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「国家が行うべき歴史認識」・genkimaru(我々の先祖は暴力国家に八百長で敗れはしたものの正しかったという事です)
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/751.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2011 年 12 月 27 日 21:52:59: 4sIKljvd9SgGs
 

http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/1624465.html
2011年12月27日19:02
「国家が行うべき歴史認識」
達人さんのサイトより
http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/333.html
<転載開始>
おお,ありとあらゆる治世の,ありとあらゆる国家の殺戮者よ,投獄者よ,馬鹿者よ。いつになったら君達は,人間を閉じ込め,死なせる技術よりも人間を知る技術を尊重するようになるのであろうか。マルキ・ド・サド「悪徳の栄え」より

『美ーー美という奴は恐ろしいおっかないもんだよ!つまり,杓子定規に決めることが出来ないから,それで恐ろしいのだ。なぜって,神様は人間に謎ばかりかけていらっしゃるもんなあ。美の中では両方の岸が一つに出会って,すべての矛盾が一緒に住んでいるのだ。俺は無教育だけれど,このことはずいぶん考えぬいたものだ。実に神秘は無限だなあ!この地球の上では,随分沢山の謎が人間を苦しめているよ。この謎が解けたら,それは濡れずに水の中から出てくるようなものだ。ああ美か!その上俺がどうしても我慢できないのは,美しい心と優れた理性を持った立派な人間までもが,往々聖母(マドンナ)の理想を懐いて踏み出しながら,結局悪行(ソドム)の理想を持って終わるという事なんだ。
いや、まだまだ恐ろしい事がある。つまり悪行(ソドム)の理想を心に懐いている人間が,同時に聖母(マドンナ)の理想をも否定しないで,まるで純潔な青年時代のように,真底から美しい理想の憧憬を心に燃やしているのだ。いや実に人間の心は広い,あまり広すぎるくらいだ。俺は出きる事なら少し縮めてみたいよ。ええ畜生,何が何だか分りゃしない、本当に!
理性の目で汚辱と見えるものが,感情の目には立派な美と見えるんだからなあ。一体悪行(ソドム)の中に美があるのかしらん?........しかし,人間て奴は自分の痛いことばかり話したがるもんだよ。

〜ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」第三篇の第三,熱烈なる心の懺悔.....詩

松岡正剛のカラマーゾフの兄弟

『旧約聖書はどこもおもしろい。いや、考えさせられる。モーセの出エジプトやノアの洪水やソロモンの伝説のように、歴史と虚構がどのように交じったかを読むのもスリルがあるし、ユダヤの預言文学のレベルを他の古代宗教とくらべるのも興味が尽きない。イザヤ書・エレミア書・エゼキエル書を読んだときは、「そうか、これがユダヤの言霊か」と合点した。
 その一方、約束の地カナーンを誓った民族共同体イスラエルがどのようにユダヤ民族のなかの理念として定着していったかとか、古代ヘブライ社会やヘブル語がどんな表現レベルをもっていたのかということを見るのも、興奮させられる。しかし、文学的にも哲学的にも、また神学的にも心理学的にも共通する深さをもつ問題を鋭く提示しているところというと、なんといっても『ヨブ記』なのである。ゲーテはこれをもとに『ファウスト』を発想したし、ドストエフスキーはここから『カラマゾフの兄弟』全巻を構想した。』

ヨブへの答え その1〜5まで

『キリスト教での地獄は一般的に、死後の刑罰の場所または状態、霊魂が神の怒りに服する場所とされる。他方、地獄を霊魂の死後の状態に限定せず、愛する事が出来ない苦悩・神の光に浴する事が出来ない苦悩という霊魂の状態を指すとし、この世においても適用出来る概念として地獄を理解する見解が正教会にある。この見解はドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』に登場するゾシマ長老の台詞にもみえる。地獄を死後の場所に限定せず、霊魂の状態として捉える理解は、楽園が霊魂の福楽であると捉える理解と対になっている。』


福島第一原発の安全装置は8年前に取り外されていた。

8年前の総理は誰だったか?情けない限りだ。

マイコプラズマ肺炎は人工的なもの。医者は勉強せよ。

国家が行うべき歴史認識

原文

歴史というのは、事実をどう捉えるか?
肯定的に捉えるのか、否定的に捉えるのか
事実にどのような意味を持たせるか?という歴史認識の問題です。

現代において、自虐史観、東京裁判史観と言われているのは
いわば、アメリカ側から見たアメリカの歴史を徹底的に正当化した米国史観なのである。日本は悪。原爆投下は正しい。それが米国史観であり、勝者の歴史観なのだ。戦後のGHQの情報操作により正しい歴史認識は検閲で消され、WGIP(戦争犯罪宣伝計画)今、日本の歴史観は米国史観に塗り替えられている。


