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カレイドスコープ、福島第一原発3号機の冷却システム設計者が語ったこと。Fri.2011.04.29
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/215.html
投稿者 宇宙一いい加減な博士 日時 2011 年 4 月 30 日 12:36:29: n4Wa2D7ip3fpM
 

      転載開始。

カレイドスコープ、福島第一原発3号機の冷却システム設計者が語ったこと。

                              Fri.2011.04.29

http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-486.html  より。

 不勉強な行政より住民のほうが見識があった

福島県郡山市で、放射能に汚染された土の廃棄をめぐって、市と住民の間で、ちょっとした対立がありました。
市内の小学校と保育所の校庭の表土を削り取ったのはいいのですが、市側がその廃棄場所を決めていなかったことから起きた騒動のようです。
説明会に参加した住民約100人が、

 「私たちのところに汚染土を持ってくるな」と猛烈に抗議したのです。

結果、市側は、

 「ただの土の扱いでいいと思っていた。皆さんの理解と協力が得られなければ、

 強行突破するつもりはない」

と住民の意向を受け入れた形。削り取った表土は校庭内の隅にビニールシートをかけて保管することになったようです。

驚くことに、放射能に汚染された土の怖さを市の側は知らなかったのです。
それは、なんと郡山市の環境衛生部でした。

神奈川県川崎市で被災地の瓦礫を受け入れて焼却処分にする、と新聞発表があったら、2000人以上の住民から「子供が心配だから止めろ」と市役所に苦情が殺到しました。

翌々日、テレビのニュースで、「川崎市が瓦礫を受け入れる、という風評が立っていますが、事実ではありませんので、ネットなどの情報に惑わされないでください」と、これまた、テレビ局の思考停止女子アナが火消しに躍起となっていました。

もう開いた口がふさがりません。

汚染された土を、あちこち分散してしまったら、いずれ管理できなくなります。立ち入り禁止の立て札を立てたところで、入る人はいるでしょう。
一箇所にまとめて、しっかり管理するほうがいいのです。

そもそも風評の根源は川崎市にあるのです。川崎市は、確かに新聞発表したのです。その記事は私も読みました。
川崎市は放射能に汚染された瓦礫を焼却しても問題ない、と思っていたのです。

ことほどさように、行政は不勉強なのです。
あれだけ連日、いわゆる「専門家」がテレビに登場して放射性物質の危険性について警告していても、この程度なのです。

郡山の住民のような市の考えに、毅然とした態度でNoということは大切です。
でなければ、郡山市は、今後、海外メディアによっていっせいに書きたられ、市の職員の何人かが左遷されることになるかも知れなかったのです。
郡山の住民は、子供たちの命を守り、ついでに「とんでも勘違い」の市役所職員の身分をも守ったのです。

インターネットというインフラの世界的な広がりを行政は、もっと意識するべきです。
国内で、口封じのような工作をやればやるほど、自分たちの立場が危うくなることを知るべきです。
そして、日本の世界での評判が落ちていくのです。

郡山市役所は住民の声に耳を傾けたのです。これは良かったです。
まあ当たり前のことなのですが。

世論の風向きをしっかり把握して、公僕としての使命に立ち戻らないと、結局は、【…そして誰もいなくなった】のようになってしまうのです。
外国人記者は日本の「お膳立てされた」記者会見から、本当の情報など得られないと思っているのです。

【クルチャトフ研究所ベリホフ所長:日本には福島原発の正確な情報がない】
外国人は、とっくに官僚答弁の空しさを知っているのです。だから信じていないのです。

そして、外国人は日本に戻って来なくなってしまうのです。またまた、おバカな官僚の世間知らずです。

私は、福島第一原発の各原子炉の状況が、なぜ海外の原子力専門家によって把握されているのか不思議でした。

【…そして誰もいなくなった】

のいちぱん下に書いてありますが、

官邸の中に外国人の原発の専門家が常駐していたのです。

彼らから官邸、東電はアドバイスを受け、「水棺」などの措置を決定していたのです。(とても危険だと思いますが)

