射線による世界の平均被ばく線量―UNSCEAR-2008 年報告書より
http://www.jaif.or.jp/ja/news/2010/unscear2008report_radiation.pdf
(以上訳者注)

それ自身の論理によって、高濃度汚染地域で見出されたがんは放射線が原因で蔓延しているということを科学的に「除外する」ことも、またできない。しかし国連が恥知らずにも、一連の報告書においてチェルノブイリ大惨事の死者総数を故意に実際より少なく数えて公表した事実は間違いない。

放射能を促進するIAEAは、放射能の医学的な因果関係を認めることを断っている一方、破損した福島原子力発電施設から放射能が放出した事実を認めている。いまだに制御不能状態にある発電所から「25キロから58キロの距離で(11)」、ヨウ素131が25メガベクレル/平方メートルおよびセシウム137が3,7メガベクレル/平方メートルのように高い数値が報告された。これらの数値は、30キロという公式の避難区域(居住不適応地域と読むべし)よりもより広い範囲で大規模な避難を促すべきであることを示している。

その現実に直面することは、計算できないほどの経済的損失によって荒廃した日本の大部分を放棄することを余儀なくさせるだろう。避難民の数は政府が管理することができる範囲をしのぐものとなるだろう。疑いもなく原子力という狂気は、(まともな)全世界にとってもはや回避することのできない現実となりつづけるだろう。
すべての放射線被曝は、がんのリスクを増大させ「安全値」などというものは存在しない。これは全米科学アカデミー(National Academy of Sciences)による結果報告である。(12)EPA (13,) NRC (14), CDC(15)など参照。このように住民が少しでも増加し続ける放射性微粒子に曝されているならば、人間や動物の数パーセントは不幸な結果を被る事になるだろう。正確な数字を確定することは困難ではあるが、統計的な推定によって概算は得られるだろう。

クリス・バズビー博士は、フクシマの200キロメートル圏内の住民のがん患者を「40万人」と予測した。(16)これには東京周辺部も含まれている。チェルノブイリ後のヨーロッパの研究は、彼の算定方法が採用されている。そこには、甲状腺、白血病、すい臓、前立腺、肺、皮膚、骨、実在するあらゆるタイプのがんが含まれる。これは、放射性物質が体内組織に作用しているということだ。

証拠は明らかだ。「チェルノブイリの半径250〜300キロの汚染された地域に」生活している子どもたちは、「突然変異が増大していることを示している。(17)」1987年から2004年までに、「子どもたちにおける脳腫瘍の発生は、3歳までで倍増し、幼児では7,5倍に増加した。(18)」
ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、および周辺諸国の何千という研究が、アレクセイ・ヤブロコフ博士およびヴァシリーとアレクセイ・ネステレンコ両博士によって2009年に編集された。「チェルノブイリ:人間と環境への大惨事の影響」は、5000の研究を引用してニューヨーク科学アカデミーによって出版された。ヨーロッパの40パーセントがかなりの放射線を浴びていた。放射能は、北半球のいたるところに拡散して、今日まで人間の健康に影響を及ぼし続けている。

大部分の汚染された地方は、放射線レベルと直接関係して人間のさまざまな荒廃を示している。ベラルーシのゴメル地方は、メルトダウン以前の1985年では子どもたちの90%が健康であった。2000年には、「健康な子どもたちは全体の10%以下であった。(19)」影響は、他の可能な要素を排除しても汚染レベルに直接関係していた。

珍しい幼児の奇形が、急激に増加した。重症先天性奇形(CMs):「欠損あるいは変形した手足あるいは多指症のようにすでに体内器官が変形しているケース、および生体の成長遅鈍が汚染地域では著しく増加した…公式に登録された重症先天性奇形(CMs)は、大惨事後の最初の12年間のあいだで5,7倍に増加した。(20)

これは、もし北日本の親たちがそこに留まると決心するなら覚悟しなければならないことである。これは、高い危険性をもつ原子力の促進は、汚染区域近くに生活する次の世代にその危険を残すということである。
IAEAの方法論は、ポスト=チェルノブイリの犠牲者の算出に明らかな欠陥を見せている。死産児はまったくカウントされていない。2004年までに、「チェルノブイリの結果として、ウクライナにおける流産および死産の推定された総数は約50000件であった。(21)」という現実がある。

これらはウクライナというたった一つの国の5万人の死であり、国連のいわゆる「公式死者数」の中では言及さえもされていない数字である。

「チェルノブイリのメルトダウンで実際にどれくらい死んだのか?」

ヤブロコフ/ネステレンコの本は、死者数を約100万人と特定した。

「チェルノブイリ大惨事の1986年4月から2004年までの期間の全体の死者数は、合計死者数985000人と推定された。合計死者数のこの推定は、ゴフマン(1994a)およびバーテル(2006)の推計と同じである。(22)」

三つの独立した研究が同様の結論に到達している。
今日、多くの国家が関与している原子力産業は、無謀にも人々の営みを無視して大威張りで誇示し、人道に対する犯罪の領域に入ろうとしている。国際刑事裁判所によって作成された付属文書の人道に対する罪の中に、次のカテゴリーが追加された。

(k) 肉体的、および精神的、もしくは肉体的健康に対して多大な苦痛、または深刻な危害を与えるような故意的な非人道的行為。

すべての核施設は有害な放射性微粒子を規則正しく、また常時排出し、あらゆる政府はそれが安全ではないと認めているという事実は明らかである。核のちから(原子力エネルギー)は、われわれの生活を維持するための汚染されていない耕作地がまだ充分残されている間に、撤廃されるべきである。
厳密に道徳的な意味において、これらの無謀な施設は、数百万人の子どもたち、そしておそらく12000世代にわたってこれから生まれるであろう子どもたちを危険に曝す。(23)放射能パワーを発生させることは、悲劇的な疾病のリスクへとわれわれを危険の只中に曝していることになる。これは、何百万人の人々の人権に対する紛れもない故意の暴力行為である。

プルトニウムは、未来の文明に脅威を残す。この情け容赦も無く制御不能な放射性核種の放出によって、地球は汚染されてしまった。

日本の人々は、ベラルーシの人々を思い出すべきである。子どもたちの出産障害は、「汚染地帯で生活した母親は、汚染されていない地域で生活した母親に較べて2倍も高くなっている。(24)」

(松元保昭訳)
※原注(1)〜(24)は出典の明記ですが、省略させてもらいました。サイトで原文にあたってください。なお、対訳が必要な方はDMで申し出てください。

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1526:110730〕
さい。


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