日本側から見た歴史に塗り替える必要がある。決して都合の悪い歴史を否定するわけでない。

同じ事実でも、それを認識する側、日本とアメリカでは違ってきますし、同じ側でも、どう捉えるかで歴史認識は変わってくる。

我々は、国際社会を生き抜くという目的を達するためにも、自罰的な歴史認識をするべきではない。最初からアドバンテージを相手国に与えてはいけない。

日本への原爆投下について、未だアメリカ政府は「原爆投下は間違いではなかった」として、アメリカ国内の学校で教える教科書にもその様に書き、原爆で亡くなった人の数も半分程度の数字を載せている。

日本人の感情としては許しがたいことだが、これは、「国家が行うべき歴史識」の生きた見本なのだ。アメリカに限らず世界の全ての国家が過去も現在もそうなのだ。

アメリカ独立戦争のジョージ・ワシントンはアメリカの教科書では英雄だが、イギリスの教科書では賊軍の首領で反乱者として書かれている。

伊藤博文を暗殺した安重根現は、韓国では「抗日闘争の英雄」として評価され、「義士」と呼ばれ、偉業を伝える「安重根記念館」なるものもソウル市内にある。

中国に200以上ある「抗日記念博物館」もこれらと同じ文脈上に位置している、と考えるべきだ。

どの国も自国の為に戦ったものを英雄と称え顕彰するのだ。

このようなことは、それらの国が国家として正しい”政策”をとってると認すべきで、このような世界の厳然たる歴史の前では、これを非難してもそれは空虚なことだ。

「全ての国家は自国にとって最大有利な歴史認識を主張するものだという世界史の真理」があることを認識すべきなのだ。

今こそ歴史への自負を取り戻す時

日本はすばらしい国だ。

たった一度の敗戦で自信を失ってはいけない。自信を失った原因は、敗戦というより歴史への自負を失っていることにある。歴史への自負を取り戻さなければ、日本はこれからも外国の情報戦に木の葉のように翻弄され続ける存在であり続けるだろう。

自負とは
「自分の才能や仕事に自信をもち、誇らしく思うこと。また、その心。」であるが、まさに日本人は、自国や 自国の歴史・文化に対し、自信を失い、卑下する国民になってしまった。謙譲の文化もあるが、敗戦後のGHQの戦略との影響により蔓延るサヨクが足かせになっている

外国人は、自国の歴史や文化への自負がある。

私は日本で働いている韓国人と知り合う機会があった。彼はいい人であったが、自国への自負を持っていたことが伺われた。自信をもってハングルについて説明してくれた。

自負と言っても、ナルシストになることではない。日本人として、外国人に 日本はこういう国ですと自信をもって言える。その程度の自負心でいい。

自国を誇る。それは別に後ろめたいことではない。サヨクという足かせのために、それすらも出来ない日本になってしまっている。

戦後処理・賠償はサンフランシスコ講和条約で終わっている。いつまでも、贖罪意識にとらわれてはいけない。韓国に対しても日韓基本条約で終わっている。(戦争はしていないが、経済協力金という名目で莫大な賠償金を提供し、韓国内の日本の資産を全て放棄している)

戦後60年もたって、いつまでも自信も自負も失ったままで 自己卑下し続ける日本人をどこの国が尊敬するだろう?

いつまでも、GHQの情報操作WGIPによる「閉ざされた言語空間」の檻の中に閉じ込められたままでは いけない。

今こそ、「閉ざされた言語空間」を打ち破り、歴史への自負を持ち
自信を回復するときである。

ちなみに、ニューヨークタイムズだったかどこだったか忘れたが・・ 
中田やイチローが「去勢された国の本物の男達」「骨抜きにされた国の本物の男達」と評されていた。

自信を失っている日本人達へ・・・ 彼らに続け

日本人が、自信と自負を回復し、日本が「普通の国」なることを願う。

この過ちは二度と繰り返しませぬから

1952年、世界連邦アジア会議にゲストとして招待されたパール博士は11月5日、原爆慰霊碑を訪れ、献花し黙祷を捧げた。

 そしてその碑に刻まれた文字を通訳させ、疑うかのように二度三度と確認
したという。その慰霊碑にはこう刻まれていた。

「 安らかに眠って下さい。この過ちは二度と繰り返しませぬから」

そしてパール博士は厳しい表情でこう言われた。

「ここで言う『過ち』とは誰の行為をさしているのか。もちろん、日本人が日本人に謝っていることは明らかだ。それがどんな過ちなのか、わたくしは疑う。

 ここに祀ってあるのは原爆犠牲者の霊であり、その原爆を落した者は日本
人でないことは明瞭である。落した者が責任の所在を明らかにして《二度と
再びこの過ちは犯さぬ》というならうなずける。