どおりで、海外の原子力専門家には、福島第一のデータが行き渡り、

国内の原子力専門家には、図面さえも出さないのか、

不思議だったのですが、やっと理由が分かりました。

たとえば、米国の著名な原子力コンサルタントのアーニー・ガンダーセン氏などは、
福島第一原発のデータを分析しているのです。
これは4月18日のアップです。

日本の学者にはデータを出さないで、
アメリカの原子力専門家にはデータが流れているのです。

「津波でメルトダウンは絶対に起こりえない!」原口一博

この御仁は、「日本の原発は海抜13m以上の場所にあるから、絶対に津波にやられない。だから、メルトダウンなどは起こるわけがない」と力説していました。
彼の才能は政治家としてではなく、twitterで発揮されるようです。特技はゴマスリ。

なぜ政府は「本当の専門家」の言うことを聞かないのか。なぜ、彼らを排除するのか

この動画は、フリージャーナリストの上杉隆氏が主宰した上原春男氏の共同インタビューです。
参加しているのは、当然、東電に札束で頬を叩かれたテレビ、新聞のサラリーマン記者ではなく、全員、独立系メディアの記者たちです。

上原氏は、元国立佐賀大学学長で福島第一原発3号機の冷却システムを設計した人物です。

02:20〜06:30をよく聴いてください。

11日、上原氏は地震が起きたとき、永田町の議員会館のエレベーターの中にいました。
そして、すぐに知り合いの大臣経験者を通じて、

菅直人に「水を入れないと大変なことになる」と何度も電話を入れさせたのです。

そして、そのときすでに、水を入れないとメルトダウンが起きて…という最悪のシナリオも話していたのです。

玄葉光一郎とも直接、話して指示をしていたそうです。

04:43〜10:00のところを聴きください。

上原氏は、格納容器、圧力容器が破損し、水を入れても漏れてしまうことを、早い段階から官邸に警告していました。
しかし、東電、官邸は何も手を打たないで、とうとう海洋に高濃度汚染水を流してしまったのです。

数十万トンの汚染水が入る巨大なプールを、離れた場所にこの時点で作っておけば、汚染水の行き場が無いから冷却水を注入できない、なとどいう話にはならなかったのです。
ただし、今からでは無理。
上原氏は、最初から巨大タンカーを何隻か持ってきて、そこに汚染水を入れるべきだ、と主張しています。

東電、官邸は、誰の言うことを信じたのでしょう。例の原子力安全委員会のデタラメ委員長でしょうか。

頭からお聴きください。

東電も原子力安全・保安院も、機密扱いだからと原子炉の図面を上原氏に出さなかったのです。上原氏は、想像で答えるしかなかったのです。

上原氏は、3号機の冷却システムの設計者です。なにが「機密扱い」なのでしょう。原子力安全・保安院はねぼけていたのでしょう。

上原氏の嘆き。
09:40辺りからお聴きください。

とても残念です。

どういうことか、というと、東電、そして、ある意味、東電とべったりの原子力安全・保安院は、「機密扱い」と言って、日本の学者、それも設計の当事者にも図面を見せず、最初から情報隠蔽を行っていたのです。

そして、冷却が遅れて、1号機は水素爆発してしまったのです。

だから、以後、上原氏には官邸から声がかからなかったのです。
11日の官邸の「右往左往」を知っているからです。
保安院の失敗を言われては困るのでしょうね。

ただ、海外の専門家は必要なので情報を提供していた。
菅直人は、国内の専門家の力を借りずに、「菅直人の政府は独力で福島原発の大災害を収束させる」という功名心にかられていなかったか。
そうでないと思いたいのですが。

東電、原子力安全・保安院は、必要な人間に情報を適切に出さなかった、という失敗をしてしまいました。
常に「安全パイ」を選んできた彼らは、こんな非常事態でも上原氏に図面を見せることは機密の漏えいだと考えたのでしょう。

もはや、何も言うことはありません。

こうした記事を書く目的は、

今、再び私たちがマインド・コントロールにかかろうとしているからです。

福島第一原発事故の状況は何も変わっていないのに。

しかし、本当の危うさは福島第一原発などの「小物」ではなく、狂気の原発推進派たちが、いまだ幻想を持っている「核燃料サイクル」という冥界の闇なのです。

「核燃料サイクル幻想」から利得を確保しようとしている政治家、官僚、御用学者、原発文化人、マスコミ…。
これらに、私たち国民の生命が左右されようとしているのです。
そして、彼ら自身の命も。