 この『過ち』が、もし太平洋戦争を意味しているというなら、これまた日
本の責任ではない。その戦争の種は西欧諸国が東洋侵略のために蒔いたもの
であることも明瞭だ。さらにアメリカは、ABCD包囲陣をつくり、日本を経済
封鎖し、石油禁輸まで行って挑発した上、ハルノートを突きつけてきた。ア
メリカこそ開戦の責任者である。」

 このような言葉が日本人から出てこなかった事実を私は非常に残念に思
う。 多くの日本人は自らの正統性を訴える事を忘れ、アメリカに依存し続
け、そればかりか死者に鞭打つがごとき報道や教育を今なお繰り返してい
る。あまつさえ「日の丸・君が代反対」を叫ぶ団体や政党まであるこの現状
は、『日本人』として正視に耐えないほどの自虐行為であると強く思う。

また長崎原爆資料館には、南京大虐殺の写真が3回とり変えられたと言う。なぜに原爆資料館に南京大虐殺の写真が。。と思う方も多いと思う。
三回目に取り替へられた写真も、それを写した方が「これは南京虐殺の写真ではない」と言っているそうだ。つまり偽者の写真ー捏造写真なのである。

これこそGHQの占領政策「戦争犯罪宣伝計画」WGIPの成果である。
WGIPでの情報操作による洗脳計画では「日本国民と軍部を対立させる」の他に「原爆投下を日本の残虐行為で相殺する」と言う政策が行われた。

本来 原爆の被害等を伝えるべき、この長崎原爆資料館に南京大虐殺のプロパガンダ写真があることが、WGIPが行われた形跡を未だに残している。

こんなものは 今すぐ撤去すべきなのである。

WGIPが日本人の手によって拡大再生産されている。もう これはアメリカ−GHQの仕業の問題というより日本人自身の問題である。

WGIPの影響

ミラン・クンデラというチェコの作家は「一国の人々を抹殺するための最初の段階は、その記憶を失わせることである。その国民の図書、その文化、その歴史を消し去った上で、誰かに新しい本を書かせ、新しい文化を作らせて、新しい歴史を発明させることだ。そうすれば間もなく、その国民は、国の現状についてもその過去についても忘れ始めることになるだらう」と言っている。

戦後占領政策でGHQは、この教えに従い忠実にそれを実行したのである。検閲で日本の歴史を消去し、WGIPで 新しい歴史を創造した。

例えば、「太平洋戦争」という言葉は、元々なかった。元々は 「大東亜戦争」と呼んでいた。GHQの占領政策によって 「大東亜戦争」は検閲により消去されWGIPによって「太平洋戦争」に塗り替えられた。

今、私の手元に「太平洋戦争」という本があるが、まさしくこれは戦後GHQの WGIP+検閲の成果であり、未だに出版業界がGHQの指針を踏襲していう証拠である。

ちなみに「我が国」という言葉もGHQによって消された言葉です。

筑紫哲也氏の「この国の行方」、安倍 晋三氏の「この国を守る決意」という本があります。普通なら 「わが国****」でしょう。

現在になっても出版業界においてGHQの指針が守られているとは、呆れます。

そしてつい最近自分自信が情報操作から解放されることになりました。

WGIPや情報戦を投稿しながら、どうも自分が情報操作されていたみたいです

「アメリカは、文化財保護のため京都を爆撃しなかった。」

敵国のことを、そこまで考えるアメリカにその部分では好印象を持っていました。たった 今まで。

しかし、今のその洗脳が解けました。

以下を読んで…

日本の古都はなぜ空襲を免れたか?
http://dewanokuni.hp.infoseek.co.jp/Review27.htm

京都が原爆投下の対象都市であるために空襲を免れたと言う指摘である。これにはショックを受けた。このことについては、原爆開発投下の現場責任者のレスリー・グローブ少将の資料からも明らかで、京都が原爆の破壊力を内外に誇示しうる威力の測定に必要な市街地の広さを持つ点で格好の都市であるとしている。つまり、原爆実験の場として空襲による被害を抑え、原爆投下で、その威力の誇示し、正確な効果の測定を行おうとしたわけである。

奈良、鎌倉にしても、文化財保護を考慮して空襲が少なかったのではなく、アメリカが人口、住宅密集地、軍需工場を検討し空襲の順番を決め、たまたま、その順番がこなないうちに敗戦を迎えたということらしい。ところが、戦後、このような古都が空襲を免れたのは、アメリカが戦時中、日本や中国の文化財を調査した委員会(ロバーツ委員会)でのウォーナー博士の尽力の賜物であるという話が流布されることになる。

所謂「ウォーナー伝説」と呼ばれるものである。これによってウォナー博士は古都を守った恩人としてあちこちの銅像がたつことになる。著者の吉田氏はこのことに対しても疑問を寄せている。いやこの疑問から出発したのである。

ロバーツ委員会は文化財リストは作ったがそれを保護するためではなく、略奪したものを返還させるため(特にナチス)と言われている。たまたま、日本の文化財リストを作ったのがウォーナー博士だったわけである。吉田氏によると、これはアメリカが日本の文化財を守ったというアメリカCIE(民間情報教育局)のうまみな「ウォーナ賛美」の演出ではなかったのかと見ているようである。

アメリカは3発目の原爆投下8月24日ころ計画していたという。それが陸軍長官の反対を無視して京都投下を温存していた軍人達がおり、京都は空襲禁止の状態が続いていたため、無傷の状態で終わったようである。

WGIP、今も生き続けるGHQの宣伝計画(2)
http://k-mokuson.at.webry.info/200508/article_3.html

戦後の日本にウォーナー恩人説を広めたのは、1945年11月11日の 『朝日新聞』 が 「京都・奈良無疵の裏、作戦国境を越えて、人類の宝を守る、米軍の陰に日本美術通」 といった見出しの記事で、美術研究家矢代幸雄の談話を添えてウォーナーの功績をたたえたことが大きいだろう。

 また、さきの新聞記事には 「現在マックァーサー司令部の文教部長たるへンダーソン中佐が日本に進駐してはじめてウォーナー氏の並々ならぬ努力の秘話が伝えられたのである」 と書かれている。 吉田守男氏は、この辺の事情についても詳細に調べて次のよ うに結論した。 戦後日本を占領したアメリカは、軍国主義を否定するとともに親米的な感情を作り出さねばならなかった。 そのために、民間情報教育局(CIE)の対日活動の一環として意図的に作り出されたのがこのウオーナー伝説である、と。

これらから結論出来るのは、自分が常識と思ってることが、誰かが意図的に
作り出した情報によって操作された可能性があるということです。

つい2,3日前まで、信じてましたからね。京都を爆撃しなかったのは、アメリカが文化財保護のためにそうしたと。

そして今のその「敵国に対して理性あるアメリカ」という情報操作から
解放されたわけです。

WGIPに関してはサヨクから
「たった7年で洗脳されるわけがない。日本人はそんなにおろかなのか?」
といわれます。確かにそうかもしれない。

しかし、WGIPは、7年間だけの情報操作というより、戦後の教育・報道がその7年間に残したものが基盤になり、行われてきた。60年間それを踏襲し続けた結果、それが常識となってしまった結果だと思います。

私自身が、今まで何も知らずに「太平洋戦争」という言葉を使い、「文化財保護のために京都を爆撃しなかった」と信じていたということでそれを実感させられました。


http://www.youtube.com/watch?v=HjR4miGOqE8

その短い波乱に満ちた人生を閉じる場面で,ゲバラは射殺をためらっている兵士たちに向かってこう叫んだ。「ここにいるのは英雄ではない。ただの一人の男だ。撃て!臆病者め」

1959年キューバの閣僚として広島を訪れたゲバラは「アメリカにこんな目にあわされておきながら,あなたたちはなおアメリカの言いなりになるのか?」と言い放った。
Hasta Shiente El Che!