原発の闇は、底知れないほど深いことが分かってきました。
私たちに必要なのは、郡山市の住民が子供の命を守るために、市側と対決したときのような迫力です。

東電、原子力安全・保安院、経済産業省(旧通産省)、官邸、市町村の公務員たち、マスコミ、文化人…。
こうした人たちが、すべて原発に関しては「ド素人」であることが分かったのです。

まさしく、日本の原子力行政は、

 「盲人が盲人の手を引いている」状態です。

しばらくは、私たち自身のマインド・コントロールを解くための記事を書いていきます。

そして、本当に目を見開いた後で、

今後、原発をどう考えるのか、それぞれ個人個人で決めればいいと思います。


             転載終了。


投稿者コメント。

  この転載投稿内容どうり、まだ福島原発は、安全状態には、なっていない。

  この指摘は、みなさんも、御存知のように、善意の原子力専門家たちが、

  公開、言及している。


  我々、一般人は、政府の発表を鵜呑みにしてはいけない。

  どうも、口止めされている、みたいだ。

  そして、官邸にも、現場にも、使命を感じ、善意で事に当たっている人々もいる。


  もし、原子炉、大爆発が起これば、身内、子供たちも、

  道連れにされるのです。


  関係者は、隠してある情報を、匿名でも、なんとか暴露し、拡散しましょう。

  上層部は、危険な情報は、隠すものですよ。


   あとで、言うのです。

  仕方がなかった、と。  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 中年A 2011年4月30日 14:34:34: HbJDdjz1CEw4s : DzL9eUFAVE
放射能拡散は川崎だけではありません。

原発による影響とガレキ問題の説明について
http://www.youtube.com/user/SenKetsuZikou#p/u/0/Ggx2rtgNtJE

放射性被曝ガレキの処理について環境省に電話した 2011/4/28
http://www.youtube.com/watch?v=d47qPsAoN2A&feature=channel_video_title

原発震災廃棄物・広域処理問題@ まとめ
http://www47.atwiki.jp/tsunamiwaste/

川崎市災害廃棄物受け入れ問題 @ まとめ
http://www47.atwiki.jp/pboxdro/pages/21.html

【緊急】全国自治体で放射性被曝ガレキ受入れ!?★4
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/lifeline/1304061727/


02. 2011年4月30日 15:05:58: kixFFawitU
ガレキ受入れは被災地全体のことで、福島原発周辺だけの話ではないでしょう。2ちゃんねるは、偏向した騒ぎ方をしてます。

全国で引き受けるにしても、通常廃棄物として処理すればどこもすぐ満杯になってしまうんじゃないかと危惧してます。埋め立て地でも設定した方が良いんじゃないでしょうか。

言いたくないんです。こんなことを一々言わなければならないような政府には腹が立ちますから。


03. 2011年4月30日 15:37:47: wikjcPGxLM
文科省は「安全なので、学校の表土除去は必要ない」と主張していますが、郡山市のみ保護者の強い訴えで除去しました。保護者の訴えは無視して、文科省の指示通りにすれば、勉強したことになるのですか?

放射性物質は、宮城・岩手にも拡散しており、ガレキだけ避けて落ちるのでしょうか?全国の焼却場から、放射性物質を煙で拡散するのが、偏向していないのでしょうか?

不勉強は、行政でも、住民でもありません。報道の流れぐらいは、読んでおきましょう。


04. 2011年4月30日 16:34:16: kixFFawitU
俺に怒るな、俺に。

環境省は、岩手、宮城、福島3県の倒壊家屋などの災害廃棄物について、42都道府県に協力を要請し、広域的に処理を進めていくことを決めた。
被災した3県と茨城県、遠隔地の沖縄県を除く42都道府県に要請した。処理可能量について回答を求めており、今月中に全国で受け入れ可能な総量がまとまる見通しだ。輸送経費は、国が全額負担する方向で検討しており、東北や関東地方の自治体での処理を優先させる方針。
また、現状では被災市町村が受け入れ先の市町村と個別に協議するのは困難とみられ、同省が調整にあたり、処理の円滑化を図る。
同省では、3県で発生した災害廃棄物は計約2490万トンに上ると推計。車や船舶、港湾などのがれきは含めておらず、量はさらに増える見込みという。
(2011年4月19日 読売新聞)