原爆投下直前まで「京都は原爆投下目標都市の一つ」であった。

原文

*
1945年4月12日
・ルーズベルト大統領(63)、ジョージ州アウォーム・スプリングで脳溢血により没。後継大統領にトルーマン副大統領が就任。
この頃には既に原爆開発が進捗しており、どう使うかが差し迫った問題となっている。
トルーマンは、原爆政策に関する諮問機関としてスティムソン陸軍長官を議長とする暫定委員会を設置。
一方、マンハッタン計画の内部でも、投下目標選定基準の設定の必要性が議論され、計画関係者に第20空軍メンバを加え、「目標検討委員会(Target Committee)」が設置される。
*
4月27日
・目標検討委員会の第1回会議。
日本の夏の悪天候が予想され、目視による有視界爆撃を行うこと、また、「目標は妥当な広さの都市地域に位置するが、目標そのものは直径三マイルをくだらないもの」とするとして、東京と長崎の間にある、第21爆撃機集団の焼夷攻撃リストから選ばれた17都市が研究対象になる。
同時に、東京、横浜、名古屋、大阪、京都、神戸、八幡、長崎については第20空軍が組織的に爆撃していること、東京は「焼きつくされており、皇居が残されているだけで、事実上瓦礫と化している」と報告される。初めから人口密集都市地域が目標とされている。
*
5月10日
・目標委員会の第2回会議。
投下目標として京都、広島、横浜、小倉兵器廠が勧告される。
「目標選定上の心理的要因」が重視され、
「(1)日本にとって不利となるような最大の心理的効果をあげること、
(2)この兵器をはじめて使用するさいには、十分にこれを劇的(spectacular)なものにし、兵器に関する情報が公開されたときに、その重要性が国際的に認識されるようにすること」が指摘される。
更に、委員会は「軍事」目標に対する使用として、「拙劣な爆弾投下により、原爆を無駄遣いする不都合な危険を避けるために、小規模でかつ厳密に軍事的な目標が、さらにずっと広い地域のなかの爆風被害を受けやすいところに存在していなければならないという点で意見が一致した」。
*
5月28日
・目標検討委員会の第3回会議。
「リトルボーイ」(ウラニウム爆弾)の準備が8月1日に完了することが報告され、目標の京都、広島、新潟に関する資料が提出される。
目標都市の「工業地域が小さく、市街地の外辺に広がり、完全に分散している」という理由で、「精密照準目標としては工業地域の位置は無視」し、「選定された都市の中心部に最初の特殊装置(原爆)を投下するように努力」する、として住民の集中する都市中心部を目標とすることが決定される。
*
5月31日
・暫定委員会で原爆投下目標に関する勧告を全会一致で決定。
議長のスティムソン陸軍長官は6月6日にこの勧告をトルーマン大統領に伝えるが、トルーマンは6月1日にバーンズ国務長官(大統領代理)からこの勧告の内容を聞いている。
この時、トルーマンは、「残念なことだが、自分の見る限り唯一の合理的結論は爆弾を使えということだ」と語る。
この6月1日が、トルーマンが原爆の実戦使用を「決定」した日といえる(歴史家マドックスの主張)。
*
「合衆国は日本側に事前の(原爆投下の)警告を与えることはできない。一般住民地域を集中攻撃目標にすることはできない。ただし可能な限り多くの住民に深刻な心理的影響をあたえるようにすべきである。もっとも望ましい目標は、多数の労働者を雇用し、かつ、労働者住宅にぎっしり囲まれている基幹軍需工場であろう。」
*
6月30日
・米統合参謀本部は、原爆使用の効果をより高くするため、京都、広島、小倉、新潟の4都市に対する攻撃禁止命令を各軍に宛て発令。
*
7月24日
・トルーマン米大統領、スターリン・ソ連首相に原爆(「前例のない破壊力を持った兵器」)完成を伝達。スターリンは中断していた原爆開発の再開を命じる。
*
7月24日
ポツダム会談に出席のマーシャル陸軍参謀本部長に、留守番役のトーマス・ハンディ本部長代行から、米戦略航空軍総指揮官カール・スパーツ将軍に宛てた原爆投下命令の即時承認を求める電報が届く。
トルーマンはこれを承認し、翌25日、スパーツが509混成軍に原爆投下命令を下す。
*
@第20航空軍第509混成航空軍は、8月3日頃以降、有視界爆撃が可能な天候になり次第、広島、小倉、新潟、長崎のいずれかを目標として、最初の特殊爆弾を投下する。
A追加分の爆弾は、計画担当者による準備が整い次第、前記の目標に対して投下される。
B日本に対するこの兵器の使用は陸軍長官ならびに米国大統領にゆだねられる。
C前記の命令は、陸軍長官ならびに米国陸軍参謀本部長の指示及び承認のもとに貴官に発せられる。
*
この段階までに、スティムソン陸軍長官の反対により京都が原爆投下目標から外され、長崎が4番目の目標となる。
*
スティムソンが京都を外した理由。
「ソ連が満州を侵攻する場合の備えとしてアメリカ寄りの日本を作るという目的を、(京都に対する原爆攻撃が)阻害する要因となる」(「日記」24日付)ことを恐れた。
*
以上は、荒井信一「空爆の歴史」(岩波新書)によりました。
*
空爆の歴史―終わらない大量虐殺 (岩波新書)

<転載終了>
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