05. 2011年4月30日 20:08:31: B1ZhhZMSbM
文部省が安全だといっているのだから、文部省にみんな持ち込めばいい
いやだという理由がない
文部科学省はどこにあるのかな

文部大臣の自宅でもいい


06. 2011年4月30日 20:27:35: e6I6rMBD9o
>>04は、投稿者では、ありません。

07. 2011年5月01日 10:15:05: gf7OQcxcqA
原子力安全神話の醸成は罪深い利権集団
その輩が醸成した放射能物質の安全宣言は
勿論、崩壊し東大ゴロツキ、マスコミの幼稚洗脳が
論理矛盾、荒唐無稽、破廉恥、である事が露呈した
何人の学者、専門家が嘘を撒き散らしたのか
信じる馬鹿で無能なのか、彼らから原発の解決の方法や
理論を聞いた覚えが無い
検証は3.11から

08. 2011年5月01日 16:27:56: xXqdWYBCkM
※他の記事で先に投稿したものですので重複はしてしまいますが、3号機の話ですので、是非参考にしていただきたいと思います。ご容赦下さい。


●核大国 フランス、そして日本 - 細野豪志ブログ 2007年5月6日
http://blog.goo.ne.jp/mhrgh2005/e/5145286532dbd6f02b42cd1885d4cb59

(以下転載)

フランスでのすべての日程を終えて、帰国を待つのみとなりました。一週間の日程を振り返りながら、エネルギー問題について報告します(写真はエネルギーの国際的な大御所IEAのマンディル事務局長、背景はエッフェル塔)。

フランスは、発電の8割を原子力に頼る「核大国」(核兵器も含めて自称しています)です。3月1日のメルマガにも書きましたが、地球温暖化の現実を前に、原子力にはフォローの風が吹いており、フランスもその例外ではありません。

振り返って、わが日本。今回の臨界事故隠蔽に象徴されるように、「原子力は本当に大丈夫か?」という国民の声に、政府と原子力発電を行っている企業が応えきれていません。

再生可能エネルギーを重視する立場から、原子力を過渡的なエネルギーと位置づけてきた私が、考えを整理する必要性を感じたきっかけは、実は環境ではなくて、核兵器と原発の国際的な拡散です。今回の渡仏の目的は、その方向性を決めたかったからです。

今回、フランスの国会議員、関係省庁や国際機関の幹部、民間事業者と会って、相当突っ込んだやり取りを行うことで、私なりに方向性を出すことができました。


原発を巡る目下の国際的な最大の課題は、核燃料サイクルの確立にあります。ウランの高騰が、その流れに拍車をかけています。原発を開始する、もしくは初期段階の国は、「ウランの発掘から、濃縮・加工、発電・送電・売電」に至るフロントエンドに関心があり、原発の規模の拡大している日仏英米などでは、「核燃料の再処理、MOX燃料化、(再び)濃縮・加工から発電」に至るバックエンドへの関心が高まっています。

フランスは、核燃料サイクルをほぼ確立している唯一の国です。その中核的な役割を担っているのが、原子力庁(CEA)とAREVA社です。原子力庁は、日本で言えば公社のよう組織で、原子力発電の推進役だけでなく、技術開発の実施、核の軍事利用まで所管する人員1.5万人の巨大組織です。AREVA社は、ウランの採掘から再処理、MOX燃料化まで、核燃料サイクルを実施しているフランスの国策会社で、(政府の持ち株比率は役8割)。こちらも、全世界で6.1万人の人員を抱えています。

フランスの原子力政策の最大の特徴は、国が全責任を持って、推進役を担っていることにあります。日本との違いとして、知事が官選になっていることも手伝って、自治体の反発が少ないことがあるのですが、私は、国民的議論の重要性を強調しておきたいと思います。政府と議会の姿勢には、大いに学ぶべきところがあります。

間もなく結果が出ますが、ロワイヤル候補は、選挙運動中に原発について何度か政策変更の可能性に言及しました。それに対し、原子力を担当する官僚も、原子力庁の担当者も、「そんなことが出来るわけがない」と、自信満々でした。分厚い官僚機構(これは評価の分かれるところですが)と国民の信任も、原発の推進に重要な役割を果たしています。


フランス南部・マルクールにあるAREVA社のMELOX工場(MOX燃料工場)を見学することが出来ました。ちなみに、近郊は、風光明媚なリゾート地、そしてワインの産地として知られているのですが、本題から外れますので、ここではおきます。

特筆すべきは、AREVA社が国際的なエネルギー需要に応えていることです。MOX化されている燃料の7割はフランス国内、3割は海外のものです。中部電力を初めとした日本の電力会社も、ここでMOX燃料の供給を受ける契約を結んでいます。AREVA社は段階的にその処理レベルを上げていますので、海外への燃料供給は今後更に増えることになります。これは、ラ・アーグの再処理工場も同様です。

興味深いのは、米国の核弾頭に搭載されていたプルトニウムのMOX燃料化を成功したことです。その燃料は、すでに米国の原発で使用されています。核兵器から出るプルトニウムのMOX化は、使用済み燃料のそれと変わりませんので、核軍縮が加速すれば、ここがその拠点となる可能性も秘めているわけです。

日本でも、青森県の六ヶ所村に再処理工場とMOX燃料工場が出来ますが、国内処理に特化していますので、フランスとは根本的な位置づけが異なります。原子力庁の国際部門の担当者には、「自国の核兵器のMOX化もやったらどうか」とチクリと言ってきましたが、実績を前にすると説得力はイマイチです。もとより、NPT体制に象徴される国際的な枠組みは、決して平等なものではありえませんが。

6カ国協議の最大の焦点は、北朝鮮の核開発能力の無力化です。それすらも危ういですが、仮に北朝鮮が約束を履行したところで、すでに保有しているプルトニウムと濃縮ウランをどこかで処理しない限り、わが国の脅威は去りません。再処理・MOX燃料化をやるのであれば、そこまで視野に入れるべきではないか。核保有国のフランスより、Mox for peaceというキャッチフレーズが似合うのはわが国です。


フランスが苦労しているのが、高レベル放射性廃棄物の最終処分場と、次世代の原子力発電の技術開発です。

意外だったのは、核大国を自任するフランスでも最終処分場が悩みの種であったことです。1990年代から候補地を探していますが、未だに決まっていません。関係者は、核大国の責任で何としてもつくると口を揃えていましたが、地層処分の是非については、原発に理解のあるフランスの世論ですら二分しています。日本の東洋町のことを、さかんに質問してきました。

帰国後、日本では最終処分場に関する法案を審議します。品の良い表現ではありませんが、トイレのないマンションをつくってしまった(売ってしまった?)責任を取るのは当然のことです。ただ、最終処分場の場所ついては、急がないほうが良いのではないかという思いが残りました。東洋町であれだけのことがあったのですから、技術開発、国際協調の動きなどを見ながら、ここは少し時間をかけるのが得策だと考えます。

技術面での解決の一つの方向性が、廃棄物を格段に減らすことのできる高速増殖炉の開発です。今回、同じくマルクールにあるフェニックス原子炉も見ることが出来ました。先日、視察した敦賀のもんじゅと同種の高速増殖炉の実験炉です。もんじゅも古く感じましたが、1974年に運転を開始したフェニックスは、それ以上に老朽化が進んでいます。

開発にかかる膨大な時間とコストには、各国が悩まされています。第四世代の原発の開発が始まってすでに40年。商業発電に至るには、まだ相当の時間がかかります。2年後には、フェニックスは停止され、フランス国内には高速増殖炉の稼動施設はなくなります。フランスにとって、この分野での日本の協力は欠かせません。


最後に、アジア地域での国際協調の必要性について言及して、報告を締めたいと思います。欧州には原子力発電に関する地域協力の枠組みとして、ユーラトムという組織が存在します。ウランの安定供給を目的として50年前に発足した機関ですが、核燃料サイクルや最終処分について協調も視野に入っています。

「アジアトム」構想は、これまでも何度か提唱されてきたのですが、実現には至っていません。アジアでのエネルギー需要が拡大し、核兵器の脅威が高まっている今こそ、アジアトムを設立すべきときです。最大のウラン産出国であるオーストラリアも入れて、パシアトムも検討に値します。

アジアにおいてわが国は、原発に関する技術・実績とも圧倒的に先進的立場にあります。しかし、すでにアジア地域では、ウランの争奪競争は激化しています。また、ウラン濃縮、核燃料サイクル、最終処分など、あらゆる施設を国内ですべて抱えることは、実質的に不可能です。アジアで原発の開発を目指す国が出るたびに、核拡散の脅威に悩まされる状況は、わが国にとって悪夢そのものです。

原子力庁のある幹部に、アジアトム構想を実現するために大切なことは何かと、ユーラトムの経験を踏まえて、アドバイスを求めました。彼は、少し考えてから、「最も大切なのは、運命を共有する意思」だとこたえました。エネルギー・環境、そして核拡散。これらの面で、わが国とアジア諸国は運命を共有しています。必要なのは、厳しい現実を乗り越えようとする政治的な意思なのかも知れません。

(転載終わり)


09. 2011年5月01日 16:32:44: xXqdWYBCkM
※他の記事で先に投稿したものですので重複はしてしまいますが、3号機の話ですので、是非参考にしていただきたいと思います。ご容赦下さい。


先の転載の、
>フランス南部・マルクールにあるAREVA社のMELOX工場(MOX燃料工場)を見学することが出来ました。ちなみに、近郊は、風光明媚なリゾート地、そしてワインの産地として知られているのですが、本題から外れますので、ここではおきます。

特筆すべきは、AREVA社が国際的なエネルギー需要に応えていることです。MOX化されている燃料の7割はフランス国内、3割は海外のものです。中部電力を初めとした日本の電力会社も、ここでMOX燃料の供給を受ける契約を結んでいます。AREVA社は段階的にその処理レベルを上げていますので、海外への燃料供給は今後更に増えることになります。これは、ラ・アーグの再処理工場も同様です。

興味深いのは、米国の核弾頭に搭載されていたプルトニウムのMOX燃料化を成功したことです。その燃料は、すでに米国の原発で使用されています。核兵器から出るプルトニウムのMOX化は、使用済み燃料のそれと変わりませんので、核軍縮が加速すれば、ここがその拠点となる可能性も秘めているわけです。

日本でも、青森県の六ヶ所村に再処理工場とMOX燃料工場が出来ますが、国内処理に特化していますので、フランスとは根本的な位置づけが異なります。原子力庁の国際部門の担当者には、「自国の核兵器のMOX化もやったらどうか」とチクリと言ってきましたが、実績を前にすると説得力はイマイチです。もとより、NPT体制に象徴される国際的な枠組みは、決して平等なものではありえませんが。

6カ国協議の最大の焦点は、北朝鮮の核開発能力の無力化です。それすらも危ういですが、仮に北朝鮮が約束を履行したところで、すでに保有しているプルトニウムと濃縮ウランをどこかで処理しない限り、わが国の脅威は去りません。再処理・MOX燃料化をやるのであれば、そこまで視野に入れるべきではないか。核保有国のフランスより、Mox for peaceというキャッチフレーズが似合うのはわが国です。


の部分に注目。北朝鮮の核開発能力の無力化?日本が非核三原則という有名無実の建前で国民と世界の人々を欺きながら、核武装を目論んできたのに、何故、IAEAはもんじゅや六ヶ所村を査察しないのか?危険なのは、北朝鮮よりむしろ日本だと、本来であれば世界からそう見られてもおかしくないはずではないか?

それを知っていて、正力と読売が掲げたAtom for PeaceをもじってMox for Peaceだと?

最終的には、日本を核の墓場にでもするつもりなのだろうか?延期にはなったけど、4月にまた、MOX燃料がフランスから船で送られてくることになっていたしな。


10. 2011年5月01日 20:13:04: gf7OQcxcqA
無駄な長文は読めない
原発は危険な遊戯でたじろぐ核
安全保障が聞いて厭きれる
想像出来れば幸いだが、最も危険な建造物
外交で解決できるか

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